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第五話
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前回は、欲にまみれた大人が身体の関係を持って、
付き合うことになった、そんなお話でした。
ここからは彼とのお付き合い、離婚、半同棲、殺してしまうまで。。。
色々とあった2年間を、少しずつ話していきます。
この2年で、私は本当に変わったと思う。
あんなに感情を表に出したり、欲求のままに我慢せずに、生きた2年だった。
言っているように、これを書き終えたら、彼のことは忘れます。
書き終えたく無いなという思いが未だにある。
未練がましい自分が嫌になる。
とうに彼はここにいないのに。
彼と付き合い出して、私の家で在宅の時に会うことが増えた。
後は、休日はサークルに行くと言って家を出て、彼とホテルで過ごした。
ほとんど毎日会っていた。
私はもともと行くのが嫌だった会社に、更に行かなくなった。
彼と過ごしたかったから。
出社した日も、ランチを一緒に食べる約束をして、
そのために頑張って出社していた。
私がこんな状態であることを知っていたのは、3名。
お母さん、親友、カウンセラー。
週に1回会社の制度である、心理カウンセリングを受けていた。
その人は会うことも無いから、なんでも話せた。
職場復帰に向けたサポートプログラムなのに、恋愛相談ばかりしていた。
なぜなら、彼との交際が順調ではなかったから。
会っている時は楽しかった。
だけど、お互い束縛や嫉妬が激しかった。
それによる喧嘩も増えた。
彼は、家を出て、離婚の協議を勧めてくれていた。
その間も、私が本当に離婚できるか不安で、彼をかなり責めた。
今思えば、あんなに愛してくれていた、だから、私との結婚を見据えて、
家を飛び出て、本来払う必要無い慰謝料まで払って離婚してくれようとしていたのに。
あの時、ありがとう、と彼を抱きしめていたら、少し違ったかもしれない。
離婚協議は3ヶ月で終止符が打たれ、彼は晴れて、独身になった。
次は私の番だった。
付き合うことになった、そんなお話でした。
ここからは彼とのお付き合い、離婚、半同棲、殺してしまうまで。。。
色々とあった2年間を、少しずつ話していきます。
この2年で、私は本当に変わったと思う。
あんなに感情を表に出したり、欲求のままに我慢せずに、生きた2年だった。
言っているように、これを書き終えたら、彼のことは忘れます。
書き終えたく無いなという思いが未だにある。
未練がましい自分が嫌になる。
とうに彼はここにいないのに。
彼と付き合い出して、私の家で在宅の時に会うことが増えた。
後は、休日はサークルに行くと言って家を出て、彼とホテルで過ごした。
ほとんど毎日会っていた。
私はもともと行くのが嫌だった会社に、更に行かなくなった。
彼と過ごしたかったから。
出社した日も、ランチを一緒に食べる約束をして、
そのために頑張って出社していた。
私がこんな状態であることを知っていたのは、3名。
お母さん、親友、カウンセラー。
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その人は会うことも無いから、なんでも話せた。
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なぜなら、彼との交際が順調ではなかったから。
会っている時は楽しかった。
だけど、お互い束縛や嫉妬が激しかった。
それによる喧嘩も増えた。
彼は、家を出て、離婚の協議を勧めてくれていた。
その間も、私が本当に離婚できるか不安で、彼をかなり責めた。
今思えば、あんなに愛してくれていた、だから、私との結婚を見据えて、
家を飛び出て、本来払う必要無い慰謝料まで払って離婚してくれようとしていたのに。
あの時、ありがとう、と彼を抱きしめていたら、少し違ったかもしれない。
離婚協議は3ヶ月で終止符が打たれ、彼は晴れて、独身になった。
次は私の番だった。
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