32 / 50
第2章
第1話 新しい生活
しおりを挟む
孝くんが引っ越してからしばらく経った頃・・・
ラビットセブングループLINE
ピコン
「ん? 」
「大ちゃん:みんなで焼肉食べよう!畑野家に集合 」
とグループLINEが入ってきた
「えっΣ(゚д゚;)焼肉? 」
まさかあいつ(大木くんのこと?)あの約束をあいつらに話したんか?
「なんか奢ったるわ 」
「焼肉奢ってな?約束やで? 」
指切りまでしたんやったな。
けど、まだ行けてへんし・・・・。
まぁ、決して【2人きり】と約束したわけやないし・・・・・
⤴独り言タイム
「大ちゃん:ちなみに、肉ははっすんがバイトしとるお店からいただいたそうです!食べきれないからみんなで食べようって 」
「(そうなんや。じゃあ違うか)」
⤴自己完結?
なぜかホッとしてる?
「えっ?マジですか?行きたい! 」
珍しく1番に返事来たのはタッキー やった。
しもた。入りそびれた。
「大ちゃん: 時間厳守でお願いします 」
「涼太: 絶対行きます! 」
「和くん: はい!おれも行きます! 」
「ってなんで大木が参加のメールするねん(笑)
肉提供するんやから(笑)」
と独り言。
みんなからのLINEの返事がポンポンと入ってくる。
お前ら暇なんか?
今までよりも、LINEしまくっとるやないか。
「孝:LINE で?いつなん? 」
「昴:今日の夕方 」
「はぁ? 」
確かに休みやけど、急すぎるのにも程があるわ。
「タッキー:うわっ、急ですね 」
「和くん:・・・・・ 」
「大ちゃん:みっちー、忙しいやろ?今日ならええかなって 」
「タッキー:あっ、僕のためですか 」
タッキーはあれからなんとモデルの事務所にスカウトされて、事務所の面接にも合格したんや。
高校生活とモデルの仕事を両立させていて、忙しい日々を送っているみたいや。
【卒業することを前提に】ってことで今は雑誌の取材を少しずつ受けとるみたいや。
「たまには参加してやるか・・ 」
ここ、2、3回は断っていたりしたけど・・・・
そう思いながら電車を降りると、
「やめてください!! 」
おんなのひとのこえがした。
「えっ・・・ 」
あきらかに変な親父が女の人の手を掴み、連れていこうとしていた。
「可愛いねー 😏」
「やめてください! 😓」
グループLINEに
「孝: しゃーなしやな。行くわ 」
と、返事をしたところやった
まさか孝くんがそんなトラブルに遭遇してるやなんて思わずにいて・・。
一方・・・・
「ねぇねぇ、今日こそ孝くん来るって?かなり急なお誘いやけど・・・ 」
「うん、返事きたで?相変わらず短い文やけど 」
「・・・ほんまに来るんかな・・・・ 」
あれからずっと会ってへんし、グループLINEにしかメールくれやんし。
約束の焼肉行けてへんし・・・・。
音沙汰無しってやつや。
「久しぶりの招集やもん。来るに決まってるやん。大木くん、落ち込むのはまだ早いで? 」
あれ?みんな、もう既に集まっとるん?
「ほんまにひと月ぶりですね 」
「ほんまや。孝くん呼び出すのにこんなに掛かるなんて・・・・ 」
ひと月に1度ぐらいは食事会しよう!と決めたのだ。2、3回はあったけど、今日がまたその日や!
「大木くんの手料理🥰🧡 楽しみすぎるわ」
めっちゃ嬉しそうな昴くん。
ハートマークつけてるし。
「昴は畑野の手料理より和の手料理の方が好きみたいやわ😓😭 」
畑野再び撃沈中。
「大ちゃん、ヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙安心して?レシピ教えたるからな? 」
と和によしよしされた。
「😭ありがとう和 」
また、二人のハグの時間?
と思いきや・・・
「みんなぁ!久しぶり! 」
(珍しく、ハイテンションに)遅れてきて登場したのはタッキー。
「キタキタ!よっ!新人モデル! 」
「あれ?もうみんな集まってたん? 」
「実はねー!集合時間とっくに過ぎとるで? 」
「えっ・・ごめんなさい。雑誌の取材長引いて・・・」
⤴真面目なので真面目に答える。
「新人のモデルやもん。質問攻めにあったんちゃう? 」
「・・・・・はい」
「タッキーは可愛いし、真面目やもんな 」
「そんな、照れること言わないでよ、涼太くん」
「ほんまの事やしな」
「しゃーなしやな。許したろ 」
「ねー?楓くんには会えたん? 」
「それはまだまだですね 」
「僕も頑張ろ!いつかタッキーにメイクしたいから!待っててな?」
「昴くん、待ってます! 」
2人は手を取りあって笑っていた。
「・・・・ ・・」
みんなそれぞれの道へと進もうとしていた。
「それより、孝くん遅いっすね・・・ 。もう来るはずですよね?行くってLINE来てから遅くないです?」
「何やっとるんやろ 。いつも時間に厳しい人やのに・・・」
「・・・・・・ 」
ほんまや。あんまり遅れたりしやんのに。
そして同じ頃孝くんは・・・
「嫌がっとるやないですか。離したったらどないですか? 」
「なんやお前、こいつの男か?」
「そうや言うたらどうしますか? 」
「えっ・・・・ 」
そのさっき絡まれてた女の人を助けていたやなんて・・・・ 。
「ちっ 」
その痴漢らしき男は、捕まって警察に連れていかれた。
「ふぅー。あの、大丈夫ですか? 」
「怖かった 」
「えっ・・・ Σ(゚д゚;)」
何故か助けた女性に抱きつかれていて・・・・ 。
イケメンやもんなぁ。
そんな助け方したら惚れるわな。
「あの? 」
その女人が顔を上げると、孝くんと目が合い、
「えっ・・・・ Σ(゚д゚;)」
「えっ?孝・・・・・? 」
「愛梨・・・・・ ?」
その助けた女性は、孝くんの知り合いやったんや。
丈くんのことを【孝】と呼んでるし。
ただの仲じゃないってこと?
「これやんなら来れやんって連絡くれたらええのに。その返事もこやへんやなんて。なぁ?和 」
「・・・・・そうやな 」
あれから1時間は経つと言うのに孝くんからは何の連絡もなかった。
「(せっかく話せると思っていたのにな) 」
「・・・・・・ 」
「・・・・・・ 」
孝くんと愛梨さん。
2人の再会がこれからの関係を変えるなんてまだ、誰も思ってはいなかった。
ラビットセブングループLINE
ピコン
「ん? 」
「大ちゃん:みんなで焼肉食べよう!畑野家に集合 」
とグループLINEが入ってきた
「えっΣ(゚д゚;)焼肉? 」
まさかあいつ(大木くんのこと?)あの約束をあいつらに話したんか?
「なんか奢ったるわ 」
「焼肉奢ってな?約束やで? 」
指切りまでしたんやったな。
けど、まだ行けてへんし・・・・。
まぁ、決して【2人きり】と約束したわけやないし・・・・・
⤴独り言タイム
「大ちゃん:ちなみに、肉ははっすんがバイトしとるお店からいただいたそうです!食べきれないからみんなで食べようって 」
「(そうなんや。じゃあ違うか)」
⤴自己完結?
なぜかホッとしてる?
「えっ?マジですか?行きたい! 」
珍しく1番に返事来たのはタッキー やった。
しもた。入りそびれた。
「大ちゃん: 時間厳守でお願いします 」
「涼太: 絶対行きます! 」
「和くん: はい!おれも行きます! 」
「ってなんで大木が参加のメールするねん(笑)
肉提供するんやから(笑)」
と独り言。
みんなからのLINEの返事がポンポンと入ってくる。
お前ら暇なんか?
今までよりも、LINEしまくっとるやないか。
「孝:LINE で?いつなん? 」
「昴:今日の夕方 」
「はぁ? 」
確かに休みやけど、急すぎるのにも程があるわ。
「タッキー:うわっ、急ですね 」
「和くん:・・・・・ 」
「大ちゃん:みっちー、忙しいやろ?今日ならええかなって 」
「タッキー:あっ、僕のためですか 」
タッキーはあれからなんとモデルの事務所にスカウトされて、事務所の面接にも合格したんや。
高校生活とモデルの仕事を両立させていて、忙しい日々を送っているみたいや。
【卒業することを前提に】ってことで今は雑誌の取材を少しずつ受けとるみたいや。
「たまには参加してやるか・・ 」
ここ、2、3回は断っていたりしたけど・・・・
そう思いながら電車を降りると、
「やめてください!! 」
おんなのひとのこえがした。
「えっ・・・ 」
あきらかに変な親父が女の人の手を掴み、連れていこうとしていた。
「可愛いねー 😏」
「やめてください! 😓」
グループLINEに
「孝: しゃーなしやな。行くわ 」
と、返事をしたところやった
まさか孝くんがそんなトラブルに遭遇してるやなんて思わずにいて・・。
一方・・・・
「ねぇねぇ、今日こそ孝くん来るって?かなり急なお誘いやけど・・・ 」
「うん、返事きたで?相変わらず短い文やけど 」
「・・・ほんまに来るんかな・・・・ 」
あれからずっと会ってへんし、グループLINEにしかメールくれやんし。
約束の焼肉行けてへんし・・・・。
音沙汰無しってやつや。
「久しぶりの招集やもん。来るに決まってるやん。大木くん、落ち込むのはまだ早いで? 」
あれ?みんな、もう既に集まっとるん?
「ほんまにひと月ぶりですね 」
「ほんまや。孝くん呼び出すのにこんなに掛かるなんて・・・・ 」
ひと月に1度ぐらいは食事会しよう!と決めたのだ。2、3回はあったけど、今日がまたその日や!
「大木くんの手料理🥰🧡 楽しみすぎるわ」
めっちゃ嬉しそうな昴くん。
ハートマークつけてるし。
「昴は畑野の手料理より和の手料理の方が好きみたいやわ😓😭 」
畑野再び撃沈中。
「大ちゃん、ヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙安心して?レシピ教えたるからな? 」
と和によしよしされた。
「😭ありがとう和 」
また、二人のハグの時間?
と思いきや・・・
「みんなぁ!久しぶり! 」
(珍しく、ハイテンションに)遅れてきて登場したのはタッキー。
「キタキタ!よっ!新人モデル! 」
「あれ?もうみんな集まってたん? 」
「実はねー!集合時間とっくに過ぎとるで? 」
「えっ・・ごめんなさい。雑誌の取材長引いて・・・」
⤴真面目なので真面目に答える。
「新人のモデルやもん。質問攻めにあったんちゃう? 」
「・・・・・はい」
「タッキーは可愛いし、真面目やもんな 」
「そんな、照れること言わないでよ、涼太くん」
「ほんまの事やしな」
「しゃーなしやな。許したろ 」
「ねー?楓くんには会えたん? 」
「それはまだまだですね 」
「僕も頑張ろ!いつかタッキーにメイクしたいから!待っててな?」
「昴くん、待ってます! 」
2人は手を取りあって笑っていた。
「・・・・ ・・」
みんなそれぞれの道へと進もうとしていた。
「それより、孝くん遅いっすね・・・ 。もう来るはずですよね?行くってLINE来てから遅くないです?」
「何やっとるんやろ 。いつも時間に厳しい人やのに・・・」
「・・・・・・ 」
ほんまや。あんまり遅れたりしやんのに。
そして同じ頃孝くんは・・・
「嫌がっとるやないですか。離したったらどないですか? 」
「なんやお前、こいつの男か?」
「そうや言うたらどうしますか? 」
「えっ・・・・ 」
そのさっき絡まれてた女の人を助けていたやなんて・・・・ 。
「ちっ 」
その痴漢らしき男は、捕まって警察に連れていかれた。
「ふぅー。あの、大丈夫ですか? 」
「怖かった 」
「えっ・・・ Σ(゚д゚;)」
何故か助けた女性に抱きつかれていて・・・・ 。
イケメンやもんなぁ。
そんな助け方したら惚れるわな。
「あの? 」
その女人が顔を上げると、孝くんと目が合い、
「えっ・・・・ Σ(゚д゚;)」
「えっ?孝・・・・・? 」
「愛梨・・・・・ ?」
その助けた女性は、孝くんの知り合いやったんや。
丈くんのことを【孝】と呼んでるし。
ただの仲じゃないってこと?
「これやんなら来れやんって連絡くれたらええのに。その返事もこやへんやなんて。なぁ?和 」
「・・・・・そうやな 」
あれから1時間は経つと言うのに孝くんからは何の連絡もなかった。
「(せっかく話せると思っていたのにな) 」
「・・・・・・ 」
「・・・・・・ 」
孝くんと愛梨さん。
2人の再会がこれからの関係を変えるなんてまだ、誰も思ってはいなかった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
私の事を調べないで!
さつき
BL
生徒会の副会長としての姿と
桜華の白龍としての姿をもつ
咲夜 バレないように過ごすが
転校生が来てから騒がしくなり
みんなが私の事を調べだして…
表紙イラストは みそかさんの「みそかのメーカー2」で作成してお借りしています↓
https://picrew.me/image_maker/625951
【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる