君の鼓動を感じて~BLUEストーリー~

藤原葉月

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文化祭

第32話

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夏休みも終わり、2学期が始まった!

彼らはあれからすごく仲良くなり、まるで付き合っているかのよう・・・。
ん?付き合っていない?

「あれ?2人ってさ・・・付き合ってるんやんな?」
なぜか疑問符・・・
「うん・・・たぶん?」

なんとも曖昧。


「・・・・けどなんか物足りやんくない?納得いかんような・・・・」
と聖也くん。
「大事なこと言うてへんような?」
恭一くんも呟いた。

5人はモヤモヤ。

「大事なこと・・・・」

5人は疑っていた。

2人はすでに付き合ってる気になっとるみたいやけど?


「やっぱり大事な一言言うてへんやん!」

「やっぱりそうですよね」
「このままで大丈夫か?」
「今がめっちゃ仲ええし?」
「このまま見守っとく?」

「よし、ここは一旦見守っておこう!なっ!」

「そうやんな?きっと2人で解決するよな」
5人はとても心配していた。


だがその心配をよそに二人の仲はどんどん深まっていったのだ。

「ハル!会いたかったー」
「(/// ^///)」
⤴改めて呼んでくれてると思うとなんだか照れてるみっちー。
いやいや逆なのでは?
普通逆なのでは?

「ꉂ🤣𐤔なんで道岡が照れてるんや。ウケる」

「えっ(/// ^///)だって」

「ワオン(だってハルやもん!やっと呼んでくれた)」
「あー、よしよし。そんなに俺のことが好きなんかぁ?」

「ワオン(好き(*^ω^*)🥰)」

「ひゃはは」

⤴大橋くんの笑い方やん

「・・・・・」

そしてある日の図書室では?

「ぜーんぱい」

後ろからハグ

「えっΣ(゚д゚;)な、なに?」

⤴何故か、ビビる人

「何を読んでるんですか??」
「いやえーっと👉👈」
先輩が読んでた本を取り上げて見てみると?(めちゃくちゃ難しい本だと期待したのか)


「えっΣ(゚д゚;)うそや!残念な生き物?」


「うん(だってこれは君との思い出の・・・・)」

思い出の物や📷💭💓とでも言いたかったんだけど

「ふふ🤭先輩ってばこんなの読むんだ」

「こ、こんなのだと?おまっ・・・覚えてないんか?」
⤴思わず席を立つ

「えっ?」
⤴すっかり忘れてるひと

「い、いや(/// ^///)なんでもない」

「先輩、そういえばなんですが・・・参考書、とても助かりました」

「あーうん」

⤴心ここにあらず?

「そろそろ困るかなぁって思うのでお返ししますね?くれるとか言うてましたけどやっぱりいりますよね?」
「・・・うん」

相変わらず曖昧な返事を返す武くん。


「ほら、お姉さんが借りたいって言ってたじゃないですか・・・」

「そうやったな。ありがとう」

「こちらこそ長い間借りてしまっててごめんなさい」


でもこれを返してしまったら武くん先輩との今の関係や繋がりはなくなってしまうんやろうか・・・・。
σ( ˙-˙  )・・・俺、先輩とはずっと・・・。



「なぁ?あの二人ほんまに付き合っとる自覚あるんやろか?」

「なんやあの頃と違うムズムズが湧いてきてるんやけど・・・」

「あー、それわかる」
「はよ言えばええのに」
「その一言を言わせるために俺らこんなに頑張ってるのに」
「でもさ、その一言う前にもう付き合ってるんか?ってくらい仲良しやもんな」


「2人には言葉はもういらんってことかなぁ?」
「それはどうかなぁ・・・」

「このまま卒業しちゃうんやろうか」

「まぁ、俺も3年生やけどな」
「ふふ🤭そうやったな」

そんな会話もありながら日々がすぎていき・・・


「これはどうしたら」
「これこう解くのがええよ」

「わぁ!ほんまや!さすが・・・」

「なぁ?みっちー・・・。俺やなくても武くんでも・・・」
「先輩の負担になりたくないんです」

「まぁ、それはそうなんやけど」
「次は大助先輩に聞いてきます!大木先輩ありがとうございます!」

俺は気づいてしまったんや。

俺はまだ先輩にちゃんと【好き】って言うてへんことを!

【付き合ってください】とも言うてへんやん。
先輩は何も言わへんけど俺の事どう思てるやろ。

それでも俺は幸せやった。
先輩と笑い合えるだけで、幸せやった。

いよいよ文化祭の時期になってきた!

今日はそれぞれのクラスの出し物を決めようとしていた。

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