上 下
166 / 199
ストーリーが開始されました!

できない拒絶※

しおりを挟む
舌が這いずる感触を快感と受け取ってしまう。
抵抗はできずただ体は喜んでいるかの様に受け入れてしまう。

腹に這いずっていた舌は上に上がっていき、胸に近づき胸の飾りをカリッと噛まれた。

「あっ…、もっと、噛んで…」

声だけは俺が自由にできた物だったのに、それすらも奪われていってしまう。
意識だけが残っている状態で、体の主導権は何かわからないそれに奪われ、ただ快感だけを感じさせられている。

「ルド様が…ようやく俺のものに…」

執拗に弄られる胸はそんなに弄られたこともなかったのに、異常な程感じてしまう。
快感でおかしくなりそう。

「も、だめ…いっちゃう…」

快感で体を捩りながらも、ゼゼの口元に胸を押し付け浅ましくも快感を求める体。
最後にカリッと強く噛まれたと同時に、パチパチっとスパークが飛び胸で達してしまった。

ガクガクと震える体はそれでもしっかりとゼゼの体をしっかりと掴んでいる。
舌を見せつけながら離れていくゼゼが、ヴァンクラフトの顔そのままだからなのかドキッとしてしまった。

だめなのに…、こいつは俺を誘拐した相手なのに…。
お願いだからやめて欲しい。

その顔で俺のことを見ないで。
するりと俺の腕からゼゼが抜け出し、すぐに俺をうつ伏せにさせた。

両手に枕を持たせて腰を持ち上げられる。
膝立ちで腰を突きつけてる状態で、下半身が全て丸見えの状態にされた。

こんな格好をさせられてるのに見せてる事を喜んでるのか下が張り詰めて痛い。

「ルド様の体は、どこを見ても傷だらけですね」

強引な手つきで尻を揉まれたり、穴を広げたりとお尻をもみくちゃにされる。
ただ揉まれてるだけなのに、息が上がり気持ちよくなってしまう。

「ん゛っ…は、あ゛っ…」

中に触れられている訳でもないのに、気持ちよくて声が漏れてしまう。
ヴァンクラフトと闇者の気持ちを裏切りたくないのに…。

「ルド様の…俺の、ルドの艶やかな声…。もっと俺に声を聞かせてください」

ぬろっとした感覚に驚いてしまった。
お尻の穴を外側を舌で舐めてくる。

「ひゃっ…」

生娘の様な声が出たけど、きゅっと両手は枕に抱きついていて一切の抵抗をしない。
ただ与えられる快感をめいいっぱい体で感じている。

お尻の穴を広げられる感覚がすると、舌がぬろっと中に入ってきた。
中も外もじっくりと舐められながらふやかされてく。

ゾクゾクとする感覚は達するには物足りないけど、それでも次に与えられる強い快感の準備みたいに思えてしまった。
ちゅぽっと舌を抜かれると、少し遠くで何かを漁る音が聞こえ、その音がなくなるとどろっとした何かをお尻とお尻の穴に掛けらた。

ふわっと香る甘い香りがお尻に掛けられたのは香油だ。
最初はお尻にじっくりと揉みこまれ、香油を揉み込めたのかスルッと指で穴の外を撫でられる。

ビクッと体が動いたけど、指先で焦らされるように撫でられる感覚が焦ったいのかお尻を揺らしている。

「いやらしくお尻を振られて…俺にどうして欲しいのですかルド?」

のお尻を沢山、いじめてください…」

俺は俺と言っていたのに、一人称が僕に変わってる。

「仰せのままにルド」

ゆっくりとゼゼの指が穴の中に沈み込んだ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

転生令息は冒険者を目指す!?

葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。  救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。  再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。  異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!  とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A

【完結】魔力至上主義の異世界に転生した魔力なしの俺は、依存系最強魔法使いに溺愛される

秘喰鳥(性癖:両片思い&すれ違いBL)
BL
【概要】 哀れな魔力なし転生少年が可愛くて手中に収めたい、魔法階級社会の頂点に君臨する霊体最強魔法使い(ズレてるが良識持ち) VS 加虐本能を持つ魔法使いに飼われるのが怖いので、さっさと自立したい人間不信魔力なし転生少年 \ファイ!/ ■作品傾向:両片思い&ハピエン確約のすれ違い(たまにイチャイチャ) ■性癖:異世界ファンタジー×身分差×魔法契約 力の差に怯えながらも、不器用ながらも優しい攻めに受けが絆されていく異世界BLです。 【詳しいあらすじ】 魔法至上主義の世界で、魔法が使えない転生少年オルディールに価値はない。 優秀な魔法使いである弟に売られかけたオルディールは逃げ出すも、そこは魔法の為に人の姿を捨てた者が徘徊する王国だった。 オルディールは偶然出会った最強魔法使いスヴィーレネスに救われるが、今度は彼に攫われた上に監禁されてしまう。 しかし彼は諦めておらず、スヴィーレネスの元で魔法を覚えて逃走することを決意していた。

王子様から逃げられない!

白兪
BL
目を覚ますとBLゲームの主人公になっていた恭弥。この世界が受け入れられず、何とかして元の世界に戻りたいと考えるようになる。ゲームをクリアすれば元の世界に戻れるのでは…?そう思い立つが、思わぬ障壁が立ち塞がる。

【完結】だから俺は主人公じゃない!

美兎
BL
ある日通り魔に殺された岬りおが、次に目を覚ましたら別の世界の人間になっていた。 しかもそれは腐男子な自分が好きなキャラクターがいるゲームの世界!? でも自分は名前も聞いた事もないモブキャラ。 そんなモブな自分に話しかけてきてくれた相手とは……。 主人公がいるはずなのに、攻略対象がことごとく自分に言い寄ってきて大混乱! だから、…俺は主人公じゃないんだってば!

非力な守護騎士は幻想料理で聖獣様をお支えします

muku
BL
聖なる山に住む聖獣のもとへ守護騎士として送られた、伯爵令息イリス。 非力で成人しているのに子供にしか見えないイリスは、前世の記憶と山の幻想的な食材を使い、食事を拒む聖獣セフィドリーフに料理を作ることに。 両親に疎まれて居場所がないながらも、健気に生きるイリスにセフィドリーフは心動かされ始めていた。 そして人間嫌いのセフィドリーフには隠された過去があることに、イリスは気づいていく。 非力な青年×人間嫌いの人外の、料理と癒しの物語。 ※全年齢向け作品です。

奴隷商人は紛れ込んだ皇太子に溺愛される。

拍羅
BL
転生したら奴隷商人?!いや、いやそんなことしたらダメでしょ 親の跡を継いで奴隷商人にはなったけど、両親のような残虐な行いはしません!俺は皆んなが行きたい家族の元へと送り出します。 え、新しく来た彼が全く理想の家族像を教えてくれないんだけど…。ちょっと、待ってその貴族の格好した人たち誰でしょうか ※独自の世界線

無能の騎士~退職させられたいので典型的な無能で最低最悪な騎士を演じます~

紫鶴
BL
早く退職させられたい!! 俺は労働が嫌いだ。玉の輿で稼ぎの良い婚約者をゲットできたのに、家族に俺には勿体なさ過ぎる!というので騎士団に入団させられて働いている。くそう、ヴィがいるから楽できると思ったのになんでだよ!!でも家族の圧力が怖いから自主退職できない! はっ!そうだ!退職させた方が良いと思わせればいいんだ!! なので俺は無能で最悪最低な悪徳貴族(騎士)を演じることにした。 「ベルちゃん、大好き」 「まっ!準備してないから!!ちょっとヴィ!服脱がせないでよ!!」 でろでろに主人公を溺愛している婚約者と早く退職させられたい主人公のらぶあまな話。 ーーー ムーンライトノベルズでも連載中。

噂の冷血公爵様は感情が全て顔に出るタイプでした。

春色悠
BL
多くの実力者を輩出したと云われる名門校【カナド学園】。  新入生としてその門を潜ったダンツ辺境伯家次男、ユーリスは転生者だった。  ___まあ、残っている記憶など塵にも等しい程だったが。  ユーリスは兄と姉がいる為後継者として期待されていなかったが、二度目の人生の本人は冒険者にでもなろうかと気軽に考えていた。  しかし、ユーリスの運命は『冷血公爵』と名高いデンベル・フランネルとの出会いで全く思ってもいなかった方へと進みだす。  常に冷静沈着、実の父すら自身が公爵になる為に追い出したという冷酷非道、常に無表情で何を考えているのやらわからないデンベル___ 「いやいやいやいや、全部顔に出てるんですけど…!!?」  ユーリスは思い出す。この世界は表情から全く感情を読み取ってくれないことを。いくら苦々しい表情をしていても誰も気づかなかったことを。  寡黙なだけで表情に全て感情の出ているデンベルは怖がられる度にこちらが悲しくなるほど落ち込み、ユーリスはついつい話しかけに行くことになる。  髪の毛の美しさで美醜が決まるというちょっと不思議な美醜観が加わる感情表現の複雑な世界で少し勘違いされながらの二人の行く末は!?    

処理中です...