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第四章 塔の上
065.解毒
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身体が痺れてきたように感じたけど、どうやら違うようだ。
全身の肌が敏感になっていて、触れると痺れるような感覚が響く。
脈が打つだけで、指先から淡い痺れが広がっていく。
「アーサー王子に頼めって・・・・・こういう事っ!」
アダム王子の言葉を思い出して、吐き捨てるように呟く。
熱を持った頭で、うなされるように歩きながら、自室に入り鍵を閉める。
そのまま火照った身体をベッドに投げ出すと、冷たいシーツが気持ちいい。
下着が湿っているのだけが、少し不快だ。
手を伸ばしかけたところで声がかかる。
「おや、お帰りですかな」
「メフィ」
そうか。
メフィが居たんだった。
辛うじて自制が働き、手を止めることができた。
危なかった。
手で触れていたら、そのまま止めることができなかったかも知れない。
「メフィ、ちょっと私を縛ってくれない?」
「ふむ?」
自分を縛って欲しいと告げる私に、メフィが怪訝そうにする。
「お相手をするのは、やぶさかではありませんが、そういうことはアーサー王子に頼んだ方がよろしいのではないでしょうかな?」
「緊縛プレイをして欲しいって言っているわけじゃないわよっ!薬を抜く間、平静を保てないかも知れないから、動けないようにしてって言っているだけっ!」
こうしている間にも、火照りや痺れが広がっていっている。
甘い痺れが、王妃のところで飲んだお茶を思い起こさせる。
間違いなく、アレが原因だ。
時間がもったいないので、部屋に置いてあった布を使い、自分で片手をベッドの端に縛り付ける。
足を縛る必要はないだろう。
もう片方の手だけ、メフィに縛ってもらうことにする。
そんな私の様子を見ていたメフィは、私に近づいてくると、首筋の匂いを嗅いでくる。
あまり嗅いで欲しくないんだけど、それを言う余裕も無くなってきた。
「なるほど。催淫作用のある薬でも盛られましたかな?」
汗の匂いで分かるものなのだろうか。
あるいは下着を濡らす体液の匂いが漂っているのだろうか。
自分では判断できない。
「悪いけど、今夜は別の部屋で寝てくれる?あと、明日の朝、ほどきに来てくれると助かるんだけど」
「かしこまりました。ですが、無理をせずとも、アーサー王子に処理してもらえばよろしいのでは?そのたぐいの薬は、一度解消すれば、ずいぶんと楽になるものですよ」
「頼めるわけないでしょっ!」
ダメだ。
熱にうなされた頭では、気の利いた言葉も返せない。
八つ当たりに近い返事を返してしまう。
しかし、メフィは気を悪くした様子も無く、私がお願いしたとおりに部屋を出ていく。
「今夜は、親しくさせていただいているメイドの方のところにでも、ご厄介になるとしましょう」
とんだ女たらしの台詞だけど、見た目が子供だから、まあ大丈夫だろう。
小さい子供が年上の女性に甘えに来たと思われるくらいだろう。
「悪いわね。部屋の鍵は閉めていって」
ガチャリ。
メフィを見送り、鍵の閉まる音を聞いて、ようやく気を抜くことができる。
とはいえ、心も身体も落ち着いてはくれない。
なんだか、むずむずする。
それから逃れるように身体を動かすと、服が擦れてさらにむずむずする。
あとは、その繰り返しだ。
けど、同じじゃない。
次第に甘い痺れが溜まっていくような感じがする。
それに伴い、ぞわぞわと毛穴が開いて、汗が染み出しているような気がする。
染み出しているのは汗だけじゃないかも知れないけど。
「今夜は一晩中、悶えることになりそうね」
だんだん、頭が真っ白になってきた。
私は熱い吐息を吐き出して、考えることを放棄した。
*****
眠れたのは朝方だったと思うけど、目覚めは思いの外、すっきりしていた。
けど、ひどく喉が渇いている。
軽い脱水症状になっているのかも知れない。
喉を潤したいが両手が縛られているので、水を飲みに行くことができない。
ガチャリ。
そんなことを考えていたところで、ちょうど鍵の開く音が聞こえてくる。
「メフィ?」
頼んでいたとおり、ほどきに来てくれたようだ。
そう思ったのだけど、部屋に入ってきた相手は、別の人物だった。
「おはようございます」
「お、おはよう?」
その人物は何も言わず、ベッドに縛られている両手をほどいてくれる。
私は一晩中縛られていた両手をほぐしながら、気まずいながらも、その人物に声をかける。
「えーっと・・・メアリー?」
「早朝ですが、お風呂に湯を張ってあります。水分を摂られてから入った方がよろしいでしょう」
「えっと、ありがとう」
「朝食は身を清められてからでよろしいでしょうか?」
「あ、うん」
なんだろう。
この、秘め事を母親に見つかったときのような感じは。
気付いているけど、突っ込んで来ないというか。
それがありがたいけど、逆に申し訳ないというか。
そんなことを考えていると、メアリーが話しかけてきた。
「王子も同じ状態になったことがありますから、事情はわかっております。そのときよりはマシですから、気になさらないでください」
気にするなと言われても、流石に気にしてしまう。
昨晩、私がどんな状態だったかバレバレのようで気まずい。
けど、今はその言葉に甘えさせてもらおう。
こんなときに、どういう態度を取ればいいのか、経験がないから分からないし。
それにしても、王子というのがアダム王子とアーサー王子のどちらを指しているのは分からないが、あの王妃は自分の息子にもアレを盛ったのか。
生粋の淫乱らしい。
メアリーが対応したらしいから、親子で一線は越えていないようだけど。
しかし、メアリーが対応か。
なんとなく、彼女を見る。
「・・・心配ならさなくても、アーサー王子は童貞です」
私の視線に気づいたのか、メアリーがそんなことを言ってくる。
いや、別に何も聞いていないけど。
「ふーん」
適当に返事を返すが、それがよくなかったらしい。
私が疑っているとでも思ったのか、メアリーがさらに情報を追加してくる。
「本当ですよ。ちょっとお手伝いしただけです」
「ああ、うん。そうなんだ」
その情報を聞いて、私はどんな反応をすればいいんだろう。
微妙な相槌を打つしかない。
「具体的に言いますと・・・」
「言わなくていいから」
それ以上は情報過多だ。
役に立たないどころか、害になる。
主に、次にアーサー王子に会ったときに、その話を思い出して気まずくなりそうだという意味で。
「よろしければ、アーサー王子の弱点を教えて差し上げますが」
「いらない。お風呂に行ってくるわ」
弱点というのが、弱みという意味なら興味がなくもないけど、おそらく違うだろう。
刺激に弱くて悦ぶポイントなんて、知っても困る。
私はそのまま部屋を出て、お風呂へ向かう。
メアリーには悪いけど、自分の色々な体液が染み込んだシーツの後始末をするところを見ているのは気まずいから、後は任せてしまおう。
*****
「ふぅ」
染み渡るお湯の温度を感じながら息を吐く。
昨晩のように、自分の中から発せられる熱を吐き出す息じゃない。
身体が火照っているのは同じだけど、こういう気持ちよさなら受け入れるのに躊躇いはない。
「朝からお風呂っていうのも、気持ちいいわね」
ランタンの灯りじゃない、陽の光に照らされた浴室は、いつもとは別の景色のようにも見える。
お湯に浸かっている自分の裸体もよく見える。
明るい場所で自分の裸体を見る機会というのは、意外に少ない。
川で水浴びをしているときは見ているはずだけど、ああいうときは周囲にも気を配っているから、あまり覚えていない。
「・・・一応、女っぽい身体よね」
今日はなぜか、いつもより、じっくりと自分の身体を眺めてしまう。
昨晩の影響だろうか。
「胸も人並にはあるし」
両手で胸を押すと、ふにふにと形を変える。
指が埋まるほどではないけど、弾力は感じる。
「女としての反応もするみたいだし・・・」
ばしゃっ!
昨日のことを詳細に思い出しそうになって、顔にお湯をかける。
身体の芯から疼くような感覚は治まっているけど、詳細に思い出すと変な気分になってくる。
あまり、ああいう欲求を感じたことはないけど、強制的に感じさせられると、どうしていいか分からなかった。
昨日は油断した。
肉体的な苦痛や精神的な苦痛には、ある程度、耐性があるつもりだ。
毒の対処方法も、師匠から教わったから、知っている。
けど、ああいう方面で来られることは予想していなかった。
予想していたら、もう少しマシな対処ができたはずだ。
それ以前に、アダム王子の護衛なんか引き受けなかったと思う。
せいぜい、王妃と王子が人の道を踏み外す程度だろう。
私には関係のないことだ。
「師匠も危ないところに近づかないのが、いい軍師だって言っていたしね」
もう、あの王妃には近づかないでおこう。
そんなことを考えながら、私は湯船から上がった。
全身の肌が敏感になっていて、触れると痺れるような感覚が響く。
脈が打つだけで、指先から淡い痺れが広がっていく。
「アーサー王子に頼めって・・・・・こういう事っ!」
アダム王子の言葉を思い出して、吐き捨てるように呟く。
熱を持った頭で、うなされるように歩きながら、自室に入り鍵を閉める。
そのまま火照った身体をベッドに投げ出すと、冷たいシーツが気持ちいい。
下着が湿っているのだけが、少し不快だ。
手を伸ばしかけたところで声がかかる。
「おや、お帰りですかな」
「メフィ」
そうか。
メフィが居たんだった。
辛うじて自制が働き、手を止めることができた。
危なかった。
手で触れていたら、そのまま止めることができなかったかも知れない。
「メフィ、ちょっと私を縛ってくれない?」
「ふむ?」
自分を縛って欲しいと告げる私に、メフィが怪訝そうにする。
「お相手をするのは、やぶさかではありませんが、そういうことはアーサー王子に頼んだ方がよろしいのではないでしょうかな?」
「緊縛プレイをして欲しいって言っているわけじゃないわよっ!薬を抜く間、平静を保てないかも知れないから、動けないようにしてって言っているだけっ!」
こうしている間にも、火照りや痺れが広がっていっている。
甘い痺れが、王妃のところで飲んだお茶を思い起こさせる。
間違いなく、アレが原因だ。
時間がもったいないので、部屋に置いてあった布を使い、自分で片手をベッドの端に縛り付ける。
足を縛る必要はないだろう。
もう片方の手だけ、メフィに縛ってもらうことにする。
そんな私の様子を見ていたメフィは、私に近づいてくると、首筋の匂いを嗅いでくる。
あまり嗅いで欲しくないんだけど、それを言う余裕も無くなってきた。
「なるほど。催淫作用のある薬でも盛られましたかな?」
汗の匂いで分かるものなのだろうか。
あるいは下着を濡らす体液の匂いが漂っているのだろうか。
自分では判断できない。
「悪いけど、今夜は別の部屋で寝てくれる?あと、明日の朝、ほどきに来てくれると助かるんだけど」
「かしこまりました。ですが、無理をせずとも、アーサー王子に処理してもらえばよろしいのでは?そのたぐいの薬は、一度解消すれば、ずいぶんと楽になるものですよ」
「頼めるわけないでしょっ!」
ダメだ。
熱にうなされた頭では、気の利いた言葉も返せない。
八つ当たりに近い返事を返してしまう。
しかし、メフィは気を悪くした様子も無く、私がお願いしたとおりに部屋を出ていく。
「今夜は、親しくさせていただいているメイドの方のところにでも、ご厄介になるとしましょう」
とんだ女たらしの台詞だけど、見た目が子供だから、まあ大丈夫だろう。
小さい子供が年上の女性に甘えに来たと思われるくらいだろう。
「悪いわね。部屋の鍵は閉めていって」
ガチャリ。
メフィを見送り、鍵の閉まる音を聞いて、ようやく気を抜くことができる。
とはいえ、心も身体も落ち着いてはくれない。
なんだか、むずむずする。
それから逃れるように身体を動かすと、服が擦れてさらにむずむずする。
あとは、その繰り返しだ。
けど、同じじゃない。
次第に甘い痺れが溜まっていくような感じがする。
それに伴い、ぞわぞわと毛穴が開いて、汗が染み出しているような気がする。
染み出しているのは汗だけじゃないかも知れないけど。
「今夜は一晩中、悶えることになりそうね」
だんだん、頭が真っ白になってきた。
私は熱い吐息を吐き出して、考えることを放棄した。
*****
眠れたのは朝方だったと思うけど、目覚めは思いの外、すっきりしていた。
けど、ひどく喉が渇いている。
軽い脱水症状になっているのかも知れない。
喉を潤したいが両手が縛られているので、水を飲みに行くことができない。
ガチャリ。
そんなことを考えていたところで、ちょうど鍵の開く音が聞こえてくる。
「メフィ?」
頼んでいたとおり、ほどきに来てくれたようだ。
そう思ったのだけど、部屋に入ってきた相手は、別の人物だった。
「おはようございます」
「お、おはよう?」
その人物は何も言わず、ベッドに縛られている両手をほどいてくれる。
私は一晩中縛られていた両手をほぐしながら、気まずいながらも、その人物に声をかける。
「えーっと・・・メアリー?」
「早朝ですが、お風呂に湯を張ってあります。水分を摂られてから入った方がよろしいでしょう」
「えっと、ありがとう」
「朝食は身を清められてからでよろしいでしょうか?」
「あ、うん」
なんだろう。
この、秘め事を母親に見つかったときのような感じは。
気付いているけど、突っ込んで来ないというか。
それがありがたいけど、逆に申し訳ないというか。
そんなことを考えていると、メアリーが話しかけてきた。
「王子も同じ状態になったことがありますから、事情はわかっております。そのときよりはマシですから、気になさらないでください」
気にするなと言われても、流石に気にしてしまう。
昨晩、私がどんな状態だったかバレバレのようで気まずい。
けど、今はその言葉に甘えさせてもらおう。
こんなときに、どういう態度を取ればいいのか、経験がないから分からないし。
それにしても、王子というのがアダム王子とアーサー王子のどちらを指しているのは分からないが、あの王妃は自分の息子にもアレを盛ったのか。
生粋の淫乱らしい。
メアリーが対応したらしいから、親子で一線は越えていないようだけど。
しかし、メアリーが対応か。
なんとなく、彼女を見る。
「・・・心配ならさなくても、アーサー王子は童貞です」
私の視線に気づいたのか、メアリーがそんなことを言ってくる。
いや、別に何も聞いていないけど。
「ふーん」
適当に返事を返すが、それがよくなかったらしい。
私が疑っているとでも思ったのか、メアリーがさらに情報を追加してくる。
「本当ですよ。ちょっとお手伝いしただけです」
「ああ、うん。そうなんだ」
その情報を聞いて、私はどんな反応をすればいいんだろう。
微妙な相槌を打つしかない。
「具体的に言いますと・・・」
「言わなくていいから」
それ以上は情報過多だ。
役に立たないどころか、害になる。
主に、次にアーサー王子に会ったときに、その話を思い出して気まずくなりそうだという意味で。
「よろしければ、アーサー王子の弱点を教えて差し上げますが」
「いらない。お風呂に行ってくるわ」
弱点というのが、弱みという意味なら興味がなくもないけど、おそらく違うだろう。
刺激に弱くて悦ぶポイントなんて、知っても困る。
私はそのまま部屋を出て、お風呂へ向かう。
メアリーには悪いけど、自分の色々な体液が染み込んだシーツの後始末をするところを見ているのは気まずいから、後は任せてしまおう。
*****
「ふぅ」
染み渡るお湯の温度を感じながら息を吐く。
昨晩のように、自分の中から発せられる熱を吐き出す息じゃない。
身体が火照っているのは同じだけど、こういう気持ちよさなら受け入れるのに躊躇いはない。
「朝からお風呂っていうのも、気持ちいいわね」
ランタンの灯りじゃない、陽の光に照らされた浴室は、いつもとは別の景色のようにも見える。
お湯に浸かっている自分の裸体もよく見える。
明るい場所で自分の裸体を見る機会というのは、意外に少ない。
川で水浴びをしているときは見ているはずだけど、ああいうときは周囲にも気を配っているから、あまり覚えていない。
「・・・一応、女っぽい身体よね」
今日はなぜか、いつもより、じっくりと自分の身体を眺めてしまう。
昨晩の影響だろうか。
「胸も人並にはあるし」
両手で胸を押すと、ふにふにと形を変える。
指が埋まるほどではないけど、弾力は感じる。
「女としての反応もするみたいだし・・・」
ばしゃっ!
昨日のことを詳細に思い出しそうになって、顔にお湯をかける。
身体の芯から疼くような感覚は治まっているけど、詳細に思い出すと変な気分になってくる。
あまり、ああいう欲求を感じたことはないけど、強制的に感じさせられると、どうしていいか分からなかった。
昨日は油断した。
肉体的な苦痛や精神的な苦痛には、ある程度、耐性があるつもりだ。
毒の対処方法も、師匠から教わったから、知っている。
けど、ああいう方面で来られることは予想していなかった。
予想していたら、もう少しマシな対処ができたはずだ。
それ以前に、アダム王子の護衛なんか引き受けなかったと思う。
せいぜい、王妃と王子が人の道を踏み外す程度だろう。
私には関係のないことだ。
「師匠も危ないところに近づかないのが、いい軍師だって言っていたしね」
もう、あの王妃には近づかないでおこう。
そんなことを考えながら、私は湯船から上がった。
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