Timeless Love~君の隣で~

藤原葉月

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第1章

第28話 孝くんの引越しパーティ

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孝くんの引越し祝いの日がやってきた!

無理やりやけど決めたんや。

引越しする前日。
なんやかんやそうなってしもたんや。


本人はやらなくていい言うてるけど・・・・。
ええの! 
俺がやりたいんやから。


 「 孝くん、孝くん!引越しパーティーしよに!絶対来てや? 」

 「ええわ、別に。会わんくなるわけやないし 」

と断ってきたが

「ええやん!本人がおらんパーティーなんてつまらんやろ? 」

「ってかなんで大んちやねん 」

「えー?だってな?ひろいんやで?一軒家やから!7人入るにはあのアパート狭いやろ?それとも孝くんの引っ越し先に行く? 」

 「・・・・・ 」

「(黙るし(笑))なら、文句言わんの!大ちゃんいま、ひとりで住んでるし・・・そのうち昴くんと同棲するかもな!俺、料理振る舞うから!! 」



「・・・・ったく(よくしゃべるなーさっきから・・・) 」

俺は孝くんを連れて大ちゃん家にやってきた。 

 「ここやで? 」

 「・・・・・ 」

もちろん、あとのメンバーーも集まるはずや。 

そして・・・・ 
「すごーいすごーい👏(-´∀`-) 」

はしゃいでる最年少(笑) 光の声が聞こえてきた。


 「こんにちは! 」

続いて涼太。


「皆さん、お疲れ様! 」
タッキーもきた!



7人出揃った。 

「みんな、いらっしゃい 」

「いらっしゃい 」

大ちゃんと、昴くんに迎えられたし。 

なぁんだ、すでに同棲してるやん。


「海外に住み始めた叔母が俺の一人暮らしにどうかってずっと言うてくれてて・・・、最初は断ってたんやけど・・・・ 」

 「そうなんや 」

「昴と気持ち通じ合えたし・・・連絡したんや。住んでもええかって。ここからなら大学も近いしって・・・あと、お祝いにって 」

「へぇ?大くんっておぼっちゃまだったんですねー 」
「てへぺろ。それほどでもー 」

 「今の褒めてないと思うけど😒 」

「あはは 」

 「畑野、撃沈(。´-д-)ハァ- 」

「すごく広いですね。羨ましいなー」
と涼太。

「凄いです!大さん 」

と光。

また、さん付け するんやから。


 「・・・・・ 」

「もしかして、昴ってば妬いてくれてる? 」

 「別に😑 」

 「・・・・(笑) 」

こんな風にまだ、大ちゃんに対してはツンが多めの昴くんやけど、2人はあれからおつき合いを始めたみたいで、イチャイチャするときはメンバーがおる前だけか、 

 「ほんまに2人きりの時だけやで!絶対やで! 」

と、約束をさせられたらしい。 

「(って言うかメンバーの前もめちゃくちゃ恥ずいんやけど!!) 」

と思てるツンツン昴くんと、 

 「えー?なんか照れるやん!畑野は何時でもOKやで? 」

と、なんだか自信満々?でデレな大ちゃん。 

2人の思いは、噛み合ってるようで噛み合ってないけど・・・・(笑)
たまに密かに手を繋いでいる2人が恋人繋ぎに変えていることを俺は見逃してないで?

「(大ちゃん、良かったなぁ。ってかやっぱりここに昴くんと住むんか?) 」

両想いになった親友のことを嬉しく思う反面・・・ 

 「孝くん、孝くん!家、どの辺になったんですか?」

と興味津々に聞く涼太と 

 「教えない 」

「えー?教えてくださいよー 」
と光もせがんでいる。


 「・・・・・ 」

一方俺(大木)は孝くんとは離れて行ってしまう距離に寂しさが一層増してしまうのだった。 



 「ゴメンなぁ?2人のラブラブの朝を邪魔して❤️ 」

 「!!!!!! 」

あれから楠本くんはちょっかいを出すことはなくなった。 

「ラブラブやないから! 」

⤴声を揃える当たり怪しい。

「声揃えちゃって、可愛いし、怪しい! 」

「(可愛い言うな) 」

照れてる?孝くんと 

 「・・・・・ 」

ほんまは少しだけ嬉しい俺がいて・・・。


けど、そのおかげもあって孝くんとはギスギスした空気がなくなったような気がするんや。

「・・・・・ 」

「・・・・・ 」

和は張り切って料理を作ってくれていた。


ほんまにええんか?このままで。

平気なフリしてるけどほんまは誰もいないところで泣いてるの知っとるんやからな? 

「みんな!食べて食べて!大ちゃん、運んでな? 」

 「なぁ?和も座れば?あとでもええやん 」

「うん、これだけ作ったらそっち行くー 」

「わぁ!すごーい 」

 「孝くん、もしかしてたまに大木くんの手料理食べていたりして? 」

急に光からそんなことを言われ・・・

「え"っ 」

「ふふっ🤭その反応は食べたんやな? 」

「差し入れしたことはあったな・・・・(たった1回やけど・・・)でも、渡しに行った時この人寝てたけどな(笑) 」

「・・・・・ !?(う、うたた寝してる時に来やがって)」

今更そう思う孝くん。


ホンマにその1回だけやったな。

 「張り切って作りすぎた時に、一応実験的な ?」

「おいっ。俺は試食係か?いや、実験ってなんやねん! 」

「そうとも言うなぁ。(笑)ꉂ🤣𐤔」

「・・・・ 」

「(全部食べてくれてたけど・・・・ )」

「・・・・・(美味かったけど・・・・) 」

謎に沈黙しながら会話。




「黙るやなんて素直やないですねー 。大木くんの手料理食べれるやなんてレアやないですか。しかもいちばんのりに?」

「そうやんなー?隣におるからできることやし」


「・・・・ 」

そして、料理を堪能したあとは、ゲームをしたり、ダンスをしたり、映画を見たりして楽しんでいた。 

「なぁ!記念撮影でもしやへん? 」

「はぁ?会えんくなるわけやないやん 」

また言うとる。

「しようよ!だってさ、今までよりは会う機会少ななるかもしれやんやん?孝くんは、来年から国家試験とかあるわけやし・・・・ ?」

「まぁ、そうやけど 」

「OK!カメラマンは任せて!なんなら2人ずつとかどうっすか?思い出作りにはいいかも? 」

 「思い出作り・・・ 。2人ずつ・・・」

「おっ!いいねぇ‼️ナイスアイデア 」

「それ、ほしい! 」

「絶対だいじにする! 」

「よし!思い出作りの撮影大会スタートや!! 」

丈くん以外の6人はノリノリ!


 「・・・・・なんやそれ・・・・(笑) 」

「ええやん、思い出作りやもん 」

「もちろん、集合写真は外さへんで? 」

 「だから、会えやんくなる訳やないのに・・・・」 

「いいから、いいから! 楽しんだもん勝ち!撮ったもん勝ち!」

「わかったよ」

渋々了承しているように見えたけど、
なんやかんや嬉しそうな孝くんだった。 

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