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第十四章 ヘンゼルとグレーテル
239.ヘンゼルとグレーテル(その20)
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日が暮れる少し前に、ようやく家を燃やす火が消えました。
燃えるものが無くなったのです。
「ちょっと見てくるわね」
「わたしも行きます」
魔女さんが燃え跡を見に行き、わたしはそれについて行きます。
焦げ臭い匂いで、喉が痛くなりそうです。
「燃えちゃいましたね」
燃え跡を見回りながら、わたしは魔女さんに話しかけます。
自分の家が燃えてしまったのですから、悲しんでいるかと思ったのですが、そうでもないようです。
「師匠の家を燃やしちゃって、怒られるかな」
どちらかというと、困っているように見えます。
親に怒られることに怯える子供のような表情です。
住むところがなくなって困っているわけでもないようです。
「もう森ごと燃やしちゃおうかしら。そうしたら、今いる吸血鬼は皆殺しにできるだろうし。でも、女王様は逃げちゃうだろうな」
それどころか、なんだか過激なことを言っています。
魔女というと森の中でひっそりと暮らす神秘的な印象があったのですが、魔女さんは武闘派なようです。
「まったく、こいつらにも困ったものね。自分達を吸血鬼にした女王様になんか、従わなければいいのに」
魔女さんが立ち止まります。
そこには黒い塊が落ちていました。
それが何か、わたしにもわかりました。
黒く焼け焦げていますが、人型をしているそれは、吸血鬼の成れの果てです。
「お墓くらいつくってあげようかしら」
魔女さんが黒い塊に近付きます。
そこで、ふと、わたしは気付きました。
窯で焼いた吸血狼は形が残らないくらい焼け崩れていました。
窯のように密閉されていないとはいえ、炎に包まれて、あんなに形が残るものでしょうか。
「あの、魔女さん――魔女さんっ!」
あっという間でした。
黒い人型の塊が跳び起きたかと思うと、魔女さんの腕に噛みつきます。
魔女さんの腕から、赤い雫が滴ります。
大変です。
魔女さんが吸血鬼に噛まれてしまいました。
わたしは近寄ろうとしますが、魔女さんがそれを制します。
「グレーテル!もう一人に気を付けて!」
魔女さんの言葉に、わたしはハッとします。
家の中に侵入してきた吸血鬼は二人いました。
そのうちの一人が生きていたのですから、もう一人が生きていたとしてもおかしくありません。
慌てて周囲を見回すと、もう一つの黒い塊が勢いよくこちらに近付いてきているところでした。
わたしは今、武器のようなものは何も持っていません。
魔女さんの家が無事なら、生き物を動けなくする薬品や爆発する薬品など色々なものがあったのですが、それらは全て焼けてしまいました。
悲鳴を上げることすらできずに、わたしは身体を強張らせます。
黒い塊がわたしに覆いかぶさろうとしたところで、
バンッ!
炭のように崩れてはじけ飛びました。
バンッ!
そして、魔女さんに噛みついていた方も、はじけ飛びました。
今の音は、お兄さまの拳銃の音に似ていました。
ですが、あ兄さまは焼ける家から拳銃を持ち出せなかったはずです。
それに、今の音はお兄さまの拳銃の音よりも大きく、荒々しい音でした。
わたしは、その音が響いてきた方向に視線を向けます。
すると、よく知る、けれどここにいるはずのない人物の姿がありました。
「グレーテル、無事かい?」
「アーサーさま」
アーサーさまです。
それに、兵士の人達もいます。
お兄さまは兵士の人達に保護されていました。
「アーサーさま、どうしてここに」
「手紙をもらったからね」
どうやら、魔女さんが送った手紙を見て、迎えにきてくれたようです。
ですが、アーサーさまは王様です。
王様がわざわざ迎えに来てくれるなんて驚きです。
「それに・・・」
わたしが驚いていると、アーサーさまが魔女さんに視線を移します。
魔女さんの姿を見て、アーサーさまは怒っているような、喜んでいるような、泣き出しそうな、今まで見たことがない表情になりました。
アーサーさまは、わたしを兵士の人達に任せると、魔女さんの方に歩いて行きました。
*****
魔女さんがアーサーさまに気付きます。
「アーサー、ひさしぶり。迎えに来るのが遅いわよ」
軽い調子で挨拶する魔女さんの様子に、アーサーさまの表情に呆れが混ざります。
「迎えに来て欲しいなら、場所くらい教えてよ。僕はここの場所を知らなかったんだよ。煙を見てようやく見つけられたんだ」
「いつも頼まなくても迎えに来てくれるから、見つけてくれると思ったのよ」
「そうなんだ。ごめん」
魔女さんの言い分は、明らかに言いがかりです。
でも、魔女さんも冗談のつもりだったのでしょう。
からかうような優しい微笑みを浮かべています。
ですが、アーサーさまは素直に謝りました。
そして、顔をうつむかせてしまいます。
その反応に、魔女さんは逆に困ってしまったようです。
「あの、アーサー。今のは『そんなの無理だよ』と言って、怒るところよ?」
「・・・・・」
魔女さんが、うつむいてしまったアーサーさまの顔をうかがいます。
息がかかりそうなほど近づいたところで、アーサーさまが勢いよく手を上げます。
そのまま頬を叩くように思えた手は、予想を裏切って魔女さんの背中み回されます。
「シンデレラ!」
「きゃっ!」
抱きしめられた魔女さんが身体をすくませます。
「アーサー、痛いわよ」
「シンデレラ!やっと捕まえた!」
魔女さんが文句を言いますが、アーサーさまがさらに強く魔女さんを抱きしめます。
突然目の前で繰り広げられた光景に、わたしは吸血鬼に襲われたときとは違う理由で、胸が高鳴ります。
これはアレです。
ラブシーンです。
恋人同士の熱い抱擁です。
二人が知り合いとは知りませんでしたが、きっと離れ離れになっていた恋人なのです。
遠距離恋愛です。
離れていた距離と時間が、二人の愛を燃え上がらせたのです。
素敵です。
「ちょっと、アーサー、ホントに痛いってば。私、怪我しているんだから」
「シンデレラ!もう離さない!」
アーサーさまの抱擁を、魔女さんが痛がります。
でも、あれはきっと照れ隠しです。
わたしは大人のラブシーンを見続けます。
「アーサー、服に血が付いちゃうわよ」
「シンデレラ!シンデレラ!!!」
あ、でも、そういえば、魔女さんは吸血鬼に噛まれて、腕から血を流していました。
大変です。
すぐに治療しないといけません。
「あ、あの、アーサーさま!魔女さん、吸血鬼に噛まれて怪我をしているんです!」
「なんだって!すぐに城に戻って治療しよう!」
わたしが慌てて声をかけると、アーサーさまが魔女さんの腕を引きます。
ですが、魔女さんがそれに抵抗します。
「治療はするけど、城に戻るのはダメよ。吸血鬼が追いかけてくるから、迷惑をかけちゃうわ」
魔女さんはそう言いますが、アーサーさまは魔女さんの腕を引く力を弱めません。
むしろ、力を強めて、魔女さんを自分の腕の中に引き寄せます。
「僕、強くなったんだ。体力だけじゃないよ。統一国家を作って、組織力も手に入れたんだ。これなら、きっと、シンデレラを護れると思うんだ」
アーサーさまが無邪気な顔で魔女さんに言います。
小さな子供が好きな相手に、庭で手に入れた花を贈るような無邪気さです。
そんな様子を、魔女さんが困った子供を見るように、優しく見つめます。
「やりすぎよ。そこまでされたら、信じるしかないじゃない」
「信じてもらわないと困るよ」
魔女さんが身体から力を抜いて、抵抗を止めます。
そんな魔女さんを、アーサーさまが抱きかかえて連れていきます。
それは、王子様が女の子をお姫様抱っこして連れて行くような、素敵な光景でした。
*****
それから、色々なことがありました。
わたしは、お父さまとお母さまに、とても怒られました。
でも、怒られたことよりも、泣かれてしまったことの方が、胸が痛くなりました。
もう、心配をかけるようなことをするのは、止めようと思います。
ただ、お兄さまと結婚することを諦めたわけではありません。
心配をかけないように、いっぱい勉強して兄妹で結婚できるように法律を変えてから、お兄さまと結婚しようと思います。
魔女さんの怪我は、幸い酷くはありませんでした。
吸血鬼に噛まれましたが、歯まで炭化していたおかげで、病気に感染することはなかったそうです。
そして、その魔女さんですが、なんとアーサーさまのお嫁さんになりました。
しかも、第一王妃です。
玉の輿です。
わたしとお兄さまは驚きましたが、周囲の大人達はそれほど驚いていませんでした。
不思議です。
アーサーさまと魔女さんの結婚式は、とても盛大に行われました。
それに、とても早く行われました。
準備されていたかのように、魔女さんが城に来て数日後には、結婚式の準備が整っていました。
まるで、魔女さんが逃げないように、一刻も早く既成事実を作ろうとしているかのようでした。
でも、アーサーさまも魔女さんも幸せそうでしたから、きっとよいことなのだと思います。
ここまでが、森から帰ってきて数日のうちに起こったことです。
「僕の宝物を見つけてくれて、ありがとう」
結婚式のとき、わたしとお兄さまは、アーサーさまからそんなことを言われました。
お兄さまは何のことかわかっていないようでしたが、わたしにはわかりました。
宝物とは、きっと魔女さんのことです。
アーサーさまにとって、魔女さんは宝物のように大切な人なのでしょう。
決して手放さず、自分の側で輝かせ続けるに違いありません。
わたしは、そんな幸せな光景が見えた気がしました。
燃えるものが無くなったのです。
「ちょっと見てくるわね」
「わたしも行きます」
魔女さんが燃え跡を見に行き、わたしはそれについて行きます。
焦げ臭い匂いで、喉が痛くなりそうです。
「燃えちゃいましたね」
燃え跡を見回りながら、わたしは魔女さんに話しかけます。
自分の家が燃えてしまったのですから、悲しんでいるかと思ったのですが、そうでもないようです。
「師匠の家を燃やしちゃって、怒られるかな」
どちらかというと、困っているように見えます。
親に怒られることに怯える子供のような表情です。
住むところがなくなって困っているわけでもないようです。
「もう森ごと燃やしちゃおうかしら。そうしたら、今いる吸血鬼は皆殺しにできるだろうし。でも、女王様は逃げちゃうだろうな」
それどころか、なんだか過激なことを言っています。
魔女というと森の中でひっそりと暮らす神秘的な印象があったのですが、魔女さんは武闘派なようです。
「まったく、こいつらにも困ったものね。自分達を吸血鬼にした女王様になんか、従わなければいいのに」
魔女さんが立ち止まります。
そこには黒い塊が落ちていました。
それが何か、わたしにもわかりました。
黒く焼け焦げていますが、人型をしているそれは、吸血鬼の成れの果てです。
「お墓くらいつくってあげようかしら」
魔女さんが黒い塊に近付きます。
そこで、ふと、わたしは気付きました。
窯で焼いた吸血狼は形が残らないくらい焼け崩れていました。
窯のように密閉されていないとはいえ、炎に包まれて、あんなに形が残るものでしょうか。
「あの、魔女さん――魔女さんっ!」
あっという間でした。
黒い人型の塊が跳び起きたかと思うと、魔女さんの腕に噛みつきます。
魔女さんの腕から、赤い雫が滴ります。
大変です。
魔女さんが吸血鬼に噛まれてしまいました。
わたしは近寄ろうとしますが、魔女さんがそれを制します。
「グレーテル!もう一人に気を付けて!」
魔女さんの言葉に、わたしはハッとします。
家の中に侵入してきた吸血鬼は二人いました。
そのうちの一人が生きていたのですから、もう一人が生きていたとしてもおかしくありません。
慌てて周囲を見回すと、もう一つの黒い塊が勢いよくこちらに近付いてきているところでした。
わたしは今、武器のようなものは何も持っていません。
魔女さんの家が無事なら、生き物を動けなくする薬品や爆発する薬品など色々なものがあったのですが、それらは全て焼けてしまいました。
悲鳴を上げることすらできずに、わたしは身体を強張らせます。
黒い塊がわたしに覆いかぶさろうとしたところで、
バンッ!
炭のように崩れてはじけ飛びました。
バンッ!
そして、魔女さんに噛みついていた方も、はじけ飛びました。
今の音は、お兄さまの拳銃の音に似ていました。
ですが、あ兄さまは焼ける家から拳銃を持ち出せなかったはずです。
それに、今の音はお兄さまの拳銃の音よりも大きく、荒々しい音でした。
わたしは、その音が響いてきた方向に視線を向けます。
すると、よく知る、けれどここにいるはずのない人物の姿がありました。
「グレーテル、無事かい?」
「アーサーさま」
アーサーさまです。
それに、兵士の人達もいます。
お兄さまは兵士の人達に保護されていました。
「アーサーさま、どうしてここに」
「手紙をもらったからね」
どうやら、魔女さんが送った手紙を見て、迎えにきてくれたようです。
ですが、アーサーさまは王様です。
王様がわざわざ迎えに来てくれるなんて驚きです。
「それに・・・」
わたしが驚いていると、アーサーさまが魔女さんに視線を移します。
魔女さんの姿を見て、アーサーさまは怒っているような、喜んでいるような、泣き出しそうな、今まで見たことがない表情になりました。
アーサーさまは、わたしを兵士の人達に任せると、魔女さんの方に歩いて行きました。
*****
魔女さんがアーサーさまに気付きます。
「アーサー、ひさしぶり。迎えに来るのが遅いわよ」
軽い調子で挨拶する魔女さんの様子に、アーサーさまの表情に呆れが混ざります。
「迎えに来て欲しいなら、場所くらい教えてよ。僕はここの場所を知らなかったんだよ。煙を見てようやく見つけられたんだ」
「いつも頼まなくても迎えに来てくれるから、見つけてくれると思ったのよ」
「そうなんだ。ごめん」
魔女さんの言い分は、明らかに言いがかりです。
でも、魔女さんも冗談のつもりだったのでしょう。
からかうような優しい微笑みを浮かべています。
ですが、アーサーさまは素直に謝りました。
そして、顔をうつむかせてしまいます。
その反応に、魔女さんは逆に困ってしまったようです。
「あの、アーサー。今のは『そんなの無理だよ』と言って、怒るところよ?」
「・・・・・」
魔女さんが、うつむいてしまったアーサーさまの顔をうかがいます。
息がかかりそうなほど近づいたところで、アーサーさまが勢いよく手を上げます。
そのまま頬を叩くように思えた手は、予想を裏切って魔女さんの背中み回されます。
「シンデレラ!」
「きゃっ!」
抱きしめられた魔女さんが身体をすくませます。
「アーサー、痛いわよ」
「シンデレラ!やっと捕まえた!」
魔女さんが文句を言いますが、アーサーさまがさらに強く魔女さんを抱きしめます。
突然目の前で繰り広げられた光景に、わたしは吸血鬼に襲われたときとは違う理由で、胸が高鳴ります。
これはアレです。
ラブシーンです。
恋人同士の熱い抱擁です。
二人が知り合いとは知りませんでしたが、きっと離れ離れになっていた恋人なのです。
遠距離恋愛です。
離れていた距離と時間が、二人の愛を燃え上がらせたのです。
素敵です。
「ちょっと、アーサー、ホントに痛いってば。私、怪我しているんだから」
「シンデレラ!もう離さない!」
アーサーさまの抱擁を、魔女さんが痛がります。
でも、あれはきっと照れ隠しです。
わたしは大人のラブシーンを見続けます。
「アーサー、服に血が付いちゃうわよ」
「シンデレラ!シンデレラ!!!」
あ、でも、そういえば、魔女さんは吸血鬼に噛まれて、腕から血を流していました。
大変です。
すぐに治療しないといけません。
「あ、あの、アーサーさま!魔女さん、吸血鬼に噛まれて怪我をしているんです!」
「なんだって!すぐに城に戻って治療しよう!」
わたしが慌てて声をかけると、アーサーさまが魔女さんの腕を引きます。
ですが、魔女さんがそれに抵抗します。
「治療はするけど、城に戻るのはダメよ。吸血鬼が追いかけてくるから、迷惑をかけちゃうわ」
魔女さんはそう言いますが、アーサーさまは魔女さんの腕を引く力を弱めません。
むしろ、力を強めて、魔女さんを自分の腕の中に引き寄せます。
「僕、強くなったんだ。体力だけじゃないよ。統一国家を作って、組織力も手に入れたんだ。これなら、きっと、シンデレラを護れると思うんだ」
アーサーさまが無邪気な顔で魔女さんに言います。
小さな子供が好きな相手に、庭で手に入れた花を贈るような無邪気さです。
そんな様子を、魔女さんが困った子供を見るように、優しく見つめます。
「やりすぎよ。そこまでされたら、信じるしかないじゃない」
「信じてもらわないと困るよ」
魔女さんが身体から力を抜いて、抵抗を止めます。
そんな魔女さんを、アーサーさまが抱きかかえて連れていきます。
それは、王子様が女の子をお姫様抱っこして連れて行くような、素敵な光景でした。
*****
それから、色々なことがありました。
わたしは、お父さまとお母さまに、とても怒られました。
でも、怒られたことよりも、泣かれてしまったことの方が、胸が痛くなりました。
もう、心配をかけるようなことをするのは、止めようと思います。
ただ、お兄さまと結婚することを諦めたわけではありません。
心配をかけないように、いっぱい勉強して兄妹で結婚できるように法律を変えてから、お兄さまと結婚しようと思います。
魔女さんの怪我は、幸い酷くはありませんでした。
吸血鬼に噛まれましたが、歯まで炭化していたおかげで、病気に感染することはなかったそうです。
そして、その魔女さんですが、なんとアーサーさまのお嫁さんになりました。
しかも、第一王妃です。
玉の輿です。
わたしとお兄さまは驚きましたが、周囲の大人達はそれほど驚いていませんでした。
不思議です。
アーサーさまと魔女さんの結婚式は、とても盛大に行われました。
それに、とても早く行われました。
準備されていたかのように、魔女さんが城に来て数日後には、結婚式の準備が整っていました。
まるで、魔女さんが逃げないように、一刻も早く既成事実を作ろうとしているかのようでした。
でも、アーサーさまも魔女さんも幸せそうでしたから、きっとよいことなのだと思います。
ここまでが、森から帰ってきて数日のうちに起こったことです。
「僕の宝物を見つけてくれて、ありがとう」
結婚式のとき、わたしとお兄さまは、アーサーさまからそんなことを言われました。
お兄さまは何のことかわかっていないようでしたが、わたしにはわかりました。
宝物とは、きっと魔女さんのことです。
アーサーさまにとって、魔女さんは宝物のように大切な人なのでしょう。
決して手放さず、自分の側で輝かせ続けるに違いありません。
わたしは、そんな幸せな光景が見えた気がしました。
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