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第1章
第4話
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「そうだ!みんなで歓迎会しません?せっかく、大山くんがメンバーに加わったし・・・・ 」
そう言ってくれたのはタッキーこと滝川くんだった。
「そうやな、これから本格的に大会とか目指していくつもりやし 」
「そうなんや。そんなサークルに参加させてもらうやなんて夢のようやわ 」
「よし、じゃあさ店に行くか? 」
「えっ?今からですか? 」
「・・・・俺たち未成年やし・・・ 」
「じゃあ、ここでやるか? 」
「うん、そうしよか!じゃあ、買い出しジャンケン!」
「ええの?みんな疲れとるんやないの? 」
「気にすんなよ。じゃあ、買い出しジャンケンするで? 」
と、ジャンケンに負けた人は買い出しに行った。
ってか年下4人組が行くことになった。
「ってか和、ごめんな?こういうのは事前に準備するとかするよな? 」
「笑別にええよ?ってかさ、みんな良い奴やな 」
「そうなんや!みんなええやつやで可愛がってやってな? 」
「うん・・・ もちろんや!」
そして、あのあと俺の歓迎会を開いてくれたみんな。
お酒を飲めるのは孝くんたった一人で?
何を思ったか飲みすぎたらしく?
「大丈夫やってー 」
とヘロヘロなんやけど?
俺らが全員飲めるようになるまではまだ2年以上あるんやけど?
「和、悪いけど孝くんのこと送ってってくれやん? 」
「えー? 」
「だって、部屋が隣りなんやし?ってかどうせ同じとこ帰るんやから! 」
「そりゃそうやけどー・・・ 」
「大丈夫、帰れるから! 」
とふらつく孝くん。
ほんまはこの人お酒弱いんちゃうか?
そして
「しゃーないなぁ。ほら」
俺が孝くんをおぶろうとしたら・・・
「いやや! 」
子供のような返事が返ってきた(笑)
「孝くん、わがまま言わない! 」
「・・・・・ (笑)」
「・・・・・わかった・・・・。ほな、よろしく・・・ 」
と、渋々と乗る。
なぜだか気まづい帰り道。
「ちょっと飲みすぎたかなー 」
と呟く孝くん。
「そうやわ。自分の限界ぐらい知ったらどうですか?それともなんかあったんですか? 」
何故か敬語。
「うるさいな!もうええから下ろせや! 」
と
「あっ、孝くん!暴れやんといて! 」
孝くんは酔いがなかなか覚めないのか暴れたせいで俺はバランスを崩してしまい、孝くんをおっことしそうになり・・・
「危ない!! 」
「・・・・!! 」
と、孝くんを受け止めたつもりがなぜか乗っかられる体制に・・・
「うわっ!すまん!! 」
と退く。
「いえ、別に・・・。そっちこそ怪我しませんでしたか?」
尻もちついたままいたら
「だ、大丈夫や(こいつ俺の事を守ってくれたんか?)・・・はい 」
と手を差し伸べてくれて
「あ、ありがとう(もう少しでキスしそうやったわ!) 」
と二人はなぜかさらに気まづくなり・・・・
「もう、歩けそうですね・・・ 」
「今ので酔い冷めたわ・・・・ 」
「ふふっ、変な人ですね、孝くんって・・・ 」
「・・・・(笑った・・・)」
こいつこんな顔して笑うんや。
そのあと2人は無言で電車に乗り、無言で部屋の前に来て・・・、
「おやすみ、孝くん 」
「お、おやすみ・・・・ 」
そう一言だけ話し、お互い部屋に入ったのだった。
この日は何故か素直に会話ができた気がする2人なのでした。
そう言ってくれたのはタッキーこと滝川くんだった。
「そうやな、これから本格的に大会とか目指していくつもりやし 」
「そうなんや。そんなサークルに参加させてもらうやなんて夢のようやわ 」
「よし、じゃあさ店に行くか? 」
「えっ?今からですか? 」
「・・・・俺たち未成年やし・・・ 」
「じゃあ、ここでやるか? 」
「うん、そうしよか!じゃあ、買い出しジャンケン!」
「ええの?みんな疲れとるんやないの? 」
「気にすんなよ。じゃあ、買い出しジャンケンするで? 」
と、ジャンケンに負けた人は買い出しに行った。
ってか年下4人組が行くことになった。
「ってか和、ごめんな?こういうのは事前に準備するとかするよな? 」
「笑別にええよ?ってかさ、みんな良い奴やな 」
「そうなんや!みんなええやつやで可愛がってやってな? 」
「うん・・・ もちろんや!」
そして、あのあと俺の歓迎会を開いてくれたみんな。
お酒を飲めるのは孝くんたった一人で?
何を思ったか飲みすぎたらしく?
「大丈夫やってー 」
とヘロヘロなんやけど?
俺らが全員飲めるようになるまではまだ2年以上あるんやけど?
「和、悪いけど孝くんのこと送ってってくれやん? 」
「えー? 」
「だって、部屋が隣りなんやし?ってかどうせ同じとこ帰るんやから! 」
「そりゃそうやけどー・・・ 」
「大丈夫、帰れるから! 」
とふらつく孝くん。
ほんまはこの人お酒弱いんちゃうか?
そして
「しゃーないなぁ。ほら」
俺が孝くんをおぶろうとしたら・・・
「いやや! 」
子供のような返事が返ってきた(笑)
「孝くん、わがまま言わない! 」
「・・・・・ (笑)」
「・・・・・わかった・・・・。ほな、よろしく・・・ 」
と、渋々と乗る。
なぜだか気まづい帰り道。
「ちょっと飲みすぎたかなー 」
と呟く孝くん。
「そうやわ。自分の限界ぐらい知ったらどうですか?それともなんかあったんですか? 」
何故か敬語。
「うるさいな!もうええから下ろせや! 」
と
「あっ、孝くん!暴れやんといて! 」
孝くんは酔いがなかなか覚めないのか暴れたせいで俺はバランスを崩してしまい、孝くんをおっことしそうになり・・・
「危ない!! 」
「・・・・!! 」
と、孝くんを受け止めたつもりがなぜか乗っかられる体制に・・・
「うわっ!すまん!! 」
と退く。
「いえ、別に・・・。そっちこそ怪我しませんでしたか?」
尻もちついたままいたら
「だ、大丈夫や(こいつ俺の事を守ってくれたんか?)・・・はい 」
と手を差し伸べてくれて
「あ、ありがとう(もう少しでキスしそうやったわ!) 」
と二人はなぜかさらに気まづくなり・・・・
「もう、歩けそうですね・・・ 」
「今ので酔い冷めたわ・・・・ 」
「ふふっ、変な人ですね、孝くんって・・・ 」
「・・・・(笑った・・・)」
こいつこんな顔して笑うんや。
そのあと2人は無言で電車に乗り、無言で部屋の前に来て・・・、
「おやすみ、孝くん 」
「お、おやすみ・・・・ 」
そう一言だけ話し、お互い部屋に入ったのだった。
この日は何故か素直に会話ができた気がする2人なのでした。
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