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ある程度結婚の話を了承したのだから、二人からの暴挙がある事は理解していたが宰相が出てすぐはないだろう。
私は二人にベッドに縫い付けられてしまった。
「結婚するのだから…初夜の練習ぐらいはしても良いよね?」
「練習だから、本番まではしないよ」
二人の目つきはギラギラしていて、私を襲う気満々だ。
今はまだそんな事をするつもりはないから、魔法を使って二人を拘束した。
「私に手を出したければ魔力を封じるべきだったな。まずは先に話し合いをしなければならないだろう。先に手を出せば体裁も整わないからな。わかったな?」
頷かせるように言ったが、二人は拗ねたようにそっぽむいた。
「わかったか?」
問いただしても二人は頷いてくれない。
小さくため息をついて、私は少し前に失敗した薬を取り出した。
効果はかなり酸っぱいだけの失敗した薬だ。
「そうか。二人がそういうつもりならこちらにも考えがある」
薬の蓋を開けてまず先にイディの口に流し込んだ。
「むぐぅ!?」
あまりの酸っぱさにイディが悶え始めた。
酸っぱさが長引いている様で、ずっとバタバタと悶えている。
「アデライトも味わおっか」
ニコリと笑みを浮かべてやれば、アデライトは薬を飲みたくないのか首を横に一生懸命振っている。
私に勝手をしようとしたのだから、それ相応の報いを受けてもらわないとな。
口を紡ぐアデライトの口を無理やりこじ開けて、瓶に残っている薬を一気に流し込んだ。
酸っぱさに悶え苦しむアデライトを見て私は満足した。
瓶を収納して二人が復帰するまでソファに寛ぐ事にした。
酸っぱさが感じなくなるのにかなり時間がかかったようだ。
「なんて物を持っているんだ…。唾液が止まらない…」
「ぴっ…」
アデライトは発言通り口からは涎が垂れている。
イディは…半泣きの状態で、アデライトと同じように口から涎をこぼしている。
酸っぱいのも強くすれば、ここまで効力を持つとは。
涎を垂らしたままでは可哀想だから、タオルで二人の涎を拭き取った。
服には涎がつく事はなかったようで、全く濡れていない。
「二人ともこれでわかったか?」
分からせるように言えば、あの酸っぱい物を味わいたくないのか素直に頷いた。
「良かった。次同じような事をすれば、もう少しきついのを飲ませてやるからな」
拘束していた魔法を解いて二人を自由にした。
特に襲ってくる感じもなく、二人は大人しく私の前にあるソファに座った。
大人しすぎて不気味なぐらいだ。
それぐらいあの酸っぱいのを二度と味わいたくないのだろう。
「取り敢えず…私はまだどうしたら良いのか分からないのだ。気持ちがどうなのか分からないし、二人の気持ちにしっかりと応えてやれるかどうかもわかない。ただ言えるのは…」
「言えるのは?」
「何?」
「お前達二人を取られたくないという事だけだ」
この言葉を言うのは何か気恥ずかしくて仕方がない。
二人の表情を見れば何故か驚いた表情をしている。
私は二人にベッドに縫い付けられてしまった。
「結婚するのだから…初夜の練習ぐらいはしても良いよね?」
「練習だから、本番まではしないよ」
二人の目つきはギラギラしていて、私を襲う気満々だ。
今はまだそんな事をするつもりはないから、魔法を使って二人を拘束した。
「私に手を出したければ魔力を封じるべきだったな。まずは先に話し合いをしなければならないだろう。先に手を出せば体裁も整わないからな。わかったな?」
頷かせるように言ったが、二人は拗ねたようにそっぽむいた。
「わかったか?」
問いただしても二人は頷いてくれない。
小さくため息をついて、私は少し前に失敗した薬を取り出した。
効果はかなり酸っぱいだけの失敗した薬だ。
「そうか。二人がそういうつもりならこちらにも考えがある」
薬の蓋を開けてまず先にイディの口に流し込んだ。
「むぐぅ!?」
あまりの酸っぱさにイディが悶え始めた。
酸っぱさが長引いている様で、ずっとバタバタと悶えている。
「アデライトも味わおっか」
ニコリと笑みを浮かべてやれば、アデライトは薬を飲みたくないのか首を横に一生懸命振っている。
私に勝手をしようとしたのだから、それ相応の報いを受けてもらわないとな。
口を紡ぐアデライトの口を無理やりこじ開けて、瓶に残っている薬を一気に流し込んだ。
酸っぱさに悶え苦しむアデライトを見て私は満足した。
瓶を収納して二人が復帰するまでソファに寛ぐ事にした。
酸っぱさが感じなくなるのにかなり時間がかかったようだ。
「なんて物を持っているんだ…。唾液が止まらない…」
「ぴっ…」
アデライトは発言通り口からは涎が垂れている。
イディは…半泣きの状態で、アデライトと同じように口から涎をこぼしている。
酸っぱいのも強くすれば、ここまで効力を持つとは。
涎を垂らしたままでは可哀想だから、タオルで二人の涎を拭き取った。
服には涎がつく事はなかったようで、全く濡れていない。
「二人ともこれでわかったか?」
分からせるように言えば、あの酸っぱい物を味わいたくないのか素直に頷いた。
「良かった。次同じような事をすれば、もう少しきついのを飲ませてやるからな」
拘束していた魔法を解いて二人を自由にした。
特に襲ってくる感じもなく、二人は大人しく私の前にあるソファに座った。
大人しすぎて不気味なぐらいだ。
それぐらいあの酸っぱいのを二度と味わいたくないのだろう。
「取り敢えず…私はまだどうしたら良いのか分からないのだ。気持ちがどうなのか分からないし、二人の気持ちにしっかりと応えてやれるかどうかもわかない。ただ言えるのは…」
「言えるのは?」
「何?」
「お前達二人を取られたくないという事だけだ」
この言葉を言うのは何か気恥ずかしくて仕方がない。
二人の表情を見れば何故か驚いた表情をしている。
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