お助けキャラに転生したのに主人公に嫌われているのはなんで!?

菟圃(うさぎはたけ)

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五日目にようやく動くことが叶いました!

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めちゃくちゃに犯されてから早三日経ったけど全く体が楽にならなかった。
原因はもちろん闇者とヴァンクラフトで、めちゃくちゃにされた日からタガが外れたかのように毎日俺の許可を取らずにヤリに来るから正直体が休まる日がない。

ずっと腰がズキズキと悲鳴を上げているし、お尻なんて一切違和感が拭えないから最悪だ。
めちゃくちゃにされた日を含めたら四日間はベッドの住人になっている。

そんな状態にした張本人達は無表情なのには変わりないけど、心の声はずっと俺の事ばかりで本当にうるさい。
いつになれば静かになるのかと考えていた時もあるけど、静かになった時は二人が寝ている時ぐらいでそれ以外の時はずっとうるさい。

無表情であまり感情を読めていない時の方がマシだったと思える時が来るなんて思っても見なかった。
悪い気はしないけど、ここまでうるさいとそろそろ迷惑極まりない。

止める方法を知らないから、聞こえないふりをしながら毎日を過ごしている。
今日もご機嫌取りの為かヴァンクラフトと闇者から沢山甘やかされている。

ベッドからは起き上がれなかった時は上半身を起こされながら、ご飯を食べさせてもらったりお風呂も一緒に入り綺麗にしてもらった。
その時は手を一切出されずに甲斐甲斐しくお世話されている。

懇切丁寧に綺麗にされた後はしっかりと夜には手を出される。
お決まりのようなので手順に三日目で良くないのだろうが、慣れてしまい五日目の今日は自分からベッドを降りるということを忘れてしまっていた。

当たり前のようにヴァンクラフトが起こしてくれると思って待ってしまっていたのだ。
その事に気がついた俺はすぐに起き上がって、腰が悲鳴を上げているけどそんなことはお構いなしにベッドから降りた。

かなり腰が痛過ぎて服を着替えるのも一苦労だったけど、なんとか着替え終わって今日はまだきていないヴァンクラフトにバレない様にしながらコソコソと動いて自室から抜け出した。
今日こそはリリエルに直談判だ!

この四日間はズルズルとベッド生活を味わっていたけど、闇者の体を取り戻すのをしなくちゃいけない!
意気込んでリリエルの部屋にまできたのは良いけど、中にはリリエルと何故か父さんとヴァンクラフトがいた。

「ど、どうして…二人が…?」

本当にどうしてリリエルに与えられた客間に二人がいるのかが分からない。

「五日ぶりでございますね。本日はご機嫌いかがでしょうか?」

「え、あ…うん。別にご機嫌は悪くないけど…これどういう状況なの?」

「お二人がルド様の為に私に直談判をされにこられているのです。当のルド様をベッドに伏せさせた張本人様は、ルド様をベッドに縛りつけながらも私に何度もルド様の総本山に行く許可を毎日取りにこられておりましたよ」

心の声でもおくびに出さず動いていたなんて…。
ずっと自分勝手な事をしていると思っていた。
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