君の鼓動を感じて~BLUEストーリー~

藤原葉月

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大事な忘れ物

第45話

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そしてそれから1ヶ月・・・みっちーは大木先輩(彼は大木先生とも言うてた)に特訓をされ、お弁当をひとりでひと通り作れるようになったそうや。
めちゃめちゃすごいやん!


「みっちーなら出来ると思ってたわ!よく頑張ったな」

「ほんまですか?大木先輩のおかげですよ!ありがとうございます!あと、お母さんにバイトしてもいいか聞いたんですよ」

「そうなんや。で?どうやった?」

「カフェなら許すって許可もらいました!」
「そっかー!よかったやん!」
「お弁当作れるようになったご褒美ですって🤣🤣なんか変な感じですけど」


「🤣🤣」

なぜかツボる先輩。


「今からでもしていいって・・・母さんが」


「そうなんや?よかったやん!優しいお母さんや!」

「俺が覚えれるところならいいって。それなら続けられるからって」

「そうか。そういうことならよかったら紹介するで?」

「えー!いいんですか?」

「うん。あー、うちは雇えなくて悪いんやけど・・・・ほかなら紹介できるで?実はうちのオカンに頼んでみたんやけどもっといいとこあるって・・・面接受けてみる?」


「善は急げなのでぜひ!」

「ちょっとだけ遠くなるかもしれやんけどええかな?」

「全然大丈夫です!」

.「えー?ほんまに?でもなぁみっちーかっこええし可愛いからなぁ」
「大丈夫ですって🤣🤣」
「俺心配やわ」

「親目線ですか?」

「なんかそうなのかもしれやん」

「・・・先輩のクリスマスプレゼントを買いたいんですよ///」

「(照れるの可愛すぎ)そっか、もうそんな時期なんやな。ん?ってことはちょっと高級なのにしようとしてる?よっしゃ、見つけたこれや」

とチラシを渡し、
「・・・・良さそうなところですね。行ってみます」

「(笑)相変わらず真面目なやつやな」

そして面接を受ける日となり電車に乗り込んだ。


イヤホンで音楽を聴きながら景色を見ていたりした。

その頃

「あれ?みっちーは?」
「あ、今日はな?バイト先の面接に行きました」

「バイト・・・(そういえばするって言うてたっけ?)」


「カフェでバイトするんやってさ!みっちーのウェイター姿、かっこええやろうなぁ・・・・・」
とひとり妄想するやつ。



「・・・・・・」

⤴こっちも思わず妄想する武くん先輩。

「・・・・・・」
⤴つられて妄想?

「コラ健!妄想しない!」

パチッと叩かれる。

「ひ、酷いなぁ・・・してへんわ!(ちょっとダケシタケド)」


「いや?絶対した!!僕の目は侮れやんから!」

「🤣🤣」





そして面接も終わり、また電車に乗ろうとした時に俺は思わぬ人と再会したんや。

「きゃあ」

女の人の叫び声が聞こえてきた、


誰かに押されたのかその人はコケてしまっていた。


「あの!大丈夫ですか?」

俺は思わずその人に声をかけた。

すると?


「はい・・・大丈・・・」

「えっ(;゚Д゚)!」

⤴思わず声が出て
「えっ(;゚Д゚)!」

自分を見て驚かれ・・・
「夏菜・・・子さん・・・・?」

「道枝くん?」

そう偶然にも夏菜子さんに再会したのだった。

「イタタ・・・」
「あー、膝・・・擦りむいてますね。派手に転んだし・・・・」


「見てたの?」

「みちゃいました。だって目の前やったし・・・。叫び声聞こましたから」

正直に答えるみっちー。


「・・・・・ほっといて・・・」


夏菜子さんは立とうとしていて・・・


「いやでも痛そうですし、血が出てるし・・・」

「ほっといて!」

「だから、ほっとけませんってば!」
俺は思わず手を掴んだが、
「ほっときなさいよ!私の事なんか!!」
と手を離され・・・


「いいから止まってくださいよ!」

と彼女の腕を引っ張った。

「私の事どうせ恨んでるんでしょ?」

(えっ(;゚Д゚)!)

「だってあんなことしちゃったし?」

あれから結構経つけど・・・
「・・・・」

「正直に恨んでるって言いなさいよ」

「いやそんなことより座ってください」

「(。•́ωก̀。)…グス」

「痛いんですよね?(涙目やんか!)」


「痛くないわよ」

と強がりを言われる。
絶対嘘や。



「だって痛そうやん。もう涙目やし?ほんまは泣いてるやろ?手当してあげます。特別ですよ?」

「・・・・」

みっちーはカバンから傷薬を取り出した。
なぜだか傷薬をもっていたのだ。

サラッとだすやなんてかっけーじゃん。


「俺もこう見えてよくすっ転ぶんですよ。あっ、健もですけどね」


失礼な!(By健)

「・・・・・」

「一応ですよ?一応もってるんですよ。傷薬から絆創膏から・・・🤣🤣親が持ってけって・・・・///」


説明しながら照れる彼に

「・・・・・」

彼女は黙って聞いていたから


「あの?黙らないでくれますか?
あと笑うところですよ?イケメンなのに傷薬もってわんのかいっ!みたいな・・・」

「・・・・・・(自分でイケメンって言っちゃうんだ)」

「あれ?すべったかな・・・」

「傷染みますからね?」

「・・・・(>-<)痛っ」


「ご、ごめんなさい」


でも適切な処置をしてくれた。

「・・・・・」


「はい、終わりました」


「ありがとう・・・・」

「仮にもあなたは女の人なんですからね?膝から血が出てたらかっこ悪いですよ?」
子「・・・・・」

「年頃の女の子なんやし!」

「(女の子扱いしてくれるんだ・・・・)」

「よかった。傷は深くなくて。あっ、でも家に帰ったらまた絆創膏ちゃんと変えてくださいね?」

「・・・・・なんで・・・・」


さっきから黙っていた夏菜子さんが喋り始めた。

「えっ(;゚Д゚)!」

「なんで優しいのよ🥺」
「・・・・・」
「あんなことしたのに・・・・・」

「あんなことされたから・・・」

「・・・・・」

みっちーは夏菜子さんを見つめ・・・


「逆に感謝してるんですよ?あんなことをされたから今は先輩と付き合えてます」

「嘘じゃないですよ?ちゃんと学校内承認されましたから」

「・・・・・」

「あれ?怒らないんですか?」

「ありがとう。もういいわ」

「・・・・そうですか?じゃあ気をつけて帰ってくださいね」

「・・・・そっちもね・・・・」

何とか笑顔を見せて

「はい、じゃあ・・・さようなら」

そう言って夏菜子さんとは、別れた


「こんなことされたら・・・・・」


夏菜子さんはしばらくそこはからうごけずにいたみたいや


そしてLINEを送るみっちー。

「武:  みっちー!」
 「みっちー :先輩!お疲れ様です!」

「武: お疲れ様て・・・」

「みっちー: 寒くなりましたねー」
「武: みっちー、風邪ひくなよ?」
「みっちー: そっちこそ!」

「武:ハルは元気か?」

「みっちー: 元気元気!今日も沢山ご飯を食べましたよ?」

「ふはっ。武:大木かよっ大食いな犬・・・」



「ウケるꉂ🤣𐤔」

「武:じゃあ、おやすみ」

「みっちー:おやすみなさい♥️」


そしてお昼はみっちーの手作り弁当が待っていて・・・


「あーん」

「(´□`*)アーン(。・н・。)パクッ( "´༥`"  )あー、美味っ😋」

この流れの繰り返しです。

「なぁ?ほんまですか?嘘ついてないですよね?」

「上達した!もう最高や(๑´ロ`๑)~♪❤️」

「良かったぁε-(´∀`;)ホッ大木先輩のおかげや☺️」

「(  ・᷄-・᷅ )ムッ」
「あー!嫉妬してる🤣🤣」

「♡チュッ(*´(〃  )チュッ♡」

先輩が俺の唇にキスをした。

「えっ(;゚Д゚)!」


「スキあり///」

こ、こんなことする先輩でしたっけ?


そして2人の秘密の密会はまだ続いていて・・・・


⤴もう秘密になってないけど🤣🤣


「先輩ー✋」
「みっちー✋」

⤴みっちーと言ってみてる?

「ハル!久しぶりやなぁ」
「【武~~~~~~~💕💕💕💕💕💕💕💕💕💕💕💕💕💕💕】」

⤴みっちーよりハートマーク多くね?

ハルは武くん先輩を舐めまくる。

「こら!くっつきすぎや!離れろや!な、な、舐めるな!」

「あはは🤣犬に嫉妬?」

「だ、だ、だって///」

「ふら、行くよ?」

「・・・はい・・・」

手をつなぎながらハルの手綱を持ったりして・・・・。





こんな幸せな日々が続いたのだった。




 

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