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―『何かに襲われ ―
313話 スライムと魔獣
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グポッ…グポッ…
呪薬を投与されたネズミ達はスライムの中で次々と化物へと変貌していく。その様子は羊水に浮かぶ胎児のようにも見えなくない。
だが、スライムは生物を取り込み窒息死させる人造魔物。そんな事をしたら狂化ネズミ達は死んでしまうのでは…。
ズポォ…
「―!」
思わず声を詰まらせるさくら。生まれた…いや、違う。スライムの中で変貌せしめたネズミ達が、平然と抜け出してきたのだ。
しかし、様子が先程とは違う。その身はてらてらと気味悪く濡れ…。
「全員、攻撃を集中させろ!」
その様子を見た竜崎は、上位精霊達に指示を飛ばす。サラマンド達は即座にエネルギーを充填、赤、白、緑の光線がネズミ達目掛けて発射された。
カッ!
直撃。閃光と爆風が辺りを包む。それが晴れた後に残っていたのは…。
「嘘…!?」
―これは…!?―
「効いていない…!」
さくらはおろか、ニアロンと竜崎も唖然とする。その場には、消滅はおろか、全くの無傷な状態の化物ネズミ達が唸りの合唱をしていた。
「かかれ」
「「「ヂュッ!!」」」
主である謎の魔術士の命を受け、飛び掛かって来るネズミ達。竜崎も中位精霊を動かし対処へと動く。しかし―。
「中位精霊達の攻撃が、流されている…」
口を歪める竜崎。妖精型の精霊達が打ち出した光弾は、確かに化物ネズミ達にヒットした。しかし、ある弾はネズミの身体を撫でるように、ある弾はその場で霧散するかのように弾かれているではないか。
決定打を与えることができないまま、ネズミ達は上位精霊へと迫る。変わらず俊敏なネズミ達はあっという間に彼らへと肉薄し、先程と同じように牙や爪を突き立てた。
「グオオオンッ!」
悲鳴をあげるサラマンド達。その救援に赴こうとも、竜崎の下にもまたネズミ達と黒刃が。そのせいで上手く動くことができない。
―なんだこいつら…。攻撃の通りが悪いな―
ニアロンも苦戦気味。竜崎サイドは謎の化物ネズミによって少し押されてきてしまった。
「大丈夫、なはず…」
不安になる気持ちを、さくらはそう呟くことで抑えていた。有り難いことに、竜崎は上手く敵を押さえている。彼の立つ位置より後ろ、さくらに近い側には一切ネズミ達は踏み入っていない。
それにネズミ達がサラマンド達を倒そうとしても、さっきみたいに魔力酔いを起こして倒れるはず。ならば、すぐに決着はつくはず…。
ビキッ
「ガッ…!?」
突如、何かにヒビが入る音、そしてサラマンドの悲鳴が響く。ハッとさくらが顔を出し見やると…。
「サラマンドが…灰色に…!!」
さくらの視線の先、ネズミ達と戦っていたサラマンド。先程まで彼の身体は火に包まれ、赤く輝いていた。
しかし今、様子がおかしい。その身体にはヒビが入り、ところどころが灰色になっている。あれだけ燃え盛っていた火も、消えかけているではないか。
明らかに、弱っている。原因は一目瞭然。サラマンドの身体に、化物ネズミの一匹が顔を深く食い込ませていたのだ。
「「「ヂヂ!」」」」
それを好機と言わんばかりに、他のネズミ達も飛び掛かって行く。もはや振り落とす力も無いらしく、サラマンドはそのまま核を破壊され、消滅してしまった。
獲物を仕留めたネズミ達は、目をぎょろつかせ次の獲物へと照準を定める。その横顔を見たさくらは、あることに気づいた。
「全然焦げてない…!」
先程倒されたネズミ達は、噛みつくたびに火傷のダメージを貰っていた。だが今サラマンドを仕留めたネズミ達には、誰も彼にも火傷はおろか煤すらついていない。それに、魔力酔いを起こしている様子もない。
一体何故…! 焦るさくら。と、その時だった。
べちょっ…
「…うん…?」
次の精霊を狩ろうと動き出すネズミ達から、何かが剥がれ滴り落ちた。それはぷるぷると揺れ、地面に力なく潰れ…。
「―!」
何かに気づいたさくらは、急ぎ他の精霊達…シルブとフロウズの様子を見やる。まだなんとか耐えている彼らだが、着実に疲弊していっている様子。
そして、それを襲い続けるネズミ達はやはり無傷。だが、さくらはなんとか捉えた。風や氷の力でネズミ達から切られ、凍らされた何かが剥がれ落ち、ぷるると震えながら地面で消滅していく様子を。あれは、間違いない…!
確信を得たさくらは、岩場から身を乗り出し精一杯叫んだ。
「竜崎さん! スライムです! ネズミ達、スライムでコーティングされています!」
「なるほど…! そういうことだったのか! シルブ、フロウズ!表面のスライムを剥がすことに集中しろ!」
―スライムに投げ込んだ理由がこれで解けたな。確かに普通のスライムならば無理だが、あれだけ細かく千切っても動けるならば別か―
ようやく合点がいったと戦い方を変える竜崎達。と、謎の魔術士は高笑いをした。
「ようやく気付いたか! スライムには呪薬を注ぎ込み生命力を強化、暴走させている。だからあれだけ千切られても個として動け、こうやって獣共の鎧にもなる!」
―わざわざ説明してくれるたぁ、優しいじゃないか―
「ハッ、抵抗は無駄だってことだ。見てみろ!」
皮肉るニアロンを嘲るように、謎の魔術士はシルブとフロウズを指さす。竜崎の指示に従い、ネズミの表面を剥ぐように攻撃を仕掛ける精霊達だが、数が多く機敏に動き回るネズミ達に上手くヒットしていない。
と、一つの攻撃がなんとかネズミの一匹を捉え、スライム鎧の側腹部を削り落とす。しかし―。
「ヂヂッ…!」
ネズミに纏わりつくテカリは即座に戻り、何事も無かったかのように戦闘は続行された。
「…今、スライムは剥がれたよな? 戻ったのか?」
―わからん。だが、確かめて見れば良いだけだ!―
竜崎にそう返し、ニアロンは魔術製の刃を作り出す。それを、自らに迫ってきていた化物ネズミへとぶつけた。
スパッ
切れ味鋭く、ネズミの顔や背のスライムの一部がこそげ落とされる。が、その瞬間だった。
ゴポッ…
ネズミの目や口、耳から、巨大化の際に開いた傷口からスライムが湧き出してきたではないか。
―うえっ、気持ち悪っ!―
ドン引くニアロンを余所に、ネズミの身体の中から湧き出したスライムはこそげ落とされた位置へと移動。馴染むように周囲とくっつき、鎧へと変貌した。
「体内にスライムを潜ませるとはな…。いくら削いでも修復されるってことか」
顔を顰める竜崎。謎の魔術士は実に愉しそうに口を開いた。
「フッフッフ…アッハッハ! 恐怖したかリュウザキィ!そうだ、その通りだ! 例え燃やされようが凍らされようが切られようが、そのダメージは全てスライムが肩代わりする! 攻撃を食らい過ぎた箇所は剥がれ落ち消滅するが、新しいのを出して覆えば良いだけの事だ!しかも魔力酔いなぞ起きない。むしろスライムが魔力を吸い、より強力になるだけなんだよ!」
勝利を確信するかのように言い放つ魔術士。そうこうしているうちに…。
パキンッ パキンッ
「ケエッ…」
「……。」
内部まで食い込まれ、核を破壊されるシルブとフロウズ。彼らは小さく断末魔をあげて消滅していった。
「さあ、そっちは0、こっちは二十以上。形勢は逆転したなァ?」
ジリジリとネズミ達を迫らせる謎の魔術士。一方、ニアロンは…。
―はんっ。たかが上位精霊を3体倒しただけで何を粋がっているんだ?―
やれやれと肩を竦めた。
「あぁ…?」
―確かに驚いたさ。だが、ネタ晴らしをするべきではなかったな!―
疑念の声をあげる魔術士に、そう言い放つ彼女。瞬間、ニアロンの…竜崎の前に三つの魔法陣が浮かび上がる。それらは青、黄色、茶色に輝いた。
「来てくれ! ウルディーネ、ポルクリッツ、ノウム!」
竜崎の声に応じ、その魔法陣には水が、雷が、土が迸った。
呪薬を投与されたネズミ達はスライムの中で次々と化物へと変貌していく。その様子は羊水に浮かぶ胎児のようにも見えなくない。
だが、スライムは生物を取り込み窒息死させる人造魔物。そんな事をしたら狂化ネズミ達は死んでしまうのでは…。
ズポォ…
「―!」
思わず声を詰まらせるさくら。生まれた…いや、違う。スライムの中で変貌せしめたネズミ達が、平然と抜け出してきたのだ。
しかし、様子が先程とは違う。その身はてらてらと気味悪く濡れ…。
「全員、攻撃を集中させろ!」
その様子を見た竜崎は、上位精霊達に指示を飛ばす。サラマンド達は即座にエネルギーを充填、赤、白、緑の光線がネズミ達目掛けて発射された。
カッ!
直撃。閃光と爆風が辺りを包む。それが晴れた後に残っていたのは…。
「嘘…!?」
―これは…!?―
「効いていない…!」
さくらはおろか、ニアロンと竜崎も唖然とする。その場には、消滅はおろか、全くの無傷な状態の化物ネズミ達が唸りの合唱をしていた。
「かかれ」
「「「ヂュッ!!」」」
主である謎の魔術士の命を受け、飛び掛かって来るネズミ達。竜崎も中位精霊を動かし対処へと動く。しかし―。
「中位精霊達の攻撃が、流されている…」
口を歪める竜崎。妖精型の精霊達が打ち出した光弾は、確かに化物ネズミ達にヒットした。しかし、ある弾はネズミの身体を撫でるように、ある弾はその場で霧散するかのように弾かれているではないか。
決定打を与えることができないまま、ネズミ達は上位精霊へと迫る。変わらず俊敏なネズミ達はあっという間に彼らへと肉薄し、先程と同じように牙や爪を突き立てた。
「グオオオンッ!」
悲鳴をあげるサラマンド達。その救援に赴こうとも、竜崎の下にもまたネズミ達と黒刃が。そのせいで上手く動くことができない。
―なんだこいつら…。攻撃の通りが悪いな―
ニアロンも苦戦気味。竜崎サイドは謎の化物ネズミによって少し押されてきてしまった。
「大丈夫、なはず…」
不安になる気持ちを、さくらはそう呟くことで抑えていた。有り難いことに、竜崎は上手く敵を押さえている。彼の立つ位置より後ろ、さくらに近い側には一切ネズミ達は踏み入っていない。
それにネズミ達がサラマンド達を倒そうとしても、さっきみたいに魔力酔いを起こして倒れるはず。ならば、すぐに決着はつくはず…。
ビキッ
「ガッ…!?」
突如、何かにヒビが入る音、そしてサラマンドの悲鳴が響く。ハッとさくらが顔を出し見やると…。
「サラマンドが…灰色に…!!」
さくらの視線の先、ネズミ達と戦っていたサラマンド。先程まで彼の身体は火に包まれ、赤く輝いていた。
しかし今、様子がおかしい。その身体にはヒビが入り、ところどころが灰色になっている。あれだけ燃え盛っていた火も、消えかけているではないか。
明らかに、弱っている。原因は一目瞭然。サラマンドの身体に、化物ネズミの一匹が顔を深く食い込ませていたのだ。
「「「ヂヂ!」」」」
それを好機と言わんばかりに、他のネズミ達も飛び掛かって行く。もはや振り落とす力も無いらしく、サラマンドはそのまま核を破壊され、消滅してしまった。
獲物を仕留めたネズミ達は、目をぎょろつかせ次の獲物へと照準を定める。その横顔を見たさくらは、あることに気づいた。
「全然焦げてない…!」
先程倒されたネズミ達は、噛みつくたびに火傷のダメージを貰っていた。だが今サラマンドを仕留めたネズミ達には、誰も彼にも火傷はおろか煤すらついていない。それに、魔力酔いを起こしている様子もない。
一体何故…! 焦るさくら。と、その時だった。
べちょっ…
「…うん…?」
次の精霊を狩ろうと動き出すネズミ達から、何かが剥がれ滴り落ちた。それはぷるぷると揺れ、地面に力なく潰れ…。
「―!」
何かに気づいたさくらは、急ぎ他の精霊達…シルブとフロウズの様子を見やる。まだなんとか耐えている彼らだが、着実に疲弊していっている様子。
そして、それを襲い続けるネズミ達はやはり無傷。だが、さくらはなんとか捉えた。風や氷の力でネズミ達から切られ、凍らされた何かが剥がれ落ち、ぷるると震えながら地面で消滅していく様子を。あれは、間違いない…!
確信を得たさくらは、岩場から身を乗り出し精一杯叫んだ。
「竜崎さん! スライムです! ネズミ達、スライムでコーティングされています!」
「なるほど…! そういうことだったのか! シルブ、フロウズ!表面のスライムを剥がすことに集中しろ!」
―スライムに投げ込んだ理由がこれで解けたな。確かに普通のスライムならば無理だが、あれだけ細かく千切っても動けるならば別か―
ようやく合点がいったと戦い方を変える竜崎達。と、謎の魔術士は高笑いをした。
「ようやく気付いたか! スライムには呪薬を注ぎ込み生命力を強化、暴走させている。だからあれだけ千切られても個として動け、こうやって獣共の鎧にもなる!」
―わざわざ説明してくれるたぁ、優しいじゃないか―
「ハッ、抵抗は無駄だってことだ。見てみろ!」
皮肉るニアロンを嘲るように、謎の魔術士はシルブとフロウズを指さす。竜崎の指示に従い、ネズミの表面を剥ぐように攻撃を仕掛ける精霊達だが、数が多く機敏に動き回るネズミ達に上手くヒットしていない。
と、一つの攻撃がなんとかネズミの一匹を捉え、スライム鎧の側腹部を削り落とす。しかし―。
「ヂヂッ…!」
ネズミに纏わりつくテカリは即座に戻り、何事も無かったかのように戦闘は続行された。
「…今、スライムは剥がれたよな? 戻ったのか?」
―わからん。だが、確かめて見れば良いだけだ!―
竜崎にそう返し、ニアロンは魔術製の刃を作り出す。それを、自らに迫ってきていた化物ネズミへとぶつけた。
スパッ
切れ味鋭く、ネズミの顔や背のスライムの一部がこそげ落とされる。が、その瞬間だった。
ゴポッ…
ネズミの目や口、耳から、巨大化の際に開いた傷口からスライムが湧き出してきたではないか。
―うえっ、気持ち悪っ!―
ドン引くニアロンを余所に、ネズミの身体の中から湧き出したスライムはこそげ落とされた位置へと移動。馴染むように周囲とくっつき、鎧へと変貌した。
「体内にスライムを潜ませるとはな…。いくら削いでも修復されるってことか」
顔を顰める竜崎。謎の魔術士は実に愉しそうに口を開いた。
「フッフッフ…アッハッハ! 恐怖したかリュウザキィ!そうだ、その通りだ! 例え燃やされようが凍らされようが切られようが、そのダメージは全てスライムが肩代わりする! 攻撃を食らい過ぎた箇所は剥がれ落ち消滅するが、新しいのを出して覆えば良いだけの事だ!しかも魔力酔いなぞ起きない。むしろスライムが魔力を吸い、より強力になるだけなんだよ!」
勝利を確信するかのように言い放つ魔術士。そうこうしているうちに…。
パキンッ パキンッ
「ケエッ…」
「……。」
内部まで食い込まれ、核を破壊されるシルブとフロウズ。彼らは小さく断末魔をあげて消滅していった。
「さあ、そっちは0、こっちは二十以上。形勢は逆転したなァ?」
ジリジリとネズミ達を迫らせる謎の魔術士。一方、ニアロンは…。
―はんっ。たかが上位精霊を3体倒しただけで何を粋がっているんだ?―
やれやれと肩を竦めた。
「あぁ…?」
―確かに驚いたさ。だが、ネタ晴らしをするべきではなかったな!―
疑念の声をあげる魔術士に、そう言い放つ彼女。瞬間、ニアロンの…竜崎の前に三つの魔法陣が浮かび上がる。それらは青、黄色、茶色に輝いた。
「来てくれ! ウルディーネ、ポルクリッツ、ノウム!」
竜崎の声に応じ、その魔法陣には水が、雷が、土が迸った。
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