君の鼓動を感じて~BLUEストーリー~

藤原葉月

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2人の距離

第10話

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「いいこと考えたわ」
聖也くんが呟いた。
いつものカフェに集まる4人。


「えっΣ(゚д゚;)なに?いいこと?」
「このメイクで先輩を惚れさせてみせる!男に二言はないで?」

⤴すでに虜になっているのを知らず。
「えっΣ(゚д゚;)無理やし」
「無理やないやろ。すでに惚れとるかもしれやんやん」

⤴その通り
「そんなんじゃ、いつまで経っても一直線のままやんか!」


「つまりはー、片思いのまま先輩は卒業しちゃうで?それでもええんか?」

「・・・・・」

「そうやん?告白するなら今やで?」

「そうやん!今しかないで?まだ、卒業まで日付あるとはいえあっという間やと思うで?」

「そうやで?みっちー。野球観戦もシーズンの間しか誘えやんで?いつでもええはないんやで?」

「(/// ^///)」

みんなに背中を押されるみっちー。

「よし!みっちーと先輩のために一肌脱いだるわ!」

「よーし!僕らも頑張るで!」

「みんな、ありがとな?」

そしてこちらは年上3人組の様子である。


「‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´ω`)/››」

さっきからウロウロしてます。
「いやいや、なにウロウロしてるんや」

「・・・・いつ、どうやって誘おう!なって」

「誰を?なにに?」

「み、みっちーくん?を野球観戦に・・・・(/// ^///)」
「へぇー( ¯∀¯ )( ¯∀¯ )」

なんと!こちらはすでに野球観戦に誘おうとしていたみたいや。


「すげーな。取れたんや」

「最後の2枚やった!」

「それは愛の力やな 」
「でも・・・・別の世界に連れていかれそううちゃう?」

「確かに。みっちーくんが野球に興味あるかないかでちごてくるな」

「あー・・・・それな」

「えっΣ(゚д゚;)」
それに今頃気づくとか(笑)

「あとはどうやってあの子を誘いだすかやな・・・連絡先とか交換してへんの?例えばLINEとか」
「あっ・・・」

「してへんのかいっ」
「って言うか犬の散歩で会うんやろ?」

「・・・うん」
「そんときに、聞いちゃえ!」

「一緒に行ってくれるやろうか・・・」

⤴自信がないらしい

「誘ってみやなわからんやろ?当たって砕けろや」

「そういえば今日はここにはこやんのやな」

「あー、あのこらはあの子らで集まるカフェがあるらしいで?」
「そうなん?もしかして連絡先知っとるんか?」
「聖也くんのはゲットした✊💖」

「俺は健くんのをゲット( *˙ω˙*)و グッ!」
「・・・・・」

「恭一くんのは俺ら2人とも知ってるってわけや」
「俺、誰のも知らんやん😓」

カララン
お客さんがやってきた。
団欒タイムは一旦終了や。


「いらっしゃいませ。なににします?」
「じゃあ、日替わりケーキと、コーヒーで」
「お客さん、ラッキーやわ。タイミングバッチリです。最後の1個です」

「えっ?マジで?ラッキー」

とお客さんと和やかに会話をしている。

「友、やっぱり接客向いとるよな」
「・・・そうやな」

「チケット・・・最後の2枚やったんやろ?」
「・・・・」

「もうさ、【好き】って認めたらどうなん?」

「・・・・(好きやないとは言うてへんもん(/// ^///))」

「最後の1年やで?もう半年もないやん・・・」


「分かっとるけど・・・」
「同じことを繰り返すつもりか?」

「そんなんやないけど」

「お待たせ!なんの話し?」

「・・・」

「一緒に散歩する約束するくらいいい仲になったんやろ?」

⤴聞いていたのか?

「それはそうやけど・・。だってさ・・・」

「だってやないわ。ウジウジするなんて武くんらしくないで?」

「さっきも言うたやん!当たって砕けろって」

そして
「よ、よし。覚悟を決めた。俺、告白する!」

⤴いきなり告白する流れだけど大丈夫か?



そしてこちらも・・・

「俺、頑張ってみるよ」

「うん!頑張れ!」


なぜか同時に意気込む武くんとみっちーの2人なのであった。

「みっちー!その意気や!」

「ファイトやで?みっちー」

「みっちー、頑張れ!」

と3人が応援する中・・・

「でもまず腹ごしらえ・・・やな」

「ガクッ」
「それ大木先輩やん」

「あははꉂ🤣𐤔それ言える。今頃くしゃみしてるんちゃう?」


「🤧🤧ヘックシュン」
⤴そのとおり

「大丈夫か?友ー」

「誰か噂してるんちゃう?ꉂ🤣𐤔ꉂ🤣𐤔」

⤴なぜかツボる

「ぐすっ。そうなんかなぁ。誰やろ」

⤴心当たりなしか

    
「じゃあ、パンケーキ食べようぜ」

「おー!ええやん(’~`*)エエヤン誰の奢り?」

「ここは平等にジャンケンやな」



「ジャンケン✊ ✋ ✌」


1時間後・・・(ジャンケンに負けたの誰だ?)


「じゃあ、明日から実行ってわけやな!」
4人は既に帰り道にいる。

「重要ミッション開始や!」
「も、もしも途中で諦めたら?」

「豪華ディナーを全員分奢る!!」
「えー・・焼肉・・・とか?」

「ピンポーン!大正解!みっちー!次も負けてええで?」

*️⃣今回ジャンケンに負けたのはみっちーでした!


「それは嫌やから頑張るわ」

「よし!じゃあ、みんなまた明日な!」

「じゃあな!」

4人はここで別れた。


「うわっ!もうこんな時間なん?ハル待っとるよな・・・」


みっちーはそう呟き走り出した。



「ハル?」

ある人がみっちーの後ろにいた。


「あれって道岡・・だよな?」


?「(あの背の高さは間違いがない。
でも、ハルって一体・・・)」

彼は一体誰なのか?

そしてこの人は後ほど登場いたします。


武くんとみっちーのふたりの恋に大きな影響を与える人なんだろうか?



このあともお楽しみに!




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