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第一章 灰かぶり
010.再会
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「彼女の部屋で話をしたいのですが、よろしいですか?」
王子、いや、私が知る王子に似た別の人物が、母に尋ねる。
「それは・・・」
「よろしいですね」
「は、はい」
その人物は有無を言わせぬ言葉で母から許可を取り、シンデレラの手を取って部屋を出ていった。
「王子様?」
妹は茫然としている。
憧れの王子が自分を尋ねてきたと思ったら、別の女の手を引いて出ていったのだから、無理もない。
それに対して、私は辛うじて冷静さを保てていた。
「なるほど。あの人が応援したい人物ですか」
ここにはいない王子に対する愚痴が口から零れる。
先ほどまでいた人物も王子なのだろう。
しかし、私が知る王子とは別人だ。
「何か知っているのですか」
母が私に疑問を投げかけてくる。
「あの人は、私と妹が一夜を共にした王子様とは別人です」
「え?」
「王子様は確か双子でしたよね」
「え、ええ。色を好む王子と、学を好む王子という噂で・・・まさか!」
母も気づいたようだ。
「どこで出会ったのかはわかりませんが、そういうことでしょう」
「え?どういうこと?」
「王子様がシンデレラを迎えにきたということですよ」
現実を受け入れられていない妹に教える。
「シンデレラが我が家に愛着を持ってくれているといいのですけど」
使用人達がいなくなったことで悪い方向に傾きかけている我が家が、王族から庇護を得られるかどうかは彼女にかかっている。
しかし、彼女に対して行ってきた仕打ちを考えれば、それは望み薄だ。
そのことが、わかったのだろう。
状況を理解した母が、青い顔をして立ち尽くしていた。
*****
私は混乱していた。
手を引かれるままに廊下を歩いている。
そこで、手を引く青年が唐突に立ち止まる。
「あなたの部屋を知りません」
「・・・・・ぷっ!」
強引な態度かと思えば、間の抜けたところもある。
そんな青年の様子に、思わず笑いが込み上げる。
「あはははははっ!」
「そ、そんなに笑わなくてもいいじゃないですか」
ひとしきり笑って満足した頃には、私は落ち着いていた。
「こちらです」
青年を連れて、自分の部屋に向かう。
「どうぞ」
扉を開けて青年を招き入れる。
「ここがあなたの部屋なのですか?家族に使用人のような部屋を割り当てるなんて」
青年が私の部屋を見た感想がそれだ。
同情してくれているのはわかるが、訂正しておかなければならない。
「いきなり失礼ですね」
「あ、すみません」
「うちの使用人は、こんな物置みたいな部屋で暮らしていませんよ」
「・・・そっちですか」
あっけらかんと言う私に毒気を抜かれたのか、青年はそれ以上は部屋について言ってくることはなかった。
代わりというわけではないが、今度は私から尋ねる。
「それで、何の用事で来たのですか?」
「もう一度話がしたくて来ました」
「本当にそうだったのですか?」
「あ、いえ、それだけじゃなくて・・・」
眼鏡をかけて、髪を乱す前の姿。
それは舞踏会で見た王子と瓜二つだった。
おそらくこの青年は王族か、それに近い血筋の人物だ。
用事にもよるが、こちらを呼びつけることもできたはずだ。
わざわざ訪ねて来たからには、よっぽどの用事があるのかもと思ったのだが。
「それだけじゃなくて・・・」
「それだけじゃなくて?」
「・・・一緒に来ませんか?」
「え?」
青年の言葉に、きょとんとしてしまう。
それほど、唐突な台詞だった。
「別にいいけど、一緒にってどこに?何をしに?」
「えっと・・・王城に、一緒に暮らすために?」
何故、答えが疑問形なのだろう。
そして、意味が解らない。
むしろ、私の方が疑問を呈したい。
それにしても王城とは、また面倒な気配がする。
「まずは、『別にいい』って言ったのを訂正させて。それで、改めてあなたのことを教えてもらえるかしら。よく考えたら、私はあなたのことを、ほとんど知りません」
予想はついているが。
「あ、そうですね、失礼しました」
青年が背筋を伸ばし、こちらに向き直る。
「僕はこの国で王子の立場をやっています」
「王子?」
予想通りだ。
だけど、あえてとぼけてみる。
舞踏会では色々と失礼なことも言った気がするし、できれば知らなかったことにしたい。
「・・・王族を偽称するのは犯罪ですよ」
「偽称じゃありません」
「でも、あの色ボケ王子を一緒に見ていたじゃない。あなたが王子のわけがないわ」
「それは僕の兄ですね。色ボケは・・・まあ、否定できませんが」
「兄?そういえば、女癖が悪い王子と、引きこもりの王子がいるって、聞いたことがあるような・・・」
「・・・その引きこもりの方が僕です」
しまった。
本人の前で本音が出てしまった。
若干、傷付けてしまったらしく、情けない顔をしている。
「大変、失礼しました。王子様とは知らず、無礼な態度を取ってしまいました。お許しください」
謝罪の意味も込めて、王族を敬う態度を取る。
私の態度の変化を察したのか。王子(弟)が慌てる。
「止めてください。僕とは前と同じように接してください。どうぜ引きこもりの王子なんですから、気を遣う必要はありません」
本人がそういうなら、そうさせてもらおう。
しかし、謝罪はするべきだろう。
「それは、ごめんなさいってば。それで?なおさら、わからなくなったのだけれど、どうして私が王子様と一緒に王城で暮らすことになるんですか?」
ありがちな答えを予想する。
もし、そうなら、即決で断ろう。
私はアレを信じていない。
信頼や愛情といったものは、時間や経験が育てるものだと思っている。
王子(弟)の答えを待つ。
「一目惚れ・・・」
「・・・・・」
「・・・ではありません。」
「え?ああ、そう?」
王子(弟)の答えは予想とは違った。
そのことに安心するが、違ったら違ったで、少し複雑だ。
我ながら女心は複雑である。
「一緒に話したのが楽しくて、忘れられませんでした。それで、一緒に暮らせば、話す機会も増えるかなって思って」
「・・・そうですか」
一応、理由はわかった。
確かに、王子(弟)の話は、貴族の娘が好む内容ではなかった。
そんな中で、珍しく興味を示した私と話をするのが楽しかったのだろう。
私からすれば、腹黒い貴族の会話に付き合うよりは、王子(弟)との話の方が遥かに気楽だったというだけである。
王子(弟)は一目惚れではないといったが、どうやら惚れさせてしまったらしい。
このチョロさから考えると、初恋の可能性すらある。
ならば、私の答えは決まりだ。
「王子様、それは気の迷いです」
「え?」
「よく思い出してみてください。私はただ王子様の話を聞いていただけです」
実際には、興味深いところで質問したり、ちゃんと話を聞いて相槌を打ったりしていたので、普段、趣味について話す機会がなかった王子(弟)からすれば、初めての経験で楽しかったのかも知れない。
だけど、それに執着するのはダメだと思う。
私がしたことなんか、誰にでもできるのだから。
逆に一緒に暮らしたら、最初の印象がよかった分、新しく見つけるところは悪いところばかりになってしまうだろう。
時間や経験に育まれていない愛情など、そんなものだ。
だから、私は王子(弟)に思い出を上げることにした。
「王子が私に興味を持ったのは、これが理由でしょう?」
そう言って、ベッドの下に隠していた、ガラスの靴を取り出す。
「これが無ければ、王子様は私のことなど気にも留めなかったはずです」
「それは・・・きっかけだったのは確かですが、僕は『あなた』と話ができたことが嬉しかったのです」
私の言葉に王子(弟)が反論する。
そのように想われると嬉しくはあるが、それに流されるわけにはいかない。
私が困った表情を浮かべていると、王子(弟)が強引に私に近づいてきた。
そのまま、ベッドに押し倒される。
「・・・・・」
「・・・・・」
王子(弟)は勢いで押し倒したはいいが、どうすればいいかわからないようだ。
「お兄様の真似ですか?」
「・・・はい」
「私を犯すのですか?」
「・・・いいえ」
王子(弟)は顔を真っ赤にして返事をしている。
反応からすると、女を抱いたことは無いのかも知れない。
なら、なおさら、私なんかが初めての相手になるわけにはいかない。
私は少し顔を浮かせると、ほんの少しだけ王子(弟)の唇に、自分の唇を触れさせる。
「うわっ!」
驚いて起き上がり、後退る王子(弟)。
ちょっと失礼な反応だと思う。
今のは私にとってはファーストキスだったのだけれど。
「これを差し上げます。どうか記念にしてください」
私は起き上がると、ガラスの靴を差し出して、そう伝える。
何の記念かは言わない。
「ごめんなさい。私は一緒にはいけません」
そして、王子(弟)の申し込みに対し、そう答えを返したのだった。
王子、いや、私が知る王子に似た別の人物が、母に尋ねる。
「それは・・・」
「よろしいですね」
「は、はい」
その人物は有無を言わせぬ言葉で母から許可を取り、シンデレラの手を取って部屋を出ていった。
「王子様?」
妹は茫然としている。
憧れの王子が自分を尋ねてきたと思ったら、別の女の手を引いて出ていったのだから、無理もない。
それに対して、私は辛うじて冷静さを保てていた。
「なるほど。あの人が応援したい人物ですか」
ここにはいない王子に対する愚痴が口から零れる。
先ほどまでいた人物も王子なのだろう。
しかし、私が知る王子とは別人だ。
「何か知っているのですか」
母が私に疑問を投げかけてくる。
「あの人は、私と妹が一夜を共にした王子様とは別人です」
「え?」
「王子様は確か双子でしたよね」
「え、ええ。色を好む王子と、学を好む王子という噂で・・・まさか!」
母も気づいたようだ。
「どこで出会ったのかはわかりませんが、そういうことでしょう」
「え?どういうこと?」
「王子様がシンデレラを迎えにきたということですよ」
現実を受け入れられていない妹に教える。
「シンデレラが我が家に愛着を持ってくれているといいのですけど」
使用人達がいなくなったことで悪い方向に傾きかけている我が家が、王族から庇護を得られるかどうかは彼女にかかっている。
しかし、彼女に対して行ってきた仕打ちを考えれば、それは望み薄だ。
そのことが、わかったのだろう。
状況を理解した母が、青い顔をして立ち尽くしていた。
*****
私は混乱していた。
手を引かれるままに廊下を歩いている。
そこで、手を引く青年が唐突に立ち止まる。
「あなたの部屋を知りません」
「・・・・・ぷっ!」
強引な態度かと思えば、間の抜けたところもある。
そんな青年の様子に、思わず笑いが込み上げる。
「あはははははっ!」
「そ、そんなに笑わなくてもいいじゃないですか」
ひとしきり笑って満足した頃には、私は落ち着いていた。
「こちらです」
青年を連れて、自分の部屋に向かう。
「どうぞ」
扉を開けて青年を招き入れる。
「ここがあなたの部屋なのですか?家族に使用人のような部屋を割り当てるなんて」
青年が私の部屋を見た感想がそれだ。
同情してくれているのはわかるが、訂正しておかなければならない。
「いきなり失礼ですね」
「あ、すみません」
「うちの使用人は、こんな物置みたいな部屋で暮らしていませんよ」
「・・・そっちですか」
あっけらかんと言う私に毒気を抜かれたのか、青年はそれ以上は部屋について言ってくることはなかった。
代わりというわけではないが、今度は私から尋ねる。
「それで、何の用事で来たのですか?」
「もう一度話がしたくて来ました」
「本当にそうだったのですか?」
「あ、いえ、それだけじゃなくて・・・」
眼鏡をかけて、髪を乱す前の姿。
それは舞踏会で見た王子と瓜二つだった。
おそらくこの青年は王族か、それに近い血筋の人物だ。
用事にもよるが、こちらを呼びつけることもできたはずだ。
わざわざ訪ねて来たからには、よっぽどの用事があるのかもと思ったのだが。
「それだけじゃなくて・・・」
「それだけじゃなくて?」
「・・・一緒に来ませんか?」
「え?」
青年の言葉に、きょとんとしてしまう。
それほど、唐突な台詞だった。
「別にいいけど、一緒にってどこに?何をしに?」
「えっと・・・王城に、一緒に暮らすために?」
何故、答えが疑問形なのだろう。
そして、意味が解らない。
むしろ、私の方が疑問を呈したい。
それにしても王城とは、また面倒な気配がする。
「まずは、『別にいい』って言ったのを訂正させて。それで、改めてあなたのことを教えてもらえるかしら。よく考えたら、私はあなたのことを、ほとんど知りません」
予想はついているが。
「あ、そうですね、失礼しました」
青年が背筋を伸ばし、こちらに向き直る。
「僕はこの国で王子の立場をやっています」
「王子?」
予想通りだ。
だけど、あえてとぼけてみる。
舞踏会では色々と失礼なことも言った気がするし、できれば知らなかったことにしたい。
「・・・王族を偽称するのは犯罪ですよ」
「偽称じゃありません」
「でも、あの色ボケ王子を一緒に見ていたじゃない。あなたが王子のわけがないわ」
「それは僕の兄ですね。色ボケは・・・まあ、否定できませんが」
「兄?そういえば、女癖が悪い王子と、引きこもりの王子がいるって、聞いたことがあるような・・・」
「・・・その引きこもりの方が僕です」
しまった。
本人の前で本音が出てしまった。
若干、傷付けてしまったらしく、情けない顔をしている。
「大変、失礼しました。王子様とは知らず、無礼な態度を取ってしまいました。お許しください」
謝罪の意味も込めて、王族を敬う態度を取る。
私の態度の変化を察したのか。王子(弟)が慌てる。
「止めてください。僕とは前と同じように接してください。どうぜ引きこもりの王子なんですから、気を遣う必要はありません」
本人がそういうなら、そうさせてもらおう。
しかし、謝罪はするべきだろう。
「それは、ごめんなさいってば。それで?なおさら、わからなくなったのだけれど、どうして私が王子様と一緒に王城で暮らすことになるんですか?」
ありがちな答えを予想する。
もし、そうなら、即決で断ろう。
私はアレを信じていない。
信頼や愛情といったものは、時間や経験が育てるものだと思っている。
王子(弟)の答えを待つ。
「一目惚れ・・・」
「・・・・・」
「・・・ではありません。」
「え?ああ、そう?」
王子(弟)の答えは予想とは違った。
そのことに安心するが、違ったら違ったで、少し複雑だ。
我ながら女心は複雑である。
「一緒に話したのが楽しくて、忘れられませんでした。それで、一緒に暮らせば、話す機会も増えるかなって思って」
「・・・そうですか」
一応、理由はわかった。
確かに、王子(弟)の話は、貴族の娘が好む内容ではなかった。
そんな中で、珍しく興味を示した私と話をするのが楽しかったのだろう。
私からすれば、腹黒い貴族の会話に付き合うよりは、王子(弟)との話の方が遥かに気楽だったというだけである。
王子(弟)は一目惚れではないといったが、どうやら惚れさせてしまったらしい。
このチョロさから考えると、初恋の可能性すらある。
ならば、私の答えは決まりだ。
「王子様、それは気の迷いです」
「え?」
「よく思い出してみてください。私はただ王子様の話を聞いていただけです」
実際には、興味深いところで質問したり、ちゃんと話を聞いて相槌を打ったりしていたので、普段、趣味について話す機会がなかった王子(弟)からすれば、初めての経験で楽しかったのかも知れない。
だけど、それに執着するのはダメだと思う。
私がしたことなんか、誰にでもできるのだから。
逆に一緒に暮らしたら、最初の印象がよかった分、新しく見つけるところは悪いところばかりになってしまうだろう。
時間や経験に育まれていない愛情など、そんなものだ。
だから、私は王子(弟)に思い出を上げることにした。
「王子が私に興味を持ったのは、これが理由でしょう?」
そう言って、ベッドの下に隠していた、ガラスの靴を取り出す。
「これが無ければ、王子様は私のことなど気にも留めなかったはずです」
「それは・・・きっかけだったのは確かですが、僕は『あなた』と話ができたことが嬉しかったのです」
私の言葉に王子(弟)が反論する。
そのように想われると嬉しくはあるが、それに流されるわけにはいかない。
私が困った表情を浮かべていると、王子(弟)が強引に私に近づいてきた。
そのまま、ベッドに押し倒される。
「・・・・・」
「・・・・・」
王子(弟)は勢いで押し倒したはいいが、どうすればいいかわからないようだ。
「お兄様の真似ですか?」
「・・・はい」
「私を犯すのですか?」
「・・・いいえ」
王子(弟)は顔を真っ赤にして返事をしている。
反応からすると、女を抱いたことは無いのかも知れない。
なら、なおさら、私なんかが初めての相手になるわけにはいかない。
私は少し顔を浮かせると、ほんの少しだけ王子(弟)の唇に、自分の唇を触れさせる。
「うわっ!」
驚いて起き上がり、後退る王子(弟)。
ちょっと失礼な反応だと思う。
今のは私にとってはファーストキスだったのだけれど。
「これを差し上げます。どうか記念にしてください」
私は起き上がると、ガラスの靴を差し出して、そう伝える。
何の記念かは言わない。
「ごめんなさい。私は一緒にはいけません」
そして、王子(弟)の申し込みに対し、そう答えを返したのだった。
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