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―見舞い客―
365話 見舞い客一組目 愛弟子三人衆①
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「リュウザキ先生!私が、オズヴァルドが来ましたよぉ! ご気分はどうですかぁ?」
「だから…!なんでお前が先頭なんだ! いいから廊下で待っとけ!」
「そうですよ! リュウザキ先生の迷惑になるんですから!」
ぐいぐいと部屋へ入ろうとするは、竜崎に敬愛を向けるエルフの若き男性教師オズヴァルド。
それを力づくで止めるは、竜崎の代理役を務める、元助手役なエルフの若き女性教師エルフリーデ。そして、竜崎の現助手役を務める眼鏡女性ナディ。
結果、3人は扉前でわちゃわちゃ。そして誰が先に入るかを競うように、団子状態のまま騒がしく病室へと。すると―。
ガンッ!
「「「あうっ!?」」」
彼らが一歩踏み込んだところに、見えない障壁が張られていたらしい。ものの見事に三人揃って頭をぶつけた様子。
「ここは病院じゃぞ。少しは静かにせんか」
悶える彼らを呆れ声で諫めたのは、賢者。どうやら彼が障壁を張っていたらしく、三人が落ち着いたのを確認し、壁を消した。
「! リュウザキ先生ー!」
「あ、こら!」
しかしその瞬間、拘束をすり抜け駆け出すオズヴァルド。エルフリーデの制止を全く聞かず、ベッドへと―。
「ご容態は……! ―……ぇ…」
―と、彼は…ベッドで眠り続ける竜崎を―、全身に包帯を巻かれ、様々な治癒魔術や魔法陣に繋がれた彼を見て、絶句してしまった。普段のうざったいほどの快活さは立ち消え、目が揺れるほどに動揺している。
数秒遅れ、エルフリーデとナディも駆け付けるが―。
「……なっ…」
「……そんな…」
2人共に信じられぬものを見たかのような、愕然とした表情を浮かべていた。
「…どういうことなのですか…賢者様…! ……病院へ呼び出しを受けた時、薄々嫌な予感はしていました…。ですが、何故リュウザキ先生がこのような…!」
「確かに『最悪はっ倒してでも連れ帰ってくる』とは仰ってくださいましたけど…! 絶対、違いますよね…!何があったんですか…!?」
エルフリーデとナディは、声を震わせながら賢者に問う。 …恐らく賢者は、竜崎の状況を彼らに伝えなかったのだろう。竜崎がどこへ行ったのか、誰と戦ったのか、そしてどんな怪我を負ったのか。
確かにナディ達は、竜崎の書置きに気づいて賢者へ相談した。しかし、賢者自身はその時既に知っていたのだ。竜崎の行動を。
故に、適当に誤魔化したのだろう。そして騒動後は竜崎の治療に専念しており、伝える暇なぞなかった。
そのせいであろう、オズヴァルド達は思い違いをしていた。多少の傷こそ負っているものの、竜崎がいつものように軽く返事を返してくれると思い、病院にやってきたのだ。
…そこに突きつけられた、予想外の竜崎の姿。オズヴァルド達は、ただ立ち尽くすしかなかった。
「リュウザキ先生……」
と、オズヴァルドがふらっと動く。竜崎のベッド横…ソフィアと賢者が並ぶ側へ進むと、彼の身体の上に手をかざす。そして、何かを詠唱しだした。
「ちょっ…!? 何してんの…!?」
ソフィアが慌てて止めようとするが、賢者はそれを手で制する。そしてオズヴァルドに忠告した。
「治療痕の確認は構わぬが、他は何もしてはならぬぞ?」
「はい…」
先程までの気勢はどこへやらな、まるで悲しみに暮れる子犬のような返事のオズヴァルド。どうやら、治癒魔術の形跡を辿り、竜崎の負った傷を調べているらしい。
「……ぅ…全身の…骨が…。それにこれは…お腹に…。 そして……呪いが…!?」
彼はぼそぼそと独り言を繰り返す。一方の賢者はかけてあったカルテを浮遊させ、動けぬままのエルフリーデ達へ渡した。
「リュウザキの容態じゃ。…傷自体も中々のものじゃが、致命的なのはリュウザキの身に潜む呪いが解放されてしまったことじゃ。治しはできたが、数週間はこのままじゃろう」
さりげなくリュウザキ呼びへと戻した賢者は、エルフリーデ達にそう伝える。彼女達は息を呑み、カルテを穴が開くほどに凝視。そしてわなわなと肩を震わせた。
「…こんな…リュウザキ先生が…こんな…!」
「一体…誰に…!?」
「すまぬが、教えることは出来ぬ。代わりに言っておくが、此度の事はワシや学園長、王による箝口命令じゃ。口外はせぬようにな」
「「っ…ですが……!」」
問いにまともに答えてくれず、返ってきたのはそんな命令。当然、エルフリーデとナディは納得出来ない様子。
しかしながら…かの賢者、学園長、そして王の命令とあれば、従うしかない。彼女達ぎゅっと唇を噛む。
と―、その時だった。
「…賢者様……。それは、どんなヤツなんですか…? 皆さんで倒されたんですか…?」
病室内に通ったのは、波立たぬ水面のように静かで、刃のように鋭いオズヴァルドの声。普段の彼からは想像も出来ぬほどに落ち着いており、そして…怒りで揺れていた。
「教えられぬと言っておるじゃろう」
それに眉1つ動かさず、繰り返す賢者。すると、竜崎を見つめていたオズヴァルドは顔を弾かれたようにあげた。
「…ということは、相手は未だ逃亡中なんですね…!」
その彼の目を見たさくらは、思わず背をゾっと怖気を感じてしまった。オズヴァルドの瞳に、ピリッと雷光が迸った気がしたのだ。それはまるで、猟犬のようであった。
「…そうだとしたら、どうする?」
賢者は軽く息を吐き、オズヴァルドを見つめ返す。するとその猟犬は、牙を剥き身にした。
「決まっているじゃないですか! リュウザキ先生をこうまでしたヤツ…!許しておくわけにはいきませんよ! 草の根分けてでも探し出し、必ずや…!」
激憤を露わにするオズヴァルド。と、そこにエルフリーデ達が歩み寄り―、同胞の肩を持った。
「…賢者様。認めたくはありませんが、私達もオズヴァルドと同じ思いです…。 箝口令は確かに承知いたしました。ですが、全てを包み隠しにしたまま承服せよと言われましても…!」
「エルフリーデ先生の言う通りです…! せめて、どんな容姿で、どんな悪漢だったかを…!」
普段はいがみ合っている(ただしエルフリーデ達が一方的にではある)三人が、顔を揃え賢者へと詰め寄っている。…先の、竜崎の治療を担当した教え子2人、シベルとマーサもそうであった。
普段頬を抓り合っていても、暴走気味の同胞に辟易していても…竜崎のためならば、彼らは一蓮托生。言葉にはされていなくとも、その暗黙の血盟はまざまざと浮かび上がっていた。
…しかし、この三人は些かその想いが強すぎる様子。やはり答えようとしない賢者に、誰とは無しについ掴みかかろうとした―、その瞬間。
「―ったく…!」
ソフィアが、溜息と共にガタリと椅子から立ち上がる。そしてそのまま―。
「いい!」
ドスッ!
「加減に!」
ドスッ!
「しなさいっ!!」
ドスッ!
…オズヴァルド達に、手痛いチョップを食らわせた。
「「「痛ぃっ…!?」」」
先程頭をぶつけた衝撃よりも辛いのか、思わずうずくまるオズヴァルド達。…勇者一行が1人であり、荒くれ職人達を一手にまとめるソフィアの手刀は、暴れる連中を鎮めるのに特化していた。
「誰がアンタたちに復讐を頼んだっての! キヨトがそれを望むと思う!? 目ぇ覚ましなさいな!」
悶えるオズヴァルド達を見下ろす形で、ソフィアはピシャリと言い放つ。そして腕を組み、吼えた。
「大体私達でさえ…アリシャとミルスの爺様でさえ手こずった相手なのに、アンタたちが勝てるはずないでしょうが! 仮に戦って怪我でもしてみなさい、キヨトは泣いて悲しむわよ!」
「「「ぅ……」」」
竜崎が悲しむと聞き、オズヴァルド達はしょぼくれる。ソフィアはフゥッと再度息をつき、椅子へどしりと。そして、さくらの方をちらりと見、肩を竦めた。
「…こうなるから、連中の正体を教えないのよ…」
そんな彼女の言葉に、さくらは苦い表情で頷くしかなかった。
「だから…!なんでお前が先頭なんだ! いいから廊下で待っとけ!」
「そうですよ! リュウザキ先生の迷惑になるんですから!」
ぐいぐいと部屋へ入ろうとするは、竜崎に敬愛を向けるエルフの若き男性教師オズヴァルド。
それを力づくで止めるは、竜崎の代理役を務める、元助手役なエルフの若き女性教師エルフリーデ。そして、竜崎の現助手役を務める眼鏡女性ナディ。
結果、3人は扉前でわちゃわちゃ。そして誰が先に入るかを競うように、団子状態のまま騒がしく病室へと。すると―。
ガンッ!
「「「あうっ!?」」」
彼らが一歩踏み込んだところに、見えない障壁が張られていたらしい。ものの見事に三人揃って頭をぶつけた様子。
「ここは病院じゃぞ。少しは静かにせんか」
悶える彼らを呆れ声で諫めたのは、賢者。どうやら彼が障壁を張っていたらしく、三人が落ち着いたのを確認し、壁を消した。
「! リュウザキ先生ー!」
「あ、こら!」
しかしその瞬間、拘束をすり抜け駆け出すオズヴァルド。エルフリーデの制止を全く聞かず、ベッドへと―。
「ご容態は……! ―……ぇ…」
―と、彼は…ベッドで眠り続ける竜崎を―、全身に包帯を巻かれ、様々な治癒魔術や魔法陣に繋がれた彼を見て、絶句してしまった。普段のうざったいほどの快活さは立ち消え、目が揺れるほどに動揺している。
数秒遅れ、エルフリーデとナディも駆け付けるが―。
「……なっ…」
「……そんな…」
2人共に信じられぬものを見たかのような、愕然とした表情を浮かべていた。
「…どういうことなのですか…賢者様…! ……病院へ呼び出しを受けた時、薄々嫌な予感はしていました…。ですが、何故リュウザキ先生がこのような…!」
「確かに『最悪はっ倒してでも連れ帰ってくる』とは仰ってくださいましたけど…! 絶対、違いますよね…!何があったんですか…!?」
エルフリーデとナディは、声を震わせながら賢者に問う。 …恐らく賢者は、竜崎の状況を彼らに伝えなかったのだろう。竜崎がどこへ行ったのか、誰と戦ったのか、そしてどんな怪我を負ったのか。
確かにナディ達は、竜崎の書置きに気づいて賢者へ相談した。しかし、賢者自身はその時既に知っていたのだ。竜崎の行動を。
故に、適当に誤魔化したのだろう。そして騒動後は竜崎の治療に専念しており、伝える暇なぞなかった。
そのせいであろう、オズヴァルド達は思い違いをしていた。多少の傷こそ負っているものの、竜崎がいつものように軽く返事を返してくれると思い、病院にやってきたのだ。
…そこに突きつけられた、予想外の竜崎の姿。オズヴァルド達は、ただ立ち尽くすしかなかった。
「リュウザキ先生……」
と、オズヴァルドがふらっと動く。竜崎のベッド横…ソフィアと賢者が並ぶ側へ進むと、彼の身体の上に手をかざす。そして、何かを詠唱しだした。
「ちょっ…!? 何してんの…!?」
ソフィアが慌てて止めようとするが、賢者はそれを手で制する。そしてオズヴァルドに忠告した。
「治療痕の確認は構わぬが、他は何もしてはならぬぞ?」
「はい…」
先程までの気勢はどこへやらな、まるで悲しみに暮れる子犬のような返事のオズヴァルド。どうやら、治癒魔術の形跡を辿り、竜崎の負った傷を調べているらしい。
「……ぅ…全身の…骨が…。それにこれは…お腹に…。 そして……呪いが…!?」
彼はぼそぼそと独り言を繰り返す。一方の賢者はかけてあったカルテを浮遊させ、動けぬままのエルフリーデ達へ渡した。
「リュウザキの容態じゃ。…傷自体も中々のものじゃが、致命的なのはリュウザキの身に潜む呪いが解放されてしまったことじゃ。治しはできたが、数週間はこのままじゃろう」
さりげなくリュウザキ呼びへと戻した賢者は、エルフリーデ達にそう伝える。彼女達は息を呑み、カルテを穴が開くほどに凝視。そしてわなわなと肩を震わせた。
「…こんな…リュウザキ先生が…こんな…!」
「一体…誰に…!?」
「すまぬが、教えることは出来ぬ。代わりに言っておくが、此度の事はワシや学園長、王による箝口命令じゃ。口外はせぬようにな」
「「っ…ですが……!」」
問いにまともに答えてくれず、返ってきたのはそんな命令。当然、エルフリーデとナディは納得出来ない様子。
しかしながら…かの賢者、学園長、そして王の命令とあれば、従うしかない。彼女達ぎゅっと唇を噛む。
と―、その時だった。
「…賢者様……。それは、どんなヤツなんですか…? 皆さんで倒されたんですか…?」
病室内に通ったのは、波立たぬ水面のように静かで、刃のように鋭いオズヴァルドの声。普段の彼からは想像も出来ぬほどに落ち着いており、そして…怒りで揺れていた。
「教えられぬと言っておるじゃろう」
それに眉1つ動かさず、繰り返す賢者。すると、竜崎を見つめていたオズヴァルドは顔を弾かれたようにあげた。
「…ということは、相手は未だ逃亡中なんですね…!」
その彼の目を見たさくらは、思わず背をゾっと怖気を感じてしまった。オズヴァルドの瞳に、ピリッと雷光が迸った気がしたのだ。それはまるで、猟犬のようであった。
「…そうだとしたら、どうする?」
賢者は軽く息を吐き、オズヴァルドを見つめ返す。するとその猟犬は、牙を剥き身にした。
「決まっているじゃないですか! リュウザキ先生をこうまでしたヤツ…!許しておくわけにはいきませんよ! 草の根分けてでも探し出し、必ずや…!」
激憤を露わにするオズヴァルド。と、そこにエルフリーデ達が歩み寄り―、同胞の肩を持った。
「…賢者様。認めたくはありませんが、私達もオズヴァルドと同じ思いです…。 箝口令は確かに承知いたしました。ですが、全てを包み隠しにしたまま承服せよと言われましても…!」
「エルフリーデ先生の言う通りです…! せめて、どんな容姿で、どんな悪漢だったかを…!」
普段はいがみ合っている(ただしエルフリーデ達が一方的にではある)三人が、顔を揃え賢者へと詰め寄っている。…先の、竜崎の治療を担当した教え子2人、シベルとマーサもそうであった。
普段頬を抓り合っていても、暴走気味の同胞に辟易していても…竜崎のためならば、彼らは一蓮托生。言葉にはされていなくとも、その暗黙の血盟はまざまざと浮かび上がっていた。
…しかし、この三人は些かその想いが強すぎる様子。やはり答えようとしない賢者に、誰とは無しについ掴みかかろうとした―、その瞬間。
「―ったく…!」
ソフィアが、溜息と共にガタリと椅子から立ち上がる。そしてそのまま―。
「いい!」
ドスッ!
「加減に!」
ドスッ!
「しなさいっ!!」
ドスッ!
…オズヴァルド達に、手痛いチョップを食らわせた。
「「「痛ぃっ…!?」」」
先程頭をぶつけた衝撃よりも辛いのか、思わずうずくまるオズヴァルド達。…勇者一行が1人であり、荒くれ職人達を一手にまとめるソフィアの手刀は、暴れる連中を鎮めるのに特化していた。
「誰がアンタたちに復讐を頼んだっての! キヨトがそれを望むと思う!? 目ぇ覚ましなさいな!」
悶えるオズヴァルド達を見下ろす形で、ソフィアはピシャリと言い放つ。そして腕を組み、吼えた。
「大体私達でさえ…アリシャとミルスの爺様でさえ手こずった相手なのに、アンタたちが勝てるはずないでしょうが! 仮に戦って怪我でもしてみなさい、キヨトは泣いて悲しむわよ!」
「「「ぅ……」」」
竜崎が悲しむと聞き、オズヴァルド達はしょぼくれる。ソフィアはフゥッと再度息をつき、椅子へどしりと。そして、さくらの方をちらりと見、肩を竦めた。
「…こうなるから、連中の正体を教えないのよ…」
そんな彼女の言葉に、さくらは苦い表情で頷くしかなかった。
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