君の鼓動を感じて~BLUEストーリー~

藤原葉月

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2人の距離

第11話

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武くんがみっちーに告白するってマジで意気込んでるのはええけどさぁ・・・まずはーやっぱり名前を聞くことから始めなきゃならなくて?(お互い)


「よし、ハル!今日こそ言うで!今日こそ聞くんや!」

みっちーの場合はハルのほんまの名前も言わなあかんミッションも追加されている(笑)

《ワン(お願いしますよ?)》
⤴何故か、言葉が通じております。


「よし、いくで」

⤴こちらも同じような気合を入れ?

そして2人は何故かお互い偶然を装ったり?

(偶然なのか?いやいや学校帰りに会っただけ)


みっちーは早々と家に帰ってハルの散歩に出て・・

「ま、また会いましたね」

「そ、そうやな」


ってかぎこちなくない?

《ワンワン(早く早くぅ)》
⤴急かしてます?

「ちょっ!ハナ・・・」

なぜだか、走り出すハナ・・・じゃなくてハルに振り回される?みっちー。


「🤣って言うかさ、いつもハナに遊ばれてないか?」

「き、気のせいですよ」

と先輩の周りをぐるぐるするハナ。

いやいや何してんねん!

「・・・・・」

「笑」

「|・`ω・)ジィー」

思わず先輩をガン見してしまい
「えっ?なに?」
気づかれてしまい

「い、いえ///な、なんでもないです(先輩はハルには笑顔見せてくれるのに・・・)」
《ワンワン(早くハルって呼ばせて!)》

「ハナ、お前はご主人様がすきか?」
「!?(な、何を聞いてるんやこの人は!)」

《ワン!(好き🩷🩷🩷🩷)》

「そうか好きか」

⤴わかるのか?


「えっΣ(゚д゚;)な、なに?」



⤴わからないのか?


「そうや、あのさ・・・」
「先輩、あの!!」


なぜだか次は、聞くタイミングが同じだった2人。

ほら、勇気出して!


「先輩・・・俺・・・・」

みっちーが先に話そうとした瞬間・・・・・


「道岡くーん」

「えっΣ(゚д゚;)」
「!?」

呼ばれて2人は思わず振り向いた。


つまりは2人きりを邪魔されたのだ。

「いやあの・・・」


近づいてくる女子高生たち。

えっΣ(゚д゚;)複数?
な、なんで?

クレープ食べに行こうよ!」
「私服だ。もう家に帰ったの?」

「あっ、あの・・・犬の散歩中でして・・・」
⤴なぜか敬語


「・・・・(俺の存在無視か?)」

《ワンワン》

「可愛い!」
「じゃあさ、犬も一緒に来ていいよ😉」

《ワンワン(ワーイ)》

こ、こいつあざとい。

「・・・・」

「いや、俺先輩と・・・」

「じゃあ、先輩も一緒に・・・」


「いや?おれはやめとくわ。道岡、行ってこいよ(苗字は道岡・・・)」

「ええ....(困惑)」


「じゃあ、俺はこれで。道岡!またあしたな!君たちも!」


「はぁーい」
「えっΣ(゚д゚;)ちょっ・・・」

な、なんで?なんでなん?



「✋」

先輩は行ってしまった。

じゃなくて・・・どっちかと言うと?


「道岡くん行くよ!」

「早くしなきゃお店閉まっちゃうー」

「(;´゚д゚`)エエー」

みっちーのほうが連れていかれたみたいなんや。


で?
その後武くんは俺(大木)の店に来て・・・


「大木」

「どうしたん?武くん」

「今度の日曜日付き合え」

「えっ?なに?オレとデートでもしてくれるん?」

「ええから何も言わんと付き合え!」

「(これはデートなのか?)」

「デートやん(〃°Д°〃)デュフ…混じり気なしの男気デート!」
「変な名前つけるな」
「えー?武くんと二人きりならそうやんかぁ」

「文句言うなよ?俺とお前の仲やないか」


と言われたから日曜日になって行ってみると・・・


「な、なんで俺誘ったん?」

「いやだって・・・・」


野球観戦のチケットを無駄にしたくなかったらしい。

いやいやなんでみっちーを誘うの諦めるんや!

結局俺たちはあの後中途半端に別れ・・・家に帰る羽目となった。

つまりは誘えなかったから手っ取り早く1番一緒にいる大助か大木に助けを求めたってわけや。
で、結局来てくれたのが大木やったってだけなんや。




だがそれからも結局俺たちはお互い【デート】に誘えずにいて?


えっ?デート・・・・?

「!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?」

「ってか叫ばんでよ」

「ほんまにしゃーない2人やな」

「けど、どないしたら発展する?」

2人以外のみんなはそんな丈道の2人をムズムズしながら見守っていたりして・・・。

「あー!あそこにいるのは藤波軍団」
「はぁ?何その【藤浪軍団】って」
「えー?だってさあの3人いっつも一緒にいるから?だから軍団付けてみた」


「いやいやこっちも一緒におるやん」
「うわぁ、なんかダサい名前」

流星くんに言われるとダサく感じる。

「ʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬ」
「ひどいやん!どうせ恭一くんが、いわせたんやろ?一人爆笑しとるから」

「(やっぱりなぁ)」
「えー?そうなん?じゃあこっちは?」


「道岡軍団・・・」

「うわぁ、なんかいやだ。なんや軍団って」
「えー?いやって」

「嫌なものは嫌やな」
「爆笑ꉂ(ˊᗜˋ*)ʬʬʬ」

⤴1人ツボってるし

「もう!恭一くんのせいやから!」

「ごめん、ごめん」
「でもこれもみっちーのためやろ?」


「えっΣ(゚д゚;)」
「そうそう。2人があまりにもすれ違っとるからや」

⤴自分の手柄にしようとしてる?


「先輩と少しでも交流しようとしてるんやで?感謝してや?」


「そ、それはごめん」


そしてふたりのすれ違いは相変わらず続いていてなんだかよくわからないことになっていた。

そう毎週日曜日のあの時間に先輩と会えると確信した俺は・・・

「あの時間と場所なら誰にも邪魔されやんはずや!ハルも先輩に懐いてるし・・・・」


そう思ったらなんだか【秘密の密会】をするみたいでドキドキしてきた。

付き合ってもいないし・・・フルネームも知らないのに・・・・。


先輩・・・。
先輩は少しでも俺と【会いたい】って思ってくれているんやろうか?



⤴早くきけよ




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