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第六話
しおりを挟む次は私の番。
だけど、ここで私が離婚を足踏みした。
理由は、旦那には全く不満はなく、相談している3名も
彼と別れて旦那とやっていった方が良いと言われていたこと。
彼と喧嘩がかなり増えており、やっていけるか心配になったから。
彼が離婚してから、本当は2人で引っ越したかったが、
お金の関係で、彼の家に住み続けることになった。
だけど、元嫁は掃除を全くしないので、
部屋は汚く、私はこんなとこに住めないと、
彼の家には清掃業者に入ってもらい、全部のものを捨てて、
家具も買いなおした。
そこから、彼と半同棲を始めた。
夜は家に帰るが、会社は休みがちになり、彼の家に居座る。
彼も在宅して、一緒に過ごしていた。
一日に何度も愛し合っていた。
当時は子供ができてしまえば、離婚にも踏み切れるだろうと、
2人して子供を作ろうとしていた。
実際に、すぐに子供ができた。
でも、結局私たちは産まない選択をした。
育てていく自信がなかった。最低なことをした。
無責任にとても尊い命を一つ奪った。
婦人科に行って、先生に6週目と言われ、エコーに映る子供を見た。
産みたいと思ったが、彼と本当に喧嘩が絶えなかったので、
将来が見えず、諦めた。
手術前日もケンカした。
当日、ものすごく辛い手術だった。
痛さも尋常じゃなかったが、心理的ダメージも大きかった。
しかし、つわりなどからは解放された。
傷口があるので、1か月は安静にと言われたが、
私たちはバカだったので、血が止まった数日後に愛し合った。
その時、私は涙が溢れてきた。
人生ではじめてだった。
なんでかはよくわからない。
彼と愛し終わったとき突然流れてきた。
やはり彼だと思った。
旦那と離婚して、私も彼と生きよう。
もう一度、きちんと子供も責任持って育てよう。
そう思っていた。
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