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キアの存在と、女神への罰
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「は?何をしてるの?一体何を考えたら今世の体を捨てる事になるわけ!?」
キアの大声で赤子は目を覚ましふにゃっと表情を泣きそうな表情に崩した。
そこからはダムが決壊した様に泣き出し、キアは起こしてしまった事と泣かしてしまう事になってしまったので必死にあやしている。
これはキアだから問題なく対処できているが、これがルドならば対処に相当困ってい対処だろう。
実際にキアの中にいる本人はキアの赤子の対処に感嘆の声をあげている。
キア自身は悪意を全く持っておらず、ただ人も魔族も、子供も大人も関係なくキアにとっては愛するべき存在なのだから。
だからこそルドはキアのその感情、考えは二つの世界で生きてきたルドには真新しい存在に感じた。
ルド自身は前世の記憶が殆どなくとも、生活基盤として必要な物の記憶はあり人への考え方についてもある程度は覚えていた。
だからこそルドはこのキアの考え方はこの残酷な世界でこの考えを当たり前に持つ事は、何かしらの過去があったからこそ持つことができているというか考えた。
「うるさくしてごめんね。君の事を悪く言ってないからね。みんな君のことが可愛くて堪らないんだよ」
キアは三人に向ける声ではなく、赤子にはとても優しく慈愛に満ちた声で話しかける。
決壊したように泣いていた赤子は、キアにあやされながら段々と泣いている声を弱めていき最後にはぴたりと泣き止んだと思ったらきゃっきゃっと笑って、キアの頬をペチペチと嬉しそうに叩く。
「楽しい?」
「きゃー」
キアの言葉に返事でもするように、きゃーっと声をあげて嬉しそうに両手を振る。
「それで?君達二人はこの子の親になる自覚はできた?彼だけじゃなく、君たちも親になるんだから今からその自覚を持ってくれる?僕だって本当は彼の側で見守ってあげたいけど、魂という器がないから意識としてはすぐにするりと抜けてしまうんだもん…。もう一度あの力を抜けていく感覚は知りたくなかったんだけどね…」
キアは赤子を優しくあやしながらも、自身の顔は段々と曇らせていった。
ルド自身もキアの様な人がいれば、友人としても聖者としての先輩としても楽しく過ごせるのではないかと考えた。
「ダメだよ。だって魂というのはそれこそ本来触れるのは神ですら禁忌の類なんだよ?その魂の干渉を行った女神はそれよりも上の神から力を取られ、位をかなり落とされてしまっているんだ。ただの人である君が魂に干渉をしてしまったら、存在毎抹消されてしまうかもしれない」
「ルドはなんと?」
「ルドくんは僕の事を気にしてるみたいでね。僕が体を乗っ取ったって言っても過言ではないのに、僕の事を気にしてくれてるんだ。僕がまた死を感じる事について心を痛めてくれているみたいでね」
「魂の干渉…?それであれば俺はヴァバリアスの体に魂ごとを乗り換えている事になるが、どうして女神は罰を下されていない?」
「そういえばそうだね…。どうして、ヴィシャスの魂をヴァバリアスの体に移してるのに罰が降ってないの…?」
本来罰が降る魂への干渉をまた行っているのに、女神は上からの存在から罰を受けていないのだろうか。
キアの大声で赤子は目を覚ましふにゃっと表情を泣きそうな表情に崩した。
そこからはダムが決壊した様に泣き出し、キアは起こしてしまった事と泣かしてしまう事になってしまったので必死にあやしている。
これはキアだから問題なく対処できているが、これがルドならば対処に相当困ってい対処だろう。
実際にキアの中にいる本人はキアの赤子の対処に感嘆の声をあげている。
キア自身は悪意を全く持っておらず、ただ人も魔族も、子供も大人も関係なくキアにとっては愛するべき存在なのだから。
だからこそルドはキアのその感情、考えは二つの世界で生きてきたルドには真新しい存在に感じた。
ルド自身は前世の記憶が殆どなくとも、生活基盤として必要な物の記憶はあり人への考え方についてもある程度は覚えていた。
だからこそルドはこのキアの考え方はこの残酷な世界でこの考えを当たり前に持つ事は、何かしらの過去があったからこそ持つことができているというか考えた。
「うるさくしてごめんね。君の事を悪く言ってないからね。みんな君のことが可愛くて堪らないんだよ」
キアは三人に向ける声ではなく、赤子にはとても優しく慈愛に満ちた声で話しかける。
決壊したように泣いていた赤子は、キアにあやされながら段々と泣いている声を弱めていき最後にはぴたりと泣き止んだと思ったらきゃっきゃっと笑って、キアの頬をペチペチと嬉しそうに叩く。
「楽しい?」
「きゃー」
キアの言葉に返事でもするように、きゃーっと声をあげて嬉しそうに両手を振る。
「それで?君達二人はこの子の親になる自覚はできた?彼だけじゃなく、君たちも親になるんだから今からその自覚を持ってくれる?僕だって本当は彼の側で見守ってあげたいけど、魂という器がないから意識としてはすぐにするりと抜けてしまうんだもん…。もう一度あの力を抜けていく感覚は知りたくなかったんだけどね…」
キアは赤子を優しくあやしながらも、自身の顔は段々と曇らせていった。
ルド自身もキアの様な人がいれば、友人としても聖者としての先輩としても楽しく過ごせるのではないかと考えた。
「ダメだよ。だって魂というのはそれこそ本来触れるのは神ですら禁忌の類なんだよ?その魂の干渉を行った女神はそれよりも上の神から力を取られ、位をかなり落とされてしまっているんだ。ただの人である君が魂に干渉をしてしまったら、存在毎抹消されてしまうかもしれない」
「ルドはなんと?」
「ルドくんは僕の事を気にしてるみたいでね。僕が体を乗っ取ったって言っても過言ではないのに、僕の事を気にしてくれてるんだ。僕がまた死を感じる事について心を痛めてくれているみたいでね」
「魂の干渉…?それであれば俺はヴァバリアスの体に魂ごとを乗り換えている事になるが、どうして女神は罰を下されていない?」
「そういえばそうだね…。どうして、ヴィシャスの魂をヴァバリアスの体に移してるのに罰が降ってないの…?」
本来罰が降る魂への干渉をまた行っているのに、女神は上からの存在から罰を受けていないのだろうか。
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