Timeless Love~君の隣で~

藤原葉月

文字の大きさ
上 下
15 / 58
第1章

第15話

しおりを挟む
別れ際、 

「藤巻くん!さっき撮った写真、みんなに送ってな!これ、みんなの番号リスト 」

「あぁ。分かりました」

「デジカメでも写していたよな!お前、隠れた才能あるんだな!焼き増ししろよ? 」

「わかったよ。けど、上手く撮れてるやろか 」

という会話が軽く聞こえてきて・・・ 

「えっΣ(゚д゚;)写真撮られてたん? 全然知らんかった」


「ふふっ、みたいだね(しかも、藤巻さんが、カメラマンだったんだ) 」

「(全然知らんかった・・・・) 」

そういえばやけど、孝くんと話せてないし・・・・ 

「よし!解散!みんな、集まってくれてありがとな! 」

「なんだかんだ楽しかったよね 」

 「さそってくれてありがとな?渚ちゃん 」
「よかったよ、和也くんのことをちゃんと知れて・・・ 」

「えっ・・・・ 」
「ふふっ、なんでもないよ?じゃあね? 」

なんだか2人だけいい雰囲気になっていたりして・・・ 

「よぉーし!この後二次会に行くやつ集合!この指とまれ! 」

「いや、今どきそんなん言わないでしょ(笑) 」 「カップルになるチャンス到来だぞ?リベンジだぞ? 」

 「みんな、ごめん。俺は帰るわ!ありがとう 」
 「えー?帰るの? 」
 「じゃあねー!大山くん! 」

↑和のよからぬ噂をしていた女子たちも、結局はいい女を演じてるし?



「・・・・・・ (あいつはなんやかんや女子ウケしたみたいやな)」

「じゃあ、俺も帰るわ・・・ 」

と言った孝くんだったが 

「だめ!お前は残れ!」

と、肩をがっちり掴まれる。


 「えっΣ(゚д゚;)なんでや・・・ 」

 「ええから行くで?頼むわ 」

「ちょっ!痛いわ。分かったから」


↑なぜだか断れない。


孝くんは無理やり二次会へと連れていかれたみたいや。 

その様子を俺は思わず見てしまっていて・・・
それを渚ちゃんに気づかれてしまったみたいで? 

「じゃあ、私も帰ろっかな・・・ 。和くんと一緒に」

「えっ? 」

「えー?まじで?大山と、渚ちゃんってもしかして・・ 」

「秘密のカップル爆誕してたってこと? 」
 
↑勘違いなんだけど・・・

「(その手があったか)あったりー!その通りだよ? 」

「えっ?秘密のカップル?俺と渚ちゃんが?えぇ....(困惑)まさか 」

渚 「(いいから、話合わせて) 」

「(いや、でもすぐバレるよ) 」
「そういう事なんで、帰ります!ね?和樹! 」

「・・・・・!?(呼び捨て) 」
「(ちょっと! この場から逃げたいならお願い!)」

 「そ、そう言うことです (´∇`;)」
ひきつり笑い・・・・(バレたらごめん)


「そういうことなんで、ごきげんよう! 」

渚ちゃんは俺の腕に自分の腕を搦めた。

えっ?この後どないしたらええんや! 
 「(話誤魔化して!) 」

「ご、ごきげんよう( ´ ▽ ` )ノ 」

と誤魔化して、渚ちゃんと2人その場を去ってきたのだった。 

「何あれ抜け駆け? 」

「信じられない 」
「あれ?なんか人数減ったな・・・ 」

「渚と大山くんが実は隠れカップルで、成立しちゃっていたんだって 」

 「(えっ・・・・?大山があの女と?)」

⤴聞いてるし 。

「 あの二人ってやっぱり出来てたんですね 」
 「そうだったんだな。ずっと仲良いなぁとは思っていたけどさぁ、まさかだよなぁ 」

 「渚ちゃん狙っていたんだけど・・・。全然話せなかったし😭 」

(ㅇ_ㅇ)ちーん。 残念

そして
 「もう!和くんってば消極的過ぎだから! 」

 「渚ちゃんこそ、まだほんまはあの場にいたいんちゃうの?気になる人とかあの中におらんかったん? 」

「あの中にはいないよ? 」

 「・・・・そっか。俺のためにごめんな 」

「(きっとあなたは気づかないんだろうなぁ・・・・) 」
渚ちゃんの心の声を知らずにいた。

彼女は俺の事を好きになってくれたらしいんや。

だけど、俺の思いが別に向いていること、直ぐにバレてしまっていて・・・・。

 「じゃあ、おやすみなさい、和くん 」

 「おやすみ。また明日な? 」

そう言って別れた俺たちやった。 

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

そんなの真実じゃない

イヌノカニ
BL
引きこもって四年、生きていてもしょうがないと感じた主人公は身の周りの整理し始める。自分の部屋に溢れる幼馴染との思い出を見て、どんなパソコンやスマホよりも自分の事を知っているのは幼馴染だと気付く。どうにかして彼から自分に関する記憶を消したいと思った主人公は偶然見た広告の人を意のままに操れるというお香を手に幼馴染に会いに行くが———? 彼は本当に俺の知っている彼なのだろうか。 ============== 人の証言と記憶の曖昧さをテーマに書いたので、ハッキリとせずに終わります。

初恋はおしまい

佐治尚実
BL
高校生の朝好にとって卒業までの二年間は奇跡に満ちていた。クラスで目立たず、一人の時間を大事にする日々。そんな朝好に、クラスの頂点に君臨する修司の視線が絡んでくるのが不思議でならなかった。人気者の彼の一方的で執拗な気配に朝好の気持ちは高ぶり、ついには卒業式の日に修司を呼び止める所までいく。それも修司に無神経な言葉をぶつけられてショックを受ける。彼への思いを知った朝好は成人式で修司との再会を望んだ。 高校時代の初恋をこじらせた二人が、成人式で再会する話です。珍しく攻めがツンツンしています。 ※以前投稿した『初恋はおしまい』を大幅に加筆修正して再投稿しました。現在非公開の『初恋はおしまい』にお気に入りや♡をくださりありがとうございました!こちらを読んでいただけると幸いです。 今作は個人サイト、各投稿サイトにて掲載しています。

黄色い水仙を君に贈る

えんがわ
BL
────────── 「ねぇ、別れよっか……俺たち……。」 「ああ、そうだな」 「っ……ばいばい……」 俺は……ただっ…… 「うわああああああああ!」 君に愛して欲しかっただけなのに……

年越しチン玉蕎麦!!

ミクリ21
BL
チン玉……もちろん、ナニのことです。

尊敬している先輩が王子のことを口説いていた話

天使の輪っか
BL
新米騎士として王宮に勤めるリクの教育係、レオ。 レオは若くして団長候補にもなっている有力団員である。 ある日、リクが王宮内を巡回していると、レオが第三王子であるハヤトを口説いているところに遭遇してしまった。 リクはこの事を墓まで持っていくことにしたのだが......?

イケメンに惚れられた俺の話

モブです(病み期)
BL
歌うことが好きな俺三嶋裕人(みしまゆうと)は、匿名動画投稿サイトでユートとして活躍していた。 こんな俺を芸能事務所のお偉いさんがみつけてくれて俺はさらに活動の幅がひろがった。 そんなある日、最近人気の歌い手である大斗(だいと)とユニットを組んでみないかと社長に言われる。 どんなやつかと思い、会ってみると……

さよならの合図は、

15
BL
君の声。

美人に告白されたがまたいつもの嫌がらせかと思ったので適当にOKした

亜桜黄身
BL
俺の学校では俺に付き合ってほしいと言う罰ゲームが流行ってる。 カースト底辺の卑屈くんがカースト頂点の強気ド美人敬語攻めと付き合う話。 (悪役モブ♀が出てきます) (他サイトに2021年〜掲載済)

処理中です...