16 / 51
風邪
第16話
しおりを挟む
そして
「ちょっと!なんでお見舞いに行かんのや!」
「そうやん!連れていったのは武くんやろ?」
「そうなんやけどさぁ・・・・」
「ええかげん告白したらどうなん?というかするんやなかったん?」
「そうやそうや!あんなにする気満々やったやん」
と武くんを説得中のツレ二人?
一体何がどうしたというのか。
たぶん、みっちーのお見舞いに2人で
「行ってこい!」
と口を揃えて言っていたのだが・・・
だけど、結局は行かずにいて・・・・
みっちーの退院する日が明日となってしまったらしい。
「・・・・・・」
「・・・先輩、来てくれやんかったんやて?」
と聖也くん。
「・・・・・うん、そうなんよね」
「一応声かけたんやで?もう行ってもいいって!(っていうか自分が助けたんやろ?好きなんやろ?心配やないんか?)」
と健の心の声は誰も知らず。
「みっちーのこと何ともおもってないんですかね」
とトドメの一言を言う恭一。
「・・・・・!」
「・・・・・」
それ言わん方がええやつ。
「あははー。かもねー。やっぱり先輩は俺を好きなわけやないんや。好きとかいう前に告白してもないし、されてもないんだけどね!あははのは🤣」
とこわけている。
「ちょっと!恭平のせいでネガティブになってしもたやんか!!というか、壊れてるやんが!」
と恭一をバシッと叩く聖也くん。
「えっΣ(゚д゚;)痛っ(>-<)俺のせい?」
痛そう。
でも自業自得。
「(*´・д`)-д-)))ウンウン」
と頷く健。
そしてこちらも・・・
「・・・・・・」
「ちょっとぉ!だまってないで何とか言うたら・・・」
「野球観戦・・・・」
「ん?な、なに?」
「退院祝いに野球観戦・・・・誘ってもええかな・・・」
と呟いた。
「あー!デートの誘いのリベンジ!?」
声、大きくないか?
「この前ダメにしたし・・・」
「というより誘うの諦めただけやん」
「えっΣ(゚д゚;)この前ダメにしたん?」
「いや?そうやなくて・・・(/// ^///)」
「いや、なんで照れる?何か知らんが俺といったんやもんな?」
「・・・・・」
なぜ黙る。
「(俺呼ばれてない)」
「こ、今度こそ誘う」
「絶対やな?」
「お、男に二言は無い!」
「よっしゃ!よく言うた!頑張れ!タケ」
「いや呼び捨てにすな。というかのばすな!!あとカタカナ!!」
次の日予定通りみっちーが退院することになった。
何事もなくてほんまよかった。
「みっちー、退院おめでとう」
「ほんまによかったわ。元気になって」
「みんな、心配かけてごめん」
「それにしても薄情な人よな・・・武くん先輩・・ほんまに一度も見舞いにこやんかったん?」
「・・・うん・・・そうやな」
切なそうに笑うみっちー。
いやいや今にも泣きそうやん。
そんなにまで先輩のこと・・・
「うわぁ(なにやってるんや、僕は!!)みっちー、泣かんといて」
「きっと忙しいんよ・・・。いやいや泣いてないし」
「みっちー・・・」
「それにさ、俺の事なんて仲良くなった後輩のひとりにしか思ってないやへろ?きっと・・・」
「ちょっと待ってや。まだ告白もしてないやん!(お互い)」
「とてもいい雰囲気にはなってきてるんやけどな・・・」
「・・・・・・」
「デート・・・そうやん!デート行かな」
「なぁ?恭一。言うのは簡単やけど例えば?」
「えっ?俺が答えるん?」
なら言うなよ笑
「例えばどこに行けばええの?」
「えー?野球観戦・・・・とかもしくはお祭りもうすぐあるから・・・」
「それや!!頭ええやん!たまにはええこと言うやん!恭一!!」
バンバン
と恭一の背中を叩く聖也くん。
また痛そう・・・
「痛っ(´×ω×`)ほ、褒められてる?」
〘ꉂ🤣𐤔たぶんな〙
「痛すぎてそれどころやない」
「まぁ?2人きりになるチャンスはなにも犬の散歩だけやないからな」
「(/// ^///)」
「よっしゃ!みっちー!!僕らが2人を絶対結びつけたるわ」
⤴すげー自信。
「いや、あの・・」
「メイクもして惚れさせてあげる😊」
「(もう既に惚れとるとは思うけど)それも良しやな」
「とにかく当たって砕けろや」
「恭一はそれしか言うことないんか」
「砕けたらあかんけどな」
「まぁまぁ。明日から学校行くわけやし!先輩に会えるやん」
「・・・・・うん」
そして、武春側は・・・
「よし!ここは?」
「行くか」
武と和のふたりが何やら気合を入れて入ろうとしといるのは一体・・・・。
武とみっちーのふたりはなんやかんやお互い意識はしている。
だが別の意味で忙しくしていて、武くんの方はみっちーのお見舞いには行けずにいたことを知らないでいるのだった。
そして、みっちーが退院したあとも?お互い意識をしすぎてこれまた、誘えずにいて(いやいや同じ学校にいるのになんでやねん)
そんな様子を見ていたほかの5人はムズムズしまくっていた。
みっちーも退院してからあることで忙しくて先輩に会えずに(会わずに?)いたのだった。
ある土曜日の朝、久しぶりにジョーの散歩中にばったり会って・・・
「・・・・あっ・・・先輩・・・」
「・・・・・」
「(わーい!!)」
⤴何故か喜ぶハル
「あっ!ちょっと!」
⤴また引っ張られるみっちー。
そして
「・・・ハナ・・・・」
⤴飛びつかれる人
「タケハルだ!!」
⤴いつの間にやら名前を覚えられいつの間にやら呼び捨てにされている。
「久しぶりやな。よかったわ、元気そうで」
とにっこり。
「(ドキン)は、はい(/// ^///)そっちも」
その笑顔ずるいです。
キュンとさせないでくださいよー
「(やっと会えた(/// ^///)(/// ^///))」
「(タケ!!)」
「あはは!なんや、ハナ」
相変わらずハルは先輩に飛びかかったまんまでいて。
なぜだが、会話ができている?
⤴犬がタケハル呼びしてることを知らんやろなꉂ🤣𐤔そりゃそうか犬の声聞こえるわけやないからꉂ🤣𐤔ってか、武くんってば犬に呼び捨てにされるなんてウケるꉂ🤣𐤔(By大木)
「ちょっと!ハナ!くすぐったいわァ」
「(ハルってばずっと元気なかったし、他の人がよしよししてもまるで人間のようにすましてるというか塩対応しとるのに!なんでいまデレを発動させとるん?)」
ジョー「(ペロペロ)」
⤴史上最大に舐めまくるジョー。
「あはは!そんなに俺に会いたかったか?」
「!?」
ジョー「(ご主人様の好きな人は僕の好きな人でもあるもん!!会いたかったぁ!ご主人様の命の恩人!)」
「そういえばやけど・・・あれから風邪こじらせて入院してたんやて?もう大丈夫なんか?」
⤴自分が病院連れていったとは言わないのか?
いや、言えよ
「そうなんですよ。親切な誰かが家の前で力尽きた俺を病院まで運んでくれたんです・・・・」
「そ、そっか///」
いや照れたらバレるやろ
「(先輩な気がするのに誰も教えてくれやんし・・・・)」
あれ?バレてへん。
俺は思わず先輩をガン見してしまい・・・
次の言葉を期待していた。
「そうか。その運んでくれた人には感謝しやなな」
「うん・・・(だから、それが先輩だったらいいのになぁ)」
こちらも心の声を言わないつもりか?
「わふわふ」
「ハナに会うのも久しぶりやなぁ」
またヨシヨシされるハル・・・いや・・・ハナ?
ジョー「ワン!(ハルや!!)」
急な関西弁。
ハルという名前だと思っている。
まっいっかꉂ🤣𐤔
「(ハルのやつ先輩に近づきすぎやっつーの!)」
⤴いやいやそんな顔していたら好きなことバレるのでは?
「あ、あのさ・・・」
「・・・・先輩じゃないんですよね?」
いきなり先輩が何かを言おうとしたのをさえぎり・・・我慢できなくなり・・・聞くことにした。
「えっ(/// ^///)(ま、まさかバレたかな?)」
⤴なぜ赤くなる
「だって、おかしいじゃないですか!ハナがこんなに興奮するなんて。ハナが誰かを呼びに行って・・・呼びに行った誰かと俺を運んだって・・・近所の人も見ていたみたいやし・・・」
「(さっきの話まだ続いてたんや。ヤバっ)」
⤴バレたくないのか?
⤴その通り
「・・・1番懐いているのは先輩やし。それにあの時・・・先輩の声を聞いた気がするし・・・・すごく先輩の声に似てて・・・」
「(もう言うしかないか)実はな・・・その通りなんや」
⤴あっ、やっと暴露した(By健)
「みっちーは先輩が助けたと99%思ってますよ?」
「えっΣ(゚д゚;)(あとの1%はなんなんや)」
「まぁ?言わなくてもいずれわかる気はするし・・・めっちゃ聞いてくると思うけど」
「(あいつの言う通りになったな)」
「好きだから心配してくれたんでしょ?だから、家の近くにもいたんですよね?」
「(/// ^///)」
そして・・・
「・・・・(けど、この後のことを話したら嫌われるかもしれやん・・・・)」
やはり黙ってしまう先輩。
「やっぱり先輩だった。えっ・・・でもなんで俺の家わかったんですか?先輩んちって反対方向ですよね?」
「あの日・・・たぶんやけど俺が一足先に早退したんやけど・・・・」
「・・・・?」
「道岡のことが心配で・・・」
「えっ・・・(/// ^///)」
俺は嫌われる覚悟の上で話すことにしたんや。
「ごめん。道岡と長山の後をついて行ってしまったことがあって・・・。ストーカーするとかそんなんやなくて、ただ道岡が心配で・・・。あのへんやったかな?ってウロウロしてしもて・・・(ほんまの家には行かんかったからただの怪しい人になってしもだけど)」
「・・・・・」
「(ほら、だまっとる!絶対キモイって思われとる!嫌われるよな・・・でもこれだけは言うとかなあかん)ウロウロしていたらな?ジョンが来てくれたんや」
「・・・・・」
「ハナについて行って道岡の家にたどり着いたんや・・・。あの時ハナが俺を見つけに来てくれた・・・・」
「・・・・」
「(やっぱり黙ってるやん)ひ、引くやろ?ついて行くなんて最低なことをして・・・・」
⤴めちゃくちゃ、正直に暴露してます
「・・・・・です」
「えっ・・・・」
「俺は嬉しいです。助けてくれたのが先輩だから(先輩以外だったら俺・・・・)」
「そ、そっか。いやでもよかった・・・。元気になったんなら」
「(先輩に会いたかったのに)お見舞いに来てくれなくて寂しかったです」「あっ・・・それは・・・」
「・・・?なにか行けない野暮用でも?」
「じゃ、じゃあさ・・・退院祝いでもする?」
「えっ?ほんまですか?みんなで?」
「い、いや・・・ふ、2人で?(/// ^///)」
⤴よく言うた!
「は、はい(/// ^///)2人で・・・。ぜひ!」
⤴めっちゃ乗り気
「(/// ^///)」
⤴史上最大に2人とも赤くなるなんて。
いやいや2人きりで退院祝いをしようとするなんて!大進展!!
「に、日曜日暇か?」
「日曜日って・・・えっΣ(゚д゚;)明日?」
「いやごめん。言い方悪かった。来週の日曜日や」
「・・・・来週・・・。えっΣ(゚д゚;)俺も・・・来週の日曜日のこと聞きたかったのに」
「ん?」
「あー、どうやったかなぁ・・・///」
となぜか誤魔化してスマホを確認したりして?
「あ、あのさ・・・」
「先輩こそ暇なんですか?」
「えっ・・・暇やから誘うつもりで・・・」
「たまたま!たまたまですよ?これを貰ったんです!しかも2枚!!」
そう言ってチケットを見せてくれて・・・
「!?」
そのチケットを見て驚く俺・・・・。
さらに道岡は続ける。
「しゃあなしやから先輩と・・」
「しゃあなしやと?(それ野球観戦のチケットやんか!)」
「しゃあなしやから退院祝いはこれで・・・・」
「なにそれ」
「だって先輩一緒に行く人いなさそうやし?だから一緒に行ってあげます」
いや誘い方雑すぎやろ!
ってか先輩誘うために頑張ったんやろ?何勝手なこと言うてるんや(By健)
「え?ちょっと待てや」
よくよく見るとそのチケットは、俺がたった今渡そうとしていた同じく野球観戦のチケットの【日付】と同じで・・・時間も同じで・・・いやいや見間違うはずがない!
「あの?いらないなら先輩にあげます。誰が違う人を・・・」
「いや待て・・・」
「えっ・・・・」
俺(藤波)は、みっちーの手をおもわず握り・・・
「!?」
「俺も・・・」
と言ってチケットを見せた。
「(先輩の手が・・・(/// ^///))」
⤴なぜか照れている
「ワン」
「わぁ!」
ふたりのいい雰囲気を察したのか?急に鳴くハル。
そしてなぜだか襲われる先輩。
(チケットは無事です)
「う、羨ましい」
⤴おい💢
そしてそのあと俺たちはなぜだか4枚のチケットを眺めていた。
「(まさか俺を誘おうとしてくれていたヤなんて。しかも同じ日付の同じ試合に!偶然すぎる!もはや運命?)」
この時点で仲良すぎでしょ
「笑じゃあ・・・とりあえず日曜日・・」
「・・・・はい!ꉂ🤣𐤔」
2人はお互い笑った。
いい雰囲気!
そしてあとの2枚は譲ることにした。
もちろんいい席の方をちゃんと選んだで?
「じゃあ、来週の日曜日!」
「うん、じゃあな」
「あっ!待ってください」
「えっ・・・」
今更なんですけど、先輩のフルネーム教えてください!」
「(笑)そうやったな。俺は藤波武春や。好きに呼んでええで?君は?(もう知ってるけど)」
「俺は道岡瞬です。みんなにはみっちーって呼ばれてます。あっでもそれは知ってるか(笑)」
やっと名前を教えあった2人。
「じゃあ俺も【みっちー】って呼ぶわ」
「・・・・はい(やっぱり武春やったんや・・・へぇ・・・・)」
「(やっと名前をしれた🥺🥺)」
やっとかよ!いや、なんで涙目?なんでなく?(By聖也)
「じゃあ、日曜日・・・。楽しみにしてます武・・・先輩(/// ^///)」
何回言うんや
「じゃあな!みっちー!!」
「はい(みっちーって呼んでくれた)」
「(みっちーって呼んじゃった)」
遠慮がちに呼び合うふたり。
初々しいな。いや、初心やなぁ( ≖ᴗ≖)ニヤッ(By大助)
いや、時間と場所は?
LINE交換とかしやんのか?(By友和)
「あっ!あの!」
「えっ?」
⤴また呼ばれる
「LINE交換しときませんか?ほら、時間と場所も決めたいですし・・・」
「ええよ?」
そして、LINE交換をした2人は・・・
「LINE 時間と場所は俺が決めるわ。また連絡する」
「LINE はい!」
藤原丈一郎「じゃあ、ハナもまたな!」
とハル(ハナ)に手を振る先輩。
「ワン!(だから、ハルだってば!)」
「・・・・・・」
そして武くん先輩の方を見て、目がハートになっているご主人様を見たハルは
「(犯人はこいつかよ!!)」
とみっちーをガン見(いや睨む?)ハルなのであった。
「ちょっと!なんでお見舞いに行かんのや!」
「そうやん!連れていったのは武くんやろ?」
「そうなんやけどさぁ・・・・」
「ええかげん告白したらどうなん?というかするんやなかったん?」
「そうやそうや!あんなにする気満々やったやん」
と武くんを説得中のツレ二人?
一体何がどうしたというのか。
たぶん、みっちーのお見舞いに2人で
「行ってこい!」
と口を揃えて言っていたのだが・・・
だけど、結局は行かずにいて・・・・
みっちーの退院する日が明日となってしまったらしい。
「・・・・・・」
「・・・先輩、来てくれやんかったんやて?」
と聖也くん。
「・・・・・うん、そうなんよね」
「一応声かけたんやで?もう行ってもいいって!(っていうか自分が助けたんやろ?好きなんやろ?心配やないんか?)」
と健の心の声は誰も知らず。
「みっちーのこと何ともおもってないんですかね」
とトドメの一言を言う恭一。
「・・・・・!」
「・・・・・」
それ言わん方がええやつ。
「あははー。かもねー。やっぱり先輩は俺を好きなわけやないんや。好きとかいう前に告白してもないし、されてもないんだけどね!あははのは🤣」
とこわけている。
「ちょっと!恭平のせいでネガティブになってしもたやんか!!というか、壊れてるやんが!」
と恭一をバシッと叩く聖也くん。
「えっΣ(゚д゚;)痛っ(>-<)俺のせい?」
痛そう。
でも自業自得。
「(*´・д`)-д-)))ウンウン」
と頷く健。
そしてこちらも・・・
「・・・・・・」
「ちょっとぉ!だまってないで何とか言うたら・・・」
「野球観戦・・・・」
「ん?な、なに?」
「退院祝いに野球観戦・・・・誘ってもええかな・・・」
と呟いた。
「あー!デートの誘いのリベンジ!?」
声、大きくないか?
「この前ダメにしたし・・・」
「というより誘うの諦めただけやん」
「えっΣ(゚д゚;)この前ダメにしたん?」
「いや?そうやなくて・・・(/// ^///)」
「いや、なんで照れる?何か知らんが俺といったんやもんな?」
「・・・・・」
なぜ黙る。
「(俺呼ばれてない)」
「こ、今度こそ誘う」
「絶対やな?」
「お、男に二言は無い!」
「よっしゃ!よく言うた!頑張れ!タケ」
「いや呼び捨てにすな。というかのばすな!!あとカタカナ!!」
次の日予定通りみっちーが退院することになった。
何事もなくてほんまよかった。
「みっちー、退院おめでとう」
「ほんまによかったわ。元気になって」
「みんな、心配かけてごめん」
「それにしても薄情な人よな・・・武くん先輩・・ほんまに一度も見舞いにこやんかったん?」
「・・・うん・・・そうやな」
切なそうに笑うみっちー。
いやいや今にも泣きそうやん。
そんなにまで先輩のこと・・・
「うわぁ(なにやってるんや、僕は!!)みっちー、泣かんといて」
「きっと忙しいんよ・・・。いやいや泣いてないし」
「みっちー・・・」
「それにさ、俺の事なんて仲良くなった後輩のひとりにしか思ってないやへろ?きっと・・・」
「ちょっと待ってや。まだ告白もしてないやん!(お互い)」
「とてもいい雰囲気にはなってきてるんやけどな・・・」
「・・・・・・」
「デート・・・そうやん!デート行かな」
「なぁ?恭一。言うのは簡単やけど例えば?」
「えっ?俺が答えるん?」
なら言うなよ笑
「例えばどこに行けばええの?」
「えー?野球観戦・・・・とかもしくはお祭りもうすぐあるから・・・」
「それや!!頭ええやん!たまにはええこと言うやん!恭一!!」
バンバン
と恭一の背中を叩く聖也くん。
また痛そう・・・
「痛っ(´×ω×`)ほ、褒められてる?」
〘ꉂ🤣𐤔たぶんな〙
「痛すぎてそれどころやない」
「まぁ?2人きりになるチャンスはなにも犬の散歩だけやないからな」
「(/// ^///)」
「よっしゃ!みっちー!!僕らが2人を絶対結びつけたるわ」
⤴すげー自信。
「いや、あの・・」
「メイクもして惚れさせてあげる😊」
「(もう既に惚れとるとは思うけど)それも良しやな」
「とにかく当たって砕けろや」
「恭一はそれしか言うことないんか」
「砕けたらあかんけどな」
「まぁまぁ。明日から学校行くわけやし!先輩に会えるやん」
「・・・・・うん」
そして、武春側は・・・
「よし!ここは?」
「行くか」
武と和のふたりが何やら気合を入れて入ろうとしといるのは一体・・・・。
武とみっちーのふたりはなんやかんやお互い意識はしている。
だが別の意味で忙しくしていて、武くんの方はみっちーのお見舞いには行けずにいたことを知らないでいるのだった。
そして、みっちーが退院したあとも?お互い意識をしすぎてこれまた、誘えずにいて(いやいや同じ学校にいるのになんでやねん)
そんな様子を見ていたほかの5人はムズムズしまくっていた。
みっちーも退院してからあることで忙しくて先輩に会えずに(会わずに?)いたのだった。
ある土曜日の朝、久しぶりにジョーの散歩中にばったり会って・・・
「・・・・あっ・・・先輩・・・」
「・・・・・」
「(わーい!!)」
⤴何故か喜ぶハル
「あっ!ちょっと!」
⤴また引っ張られるみっちー。
そして
「・・・ハナ・・・・」
⤴飛びつかれる人
「タケハルだ!!」
⤴いつの間にやら名前を覚えられいつの間にやら呼び捨てにされている。
「久しぶりやな。よかったわ、元気そうで」
とにっこり。
「(ドキン)は、はい(/// ^///)そっちも」
その笑顔ずるいです。
キュンとさせないでくださいよー
「(やっと会えた(/// ^///)(/// ^///))」
「(タケ!!)」
「あはは!なんや、ハナ」
相変わらずハルは先輩に飛びかかったまんまでいて。
なぜだが、会話ができている?
⤴犬がタケハル呼びしてることを知らんやろなꉂ🤣𐤔そりゃそうか犬の声聞こえるわけやないからꉂ🤣𐤔ってか、武くんってば犬に呼び捨てにされるなんてウケるꉂ🤣𐤔(By大木)
「ちょっと!ハナ!くすぐったいわァ」
「(ハルってばずっと元気なかったし、他の人がよしよししてもまるで人間のようにすましてるというか塩対応しとるのに!なんでいまデレを発動させとるん?)」
ジョー「(ペロペロ)」
⤴史上最大に舐めまくるジョー。
「あはは!そんなに俺に会いたかったか?」
「!?」
ジョー「(ご主人様の好きな人は僕の好きな人でもあるもん!!会いたかったぁ!ご主人様の命の恩人!)」
「そういえばやけど・・・あれから風邪こじらせて入院してたんやて?もう大丈夫なんか?」
⤴自分が病院連れていったとは言わないのか?
いや、言えよ
「そうなんですよ。親切な誰かが家の前で力尽きた俺を病院まで運んでくれたんです・・・・」
「そ、そっか///」
いや照れたらバレるやろ
「(先輩な気がするのに誰も教えてくれやんし・・・・)」
あれ?バレてへん。
俺は思わず先輩をガン見してしまい・・・
次の言葉を期待していた。
「そうか。その運んでくれた人には感謝しやなな」
「うん・・・(だから、それが先輩だったらいいのになぁ)」
こちらも心の声を言わないつもりか?
「わふわふ」
「ハナに会うのも久しぶりやなぁ」
またヨシヨシされるハル・・・いや・・・ハナ?
ジョー「ワン!(ハルや!!)」
急な関西弁。
ハルという名前だと思っている。
まっいっかꉂ🤣𐤔
「(ハルのやつ先輩に近づきすぎやっつーの!)」
⤴いやいやそんな顔していたら好きなことバレるのでは?
「あ、あのさ・・・」
「・・・・先輩じゃないんですよね?」
いきなり先輩が何かを言おうとしたのをさえぎり・・・我慢できなくなり・・・聞くことにした。
「えっ(/// ^///)(ま、まさかバレたかな?)」
⤴なぜ赤くなる
「だって、おかしいじゃないですか!ハナがこんなに興奮するなんて。ハナが誰かを呼びに行って・・・呼びに行った誰かと俺を運んだって・・・近所の人も見ていたみたいやし・・・」
「(さっきの話まだ続いてたんや。ヤバっ)」
⤴バレたくないのか?
⤴その通り
「・・・1番懐いているのは先輩やし。それにあの時・・・先輩の声を聞いた気がするし・・・・すごく先輩の声に似てて・・・」
「(もう言うしかないか)実はな・・・その通りなんや」
⤴あっ、やっと暴露した(By健)
「みっちーは先輩が助けたと99%思ってますよ?」
「えっΣ(゚д゚;)(あとの1%はなんなんや)」
「まぁ?言わなくてもいずれわかる気はするし・・・めっちゃ聞いてくると思うけど」
「(あいつの言う通りになったな)」
「好きだから心配してくれたんでしょ?だから、家の近くにもいたんですよね?」
「(/// ^///)」
そして・・・
「・・・・(けど、この後のことを話したら嫌われるかもしれやん・・・・)」
やはり黙ってしまう先輩。
「やっぱり先輩だった。えっ・・・でもなんで俺の家わかったんですか?先輩んちって反対方向ですよね?」
「あの日・・・たぶんやけど俺が一足先に早退したんやけど・・・・」
「・・・・?」
「道岡のことが心配で・・・」
「えっ・・・(/// ^///)」
俺は嫌われる覚悟の上で話すことにしたんや。
「ごめん。道岡と長山の後をついて行ってしまったことがあって・・・。ストーカーするとかそんなんやなくて、ただ道岡が心配で・・・。あのへんやったかな?ってウロウロしてしもて・・・(ほんまの家には行かんかったからただの怪しい人になってしもだけど)」
「・・・・・」
「(ほら、だまっとる!絶対キモイって思われとる!嫌われるよな・・・でもこれだけは言うとかなあかん)ウロウロしていたらな?ジョンが来てくれたんや」
「・・・・・」
「ハナについて行って道岡の家にたどり着いたんや・・・。あの時ハナが俺を見つけに来てくれた・・・・」
「・・・・」
「(やっぱり黙ってるやん)ひ、引くやろ?ついて行くなんて最低なことをして・・・・」
⤴めちゃくちゃ、正直に暴露してます
「・・・・・です」
「えっ・・・・」
「俺は嬉しいです。助けてくれたのが先輩だから(先輩以外だったら俺・・・・)」
「そ、そっか。いやでもよかった・・・。元気になったんなら」
「(先輩に会いたかったのに)お見舞いに来てくれなくて寂しかったです」「あっ・・・それは・・・」
「・・・?なにか行けない野暮用でも?」
「じゃ、じゃあさ・・・退院祝いでもする?」
「えっ?ほんまですか?みんなで?」
「い、いや・・・ふ、2人で?(/// ^///)」
⤴よく言うた!
「は、はい(/// ^///)2人で・・・。ぜひ!」
⤴めっちゃ乗り気
「(/// ^///)」
⤴史上最大に2人とも赤くなるなんて。
いやいや2人きりで退院祝いをしようとするなんて!大進展!!
「に、日曜日暇か?」
「日曜日って・・・えっΣ(゚д゚;)明日?」
「いやごめん。言い方悪かった。来週の日曜日や」
「・・・・来週・・・。えっΣ(゚д゚;)俺も・・・来週の日曜日のこと聞きたかったのに」
「ん?」
「あー、どうやったかなぁ・・・///」
となぜか誤魔化してスマホを確認したりして?
「あ、あのさ・・・」
「先輩こそ暇なんですか?」
「えっ・・・暇やから誘うつもりで・・・」
「たまたま!たまたまですよ?これを貰ったんです!しかも2枚!!」
そう言ってチケットを見せてくれて・・・
「!?」
そのチケットを見て驚く俺・・・・。
さらに道岡は続ける。
「しゃあなしやから先輩と・・」
「しゃあなしやと?(それ野球観戦のチケットやんか!)」
「しゃあなしやから退院祝いはこれで・・・・」
「なにそれ」
「だって先輩一緒に行く人いなさそうやし?だから一緒に行ってあげます」
いや誘い方雑すぎやろ!
ってか先輩誘うために頑張ったんやろ?何勝手なこと言うてるんや(By健)
「え?ちょっと待てや」
よくよく見るとそのチケットは、俺がたった今渡そうとしていた同じく野球観戦のチケットの【日付】と同じで・・・時間も同じで・・・いやいや見間違うはずがない!
「あの?いらないなら先輩にあげます。誰が違う人を・・・」
「いや待て・・・」
「えっ・・・・」
俺(藤波)は、みっちーの手をおもわず握り・・・
「!?」
「俺も・・・」
と言ってチケットを見せた。
「(先輩の手が・・・(/// ^///))」
⤴なぜか照れている
「ワン」
「わぁ!」
ふたりのいい雰囲気を察したのか?急に鳴くハル。
そしてなぜだか襲われる先輩。
(チケットは無事です)
「う、羨ましい」
⤴おい💢
そしてそのあと俺たちはなぜだか4枚のチケットを眺めていた。
「(まさか俺を誘おうとしてくれていたヤなんて。しかも同じ日付の同じ試合に!偶然すぎる!もはや運命?)」
この時点で仲良すぎでしょ
「笑じゃあ・・・とりあえず日曜日・・」
「・・・・はい!ꉂ🤣𐤔」
2人はお互い笑った。
いい雰囲気!
そしてあとの2枚は譲ることにした。
もちろんいい席の方をちゃんと選んだで?
「じゃあ、来週の日曜日!」
「うん、じゃあな」
「あっ!待ってください」
「えっ・・・」
今更なんですけど、先輩のフルネーム教えてください!」
「(笑)そうやったな。俺は藤波武春や。好きに呼んでええで?君は?(もう知ってるけど)」
「俺は道岡瞬です。みんなにはみっちーって呼ばれてます。あっでもそれは知ってるか(笑)」
やっと名前を教えあった2人。
「じゃあ俺も【みっちー】って呼ぶわ」
「・・・・はい(やっぱり武春やったんや・・・へぇ・・・・)」
「(やっと名前をしれた🥺🥺)」
やっとかよ!いや、なんで涙目?なんでなく?(By聖也)
「じゃあ、日曜日・・・。楽しみにしてます武・・・先輩(/// ^///)」
何回言うんや
「じゃあな!みっちー!!」
「はい(みっちーって呼んでくれた)」
「(みっちーって呼んじゃった)」
遠慮がちに呼び合うふたり。
初々しいな。いや、初心やなぁ( ≖ᴗ≖)ニヤッ(By大助)
いや、時間と場所は?
LINE交換とかしやんのか?(By友和)
「あっ!あの!」
「えっ?」
⤴また呼ばれる
「LINE交換しときませんか?ほら、時間と場所も決めたいですし・・・」
「ええよ?」
そして、LINE交換をした2人は・・・
「LINE 時間と場所は俺が決めるわ。また連絡する」
「LINE はい!」
藤原丈一郎「じゃあ、ハナもまたな!」
とハル(ハナ)に手を振る先輩。
「ワン!(だから、ハルだってば!)」
「・・・・・・」
そして武くん先輩の方を見て、目がハートになっているご主人様を見たハルは
「(犯人はこいつかよ!!)」
とみっちーをガン見(いや睨む?)ハルなのであった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説

青少年病棟
暖
BL
性に関する診察・治療を行う病院。
小学生から高校生まで、性に関する悩みを抱えた様々な青少年に対して、外来での診察・治療及び、入院での治療を行なっています。
※性的描写あり。
※患者・医師ともに全員男性です。
※主人公の患者は中学一年生設定。
※結末未定。できるだけリクエスト等には対応してい期待と考えているため、ぜひコメントお願いします。
《うちの子》推し会!〜いらない子の悪役令息はラスボスになる前に消えます〜お月見編
日色
BL
明日から始まる企画だそうで、ぜひとも参加したい!と思ったものの…。ツイッターをやっておらず参加の仕方がわからないので、とりあえずこちらに。すみませんm(_ _)m
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

僕の王子様
くるむ
BL
鹿倉歩(かぐらあゆむ)は、クリスマスイブに出合った礼人のことが忘れられずに彼と同じ高校を受けることを決意。
無事に受かり礼人と同じ高校に通うことが出来たのだが、校内での礼人の人気があまりにもすさまじいことを知り、自分から近づけずにいた。
そんな中、やたらイケメンばかりがそろっている『読書同好会』の存在を知り、そこに礼人が在籍していることを聞きつけて……。
見た目が派手で性格も明るく、反面人の心の機微にも敏感で一目置かれる存在でもあるくせに、実は騒がれることが嫌いで他人が傍にいるだけで眠ることも出来ない神経質な礼人と、大人しくて素直なワンコのお話。
元々は、神経質なイケメンがただ一人のワンコに甘える話が書きたくて考えたお話です。
※『近くにいるのに君が遠い』のスピンオフになっています。未読の方は読んでいただけたらより礼人のことが分かるかと思います。

【完結】I adore you
ひつじのめい
BL
幼馴染みの蒼はルックスはモテる要素しかないのに、性格まで良くて羨ましく思いながらも夏樹は蒼の事を1番の友達だと思っていた。
そんな時、夏樹に彼女が出来た事が引き金となり2人の関係に変化が訪れる。
※小説家になろうさんでも公開しているものを修正しています。
某国の皇子、冒険者となる
くー
BL
俺が転生したのは、とある帝国という国の皇子だった。
転生してから10年、19歳になった俺は、兄の反対を無視して従者とともに城を抜け出すことにした。
俺の本当の望み、冒険者になる夢を叶えるために……
異世界転生主人公がみんなから愛され、冒険を繰り広げ、成長していく物語です。
主人公は魔法使いとして、仲間と力をあわせて魔物や敵と戦います。
※ BL要素は控えめです。
2020年1月30日(木)完結しました。

雪を溶かすように
春野ひつじ
BL
人間と獣人の争いが終わった。
和平の条件で人間の国へ人質としていった獣人国の第八王子、薫(ゆき)。そして、薫を助けた人間国の第一王子、悠(はる)。二人の距離は次第に近づいていくが、実は薫が人間国に行くことになったのには理由があった……。
溺愛・甘々です。
*物語の進み方がゆっくりです。エブリスタにも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる