君の鼓動を感じて~BLUEストーリー~

藤原葉月

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喧嘩と仲直り

第30話

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しばらく歩いているがなぜか距離を保ったままだ。
いつもなら俺、先輩の隣に行くけど気まずい。
ものすごく気まずい!
な、なんなん?

「な、なんか気まずいままやん。な、なんなん?今日は俺の顔ずっとみてくれやんし、さっきもはなしてくれやへんし!久しぶりに会ったのに!」


🩷会えて嬉しいのに😭なんか複雑や!!


「(まだ、怒ってるんかな・・・いやでも・・・今日こそあのこと聞かな!)」

「【一緒にいたあの女の人は誰なんかを聞かな!!】」

2人は同じことを思ってモヤモヤしていた。

早く言うた方が良いかと。

「・・・・・・」

「・・・・・・」

だが2人は黙ったまま店に着き、
「好きなの入れてきや?あとみんなのほしいやつも・・・・」


「あっ、はい・・・・」

となぜか会話がぎこちない。


🩷これじゃあ初めてあった頃と変わらんやんかぁ!!


そして買い物を終えて店から出ても、
「・・・・・」

「.・・・・・」

なぜだか終始無言な2人。

そして沈黙を破ったのは


「あ、あのさ・・・道岡・・・」

「は、はい!」
「・・・ごめん、呼んでみただけ///」
「はぁ?な、なにそれ」

いつもなら嬉しいのになんかイラッとする。

「ほら、いくで?みんな待ってるし・・・」

いつの間にか荷物は全部先輩が持ってくれていて

「先輩!重いやろ?俺も持ちますよ?」
「ええよ」
「持ちますってば」


バササ
「あっ・・・・」

無理やり引っ張ったせいで袋が破れてしまい、中から飲み物が転げてしまった。

「先輩が!」
藤「道枝が!」

と二人は文句を言おうとしたがどんどん転げていくペットボトル。早く拾わなきゃ!




そして全てを拾い終え、別の袋に入れることが出来た。
「な、なんなんですか?文句あるなら言うてくださいよ」
「べ、別に文句なんてないわ!そっちこそあるんやないか?」

あれ?また喧嘩腰の仲に戻ってません?
なかなか【あのこと】を切り出せずにいる2人。

「先輩のそういうところ・・・嫌いです」
「なっ💢」

道枝駿佑「・・・」

俺は、飲み物入ったバックを下げて歩き出した。
道枝駿佑「(先輩のことこんなに好きやのに!)」

💕嫌いなんて言うつもりなかったのに!



「な、なんで嫌いっていわろなあかんのや!」
💙嫌われることしたんやろか😰


「・・・・・(*˘^˘*,,)」

あ、あれれ?2人は仲直りするどころか余計にケンカしてませんか?


「・・・・・」


「・・・・ただいま」

2人はなぜか距離が離れたまま帰ってきた。

「あー!帰ってきたやん!どう?仲直りした😊」

めっちゃ嬉しそうにワクワクしながら聞く健。
「あのさぁ、してるように見える( *¬ω¬)」
「!?(に、睨まれた😨これはもしや)」

「(¬_¬ )」

「えぇ....(困惑)なに?2人はケンカ継続中?」

「マジか・・・・」

どうやら作戦は失敗した模様。

「うわぁ、ダメだったか_| ̄|〇」


⤴いやなぜ君が落ち込む?
「・・・・・」

「よし!気分転換に遊びに行こ?」
「えっ(;゚Д゚)!」

「この先に川があるんや!なっ?」
「ちょっと、健?!」
2人はまた手を繋いで行こうとしている。

「・・・・・」

「俺達も行こ?」
「いこ!料理もテントも準備万端やし!まだ、時間あるしな!ふら、武くんも!」

「・・・・わかった」

そして
バシャバシャ

水を掛け合う7人がそこにはいた。

「もう!健!やめろって」
「ほら」
バシャバシャ


「冷たくて気持ちええな!」

「泳ぎたくなるよな!」

「水着持ってへんやん。あと、あんた泳げやんくせに」
「そうやった。てへへ(  ˶¯ ꒳¯˵)」

「(笑)」
それぞれ楽しんでいる中、
「みっちー、こっちきてー」
「もうまってよぉ・・・うわっ」


川の中を移動しようとして転けそうになったのを

「あ、危ない」

「あっ・・・先輩・・・・」

すぐに抱きとめてくれたのは武くん先輩だった。

「また、風邪ひくで?そんなに濡れたままでいたら。あと、無理に動くな・・・」

と手を繋いだままでいて見つめ合う2人。

「だ、大丈夫ですよ・・・クシュン」

「ほら、くしゃみした」

「そろそろ戻りますかっ!お腹も空いたし」

「(笑)勝手やなぁ(笑)」
「そうやな!俺もお腹すいたァ」

「戻ろう!」

「(笑)」

「・・・・・」
「ほら、行こ?」
なんの迷いもなく手を繋いだままでいてくれる先輩。
「(な、なんで(/// ^///))」

「なにあれ。ケンカ継続中のはずやのに手、繋いじゃってるやん」

「自然にそれが出来るやなんてかっけー」

「ちょっとは進展したんかなぁ」

「だとええけどな」

このまま様子見るか。


「なぁ?先輩・・・」

「・・・ん?何?」

「なんか怒ってます?」

「( *¯ ³¯*)別に」

「怒ってる・・・」


「・・・・・」

「・・・・・」

2人はまた無言になり会話が無くなっていた。


「せっかく2人きりにしてあげてるのに会話なしって・・・・」

「・・・・・」

「・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

そしてみんなももぐもぐタイムで無言(笑)

「あぁー!」
「Σ(๑ °꒳° ๑)ビクッᵎᵎな、なんよ、恭一くん・・・いきなり。びっくりするやんか」

「わかったかも。2人が不機嫌な理由」

「えぇ....(困惑)それ今更とちゃうか?」

⤴はい、おっしゃる通り

「どうせ大したことないよ」
「せっかく2人、いい感じになってきたのになんかあるんか?」

「夏祭りの時はあんなに2人でイチャイチャしてたのにな」

なにがあったんや


「・・・・先輩・・・・」

「・・・・・」


「俺、見てたんですよねー」

「何?何を見たんや」

「この間2人がそれぞれ【女の人】と買い物してて・・・」

⤴観察していたのか?

「えぇ....(困惑)それって」

「えぇ....(困惑)女の人?」

「うそやー、丈くんに限って・・・・」

「いや待てよ?それって」

恭一くんの話を聞きつつ何かを察したのは聖也くん。
やがて5人は最終的にその【女の人】の正体が誰かがわかり、

「(^∇^)アハハハハ!」

⤴なぜか笑い出す5人

「えぇ....(困惑)な、なに?何笑ってるん?」

「・・・・・」

5人が楽しそうに笑っているのを戸惑いつつ・・・・

そしてやっと2人はあのことを聞き出すきっかけにもなり?

そうやっと確かめれるタイミングが来たのだ!

「先輩。正直に答えてくださいね?」

「はぁ?何をや」


「その前にこの間の事なんですけど・・・」

「この間っていつの話?」
「あのー、山田先生の事なんですけど・・・」
「・・・・・」

「あれは誤解なんです」
「それはもうええよ。山田くん本人に聞いたし」

「・・・ならなんで」

「・・・・」


「そういえばやけど山田くんって・・・・」

「あー、実は山田先生はみっちーの初恋の相手で」

「Σ(*oωo艸;)エェ!?」

なにやらどうでも良くない話をしているぞ?
「こら!恭一・・・それは言っちゃあかんやつや」

「山田先生はみっちーのファーストキスの相手なんですよね」

⤴よからぬ事を暴露してますが?
「恭一!!」

「えぇ....(困惑)そうなん?」

衝撃事実を聞いてしまった2人。

「あっ、でもそれは・・・」

「事故というかなんと言うか・・・・」

これが後に丈くんに伝わらないことを願うしかないのだが・・・。

二人の会話に戻します(笑)

「そんなことより・・・俺見たんです」

「見たって何をや」
「こないだ先輩・・・誰かとショッピングモールに行ってましたか?」
「!?お、俺が誰と行こうとええやん。そ、そっちこそ誰かと行ってたんちゃうの?」

「えぇ....(困惑)み、見てたんですか?(/// ^///)」

なぜ照れる

「そっちも見てたんか・・・・」

「誰といたんですか!っていうか誰なんですか?一緒にいた女の人!!」
2人は同時に聞いていた。
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