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これ以上されると頭がおかしくなる。
お腹がずっとずくずくいっていて、この感覚が何故来るのかももう考えつかない。
苦しい程の快感から逃げたい。
逃げる事が許されないのはアデライトとイディに抑え込まれているから。
「それで答えてくれる?」
「ひぅっ…」
性器の根本をきつく掴まれたのにそれすらも快感に置き換えてしまうこの体が恨めしい。
「何で答えてくれないの?」
どちらか片方を答えたとしても、どちらにせよ良くない方向に転ぶ。
どうやって答えるのが正解なんだ。
「早くこの可愛い口で答えてよ」
二人から詰められてる。
そんな状況からどうすれば私は脱する事ができるのだろうか。
回答を間違って仕舞えばアデライトからも、イディからも私は見捨てられてしまうのか?
そう考えが過ぎった途端、不安が一気に押し寄せてきた。
「どうして…」
「ホロ?」
どうして私なんだ。
血の番が関係なければ私とイディはただの兄弟で居る事ができた。
アデライトも私が魔王でなければ婚約者になる事もなかった。
どうして私はここまで二人に執着されなければならないんだろうか。
私がいなければきっと二人は正気に戻るのだろうか。
そんな考えも頭によぎってしまった。
思考がまとまらない中、肩に毛布がかけられた。
「ごめん。ここまで追い詰めるつもりはなかったんだ。だから泣き止んで…」
アデライトに指摘されて漸く私が泣いている事に気がつけた。
「泣かせる気はなかったの…ごめんなさい…」
涙がハラハラこぼれ落ちていく。
止める気が起こらなくてずっと涙がこぼれ落ち続ける。
「これ以上無理矢理聞かないから、どうか泣き止んで…」
後ろからイディに抱きしめられる。
暖かい感じが背中から伝わってくるが、余計に涙が溢れるだけだった。
私はどうして生まれてしまったんだ。
二人を可笑しくするだけなら私は、私は…。
「うぇ…」
「「ホロ!?」」
思考が限界を超えて吐き戻してしまった。
吐き出した物が真っ黒でこれが一体何なのか分からなかった。
真っ黒なそれは血とも思えない。
ただ感じるそれは懐かしい感じがする。
「その場から動かないで」
イディが私をアデライトに託し、部屋から慌てて出て行った。
「本当にすまない。私たちはここまで追い詰める気はなかったんだ」
アデライトはずっと私に対して謝り続けている。
そこまでしなくてもいい。
その言葉を伝えてあげる事ができない。
何か話そうとする度に気持ち悪くなり吐きそうになる。
また吐いて仕舞えばイディとアデライトを困らせてしまうだけだ。
「タオル持ってきた」
持ってきてくれたタオルで先に私の口元を拭いてくれて、汚れてしまった床も拭いてくれている。
アデライトは私が吐いた事で汚れてしまった服や、ラグなどを魔法で清めてくれている。
この魔法の類のものは私もイディも使用できないから、アデライトが魔法を使って他の物を清めてくれるのは助かる。
二人が綺麗にしてくれて、私が吐いた物は全て片付いた。
片付けてくれた事に感謝もしたいが、話す事が叶わない。
私は本当にここにいる意味はあるんだろうか。
不安名思考だけがずっと私の周りに纏わりついていた。
お腹がずっとずくずくいっていて、この感覚が何故来るのかももう考えつかない。
苦しい程の快感から逃げたい。
逃げる事が許されないのはアデライトとイディに抑え込まれているから。
「それで答えてくれる?」
「ひぅっ…」
性器の根本をきつく掴まれたのにそれすらも快感に置き換えてしまうこの体が恨めしい。
「何で答えてくれないの?」
どちらか片方を答えたとしても、どちらにせよ良くない方向に転ぶ。
どうやって答えるのが正解なんだ。
「早くこの可愛い口で答えてよ」
二人から詰められてる。
そんな状況からどうすれば私は脱する事ができるのだろうか。
回答を間違って仕舞えばアデライトからも、イディからも私は見捨てられてしまうのか?
そう考えが過ぎった途端、不安が一気に押し寄せてきた。
「どうして…」
「ホロ?」
どうして私なんだ。
血の番が関係なければ私とイディはただの兄弟で居る事ができた。
アデライトも私が魔王でなければ婚約者になる事もなかった。
どうして私はここまで二人に執着されなければならないんだろうか。
私がいなければきっと二人は正気に戻るのだろうか。
そんな考えも頭によぎってしまった。
思考がまとまらない中、肩に毛布がかけられた。
「ごめん。ここまで追い詰めるつもりはなかったんだ。だから泣き止んで…」
アデライトに指摘されて漸く私が泣いている事に気がつけた。
「泣かせる気はなかったの…ごめんなさい…」
涙がハラハラこぼれ落ちていく。
止める気が起こらなくてずっと涙がこぼれ落ち続ける。
「これ以上無理矢理聞かないから、どうか泣き止んで…」
後ろからイディに抱きしめられる。
暖かい感じが背中から伝わってくるが、余計に涙が溢れるだけだった。
私はどうして生まれてしまったんだ。
二人を可笑しくするだけなら私は、私は…。
「うぇ…」
「「ホロ!?」」
思考が限界を超えて吐き戻してしまった。
吐き出した物が真っ黒でこれが一体何なのか分からなかった。
真っ黒なそれは血とも思えない。
ただ感じるそれは懐かしい感じがする。
「その場から動かないで」
イディが私をアデライトに託し、部屋から慌てて出て行った。
「本当にすまない。私たちはここまで追い詰める気はなかったんだ」
アデライトはずっと私に対して謝り続けている。
そこまでしなくてもいい。
その言葉を伝えてあげる事ができない。
何か話そうとする度に気持ち悪くなり吐きそうになる。
また吐いて仕舞えばイディとアデライトを困らせてしまうだけだ。
「タオル持ってきた」
持ってきてくれたタオルで先に私の口元を拭いてくれて、汚れてしまった床も拭いてくれている。
アデライトは私が吐いた事で汚れてしまった服や、ラグなどを魔法で清めてくれている。
この魔法の類のものは私もイディも使用できないから、アデライトが魔法を使って他の物を清めてくれるのは助かる。
二人が綺麗にしてくれて、私が吐いた物は全て片付いた。
片付けてくれた事に感謝もしたいが、話す事が叶わない。
私は本当にここにいる意味はあるんだろうか。
不安名思考だけがずっと私の周りに纏わりついていた。
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