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第二章 白雪
036.脚本
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お茶会の参加者は、二人の王子、私、メフィ。
そして、メアリーが給仕をしている。
いつもは庭でお茶会を開くのだが、今日は趣向を変えて室内らしい。
別に雨が降っているわけではないから、そういうことなのだろう。
「弁解を聞こうか?」
話を切り出したのはチャラ王子だった。
ジト目でこちらを見ている。
しかし、弁解とは何のことだろう。
言っている意味が分からない。
「?」
私は首を傾げながら、お茶を飲む。
あいかわらず高級な茶葉を使っているようだ。
香りが良い。
でも、味は良く分からない。
微かに甘いような気もするけど、果物より甘味は少ないし、ありがたみが良く分からない。
まあ、高そうだし、これが美味しいということなのだろう。
「・・・・・はぁ」
私が優雅にお茶を飲んでいると、チャラ王子が溜息をついた。
まだ、罪人が消えた件の後始末で忙しいんだろうか。
そんなことを考えていると、チャラ王子が首を振る。
「俺に眠り薬を嗅がせて、部屋に忍び込んでいた件だ」
その言葉でようやく何のことか分った。
けど、やっぱり弁解を求められている理由が分からない。
「疲れている王子がぐっすり眠れるように、睡眠導入薬を処方させていただいただけですよ。」
何も悪いことなどしていない。
むしろ、疲労回復に役立ったと思う。
「部屋に待機していたのも、王子を賊から護るためですよ。だって王子、護衛を増やさなかったじゃないですか」
チャラ王子が、あえて隙を見せて襲撃を誘おうとしていたので、私はそれに合わせただけだ。
協力に感謝して欲しいくらいだ。
「・・・・・はぁ」
「幸せが逃げますよ」
先ほどからチャラ王子の溜息が多い。
疲れているのかも知れないが、聞いている方が辛気臭くなってくる。
「えっと、シンデレラ?本人の許可なく薬を嗅がせるのは処方とは言わないんじゃないかな。あと、護衛ならドレスを着る必要はないよね。普段は男装なのに」
チャラ王子が溜息しか吐かないせいか、ストーカー王子が会話を引き継ぐ。
というか、こちらを疑わし気な表情で見ている気がする。
「ドレスを着て兄上の部屋にいたのは、護衛のためだけなんだよね?何か、その・・・他のことはやってないんだよね?」
なるほど、そっちを疑っていたのか。
まったく失礼な。
「私は、叩き売りの子種に手を出すほど、安物買いはしませんよ」
「俺はお前のように女の趣味は悪くないぞ」
私とチャラ王子が、それぞれストーカー王子の言葉に反論する。
「・・・・・」
「・・・・・」
無言で視線を交わす私とチャラ王子。
「うふふふふ」
「はっはっはっ」
まあ、いいや。
ストーカー王子の趣味が分かるのは、その通りだろうから。
「弁解はもういい。だが、なぜ、あんなことをしていた?ここ最近、俺の部屋から夜中に出ていく女というのは、お前なんだろう?おかげで俺は、以前より女癖が悪くなったなんて噂されたんだぞ」
「ああ、その噂なら僕も聞いたことがあるよ。なんでも嗜虐趣味に目覚めたとか・・・」
ギロッ!
ビクッ!
チャラ王子が睨み、ストーカー王子が口を閉じる。
目の前で兄弟喧嘩をされても困るので、私の方から説明することにする。
「ええ、夜中に王子の部屋から出て行ったのは私です。理由は、さっき言った通り、護衛ですよ」
「どうやって忍び込んだ?」
「王子が夕食を取っている間に、普通に部屋の入口からです。まあ、その後は王子が眠りについて深夜になるまで、目に付かない場所に隠れていましたけど」
観察していたら、王子の護衛は三パターンだということに気付いた。
外出するときは、騎士が護衛を務める。
城の中にいるときは、昼間は城の中を兵士が巡回している。
そして、夜間は王族の部屋の前に警備の兵士がつく。
城はそもそも門のところで怪しい人間は入れないし、周囲は城壁で囲まれているから、それで充分なのだろう。
ただし、『外部からの襲撃に関しては』だ。
「そんな単純な方法でか。警備の兵士は何をやっていた」
チャラ王子が呆れたような声を上げる。
けど、警備の兵士を責めるのも気の毒だろう。
「王子が女を連れ込むから、警備が甘くなったんじゃないですか?事前に隠れていた私はともかく、賊は警備の兵士がいるのに部屋に侵入したわけですから」
警備の兵士は、夜中にチャラ王子を尋ねる人間がいることを『あり得ること』と認識していた。
それは、チャラ王子が普段から、そう思われる行動をしているからに他ならない。
「まあ、今回の目的にとっては、都合がよかったですけど」
おかげで襲撃を誘うことができた。
さらに、襲撃される場所を特定できたから、迎撃をすることができた。
ここまでは計画通りだ。
「そう、それだ。賊はどうした?お前たちが確保しているのか?」
それは、私も聞きたい。
これだけ下準備したのだから、逃がしたというのは勘弁して欲しい。
そして、おそらくは、この問いに答えた人間が脚本家だ。
「賊は逃げたみたいだよ」
そう言葉を発したのはストーカー王子だった。
けど、言葉はそこで終わりではなかった。
「ね、メアリー」
「はい。途中、メイドが一人、賊と遭遇して怪我を負ったようです」
ストーカー王子が問いかけ、メアリーが答える。
なるほど、そういう方向で行くわけか。
私は理解したが、チャラ王子はそうではないようだ。
「逃がしただと?しかも、城の人間に被害が出たのにか」
捕縛失敗と聞いて眉をひそめる。
この段階でチャラ王子が脚本家ではないことが分かる。
不機嫌になったのが、被害者が出たという理由なのは、好感が持てるけど。
「では、黒幕についての情報も、薬についての情報も、何も手に入れられないわけか」
肩を落とすチャラ王子。
黒幕については予想がついている。
隣国の姫だ。
チャラ王子を狙う理由があるのが、その人物しかいない。
しかし、予想はできても証拠がない。
それを手に入れたかったようだが、叶わずに落胆したのだろう。
一方、薬は私の義理の姉にあたる人物を眠らせているもののことだ。
義理の姉は、前回チャラ王子が襲撃されたときに、それを庇って眠りにつく状況になっている。
チャラ王子が襲撃者を捕まえようとしているのは、その薬品か解毒薬を手に入れて、義理の姉を起こすのが目的なのだ。
「薬については、今回は『普通』の薬が使われたようですね。掠り傷で永眠するような、『普通』の薬です」
メアリーが補足を入れる。
それを聞いて、肩を落としていたチャラ王子が顔を上げる。
「逃がしたのに、何故そんなことが分かる?そうか、賊が使った武器から調べたのか」
「いえ、部屋を探したら出てきました」
「部屋を探したら出てきた?」
訝し気な表情を見せるチャラ王子。
まあ、気付いていないなら、そういう反応になるだろう。
でも、『普通』の薬か。
前と同じものが使われる可能性は半々だと思ったけど、どうやらハズレだったみたいだ。
後はどれだけ情報を引き出せるかだけど。
「それで、『怪我をしたメイド』は、どんな状態なの?」
今度は私がメアリーに問いかける。
メアリーは、ちらっとストーカー王子に視線を向けた後、私の問いに答える。
「左腕と両足に裂傷を負っています。傷跡は残るでしょうが、命には別状ないでしょう。ですが、血を流しすぎて当分は動けないと思います」
「腕に怪我?窓ガラスを破るときに怪我したのかな?」
私が麻酔薬を打ったのは、ナイフを持っていた右腕だけだ。
それに針で打ち込んだから、数時間は動かないだろうけど、傷跡は残らないはずだ。
だから、左腕の怪我は、ガラスで怪我をしたか、別の場所で怪我をしたかだろう。
「今どこにいるの?話せる?」
「自室に寝かせています。手足の怪我で動けないだけですから、目を覚ませば話せると思います」
「自室に?」
ずいぶんと思い切ったことをするな。
怪我しているっていっても、逃げ出す可能性もあると思うけど。
私がそう考えていることが分かったのだろう。
メアリーが補足してくる。
「部下のメイドに『看病』をさせていますから、ご懸念されていることは起きないでしょう」
「なら、いいけど」
まあ、当然か。
『怪我をしたメイド』が、本当に『賊と遭遇』して怪我をしたとでも考えるような間抜けでもなければ、監視はつけるだろう。
「・・・そういうことか」
私とメアリーの会話を聞いていたチャラ王子が、ようやく状況を把握したらしい。
「襲撃者を兵士から隠して何を企んでいる?庇っているわけではないのだろう?」
「それは私の口からは申し上げられません」
メアリーはそう言って、また視線をストーカー王子に向ける。
なるほど。
脚本家はストーカー王子で、演出家がメアリーということなのだろう。
彼が意志を決め、彼女がそれを実行する。
そういうことだ。
私がそんなことを考えていると、この場にいる全員の視線が彼に集まる。
「兄上は薬が手に入ればよいのでしょう?だから、襲撃者はシンデレラへのプレゼントにしようと思って、確保してもらったんだよ」
ストーカー王子は、何でもないことのように、そう話した。
そして、メアリーが給仕をしている。
いつもは庭でお茶会を開くのだが、今日は趣向を変えて室内らしい。
別に雨が降っているわけではないから、そういうことなのだろう。
「弁解を聞こうか?」
話を切り出したのはチャラ王子だった。
ジト目でこちらを見ている。
しかし、弁解とは何のことだろう。
言っている意味が分からない。
「?」
私は首を傾げながら、お茶を飲む。
あいかわらず高級な茶葉を使っているようだ。
香りが良い。
でも、味は良く分からない。
微かに甘いような気もするけど、果物より甘味は少ないし、ありがたみが良く分からない。
まあ、高そうだし、これが美味しいということなのだろう。
「・・・・・はぁ」
私が優雅にお茶を飲んでいると、チャラ王子が溜息をついた。
まだ、罪人が消えた件の後始末で忙しいんだろうか。
そんなことを考えていると、チャラ王子が首を振る。
「俺に眠り薬を嗅がせて、部屋に忍び込んでいた件だ」
その言葉でようやく何のことか分った。
けど、やっぱり弁解を求められている理由が分からない。
「疲れている王子がぐっすり眠れるように、睡眠導入薬を処方させていただいただけですよ。」
何も悪いことなどしていない。
むしろ、疲労回復に役立ったと思う。
「部屋に待機していたのも、王子を賊から護るためですよ。だって王子、護衛を増やさなかったじゃないですか」
チャラ王子が、あえて隙を見せて襲撃を誘おうとしていたので、私はそれに合わせただけだ。
協力に感謝して欲しいくらいだ。
「・・・・・はぁ」
「幸せが逃げますよ」
先ほどからチャラ王子の溜息が多い。
疲れているのかも知れないが、聞いている方が辛気臭くなってくる。
「えっと、シンデレラ?本人の許可なく薬を嗅がせるのは処方とは言わないんじゃないかな。あと、護衛ならドレスを着る必要はないよね。普段は男装なのに」
チャラ王子が溜息しか吐かないせいか、ストーカー王子が会話を引き継ぐ。
というか、こちらを疑わし気な表情で見ている気がする。
「ドレスを着て兄上の部屋にいたのは、護衛のためだけなんだよね?何か、その・・・他のことはやってないんだよね?」
なるほど、そっちを疑っていたのか。
まったく失礼な。
「私は、叩き売りの子種に手を出すほど、安物買いはしませんよ」
「俺はお前のように女の趣味は悪くないぞ」
私とチャラ王子が、それぞれストーカー王子の言葉に反論する。
「・・・・・」
「・・・・・」
無言で視線を交わす私とチャラ王子。
「うふふふふ」
「はっはっはっ」
まあ、いいや。
ストーカー王子の趣味が分かるのは、その通りだろうから。
「弁解はもういい。だが、なぜ、あんなことをしていた?ここ最近、俺の部屋から夜中に出ていく女というのは、お前なんだろう?おかげで俺は、以前より女癖が悪くなったなんて噂されたんだぞ」
「ああ、その噂なら僕も聞いたことがあるよ。なんでも嗜虐趣味に目覚めたとか・・・」
ギロッ!
ビクッ!
チャラ王子が睨み、ストーカー王子が口を閉じる。
目の前で兄弟喧嘩をされても困るので、私の方から説明することにする。
「ええ、夜中に王子の部屋から出て行ったのは私です。理由は、さっき言った通り、護衛ですよ」
「どうやって忍び込んだ?」
「王子が夕食を取っている間に、普通に部屋の入口からです。まあ、その後は王子が眠りについて深夜になるまで、目に付かない場所に隠れていましたけど」
観察していたら、王子の護衛は三パターンだということに気付いた。
外出するときは、騎士が護衛を務める。
城の中にいるときは、昼間は城の中を兵士が巡回している。
そして、夜間は王族の部屋の前に警備の兵士がつく。
城はそもそも門のところで怪しい人間は入れないし、周囲は城壁で囲まれているから、それで充分なのだろう。
ただし、『外部からの襲撃に関しては』だ。
「そんな単純な方法でか。警備の兵士は何をやっていた」
チャラ王子が呆れたような声を上げる。
けど、警備の兵士を責めるのも気の毒だろう。
「王子が女を連れ込むから、警備が甘くなったんじゃないですか?事前に隠れていた私はともかく、賊は警備の兵士がいるのに部屋に侵入したわけですから」
警備の兵士は、夜中にチャラ王子を尋ねる人間がいることを『あり得ること』と認識していた。
それは、チャラ王子が普段から、そう思われる行動をしているからに他ならない。
「まあ、今回の目的にとっては、都合がよかったですけど」
おかげで襲撃を誘うことができた。
さらに、襲撃される場所を特定できたから、迎撃をすることができた。
ここまでは計画通りだ。
「そう、それだ。賊はどうした?お前たちが確保しているのか?」
それは、私も聞きたい。
これだけ下準備したのだから、逃がしたというのは勘弁して欲しい。
そして、おそらくは、この問いに答えた人間が脚本家だ。
「賊は逃げたみたいだよ」
そう言葉を発したのはストーカー王子だった。
けど、言葉はそこで終わりではなかった。
「ね、メアリー」
「はい。途中、メイドが一人、賊と遭遇して怪我を負ったようです」
ストーカー王子が問いかけ、メアリーが答える。
なるほど、そういう方向で行くわけか。
私は理解したが、チャラ王子はそうではないようだ。
「逃がしただと?しかも、城の人間に被害が出たのにか」
捕縛失敗と聞いて眉をひそめる。
この段階でチャラ王子が脚本家ではないことが分かる。
不機嫌になったのが、被害者が出たという理由なのは、好感が持てるけど。
「では、黒幕についての情報も、薬についての情報も、何も手に入れられないわけか」
肩を落とすチャラ王子。
黒幕については予想がついている。
隣国の姫だ。
チャラ王子を狙う理由があるのが、その人物しかいない。
しかし、予想はできても証拠がない。
それを手に入れたかったようだが、叶わずに落胆したのだろう。
一方、薬は私の義理の姉にあたる人物を眠らせているもののことだ。
義理の姉は、前回チャラ王子が襲撃されたときに、それを庇って眠りにつく状況になっている。
チャラ王子が襲撃者を捕まえようとしているのは、その薬品か解毒薬を手に入れて、義理の姉を起こすのが目的なのだ。
「薬については、今回は『普通』の薬が使われたようですね。掠り傷で永眠するような、『普通』の薬です」
メアリーが補足を入れる。
それを聞いて、肩を落としていたチャラ王子が顔を上げる。
「逃がしたのに、何故そんなことが分かる?そうか、賊が使った武器から調べたのか」
「いえ、部屋を探したら出てきました」
「部屋を探したら出てきた?」
訝し気な表情を見せるチャラ王子。
まあ、気付いていないなら、そういう反応になるだろう。
でも、『普通』の薬か。
前と同じものが使われる可能性は半々だと思ったけど、どうやらハズレだったみたいだ。
後はどれだけ情報を引き出せるかだけど。
「それで、『怪我をしたメイド』は、どんな状態なの?」
今度は私がメアリーに問いかける。
メアリーは、ちらっとストーカー王子に視線を向けた後、私の問いに答える。
「左腕と両足に裂傷を負っています。傷跡は残るでしょうが、命には別状ないでしょう。ですが、血を流しすぎて当分は動けないと思います」
「腕に怪我?窓ガラスを破るときに怪我したのかな?」
私が麻酔薬を打ったのは、ナイフを持っていた右腕だけだ。
それに針で打ち込んだから、数時間は動かないだろうけど、傷跡は残らないはずだ。
だから、左腕の怪我は、ガラスで怪我をしたか、別の場所で怪我をしたかだろう。
「今どこにいるの?話せる?」
「自室に寝かせています。手足の怪我で動けないだけですから、目を覚ませば話せると思います」
「自室に?」
ずいぶんと思い切ったことをするな。
怪我しているっていっても、逃げ出す可能性もあると思うけど。
私がそう考えていることが分かったのだろう。
メアリーが補足してくる。
「部下のメイドに『看病』をさせていますから、ご懸念されていることは起きないでしょう」
「なら、いいけど」
まあ、当然か。
『怪我をしたメイド』が、本当に『賊と遭遇』して怪我をしたとでも考えるような間抜けでもなければ、監視はつけるだろう。
「・・・そういうことか」
私とメアリーの会話を聞いていたチャラ王子が、ようやく状況を把握したらしい。
「襲撃者を兵士から隠して何を企んでいる?庇っているわけではないのだろう?」
「それは私の口からは申し上げられません」
メアリーはそう言って、また視線をストーカー王子に向ける。
なるほど。
脚本家はストーカー王子で、演出家がメアリーということなのだろう。
彼が意志を決め、彼女がそれを実行する。
そういうことだ。
私がそんなことを考えていると、この場にいる全員の視線が彼に集まる。
「兄上は薬が手に入ればよいのでしょう?だから、襲撃者はシンデレラへのプレゼントにしようと思って、確保してもらったんだよ」
ストーカー王子は、何でもないことのように、そう話した。
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