23 / 66
第1章
第23話
しおりを挟む
楠本くんが、目の前にいる。
ってか、同じ駅で降りてたん?
なんで今まで気が付かんかったんやろ。
「ねぇ?いまさっきまで一緒にいたのって、たしか藤巻くんだよね?孝くん! 」
「う、うん。この駅までは一緒やから・・・(名前覚えてくれてたんや) 」
「へぇ?(お隣さんで、一緒に通学してるんだ・・・)」
「楠本くんってこの時間に乗ってるん? 」
「今は夏休みだからねー 」
「同じ駅だったんやな。全然気が付かなかったなぁ 」
「だね。俺も・・・(もしかして和樹の好きな人って)」
「・・・・ 」
和樹は、さっきの電車の中で孝くんとはしゃいでいた時の笑顔とは別の笑顔だった。
なんて言うか・・・。
⤴見てたのか?
「なぁ?久しぶりにさ、お茶でもしない? 」
「でも、今日は課題しに来たんや・・・ 」
「昼までに終わらせて?ねっ?俺もさ、昼からなら空くから!ねっ?和樹の話聞かせてよ! 」
「俺の話? 」
「そう!なんか悩んでそうだし、聞いてもあげるから! 」
「えっ・・・・ (悩んでいるように見えたんや)」
と?
「え゙っ? 」
その光景を見て目を見開いていたのはタッキーだった。
しかもしかも
目の前で、大木くんの肩を抱いてるの・・・・
「く、楠本先生!? 」
ってかタッキーまで降りる駅一緒やったんや!
⤴知らなかったみたい。
タッキーは、見てはいけないもの・・・。
いいや?ただしくは見たくはなかった2人の姿を見てしまったのだ!
「やっぱりふたりって・・・ 」
⤴勘違い
そして、肩を抱きながらもズンズン歩く2人。
「和樹ってさ、孝くんだっけ?
彼のこと、好きでしょ 」
「えっ(;゚Д゚)!/// 」
な、なんで?
「やっぱり(この反応はビンゴ!) 照れた」
「や、やっぱりそんなにわかりやすいかな・・・ 」
「うん、めちゃめちゃ分かりやすいから(妬けちゃうくらい) 」
「(本人には全然伝わらんけど・・・) 」
「・・・・(笑) 」
「な、何話してるんだろう 」
⤴タッキーは気になるから付いてきちゃったみたいや。
たが、楠本くんは和の気持ちがすぐ分かってしまい、とりあえず協力しようとしていただけだった。
そして楠本くんと一旦別れたあと、和に近づいたのは・・・
「和くん! おはよう!」
「渚ちゃん・・・、おはよう 」
「ねぇ?さっきのイケメン誰?肩、抱かれてたよね?見たよ? 」
「えっ?もしかして、楠本くんのこと? 」
「楠本くん?知り合いなの?えっ(;゚Д゚)!まさか乗り換えたとか? 」
「な、何言うてんの?(笑) 」
渚ちゃんとは、あれからすごく話せるようになり、何かと孝くんのことで、相談に乗ってくれる唯一の女友達となった。
なかなか距離が縮まらない俺と孝くんを、
【ムズキュンカップル】とか勝手に名付けてきたりして・・・。
まぁ、確かにそうやけどさぁ・・・。
孝くんとカップルになれるかは全然自信ないんやけど・・・ ?
「彼は・・・。楠本隼人くん。彼は、俺のあこがれの先輩なんやよね-・・ 。小学校の時の、ダンススクールの時に仲良くなった先輩でさ、久しぶりにあったんや」
「へぇ?先輩なんだ。(先輩なのに君付け・・・。ただの仲じゃないってこと?)」
す、するどい。
「しかも自分の夢を叶えてて凄いなーって」
「夢?」
「先生なるって夢や。今高校の先生してるんやて」
「へぇー?夢のことまで知ってるんだ(ってことは、藤巻さんとライバルってことか・・・・) 」
「渚ちゃんは、いまからクラブ活動? 」
「そうなの。じゃあ、またね! 」
「うん、じゃあ・・・ 」
課題を終わらせ、約束通り楠本くんとの待ち合わ場所まで急いだ。
いつものカフェ☕✧やけど。
まさかここも楠本くんも常連だったとは。
「和樹!ここ! 」
と、手を挙げて微笑んでくれた。
「楠本くん・・・ 」
何故か1人だけキラキラしている。
めっちゃ注目の的なんやけど?
王子様感満載。
そこにタッキーがいた。教科書で顔を隠しながら(目立ちそうやけど?)
「(待ち合わせ・・・2人きり・・・デートの約束・・・ )」
⤴1人妄想中&呟いてます。
「(楠本先生を、独り占めするやなんて・・・ずるいです!僕もしたいのに!! )」
⤴違うと思うけど・・ 。
そりゃそうですよね。
「何の話しとるんやろう・・・ 」
とりあえず遠くから観察。
タッキーは我慢ができずとうとうここまでついてきてしもたみたいや。
コーヒーを頼み・・・
「楠本くん、俺の気持ちに気がついたって言うてたよな・・ 」
「君だけじゃないよ?君の仲間って変わった子、多めだよねー 」
他にも気がついたんか?
「・・・・・・ 」
「もちろん、いい意味でだよ?悪くいうつもりないんだから 」
「・・・・・ 」
「出会ってしまったんだし、好きになっちゃったんだからさ 」
「・・・・・ 」
「・・・・・ ?」
タッキーは耳をダンボにしている。
「(き、聞こえない)」
「そういえばタッキーは、楠本くんにとってどんな生徒なん?楠本くんのクラスの生徒なんやろ? 」
「あー、滝川かぁー 」
「(えっ(;゚Д゚)!いきなり俺の話?) 」
自分の名前がいきなり出てきてびっくり。
⤴無意識に「俺」と言っております。
なんでこんな質問をしたかって?
楠本メモ「後ろに滝川がいるから、滝川について話そう」
というメモを楠本くんに見せられたんや。
「滝川は背が高くて、僕は羨ましい 」
「モデルを目指してるっ言うてた。あっ、知ってるよな・・・ 」
「うん。もちろん😊」
「(なんで2人は俺の話してんの? )」
「らしいよねー。モデルの玉川楓くんに、憧れてるとかで、今度オーディション受けます !って言ってたから許してあげようかなって。彼の努力はかってるしね」
「俺も羨ましいんや。めちゃめちゃ真面目で素直な子やしね・・・ 」
「(ほ、褒めてくれてるん?えっ(;゚Д゚)!なんで?) 」
⤴なぜ、自分の話題をされているのか分からずプチパニック。
「そうそう(笑) 」
先生笑ってる。
あんな顔して笑うんや。
「・・・・・ 」
⤴初めて見たのか?
しばらくして、
「それでー・・・・ 」
「そうなんよ 」
2人は今までの出来事を延々と話し始めていた。
「なぁんだ。デートじゃなかったんや・・・ 」
(さっきの話からしてデートでする話やないよな。)
そんな事を呟きながらタッキーはトボトボと帰って行った。
そしていつの間にか本題に入ったところで・・ (タッキーがいなくなったことを一応確認して)
「孝くん・・・引っ越しちゃうみたいなんだよね・・・ 」
「えっ(;゚Д゚)!嘘だろ? 」
「嘘やないよ」
孝くんとの出会いを話したあと、ポツリと呟いてしもたんや。
心の声、ダダ漏れやん・・・。
「引っ越すって・・・お隣になって、やっと君達は・・・ 」
「きっと俺の隣にいるの、嫌になったんちゃうかな 」
「えー?まさか・・・ 。それ、一応お前と会う前から決めてた部屋ってことじゃん?」
あと・・・、今の聞いとる感じやとそんなの感じやん。あの孝ってやつも満更では無い顔してたし。
こいつらきっと【両思い】なんだろうなって・・・
この俺が感じたんだから!!
でも、待てよ?
これって【両片思い?】
こんなにそばにいるのに?
「いつまでも素直になれやんし・・・ 」
「・・・・・ 」
「距離が縮まらんくて、もう疲れたわ・・・ 」
と、テーブルに突っ伏した。
「・・・・・ 」
「叶わん恋をするのって、こんなに苦しいんやな・・・男女の恋と違って(いや、男女の恋でも一緒かもやけど) 」
「でも、好きなんだろ? 」
「好きやけど・・・(距離、縮まらんもん) 」
どうしたらええのかわからん。この気持ちも伝えてええのかも分からん。
「諦めるの? 」
「えっ(;゚Д゚)! 」
「諦めたらそこで試合終了じゃん?そりゃあ、好きになるはずない相手かもしれないけどさ 」
「・・・・ 」
「俺さ、和樹には幸せになってほしいし、笑っていて欲しいんだよ 」
「楠本くん・・・ 」
「きっと、大丈夫。 」
大橋和也 「ありがとう。ところでやけど、楠本くんには好きな人いなかったっけ?俺の記憶ではいた気はするんやけど・・・・ 」
「俺にそれ聞いちゃう? 」
何故か、顔を近づけれる。
「えー?いないんやったら・・ 」
「ほら、俺ってイケメンだし( ¯﹀¯ )、なんだかんだモテるじゃん? 」
「は、はぁ・・・(楠本くんってこんなキャラやったけ?) 」
「男にも告白されちゃって、困るんだよねー 」
「・・・・(なんも言えねー) 」
「あれ?引いた? 」
「えーっと・・・ (なんて答えれば・・・)」
「まぁ?その辺は僕にも選ぶ権利はあるわけだし」
「・・・・ってことは・・(男がいやってわけでもないのか) 」
「まぁそれはそのうちにってことで・・・ 」
と、ウィンクされた。
さすがやな
「じゃあ・・・ 」
その日はそれで別れたが・・ 。
「(和也には伝わらないかぁ)」
て思う楠本くんがいた。
🍬 .。 ______________________________ 。. 🍬
LINEのやり取り
【和:タッキー、ごめん!聞くの忘れた】
【タッキー: 何をですか?】
「一緒に居たのに聞き忘れるなんて・・・」
と呟きながらLINEに返事するタッキー。
【和:みっちーの、LINEIDを楠本くんに教えていい?】
【タッキー:いや、大丈夫です。お忙しいなら・・】
【和:なぁ?怒ってる?楠本くんと2人きりで・・・】
【タッキー:怒ってないです。自分で聞きますね】
「怒ってないのか・・・」
⤴思わずつぶやく。
けどみっちーには悪いことしたな・・・。
だけどこの後、楠本くんとなにかとかかわり合いになるとは思わなかったんや。
ってか、同じ駅で降りてたん?
なんで今まで気が付かんかったんやろ。
「ねぇ?いまさっきまで一緒にいたのって、たしか藤巻くんだよね?孝くん! 」
「う、うん。この駅までは一緒やから・・・(名前覚えてくれてたんや) 」
「へぇ?(お隣さんで、一緒に通学してるんだ・・・)」
「楠本くんってこの時間に乗ってるん? 」
「今は夏休みだからねー 」
「同じ駅だったんやな。全然気が付かなかったなぁ 」
「だね。俺も・・・(もしかして和樹の好きな人って)」
「・・・・ 」
和樹は、さっきの電車の中で孝くんとはしゃいでいた時の笑顔とは別の笑顔だった。
なんて言うか・・・。
⤴見てたのか?
「なぁ?久しぶりにさ、お茶でもしない? 」
「でも、今日は課題しに来たんや・・・ 」
「昼までに終わらせて?ねっ?俺もさ、昼からなら空くから!ねっ?和樹の話聞かせてよ! 」
「俺の話? 」
「そう!なんか悩んでそうだし、聞いてもあげるから! 」
「えっ・・・・ (悩んでいるように見えたんや)」
と?
「え゙っ? 」
その光景を見て目を見開いていたのはタッキーだった。
しかもしかも
目の前で、大木くんの肩を抱いてるの・・・・
「く、楠本先生!? 」
ってかタッキーまで降りる駅一緒やったんや!
⤴知らなかったみたい。
タッキーは、見てはいけないもの・・・。
いいや?ただしくは見たくはなかった2人の姿を見てしまったのだ!
「やっぱりふたりって・・・ 」
⤴勘違い
そして、肩を抱きながらもズンズン歩く2人。
「和樹ってさ、孝くんだっけ?
彼のこと、好きでしょ 」
「えっ(;゚Д゚)!/// 」
な、なんで?
「やっぱり(この反応はビンゴ!) 照れた」
「や、やっぱりそんなにわかりやすいかな・・・ 」
「うん、めちゃめちゃ分かりやすいから(妬けちゃうくらい) 」
「(本人には全然伝わらんけど・・・) 」
「・・・・(笑) 」
「な、何話してるんだろう 」
⤴タッキーは気になるから付いてきちゃったみたいや。
たが、楠本くんは和の気持ちがすぐ分かってしまい、とりあえず協力しようとしていただけだった。
そして楠本くんと一旦別れたあと、和に近づいたのは・・・
「和くん! おはよう!」
「渚ちゃん・・・、おはよう 」
「ねぇ?さっきのイケメン誰?肩、抱かれてたよね?見たよ? 」
「えっ?もしかして、楠本くんのこと? 」
「楠本くん?知り合いなの?えっ(;゚Д゚)!まさか乗り換えたとか? 」
「な、何言うてんの?(笑) 」
渚ちゃんとは、あれからすごく話せるようになり、何かと孝くんのことで、相談に乗ってくれる唯一の女友達となった。
なかなか距離が縮まらない俺と孝くんを、
【ムズキュンカップル】とか勝手に名付けてきたりして・・・。
まぁ、確かにそうやけどさぁ・・・。
孝くんとカップルになれるかは全然自信ないんやけど・・・ ?
「彼は・・・。楠本隼人くん。彼は、俺のあこがれの先輩なんやよね-・・ 。小学校の時の、ダンススクールの時に仲良くなった先輩でさ、久しぶりにあったんや」
「へぇ?先輩なんだ。(先輩なのに君付け・・・。ただの仲じゃないってこと?)」
す、するどい。
「しかも自分の夢を叶えてて凄いなーって」
「夢?」
「先生なるって夢や。今高校の先生してるんやて」
「へぇー?夢のことまで知ってるんだ(ってことは、藤巻さんとライバルってことか・・・・) 」
「渚ちゃんは、いまからクラブ活動? 」
「そうなの。じゃあ、またね! 」
「うん、じゃあ・・・ 」
課題を終わらせ、約束通り楠本くんとの待ち合わ場所まで急いだ。
いつものカフェ☕✧やけど。
まさかここも楠本くんも常連だったとは。
「和樹!ここ! 」
と、手を挙げて微笑んでくれた。
「楠本くん・・・ 」
何故か1人だけキラキラしている。
めっちゃ注目の的なんやけど?
王子様感満載。
そこにタッキーがいた。教科書で顔を隠しながら(目立ちそうやけど?)
「(待ち合わせ・・・2人きり・・・デートの約束・・・ )」
⤴1人妄想中&呟いてます。
「(楠本先生を、独り占めするやなんて・・・ずるいです!僕もしたいのに!! )」
⤴違うと思うけど・・ 。
そりゃそうですよね。
「何の話しとるんやろう・・・ 」
とりあえず遠くから観察。
タッキーは我慢ができずとうとうここまでついてきてしもたみたいや。
コーヒーを頼み・・・
「楠本くん、俺の気持ちに気がついたって言うてたよな・・ 」
「君だけじゃないよ?君の仲間って変わった子、多めだよねー 」
他にも気がついたんか?
「・・・・・・ 」
「もちろん、いい意味でだよ?悪くいうつもりないんだから 」
「・・・・・ 」
「出会ってしまったんだし、好きになっちゃったんだからさ 」
「・・・・・ 」
「・・・・・ ?」
タッキーは耳をダンボにしている。
「(き、聞こえない)」
「そういえばタッキーは、楠本くんにとってどんな生徒なん?楠本くんのクラスの生徒なんやろ? 」
「あー、滝川かぁー 」
「(えっ(;゚Д゚)!いきなり俺の話?) 」
自分の名前がいきなり出てきてびっくり。
⤴無意識に「俺」と言っております。
なんでこんな質問をしたかって?
楠本メモ「後ろに滝川がいるから、滝川について話そう」
というメモを楠本くんに見せられたんや。
「滝川は背が高くて、僕は羨ましい 」
「モデルを目指してるっ言うてた。あっ、知ってるよな・・・ 」
「うん。もちろん😊」
「(なんで2人は俺の話してんの? )」
「らしいよねー。モデルの玉川楓くんに、憧れてるとかで、今度オーディション受けます !って言ってたから許してあげようかなって。彼の努力はかってるしね」
「俺も羨ましいんや。めちゃめちゃ真面目で素直な子やしね・・・ 」
「(ほ、褒めてくれてるん?えっ(;゚Д゚)!なんで?) 」
⤴なぜ、自分の話題をされているのか分からずプチパニック。
「そうそう(笑) 」
先生笑ってる。
あんな顔して笑うんや。
「・・・・・ 」
⤴初めて見たのか?
しばらくして、
「それでー・・・・ 」
「そうなんよ 」
2人は今までの出来事を延々と話し始めていた。
「なぁんだ。デートじゃなかったんや・・・ 」
(さっきの話からしてデートでする話やないよな。)
そんな事を呟きながらタッキーはトボトボと帰って行った。
そしていつの間にか本題に入ったところで・・ (タッキーがいなくなったことを一応確認して)
「孝くん・・・引っ越しちゃうみたいなんだよね・・・ 」
「えっ(;゚Д゚)!嘘だろ? 」
「嘘やないよ」
孝くんとの出会いを話したあと、ポツリと呟いてしもたんや。
心の声、ダダ漏れやん・・・。
「引っ越すって・・・お隣になって、やっと君達は・・・ 」
「きっと俺の隣にいるの、嫌になったんちゃうかな 」
「えー?まさか・・・ 。それ、一応お前と会う前から決めてた部屋ってことじゃん?」
あと・・・、今の聞いとる感じやとそんなの感じやん。あの孝ってやつも満更では無い顔してたし。
こいつらきっと【両思い】なんだろうなって・・・
この俺が感じたんだから!!
でも、待てよ?
これって【両片思い?】
こんなにそばにいるのに?
「いつまでも素直になれやんし・・・ 」
「・・・・・ 」
「距離が縮まらんくて、もう疲れたわ・・・ 」
と、テーブルに突っ伏した。
「・・・・・ 」
「叶わん恋をするのって、こんなに苦しいんやな・・・男女の恋と違って(いや、男女の恋でも一緒かもやけど) 」
「でも、好きなんだろ? 」
「好きやけど・・・(距離、縮まらんもん) 」
どうしたらええのかわからん。この気持ちも伝えてええのかも分からん。
「諦めるの? 」
「えっ(;゚Д゚)! 」
「諦めたらそこで試合終了じゃん?そりゃあ、好きになるはずない相手かもしれないけどさ 」
「・・・・ 」
「俺さ、和樹には幸せになってほしいし、笑っていて欲しいんだよ 」
「楠本くん・・・ 」
「きっと、大丈夫。 」
大橋和也 「ありがとう。ところでやけど、楠本くんには好きな人いなかったっけ?俺の記憶ではいた気はするんやけど・・・・ 」
「俺にそれ聞いちゃう? 」
何故か、顔を近づけれる。
「えー?いないんやったら・・ 」
「ほら、俺ってイケメンだし( ¯﹀¯ )、なんだかんだモテるじゃん? 」
「は、はぁ・・・(楠本くんってこんなキャラやったけ?) 」
「男にも告白されちゃって、困るんだよねー 」
「・・・・(なんも言えねー) 」
「あれ?引いた? 」
「えーっと・・・ (なんて答えれば・・・)」
「まぁ?その辺は僕にも選ぶ権利はあるわけだし」
「・・・・ってことは・・(男がいやってわけでもないのか) 」
「まぁそれはそのうちにってことで・・・ 」
と、ウィンクされた。
さすがやな
「じゃあ・・・ 」
その日はそれで別れたが・・ 。
「(和也には伝わらないかぁ)」
て思う楠本くんがいた。
🍬 .。 ______________________________ 。. 🍬
LINEのやり取り
【和:タッキー、ごめん!聞くの忘れた】
【タッキー: 何をですか?】
「一緒に居たのに聞き忘れるなんて・・・」
と呟きながらLINEに返事するタッキー。
【和:みっちーの、LINEIDを楠本くんに教えていい?】
【タッキー:いや、大丈夫です。お忙しいなら・・】
【和:なぁ?怒ってる?楠本くんと2人きりで・・・】
【タッキー:怒ってないです。自分で聞きますね】
「怒ってないのか・・・」
⤴思わずつぶやく。
けどみっちーには悪いことしたな・・・。
だけどこの後、楠本くんとなにかとかかわり合いになるとは思わなかったんや。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。



そんなの真実じゃない
イヌノカニ
BL
引きこもって四年、生きていてもしょうがないと感じた主人公は身の周りの整理し始める。自分の部屋に溢れる幼馴染との思い出を見て、どんなパソコンやスマホよりも自分の事を知っているのは幼馴染だと気付く。どうにかして彼から自分に関する記憶を消したいと思った主人公は偶然見た広告の人を意のままに操れるというお香を手に幼馴染に会いに行くが———?
彼は本当に俺の知っている彼なのだろうか。
==============
人の証言と記憶の曖昧さをテーマに書いたので、ハッキリとせずに終わります。

傷だらけの僕は空をみる
猫谷 一禾
BL
傷を負った少年は日々をただ淡々と暮らしていく。
生を終えるまで、時を過ぎるのを暗い瞳で過ごす。
諦めた雰囲気の少年に声をかける男は軽い雰囲気の騎士団副団長。
身体と心に傷を負った少年が愛を知り、愛に満たされた幸せを掴むまでの物語。
ハッピーエンドです。
若干の胸くそが出てきます。
ちょっと痛い表現出てくるかもです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる