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第2章
第2話
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来れなくなった孝くんに思いを馳せながらいると・・・ 、
「そういえばやけど和はどうなん? 」
「へっ?」
⤴振られるとは思わなかったから変な声が出た。
「へじゃなくて(笑)上の空やな・・・。ほら、最近あの子と仲ええみたいやん? 」
「・・・・!? 」
「えー?あの子って誰ですか? 大木くんにもそういう子いるんですか?」
「・・・同じ大学の同じ学部の女の子やんな?ただの友人言うとるけどさ、なんや噂になっとるで? 」
「大ちゃんが、なんでそんなこと知ってるんや!まさか見たんか? 」
「2人で仲良く買い物しとったやろ。まるで付き合いたてのカップルやったで? 」
「う"っ、昴くんまで・・・ 」
「僕の友達がな?SNSで広げようとしたからやめて!って止めた。そんなことしたら絶好や!って言うてあげた 」
「今の発言がちょっと、怖さ感じるんやけど・・・気のせいか? 」
「だって、彼らは大木くんのおかげで出来た友達だから・・・ 」
「そっか・・・、ごめんな?彼女には孝くんのことで色々相談に乗って貰ってる唯一の女友達なんや 。けど、彼女とかやないんや」
「それって、なんでも話せる仲ってことですよね? 」
「まぁ、そうとも言うな・・・ 。」
「・・・・・ 」
「けどその子、実は大木くんを好きだったりして? 」
「えっ・・・・まさか・・・ 」
「・・・・・ 」
「男女の友情なんてあるのかな。僕の友達でもそう言う話を沢山聞いて仲が拗れたとかよく聞くんで・・・」
「・・・・ 」
「ドラマとかである男女のあるあるとは思いますが・大木くんたちに限ってはないってことですもんね?いまの気にしないでくださいね? 」
「・・・・・・(そう言われると気になるかも。渚ちゃんは何も言わないけど・・・・) 」
「なんか話が暗くなってるやん!もっと明るい話題しよに 」
「・・・・ 」
同じ頃・・・・ 、
「・・・・・久しぶりね 」
と愛梨さん。
「・・・・そうやな・・・・(4年ぶり?) 」
衝撃的な再会をした孝くんと、愛梨さんは少しの間見つめ合い・・・
「・・・・こっちに戻ってきてたんや・・・・ 」
「そうなのよ、孝は? 」
そのまま並んで歩いていたりして。
ってか俺らとの約束忘れてへんよな?
「俺は、最近になってこの辺に引っ越した」
「そうなの?じゃあ、ご近所さんかもね 」
なんで嬉しそうなんだよ!
「・・・・・希望してた部屋が空くまでは別のアパートにいたけどな・・・ 」
「えっ?なんで引っ越しちゃったの? 」
「こっちの方が大学近いから 」
「・・・・・そう・・・ 」
「それより、元気そうやな 」
「元気だよ!孝も相変わらずだね。ねぇ?彼女できたの? 」
「はぁ?いきなりそれ聞くんか? 」
「いるの?いないの?答えて・・・ 」
「!?(顔近っ) 」
「何よ、その反応・・・・ 」
「いや、悪い・・・俺・・・実は今から・・・ 」
約束があるんや。
そういうつもりでいて・・・
「ねぇ?久しぶりに会ったんだし、これからご飯でも食べに行かない? 」
「いやだからー・・・ 」
「いいじゃない!久しぶりに飲みに行こう! 」
「・・・・!? 」
なぜだか断れない丈くんだった。
そんな状況とは知らず・・・
ラビットセブングループLINE
ピコン
「あっ、孝くんからや。・・・・えっ? 」
「なに?その反応・・・ 」
「孝くん用事出来たみたい。ってかみんな見ろや 」
「・・・・やっぱりな・・・ 」
「用事か・・ 」
「・・・・・・ (しゃーないなって言うてたくせに・・・)」
「・・・・・・ 」
和は、落ち込み度がいちばん激しいみたいやな。
そりゃそうやわな。
一番会いたかったんやもんな?
そして・・・
「・・・・・ (〃´o`)フゥ…」
孝くんがスマホを触ったのに気づき・・・
「ねぇ?もしかして先約あった? 」
「あー、サークルの仲間とな・・・ 」
「へぇ?サークル・・・。 なんの?」
「もう、あんまりしてへんけど・・・ダンスサークルの仲間」
「そうなんだ。孝が、ダンスね(笑)意外ね・・・ 」
「えっ?そんな意外か? 」
「でも、よかったの?断って・・ 。こっちこそごめんね?」
「・・・・まぁ、ええよ・・・(大木に会いたかったけど) 」
孝くんの密かな思いが、和と同じだったやなんてこの時の2人は思わなかっただろう。
「・・・・なに?その顔・・・ 」
「はっ? 」
「誰か会いたい人いたんじゃないの? 」
「!? いや・・・・まさか」
なんでわかるんや。ってか、ヤバっ・・・ 顔に出てたんか?
そして・・・
「残念やね、孝くん。せっかの招集やのに・・・ 」
と、和くんにはなしかけてみた。
「みんなー?焼けたで? 」
何故か無駄に明るい大木くん。
「わーいヾ(@⌒ー⌒@)ノエリンギー!いただきます!」
「・・・・ 」
「仕方ないやん。よっぽど外せやん用事出来たんやな・・・ 」
しかも、こんな急に。
「まさか、彼女できたとか?もしくは・・・・好きだった人に再会したとか? 」
⤴冗談で言ってみた 。
何も考えてないよね?
けど半分当たってるやなんて。
「・・・・・!?(ズキン) 」
そう言うたらめっちゃ泣きそうな顔する大木くん。
「こら!涼太くん!なんてことを! 」
ボカッと、涼太を叩く最年少光。
「イタタ。何すんねん! 」
「・・・・・ヒャハハー。かもね~ 」
もしそうだとしたら・・・・俺の事なんか頭にないってことやんな。
泣いたらあかん!
「・・・・・・和・・・・ 」
「・・・・・・ 」
今のだけでだいぶ落ち込み度増したんちゃう?
めちゃ泣きそうな顔したで?
「このエリンギうまっ😋🍴💕 」
⤴さっきのがなかったかのように、キノコを光。
「きのこ大好き男子誕生? 子供かお前は」
「正直な感想や!ただただ大好きなだけや」
「ええ食べっぷりやん。おかわりいっぱいあるでな? 」
「えっ?ほんまに?やったぁ」
「ちょっと!それは俺の分や!光の分はこれや!」
無邪気にはしゃぎ合う涼太と光を笑って見守っている和。
けど寂しさを隠してるようにしか見えない笑顔。
その笑っている大木くんを複雑そうな気持ちで見守る大ちゃんと昴くんだった。
「ねぇ?本当に彼女いないの? あなた結構モテるのに」
「だから、おらへんいうとるやろ?(気になるヤツならおるけど)」
2人は、バーみたいなところでお酒を飲みながら話している。
大人の雰囲気満載やん。
っていうかお酒あんまり強くないのにお酒飲んでるん?
俺らの知らん孝くんがおるってことやんな?
「(俺の前からいなくなったくせになんでいまさら再会なんて・・) 」
「私もいないわよ? 」
「・・・・・・あっそ・・(もうなんとも思てへんのやけど・・") 」
「ねぇ?私たちやり直さない? 」
「何をいまさら・・・ 」
彼女は、俺が本気で好きになった【女】やった。
けど今は彼女以上に大切な存在がいる。
まだ、誰にも話せてへんけど・・・・。
けどそれを話せる勇気は今はなかった。
だってそれは好きになるはずのない相手なんやから・・・・・。
孝くんのこの思いは・・・いつ和に届くのだろう・・。
「そういえばやけど和はどうなん? 」
「へっ?」
⤴振られるとは思わなかったから変な声が出た。
「へじゃなくて(笑)上の空やな・・・。ほら、最近あの子と仲ええみたいやん? 」
「・・・・!? 」
「えー?あの子って誰ですか? 大木くんにもそういう子いるんですか?」
「・・・同じ大学の同じ学部の女の子やんな?ただの友人言うとるけどさ、なんや噂になっとるで? 」
「大ちゃんが、なんでそんなこと知ってるんや!まさか見たんか? 」
「2人で仲良く買い物しとったやろ。まるで付き合いたてのカップルやったで? 」
「う"っ、昴くんまで・・・ 」
「僕の友達がな?SNSで広げようとしたからやめて!って止めた。そんなことしたら絶好や!って言うてあげた 」
「今の発言がちょっと、怖さ感じるんやけど・・・気のせいか? 」
「だって、彼らは大木くんのおかげで出来た友達だから・・・ 」
「そっか・・・、ごめんな?彼女には孝くんのことで色々相談に乗って貰ってる唯一の女友達なんや 。けど、彼女とかやないんや」
「それって、なんでも話せる仲ってことですよね? 」
「まぁ、そうとも言うな・・・ 。」
「・・・・・ 」
「けどその子、実は大木くんを好きだったりして? 」
「えっ・・・・まさか・・・ 」
「・・・・・ 」
「男女の友情なんてあるのかな。僕の友達でもそう言う話を沢山聞いて仲が拗れたとかよく聞くんで・・・」
「・・・・ 」
「ドラマとかである男女のあるあるとは思いますが・大木くんたちに限ってはないってことですもんね?いまの気にしないでくださいね? 」
「・・・・・・(そう言われると気になるかも。渚ちゃんは何も言わないけど・・・・) 」
「なんか話が暗くなってるやん!もっと明るい話題しよに 」
「・・・・ 」
同じ頃・・・・ 、
「・・・・・久しぶりね 」
と愛梨さん。
「・・・・そうやな・・・・(4年ぶり?) 」
衝撃的な再会をした孝くんと、愛梨さんは少しの間見つめ合い・・・
「・・・・こっちに戻ってきてたんや・・・・ 」
「そうなのよ、孝は? 」
そのまま並んで歩いていたりして。
ってか俺らとの約束忘れてへんよな?
「俺は、最近になってこの辺に引っ越した」
「そうなの?じゃあ、ご近所さんかもね 」
なんで嬉しそうなんだよ!
「・・・・・希望してた部屋が空くまでは別のアパートにいたけどな・・・ 」
「えっ?なんで引っ越しちゃったの? 」
「こっちの方が大学近いから 」
「・・・・・そう・・・ 」
「それより、元気そうやな 」
「元気だよ!孝も相変わらずだね。ねぇ?彼女できたの? 」
「はぁ?いきなりそれ聞くんか? 」
「いるの?いないの?答えて・・・ 」
「!?(顔近っ) 」
「何よ、その反応・・・・ 」
「いや、悪い・・・俺・・・実は今から・・・ 」
約束があるんや。
そういうつもりでいて・・・
「ねぇ?久しぶりに会ったんだし、これからご飯でも食べに行かない? 」
「いやだからー・・・ 」
「いいじゃない!久しぶりに飲みに行こう! 」
「・・・・!? 」
なぜだか断れない丈くんだった。
そんな状況とは知らず・・・
ラビットセブングループLINE
ピコン
「あっ、孝くんからや。・・・・えっ? 」
「なに?その反応・・・ 」
「孝くん用事出来たみたい。ってかみんな見ろや 」
「・・・・やっぱりな・・・ 」
「用事か・・ 」
「・・・・・・ (しゃーないなって言うてたくせに・・・)」
「・・・・・・ 」
和は、落ち込み度がいちばん激しいみたいやな。
そりゃそうやわな。
一番会いたかったんやもんな?
そして・・・
「・・・・・ (〃´o`)フゥ…」
孝くんがスマホを触ったのに気づき・・・
「ねぇ?もしかして先約あった? 」
「あー、サークルの仲間とな・・・ 」
「へぇ?サークル・・・。 なんの?」
「もう、あんまりしてへんけど・・・ダンスサークルの仲間」
「そうなんだ。孝が、ダンスね(笑)意外ね・・・ 」
「えっ?そんな意外か? 」
「でも、よかったの?断って・・ 。こっちこそごめんね?」
「・・・・まぁ、ええよ・・・(大木に会いたかったけど) 」
孝くんの密かな思いが、和と同じだったやなんてこの時の2人は思わなかっただろう。
「・・・・なに?その顔・・・ 」
「はっ? 」
「誰か会いたい人いたんじゃないの? 」
「!? いや・・・・まさか」
なんでわかるんや。ってか、ヤバっ・・・ 顔に出てたんか?
そして・・・
「残念やね、孝くん。せっかの招集やのに・・・ 」
と、和くんにはなしかけてみた。
「みんなー?焼けたで? 」
何故か無駄に明るい大木くん。
「わーいヾ(@⌒ー⌒@)ノエリンギー!いただきます!」
「・・・・ 」
「仕方ないやん。よっぽど外せやん用事出来たんやな・・・ 」
しかも、こんな急に。
「まさか、彼女できたとか?もしくは・・・・好きだった人に再会したとか? 」
⤴冗談で言ってみた 。
何も考えてないよね?
けど半分当たってるやなんて。
「・・・・・!?(ズキン) 」
そう言うたらめっちゃ泣きそうな顔する大木くん。
「こら!涼太くん!なんてことを! 」
ボカッと、涼太を叩く最年少光。
「イタタ。何すんねん! 」
「・・・・・ヒャハハー。かもね~ 」
もしそうだとしたら・・・・俺の事なんか頭にないってことやんな。
泣いたらあかん!
「・・・・・・和・・・・ 」
「・・・・・・ 」
今のだけでだいぶ落ち込み度増したんちゃう?
めちゃ泣きそうな顔したで?
「このエリンギうまっ😋🍴💕 」
⤴さっきのがなかったかのように、キノコを光。
「きのこ大好き男子誕生? 子供かお前は」
「正直な感想や!ただただ大好きなだけや」
「ええ食べっぷりやん。おかわりいっぱいあるでな? 」
「えっ?ほんまに?やったぁ」
「ちょっと!それは俺の分や!光の分はこれや!」
無邪気にはしゃぎ合う涼太と光を笑って見守っている和。
けど寂しさを隠してるようにしか見えない笑顔。
その笑っている大木くんを複雑そうな気持ちで見守る大ちゃんと昴くんだった。
「ねぇ?本当に彼女いないの? あなた結構モテるのに」
「だから、おらへんいうとるやろ?(気になるヤツならおるけど)」
2人は、バーみたいなところでお酒を飲みながら話している。
大人の雰囲気満載やん。
っていうかお酒あんまり強くないのにお酒飲んでるん?
俺らの知らん孝くんがおるってことやんな?
「(俺の前からいなくなったくせになんでいまさら再会なんて・・) 」
「私もいないわよ? 」
「・・・・・・あっそ・・(もうなんとも思てへんのやけど・・") 」
「ねぇ?私たちやり直さない? 」
「何をいまさら・・・ 」
彼女は、俺が本気で好きになった【女】やった。
けど今は彼女以上に大切な存在がいる。
まだ、誰にも話せてへんけど・・・・。
けどそれを話せる勇気は今はなかった。
だってそれは好きになるはずのない相手なんやから・・・・・。
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