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倒錯

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 前回は緊張のあまり気づかなかったけれど、マンションは自宅と会社のちょうど真ん中くらいの距離にあった。家からも会社からも通いやすいのはありがたい。
 築年数はそこそこ古いけれど、中はリノベーションされているのか新しかった印象がある。奥さんを前にぶるぶる震えていた女の記憶なんてあてにはならないけれど。
 好きにしてくれていいというので、今日は車に色々と積み込んで持ってきた。家具や内装まで変える気はないけど、やはりベッドのシーツやカバーぐらいは変えておきたい。
 碧川さんは奥さんが使っていた部屋を私が使いたいと言ったことに驚きを隠せないようだった。私自身が一番驚いているので当然と言えば当然か。
 結局、誰にも相談できないまま悩みに悩んで行為をお見せする件は丁重にお断りすることにした。
 驚愕の提案をしてきたわりに、奥さんは案外あっさり引き下がった。本来なら喜ぶべきなのに、想定外の反応に胸中穏やかではなかった。
 どれだけ長い時間かけて話したとしても、彼女の本心や思惑に辿り着ける気がしない。
「ちなみに、どうして旦那さんが他の女性としているところなんて見たいんですか?」
 小山内くんの言う通り、寝取られることに興奮する性癖なんだろうなと思いつつ、好奇心で訊いてみた。
「単純に興味があるのよ。主人は他の女性をどんな風に抱くのか。主人に抱かれた女性はどんな反応をするのか。ただ、それが知りたいだけ。この目で見て確かめたいのよ。だから、本当は三人でするのが一番手っ取り早いんだけどね」
「……え?」
「やあね、冗談よ」
 スマホの向こうでくすくす笑っているけれど微塵も冗談に聞こえないのですよ、奥様……。
 お断りするのは勇気がいったけど、パオちゃんの言葉に背中を押された。時には自分の意見を明確に伝えることも必要だ。
 最悪の反応も覚悟したけれど、奥さんはすぐに納得してくれた。
 嵐の前の静けさ的にっさっぱりと。なんて思うのは、深読みしすぎだろうか。
 厚かましいのは承知の上で、部屋は自由に使ってと言うのでありがたく使わせていただくことに。碧川さんとお泊まりできる特典があまりにも魅力的過ぎた。欲を言えばうちに泊まってほしいけど、奥さんに自宅の住所を教えるのは怖いし、これ以上自分の意見を通すのは憚られた。
 玄関を開けたら奥さんに出迎えられるという恐怖のビジョンが浮かんだけど、誰もいなかった。物体としては確かに誰もいないはずなのに、仄かに漂うイランイランっぽい香りや独特の内装のせいで無人な感じがしない。
 でももう、ここは奥さんの部屋ではない。私と碧川さんが同じ時間を過ごす部屋だ。自分に言い聞かせ、拘りが詰まっていそうなシーツやカバーを無印良品で購入したものと交換した。シンプルなホワイトとグレーが天蓋の赤いレースとは合わない。このレースも外しておこうか。
 イランイランの香りは嫌いじゃないけれど、イメージを変えたくてルームフレグランスも持ってきた。Francfrancで買った可愛いフレグランスだと強い残り香に勝てそうにないけれど。
 調理器具の類があるのかまでは確認できなかったので家で作った料理も持参したけれど、キッチンには一通りの調理器具や食器が揃っていた。あまり使うことはなかったのか、ほとんど新品のようだった。次はお揃いのお箸やお茶碗も持ってこようか。自宅にお揃いのものを置くのは虚しくて止めたけど、ここなら来た時しか目に着かないのでいいかもしれない。
「お邪魔します。って言うのは変か。ただいまでいいのかな」
 二十分ほどしてやって来た碧川さんは困ったように訊いた。『ただいま』という言葉に、これほどの破壊力があるなんて私は知らなかった。
「私がようこそって言うのも変ですもんね。おかえりなさいの方が自然かな」
「じゃあ、これからはそうしようかな」
 まるで同棲を始めたカップルかのように自然で初々しくて、混乱してしまいそうだった。こんなに穏やかな時間《とき》を過ごしていいのだろうか。
 私たちは世間では認められない関係だというのに――。
 碧川さんがお風呂に入っている間に持参したチキンカレーを用意して一緒に食べ、食後に私もお風呂に入った。いつもならそろそろ帰る頃なのに、今日はその心配をしなくてもいい。その事実がただただ最高で、湯船の中で喜びのあまりジタバタした。
 お風呂を出た後、近所のコンビニに二人でアイスを買いに行った。分けっこしながら食べるチョコレート味のアイスバーはこの世のものとは思えないほど甘美な味がした。
 恋人同士なら取るに足りない出来事だけど、私にとっては非日常で何にも代えがたい特別な時間だった。
 この時間を与えてくれた奥さんに心の中で何度もお礼を言った。嫌みでも何でもなく、本心からありがたいと思っていた。
「そろそろ寝ようか」と電気を消して薄暗い中をベッドに移動する時、今までにないほどの緊張感に襲われた。痛いくらいに胸が高鳴って、耳の中までキーンとしている。
 ベッドに入ろうとしたら後ろから抱きしめられた。緊張がピークに達する。初めて肌を合わせた日と同じくらいたどたどしい動きで抱き合った。
「一葉ちゃん……」
「碧川さん……」
 こういう時、本当は好き好き言いたいけれど、自分から言わないでほしいとお願いしたので私も言わないようにしている。優しい碧川さんは、私が好きだと言ったらおれもと応えてくれるだろうから。
 でも、夫婦仲が良い人に好きとか愛してるとか言われても、さすがに虚しいだけだ。それに、例え嘘でも会う度に好きだなんて言われたら、自分を保てなくなりそうで怖い。
 奥さんより好きだと言って。奥さんより愛して。奥さんじゃなく私を選んで――。
 きっと私が一番言いたくないと思っていることを平気で口にするようになってしまう。女は、いや私は自分だけを愛してほしいと思ってしまうタイプだから。
 だから好きだとは言わないし、言ってほしくもない。
 本物のカノジョではないから、自分なりの掟が必要だ。
 できる限りドライな気持ちでいることが大事なんだと思う。
 熱くなり過ぎたら身が持たない。
「んん……はぁぁ……」
 自宅のよりはるかに広いベッドの上で、いつもより淫らになっていた。
 奥さんのベッド、ということも関係しているのかもしれない。初めて聞いた時は嫌悪感しかなかったけれど、碧川さんに抱かれながらここに奥さんがいたらどんな顔をするんだろうかと想像している自分がいた。
 悔しそうに唇を噛む奥さんの姿が頭に浮かぶと、いつもより興奮してしまった。
 自分はつまらないくらいのノーマル人間だと思っていたけれど、私だって立派に性的倒錯に陥っているのかもしれない。
「今日の一葉ちゃんはすごくエッチだね」
「あぁ……いや……」
 ベッドが広いせいか、いつもはしないような体位も試みて、何だか碧川さんも興奮しているように感じた。
 どんなに拒絶しようと、私たちはもう既に碧川環にコントロールされているのかもしれない。
 いないはずの彼女が私たちを刺激し、快楽の渦へ吞み込もうとしている。
 幾度となく絶頂を迎える私の脳裏には、カメラのフラッシュみたいに奥さんの顔が浮かんでいた。
 朝、目が覚めた時、隣に碧川さんがいることに例えようのない幸福感で胸がはち切れそうになった。
 碧川さんの婚外カノジョになってから、ううん。碧川さんを好きになった時からこの日を迎えることをずっと夢に見ていた。諦めなければ願いは叶うなんて不倫している女の言うことじゃないけれど、思いもよらない形で実現してしまった。
 奥さんにバレる心配もなく、最低でも週に一度はお泊りもできてしまう関係は面白いくらいに順調だった。
 彼を好きだという気持ちも日ごとに増していった。
 もう一生このままでもいいかも――なんて好きな人を探すこともなく恐ろしいことを考え始めていた私は、まだ自分自身の変化に気づいてはいなかった。
「ねえ、碧川さん。週に一度じゃなくて泊まれる日、もっと増やせませんか?」
 とある日の帰り際、私はかねてから募らせていた願望を口にした。本当は毎日と言いたいところだけど、自分なりに最大限譲歩したつもりだった。
 すっかりイランイランの香りも陰を潜め、ホワイトムスクの香りが部屋に漂い始めた頃のこと。
「どうしたの? 珍しいね、一葉ちゃんがそんなこと言うなんて」
 冬の陽射しのような柔らかな微笑みを浮かべ、碧川さんは言った。
「……もっと碧川さんと一緒にいたいんです。ダメですか?」
 ねだるように彼にそっと抱きついた。抱きしめ返してくれることを期待していたけれど、彼は私の肩を優しく掴むとゆっくり引き離した。背骨を攻撃されたような、中核が揺らぐ感覚に目眩がした。
「それはどうかな。あんまり長い時間一緒にいるのはよくないんじゃないかな」
「え……? どうしてですか? 碧川さんは私のことが嫌になったんですか?」
「嫌になったりしてないよ。ただ、もともとおれたちは一葉ちゃんに好きな人が見つかるまでの期間限定の関係ってことだったでしょ? それなのに、おれと長い時間一緒にいるのはよくないんじゃないかなって。いずれは結婚だってしたいって言ってたよね。だったら、いつまでもおれとこんな関係でいるのはよくないでしょ」
 自分から言い出したことなのに、改めて突き付けられると胸が苦しくて何も言えなかった。
 私がいなくても碧川さんは生きていける。でも私は……。その事実が重くのしかかる。
 いくら奥さんが許可していようと、私が一番になれるわけじゃない。寧ろ、二番手を受け入れたから今がある。分かっているのに、心臓が圧縮されたみたいに痛く苦しい。
 いつかはこんな日がくると分かっていた。
 のめり込まないように自分なりに気を付けているつもりだった。
 好きと言わないのも訊かないのもそのためだった。
 でも、口に出すとか出さないとか、そんなことは関係ないんだと思い知った。
 私はもう引き返せないところまできてしまっているのかもしれない――。

「宝生ちゃん、Crecer《クレセール》の店長さんから電話あったよ。昨日、行く予定にしてたんじゃなかったっけ? 携帯も繋がらないからこっちにかけたって言ってたよ」
 どんよりした気持ちで出社すると、石崎さんの言葉に背筋が凍り付いた。
「ああっ! そうでした。昨日お伺いしますって言ってたのに……」
 あれ以来、家に帰る頃には頭がぼんやりとして何も考えられなくなっている。九時を過ぎたらもう碧川さんから『今日行く』の連絡はないので、スマホも見ないようにしている。彼の番号を見ていたら何度もかけてしまいそうになるから。
 待ち焦がれる日々は眠れないのでお酒を飲んで吐いて、そのうち意識がなくなってを繰り返している。最低最悪のルーティン。
「宝生ちゃん、どうしたの? 最近、仕事に身が入ってないんじゃない? 夜更かししてるの? 目の下すごいクマだよ」
「……すみません」
「人間だからミスしちゃうのは仕方ないけど、ここんとこ多くない? 昨日今日入った新人じゃないんだから、しっかりしてよ。とにかくすぐにCrecerの対応して」
 以前のように一生懸命頑張ってます! と胸を張って言えなかったことが何よりショックだった。思うような結果が出せなくても、仕事だけは真面目に頑張ってきたつもりだったのに。
 恋愛ごときで仕事にまで支障が出るなんて情けない。
 Crecerの店長さんは私の謝罪に温かい言葉をかけてくれたけど、一度こういうミスをすると約束を平気ですっぽかす人間だという目で見られるようになる。一から信頼を築くことよりも、失った信頼を取り戻すことの方がはるかに難しい。
 あの日を境に碧川さんから連絡もこなくなったし、彼の信頼も失ったのかもしれない。
 どうしよう……。どうすれば前みたいに戻れる? もう何をどうすればいいか分かんないよ……。
 いっそ、お前の顔なんか二度と見たくないって言ってくれないかな。なんて、実際に言われたら立ち直れる気がしないけど。
 碧川さんに嫌われることを私はこの世の何よりも恐れている。
 昼休みになり、聡子や來未に一緒にランチしようと誘われたけど食欲がないので断った。会社の裏にある公園のベンチに座り、ぼんやりと鳩たちを眺めていた。暦の上ではもうすっかり秋だけど、まだまだ陽射しが強くて暑い。
「鳩好きなんすか」
 ほっぺに冷たい感覚があってびくっとすると、すぐそばに小山内くんが立っていて新発売したばかりのフラペチーノを差し出していた。
「特別好きってことはないけど……。ありがとう……」
 正直、フラペチーノなんて飲む気分ではなかったけれど、自分の分と二つ持っていたのでさすがにいらないとは言えなかった。小山内くんと話すのは例の告白以来なので気まずかったけれど、彼は平気そうで安心した。
「今からしゃべる時に英語使ったらあかんゲームやりましょか」
「……え?」
 隣にどすんと腰を下ろすと、彼はまた妙なことを言い出した。
「家でたまにパオとやるんすけど、英語禁止にしたらあいつ普通に台湾語でしゃべってくんねん。ほんで自分の勝ちやってイキってくるんすよ。意味分からんでしょ。そういうゲームちゃうっちゅうねん」
 呆れたように言いながら、小山内くんは見るからに甘そうなフラペチーノをストローで啜った。カップについた水滴が彼の指を濡らすのを見ながら、勝手にごついと思っていたけれど、指はほっそりしていてきれいだなと思った。
 一口飲むと空っぽの体に糖分が沁みた。仕事のことを下手に励まされたりしたら余計に辛いと身構えていたけれど、彼は仕事のことは一切言わなかった。
「想像したらパオちゃんの顔見たくなっちゃったな。帰りに寄ろうかな、パオちゃんのお店。あ、でも帰りじゃ閉まってるか」
 ワタクシの勝ちといたずらっ子みたいに言うパオちゃんが浮かんで、ふっと力が抜けるみたいに笑みがこぼれた。大袈裟かもしれないけれど、久々に笑った気がして泣きそうになった。我ながら、感情が迷子で忙しい。
「店自体は確か十時ぐらいまでやってんすけど、今日はあいつ夕方までのシフトちゃいますかね」
「そっか。それは残念」
「あいつはもっと働きたいんすけどね。留学生は一週間に二十八時間以上働けないんで」
「そうなの?」
「らしいっすよ。一週間に二十八時間の労働で、学費払いながらどうやって飯食うねんって話っすけどね。せやから、こっそり別んとこでも働いてますわ、あいつ。これ内緒っすよ」
 今まで海外留学生の友達なんていなかったから、考えたこともなかった。一週間に二十八時間ってことは時給が千円として週に二万八千円。一ヶ月は四週だから十一万二千円か。税金も引かれるだろうし、生活費を払いながら学費まで払うのは厳しい額だ。表向きは良くないことなのかもしれないけれど、確かに他にもバイトしないと生活がままならない気がする。
 前にパオちゃんが『大和はワタクシが困ってるの時、一緒に住もう言ってくれた』って言っていた理由は金銭的なことなんだろうか。小山内くんが援助しているとか? 彼だって新入社員だからまだそんなにお給料もらってないだろうに。
 親も友達もいない、言葉も通じない海外で働くのは想像を絶するほど大変なことだろう。日本は治安が良いと言うけれど、差別やいじめは横行しているようだし、味方がいない不安や恐怖は計り知れない。そんな時、一人でも手を差し伸べてくれる人がいたらそれだけで救われるんじゃないかと思う。パオちゃんにとって小山内くんはきっと救世主だったんだろう。
 パオちゃんに比べたら、私が入社したばかりの頃の苦労なんて大したことではないけれど、あの時、私にとっての救世主は間違いなく碧川さんだった。
 彼の一言に救われたお陰で、私は今日まで頑張ってこられた。それだけは揺るぎない事実だ。苦手ながらも必死で食らいついてきた仕事を、救世主のせいで疎かにするなんて本末転倒もいいとこだ。初心を忘れず、気を引き締めて頑張らないと。あの頃と違って今は後輩だっているんだし。
「豚まん食えます? 久々に豚まんづくり解禁したるか」
「そりゃ食べられるけど……」
「ほな、食いに来るってことで」
「ええっ!」
「パオに会いたいんでしょ?」
「会いたいけど、それはお店にいたらって思っただけで」
「いや、家も店も変わらんでしょ。パオもおんのに俺が襲いかかるとでも?」
「別にそういうわけじゃ……」
 小山内くんの気持ちを知らなければ、普通にお邪魔できるのかもしれないけれど、知ってて行くのは無神経じゃないだろうか。本人に訊くのも憚られるし、どうしたものか。
「秒で既読ついた。あいつ仕事サボってんか。ね、ほら」
 LINEの画面には猫が喜んでいるスタンプが連打されていた。
「もう私も行くって言っちゃったんだ」
「仕事早いんで、俺」
 そうでもないだろーとツッコミたかったけれど、最近体たらくな先輩としては苦笑いで留めておいた。今は誰のことも指摘するに値しない。
 スマホ越しとはいえ、私が行くことでパオちゃんが喜んでくれているのを目の当たりにすると、いよいよ断れなくなってしまった。
 一人暮らしの男性の家に行くんじゃない安心感ももちろんあるけれど、強く断れなかったのは違う意味もある気がしてならなかった。
 もう、自分さえ信用できない。私は一体どこへ向かっているのだろう。
 
 
 
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