えっちな要素はありません。本当です、信じてください？

57 クパァ

（♪～）

（ナレーション）「世界百紀行のお時間がやってまいりました。今回は、南海の島国、コンマからお届けします」

（ナレーション）「コンマの名産といえば、クパァ。とても甘いフルーツとして有名です。クパァ農家のニンクさんに、お話を伺ってみました」

（ニンクさん）「クパァの輸出は、コンマの主要産業で、世界のクパァの9割が、コンマ産なんです」

（ナレーション）「ニンクさんが、クパァを一つ、もぎとりました。ピンク色の、可愛らしい果実です」

（ニンクさん）「クパァの食べ方は、とても簡単です。こうして、縦筋に沿って、外皮をそれぞれ反対側に引っ張ると……」

（ナレーション）「外皮と内皮が一度にめくれ、サーモンピンク色の実が、姿を現しました。乳白色の液が、垂れてきます」

（ニンクさん）「クパァは、こうやって食べるんです」

（♪汁を勢いよくすする音）

（ナレーション）「実にしゃぶりつく、ニンクさん。たくさんの蜜を、すする音がします」

（ニンクさん）「本来は、こうやって味わうんです」

（ナレーション）「軽く絞ると……汁が、ぴゅっと飛び出しました。これを口で受けて飲むのです」

（ニンクさん）「この食べ方は、もともと祭事のときのもので、慣れないうちは、普通にしゃぶったほうが食べやすいでしょう」

（ナレーション）「スタッフも、一ついただきました」

（スタッフ）「少し、独特のチーズ臭がしますね」

（ニンクさん）「外国の方に、やや人を選ぶと言われる所以ですね。でも、慣れるとそれがいいと言われます」

（♪汁を勢いよくすする音）

（スタッフ「とても甘いです。蜜が、とてもたくさん溢れてきて、すごいです」

（ニンクさん）「コンマのクパァ、ぜひ一度、みなさんも味わってみてください」

（ナレーション）「ニンクさん。ありがとうございました。次回は、コメオ共和国からお送りします」

（♪～）