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第五章 マッチ売り
087.芽吹き
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三人のマッチ売りの女性が、ミカン、アンズ、スモモに連れられて行く。
そして、メフィもその後ろからついていく。
扉が閉まる直後に見えたメフィの笑みが印象的だった。
もう、先ほどの三人に会うことは無いだろう。
それを見送ってから、私はシェリーに指示を出す。
シェリーは、私の指示に従うべく、すぐに部屋を出ていった。
部屋に残るのは、私とマッチ売りの女性、そして少女だ。
「私達はどうなるの?拷問でもされるの?」
声をかけてきたのは、意外なことにマッチ売りの女性の方だった。
話をしたくないように見えたんだけど、心境の変化でもあったのだろうか。
けど、怯えている様子はないな。
気の強そうな瞳をこちらに向けて、睨んできている。
「あなたは、それでもいいんだけどね」
私はマッチ売りの少女の方に視線を向ける。
こちらはうつむいて、こちらを見ようとしない。
「そっちの子には酷いことをしないって、リンゴと約束しちゃったからね。どうしようかな」
正確にはリンゴと約束したのは、妹に対して酷いことをしないということだ。
少女はまだ自分がリンゴの妹だとは名乗っていない。
けど、私は確信している。
私の言葉を聞いた少女は、ハッとしたように私を一瞬見て、すぐに再び顔を伏せる。
驚き。
喜び。
戸惑い。
不安。
その感情の変化が、少女がリンゴの妹であることを物語っている。
「言っておくけど、リンゴの意識はまだ戻っていないからね」
その言葉に、少女の不安そうな表情が深まる。
嘘は言っていない。
リンゴはまだ目覚めていない。
もっとも、峠は越したと聞いているけど。
「あ、あの・・・」
少女はそっと顔を上げると、私の方を見つめてくる。
懇願するような表情に、次に何を言おうとしているのかが分かる。
けど、自分がどれだけ危険は発言をしようとしているのか分かっているのかな。
隣の女性が殺気のこもった視線を少女に向けている。
裏切りは許さないと言った顔だ。
縛られてはいるけど、首に噛みついてでも少女を殺しそうな雰囲気を漂わせている。
この女性が間違いなくマッチ売りの女性達のリーダーだろうな。
忠誠心か使命感か知らないけど、捕まっても心が折れていないみたいだ。
「リンゴに会わせて欲しいというお願いなら叶えてあげられないわよ。少なくとも今は」
その言葉に、少女は絶望の表情を浮かべてから、再び顔を伏せた。
まるで私がいじめているみたいだな。
死にかけの姉に会わせないと言われれば、そう思うのだろう。
そんなつもりは全然無いんだけど。
「ふんっ、聖女様はお優しいことね」
私の心情に気づいてというわけではないだろうけど、女性の方がそんなことを言ってきた。
それが何を指しての言葉なのかは分からない。
女性に襲われないように少女に裏切りの言葉を口にさせなかったことなのか、いずれ姉に会わせてあげる可能性があることを匂わせたことなのか、どちらだろうか。
疑問に思ったけど、それよりも気になることがあった。
「・・・・・聖女?」
シェリーは私をそう呼ばない。
リンゴがマッチ売りの女性達の前で、私をそう呼ぶ機会は無かっただろう。
ミカン、アンズ、スモモの誰かが、マッチ売りの女性達の前で、私のことをそう呼んだんだろうか。
あまり、その呼び方を広めないで欲しいんだけど。
けど、女性は私のその推測を否定する言葉を口にする。
「赤の聖女様でしょ」
なんだか、さらに変な呼ばれ方をされた。
「ごめん。もう一度言ってもらえる?誰だって?」
「だから、あなたは赤の聖女様でしょ?」
「・・・・・違います」
「え?」
赤でも青でも黄でもない。
というか、聖女でもない。
私はそんなものじゃない。
「私は聖女じゃありません」
「え、でも・・・あれ?」
女性が戸惑っているけど、かまわない。
変な誤解は解かなきゃいけない。
「私は別に神様を信仰していないし、奉仕活動にも興味がないし、そんな人間が聖女なわけないでしょう」
王子の婚約者であることは、不本意だけど認めてもいい。
けど、私が他の人と比べて特別なのは、それだけだ。
断じて聖女なんて胡散臭い存在じゃない。
丁寧に説明してあげたというのに、女性はまだ納得していないようだ。
捕縛されているという立場も忘れた様子で、私に質問してくる。
「それじゃあ、あなたは王子の婚約者じゃない?」
「えっと、一応、婚約者だけど・・・でも、この国の王子は一人じゃないし、婚約者も一人じゃないわよ」
「じゃあ、私の国に使者として来ていない?」
「一度だけ行ったけど・・・この国からの使者なんて今までに大勢いるだろうし」
「もしかして、村人を飢えから救うために、村々を回って種や苗を配ってはいない?」
「配ったけど・・・私にも狙いがあったわけだから、別に飢えから救うためじゃないし」
おかしいな。
なんだか、女性の言葉を肯定しているような気がしてきた。
「村々を回るときに、赤いドレスは着なかった?」
「・・・・・着た・・・・・かな?」
「やっぱり、赤の聖女じゃない!」
「違うって言っているじゃない!」
あのドレスが原因か。
確かあれは、メフィに唆されて着たんだった。
まさかとは思うけど、こうなることを見越していたんじゃないでしょうね。
女性の隣を見ると、少女までキョトンとした顔をして、こちらを見ている。
「と・に・か・く!!私は赤の聖女なんて人じゃないから。私の名前は、シンデレラ。私を呼ぶなら、そう呼んで」
「まあ・・・わかったわ」
「わかり・・・ました」
私が強い口調で要求すると、女性と少女が素直に了承してくれる。
これで、これ以上、この国で変な呼ばれ方が広まることはないだろう。
けど、あの国では、どうなんだろう。
「ちなみに、その赤の聖女って人は、あなた達の国ではなんて言われているの?」
私とは別人だ。
別人だけど、ちょっとだけ興味があるから訊いてみた。
「今年の冬は飢える村が少なくて、みんなが感謝しているって聞きました」
少女が教えてくれる。
まあ、感謝されるのは別にいい。
私のことじゃないけど。
「それで、救われた村では、赤い服を着せた人形を祀って、感謝を忘れないようにしているみたいです」
ちょっと、おかしくなってきた。
けどまあ、感謝を忘れないようにするっていうのは、あり得る話だ。
恥ずかしいけど、まだ我慢できる。
私のことじゃないけど。
「あと、教会が聖女認定するかどうかを協議しているらしいわ。その噂が広まったこともあって、『赤の聖女』って呼び名が定着したみたいね」
女性が追加で教えてくれる。
・・・・・
決めた。
あの国には二度と行かない。
私のことじゃないけど、教会が聖女認定っておかしいでしょう。
あの程度のことで聖女扱いされるって、そんなに酷い食糧事情だったんだろうか。
そうだったとしても、できれば普通に感謝するだけに留めて欲しかった。
私が悶えていると、部屋の扉がノックされて、シェリーが戻ってきた。
*****
「ここで拷問するってわけ?」
塔を見上げながら、女性がそんなことを言う。
まあ、牢でもない怪しい建物に連れて来られたら、そう思っても仕方がない。
女性は気の強い態度を崩さないが、少女は不安そうな顔をしている。
けど、女性の言葉はハズレだ。
「そんな酷いことはしないわよ」
普通の拷問をするなら、こんなところに連れて来ない。
「協力的になってもらえるように、接待してあげようと思ってね」
女性は情報を持っていそうだけど、苦痛では喋りそうにない。
だから、苦痛以外の方法で、喋りたくなるようにしようと考えたのだ。
私の言葉に、女性は胡散臭そうな表情をし、少女は不安そうな表情を深める。
「さあ、登って」
女性と少女を促して塔を登らせる。
そして、その後ろから私とシェリーがついていく。
縛っているから大丈夫だと思うけど、暴れ出しても取り押さえられるように、この順番で歩いている。
けど、そんな必要なかったようで、何事もなく塔の上の扉の前までやってきた。
コンコン。
シェリーが扉を叩くと、中から一人の侍女(?)が姿を現す。
「お待ちしておりました」
美しい姿勢で頭を下げ、こちらを迎え入れてくれる。
仕草の一つ一つが美しい。
けど、私はこの侍女(?)の性別を知っている。
今は関係ないから口には出さないけど。
「急なお願いを聞いていただき、ありがとうございます」
私は部屋の中の人物に礼を述べる。
「いらっしゃい。今日はお友達を連れて来てくれたのね。嬉しいわ」
艶然とこちらを見つめながら、王妃が私達を歓迎した。
そして、メフィもその後ろからついていく。
扉が閉まる直後に見えたメフィの笑みが印象的だった。
もう、先ほどの三人に会うことは無いだろう。
それを見送ってから、私はシェリーに指示を出す。
シェリーは、私の指示に従うべく、すぐに部屋を出ていった。
部屋に残るのは、私とマッチ売りの女性、そして少女だ。
「私達はどうなるの?拷問でもされるの?」
声をかけてきたのは、意外なことにマッチ売りの女性の方だった。
話をしたくないように見えたんだけど、心境の変化でもあったのだろうか。
けど、怯えている様子はないな。
気の強そうな瞳をこちらに向けて、睨んできている。
「あなたは、それでもいいんだけどね」
私はマッチ売りの少女の方に視線を向ける。
こちらはうつむいて、こちらを見ようとしない。
「そっちの子には酷いことをしないって、リンゴと約束しちゃったからね。どうしようかな」
正確にはリンゴと約束したのは、妹に対して酷いことをしないということだ。
少女はまだ自分がリンゴの妹だとは名乗っていない。
けど、私は確信している。
私の言葉を聞いた少女は、ハッとしたように私を一瞬見て、すぐに再び顔を伏せる。
驚き。
喜び。
戸惑い。
不安。
その感情の変化が、少女がリンゴの妹であることを物語っている。
「言っておくけど、リンゴの意識はまだ戻っていないからね」
その言葉に、少女の不安そうな表情が深まる。
嘘は言っていない。
リンゴはまだ目覚めていない。
もっとも、峠は越したと聞いているけど。
「あ、あの・・・」
少女はそっと顔を上げると、私の方を見つめてくる。
懇願するような表情に、次に何を言おうとしているのかが分かる。
けど、自分がどれだけ危険は発言をしようとしているのか分かっているのかな。
隣の女性が殺気のこもった視線を少女に向けている。
裏切りは許さないと言った顔だ。
縛られてはいるけど、首に噛みついてでも少女を殺しそうな雰囲気を漂わせている。
この女性が間違いなくマッチ売りの女性達のリーダーだろうな。
忠誠心か使命感か知らないけど、捕まっても心が折れていないみたいだ。
「リンゴに会わせて欲しいというお願いなら叶えてあげられないわよ。少なくとも今は」
その言葉に、少女は絶望の表情を浮かべてから、再び顔を伏せた。
まるで私がいじめているみたいだな。
死にかけの姉に会わせないと言われれば、そう思うのだろう。
そんなつもりは全然無いんだけど。
「ふんっ、聖女様はお優しいことね」
私の心情に気づいてというわけではないだろうけど、女性の方がそんなことを言ってきた。
それが何を指しての言葉なのかは分からない。
女性に襲われないように少女に裏切りの言葉を口にさせなかったことなのか、いずれ姉に会わせてあげる可能性があることを匂わせたことなのか、どちらだろうか。
疑問に思ったけど、それよりも気になることがあった。
「・・・・・聖女?」
シェリーは私をそう呼ばない。
リンゴがマッチ売りの女性達の前で、私をそう呼ぶ機会は無かっただろう。
ミカン、アンズ、スモモの誰かが、マッチ売りの女性達の前で、私のことをそう呼んだんだろうか。
あまり、その呼び方を広めないで欲しいんだけど。
けど、女性は私のその推測を否定する言葉を口にする。
「赤の聖女様でしょ」
なんだか、さらに変な呼ばれ方をされた。
「ごめん。もう一度言ってもらえる?誰だって?」
「だから、あなたは赤の聖女様でしょ?」
「・・・・・違います」
「え?」
赤でも青でも黄でもない。
というか、聖女でもない。
私はそんなものじゃない。
「私は聖女じゃありません」
「え、でも・・・あれ?」
女性が戸惑っているけど、かまわない。
変な誤解は解かなきゃいけない。
「私は別に神様を信仰していないし、奉仕活動にも興味がないし、そんな人間が聖女なわけないでしょう」
王子の婚約者であることは、不本意だけど認めてもいい。
けど、私が他の人と比べて特別なのは、それだけだ。
断じて聖女なんて胡散臭い存在じゃない。
丁寧に説明してあげたというのに、女性はまだ納得していないようだ。
捕縛されているという立場も忘れた様子で、私に質問してくる。
「それじゃあ、あなたは王子の婚約者じゃない?」
「えっと、一応、婚約者だけど・・・でも、この国の王子は一人じゃないし、婚約者も一人じゃないわよ」
「じゃあ、私の国に使者として来ていない?」
「一度だけ行ったけど・・・この国からの使者なんて今までに大勢いるだろうし」
「もしかして、村人を飢えから救うために、村々を回って種や苗を配ってはいない?」
「配ったけど・・・私にも狙いがあったわけだから、別に飢えから救うためじゃないし」
おかしいな。
なんだか、女性の言葉を肯定しているような気がしてきた。
「村々を回るときに、赤いドレスは着なかった?」
「・・・・・着た・・・・・かな?」
「やっぱり、赤の聖女じゃない!」
「違うって言っているじゃない!」
あのドレスが原因か。
確かあれは、メフィに唆されて着たんだった。
まさかとは思うけど、こうなることを見越していたんじゃないでしょうね。
女性の隣を見ると、少女までキョトンとした顔をして、こちらを見ている。
「と・に・か・く!!私は赤の聖女なんて人じゃないから。私の名前は、シンデレラ。私を呼ぶなら、そう呼んで」
「まあ・・・わかったわ」
「わかり・・・ました」
私が強い口調で要求すると、女性と少女が素直に了承してくれる。
これで、これ以上、この国で変な呼ばれ方が広まることはないだろう。
けど、あの国では、どうなんだろう。
「ちなみに、その赤の聖女って人は、あなた達の国ではなんて言われているの?」
私とは別人だ。
別人だけど、ちょっとだけ興味があるから訊いてみた。
「今年の冬は飢える村が少なくて、みんなが感謝しているって聞きました」
少女が教えてくれる。
まあ、感謝されるのは別にいい。
私のことじゃないけど。
「それで、救われた村では、赤い服を着せた人形を祀って、感謝を忘れないようにしているみたいです」
ちょっと、おかしくなってきた。
けどまあ、感謝を忘れないようにするっていうのは、あり得る話だ。
恥ずかしいけど、まだ我慢できる。
私のことじゃないけど。
「あと、教会が聖女認定するかどうかを協議しているらしいわ。その噂が広まったこともあって、『赤の聖女』って呼び名が定着したみたいね」
女性が追加で教えてくれる。
・・・・・
決めた。
あの国には二度と行かない。
私のことじゃないけど、教会が聖女認定っておかしいでしょう。
あの程度のことで聖女扱いされるって、そんなに酷い食糧事情だったんだろうか。
そうだったとしても、できれば普通に感謝するだけに留めて欲しかった。
私が悶えていると、部屋の扉がノックされて、シェリーが戻ってきた。
*****
「ここで拷問するってわけ?」
塔を見上げながら、女性がそんなことを言う。
まあ、牢でもない怪しい建物に連れて来られたら、そう思っても仕方がない。
女性は気の強い態度を崩さないが、少女は不安そうな顔をしている。
けど、女性の言葉はハズレだ。
「そんな酷いことはしないわよ」
普通の拷問をするなら、こんなところに連れて来ない。
「協力的になってもらえるように、接待してあげようと思ってね」
女性は情報を持っていそうだけど、苦痛では喋りそうにない。
だから、苦痛以外の方法で、喋りたくなるようにしようと考えたのだ。
私の言葉に、女性は胡散臭そうな表情をし、少女は不安そうな表情を深める。
「さあ、登って」
女性と少女を促して塔を登らせる。
そして、その後ろから私とシェリーがついていく。
縛っているから大丈夫だと思うけど、暴れ出しても取り押さえられるように、この順番で歩いている。
けど、そんな必要なかったようで、何事もなく塔の上の扉の前までやってきた。
コンコン。
シェリーが扉を叩くと、中から一人の侍女(?)が姿を現す。
「お待ちしておりました」
美しい姿勢で頭を下げ、こちらを迎え入れてくれる。
仕草の一つ一つが美しい。
けど、私はこの侍女(?)の性別を知っている。
今は関係ないから口には出さないけど。
「急なお願いを聞いていただき、ありがとうございます」
私は部屋の中の人物に礼を述べる。
「いらっしゃい。今日はお友達を連れて来てくれたのね。嬉しいわ」
艶然とこちらを見つめながら、王妃が私達を歓迎した。
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