子悪党令息の息子として生まれました

菟圃(うさぎはたけ)

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「そんなとこ、きたなっ…」

「ホロの体は綺麗だよ」

イディに私の性器を上下に扱かれている。
アデライトは私の胸に吸い付いている。

何でこんな事になっているんだ。
熱く蕩けるような感覚が体全体を支配していく。

「ん、ふうぅ…」

声を漏らしたくなくて、唇を噛もうとするけどそれすらも阻止された。
口の中にアデライトの指を突っ込まれ、噛めば容赦しないそんな視線一つで行動を制限されてしまった。

ずくっとお腹が重たくなる感じがした。
それと同時に急にゾワゾワとした感覚が登ってくる。

「い、ひぃ…はにゃ…ひ、て…」

「いやだ」

嬉しそうな声を出すイディ。
それなのに私の性器を扱く速度は全く遅くならない。

それどころか段々と早くなっていく。

「やら、にゃんは、ふるっ…!」

「いいよ、出して」

「んん゛っ…!?!?」

バチっとした刺激が脳に走って、ガクガクと体が暴れた。
ようやく刺激されていた性器から手を離された。

「上手にイケたね」

この感覚がイクって感覚?
脳がショートした様な感じで、ずっとばちばちとしている。

「何も分かってなさそうだ」

「う、あ…?」

「ホロこれが君の精液だ」

私の性器から吐き出された?どろっとした白い液体を指で掬って私に見せてきた。
性器から出てきた汚いそれをアデライトが目の前で舐めとった。

「は?何でお前が舐めてんの?ホロの体液は全部僕の物なんだけど」

「兄弟の君より婚約者の私を優先してくれないと困るよね」

「でも、君でさえもどうしようもできない事を僕は持っているもんね」

二人私の上で喧嘩しないでくれ。

「今はホロが僕たちどちらかを選ぶまでこれは続けるけどね」

やっと終わったと思っていたのに、今度はアデライトに性器を握られた。

「や、これ以上は…」

「これ以上されたくなければ相手を決める事だね」

イディの時とは違ってアデライトに強く性器を上下に扱かれる。
完全に快感を昇り詰めさせられるだけで、呆気なく精液を吐き出してしまった。

精液を吐き出すとお腹がきゅっと重たくなってしまう。

「それで決める気になった?」

イディから投げかけられる言葉に頷く、そんな事すら今の私には理解できなかった。
知らない感覚はここまで人を可笑しくさせてしまうのだろうか。

「はは、こんな調子のホロでは何も答えられないだろうよ」

ぐっと顎を持ち上げられてアデライトと無理矢理視線を合わせられる。

「ねぇホロ。ここで答えないと今よりも強い快感をその身で受けて貰う事になるけどどうする?」

「やだ…、も、やだぁ…」

自分が自分でなくなるような感覚は味わいたくない。

「ただの自慰行為の延長だったのに…ホロにとってはこれすらも辛いんだね?」

ただ撫でられただけなのに、ずっとゾワゾワとした感覚が腰から背中に駆け上がってくる。
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