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ストーリーが開始されました!
お風呂が入りたいのは性である!
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「こんな簡単なことでいいんすか?」
大工さんが言った言葉に俺は大きく頷いた。
クローゼットの棒を全て取ってもらって、棚も全部取り払ってもらった。
希望の壁沿いのL字型の机もちゃちゃっと作ってもらえて大満足だ。
本当にこのL字型の机以外は全て取り払ってもらって何もない真っ新な部屋になった。
「大満足です!」
「坊ちゃんがそういうならいいが…別費用もなしでいい。こんな簡単な作業に別費用を求めると格が落ちちまうからな!」
「ありがとうございます!また何かありましたらその時は絶対お呼びしますね!」
「おう!それじゃあ作業に戻るな!」
大工の気前のいいおじさんが作業道具を持ちながら、作業をしていた場所まで戻って行った。
「ルド様本当にこの内装でよろしいのですか?」
「これでいいんだ。これ以上に内装を作られてしまうと、カスタマイズができないからね」
出すことができなかった作業道具をカバンから取り出し机の上に並べていく。
ついでにノネリアに壊されたペンも並べ、作業が本格的に行えるようになったら直せるようにしておく。
今は机の上に直置きしているけど、壁に作業道具をかけられる物を作る予定だ。
机の反対側は空っぽの状態だから、左側を完成した魔道具を置く棚にして、右側を素材置き場にしようかな。
今後のことに思いを馳せていると、ポンと肩に手を置かれてびっくりした。
「ルド様まだクローゼットは片付けが必要ですので、本日は作業をお控えください」
「分かってるよ。それに作業道具も素材も全くないから、魔道具作成も満足にできないからね」
「そうでしたか。本日には大工の作業も終わりますでの、お風呂に入浴して頂けます」
お風呂!?
この世界に転生してからまともにお風呂に入る事ができなかったからお風呂に入れるのは凄く嬉しい!
「ルド様お風呂の準備はできておりますが、如何なさいますか?」
準備されている!?
それなら先にお風呂を入りたい!!
嬉しすぎて縦に勢いよく頷いていたら何故か大きくため息を吐かれた。
「ルド様も貴族の一員になられるのですか、そのような大きな所作はお控え下さい」
「う、はーい」
「返事も伸ばしてはなりません。はぁ…学校が再開するまでに礼儀作法も覚えて頂きます」
あの礼儀作法を覚え直しだなんて…。
ちょっと唸っていたら、同じぐらいの高さからため息が聞こえてきた。
ノルヴェス…一応君俺の執事だよね?
目の前でため息を吐いても大丈夫なの?
「明日からみっちりと礼儀作法のお時間にさせて頂きます。それではお湯が冷めてしまいますので、お風呂場に参りましょう」
ノルヴェスに連れて行ってもらったお風呂場はとても広くて、ちょっとした銭湯と言われてもおかしく無いぐらい広い。
これ本当にお風呂場?
「こちらは皆様で利用いただけるお風呂場になります。個室のお風呂場もございますが、今回はご夫妻もお戻りになられますので、こちらのお風呂場をご用意致しました」
今日二人とも戻ってくるんだ。
嬉しくて顔がニヤけたけど、ノルヴェスを見たらやれやれという表情をしていた。
大工さんが言った言葉に俺は大きく頷いた。
クローゼットの棒を全て取ってもらって、棚も全部取り払ってもらった。
希望の壁沿いのL字型の机もちゃちゃっと作ってもらえて大満足だ。
本当にこのL字型の机以外は全て取り払ってもらって何もない真っ新な部屋になった。
「大満足です!」
「坊ちゃんがそういうならいいが…別費用もなしでいい。こんな簡単な作業に別費用を求めると格が落ちちまうからな!」
「ありがとうございます!また何かありましたらその時は絶対お呼びしますね!」
「おう!それじゃあ作業に戻るな!」
大工の気前のいいおじさんが作業道具を持ちながら、作業をしていた場所まで戻って行った。
「ルド様本当にこの内装でよろしいのですか?」
「これでいいんだ。これ以上に内装を作られてしまうと、カスタマイズができないからね」
出すことができなかった作業道具をカバンから取り出し机の上に並べていく。
ついでにノネリアに壊されたペンも並べ、作業が本格的に行えるようになったら直せるようにしておく。
今は机の上に直置きしているけど、壁に作業道具をかけられる物を作る予定だ。
机の反対側は空っぽの状態だから、左側を完成した魔道具を置く棚にして、右側を素材置き場にしようかな。
今後のことに思いを馳せていると、ポンと肩に手を置かれてびっくりした。
「ルド様まだクローゼットは片付けが必要ですので、本日は作業をお控えください」
「分かってるよ。それに作業道具も素材も全くないから、魔道具作成も満足にできないからね」
「そうでしたか。本日には大工の作業も終わりますでの、お風呂に入浴して頂けます」
お風呂!?
この世界に転生してからまともにお風呂に入る事ができなかったからお風呂に入れるのは凄く嬉しい!
「ルド様お風呂の準備はできておりますが、如何なさいますか?」
準備されている!?
それなら先にお風呂を入りたい!!
嬉しすぎて縦に勢いよく頷いていたら何故か大きくため息を吐かれた。
「ルド様も貴族の一員になられるのですか、そのような大きな所作はお控え下さい」
「う、はーい」
「返事も伸ばしてはなりません。はぁ…学校が再開するまでに礼儀作法も覚えて頂きます」
あの礼儀作法を覚え直しだなんて…。
ちょっと唸っていたら、同じぐらいの高さからため息が聞こえてきた。
ノルヴェス…一応君俺の執事だよね?
目の前でため息を吐いても大丈夫なの?
「明日からみっちりと礼儀作法のお時間にさせて頂きます。それではお湯が冷めてしまいますので、お風呂場に参りましょう」
ノルヴェスに連れて行ってもらったお風呂場はとても広くて、ちょっとした銭湯と言われてもおかしく無いぐらい広い。
これ本当にお風呂場?
「こちらは皆様で利用いただけるお風呂場になります。個室のお風呂場もございますが、今回はご夫妻もお戻りになられますので、こちらのお風呂場をご用意致しました」
今日二人とも戻ってくるんだ。
嬉しくて顔がニヤけたけど、ノルヴェスを見たらやれやれという表情をしていた。
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