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―元の世界へ、帰そう―
307話 一生に一度のお願い
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―見ればわかるだろう。装置を、壊す…!―
バチチチチと音を立て光る魔法陣を従え、ニアロンはそう言い放つ。その瞳には確固たる意志が宿っているのが垣間見えた。
―清人、さくら。この先お前達からどれだけ咎められようと、恨まれようと知った事か! 私は…私は…!―
彼女のその言葉に、さくらはハッと気づかされる。そうである、彼女は『霊体』という特殊な身体。肉体は無く、魔力で構成された幽霊のような存在の彼女は、今や竜崎の身に憑りつくことで生きながらえていると言ってもいい。
なら、竜崎が死んでしまったらどうなるか。それはつまり、彼女も死を迎えるということなのだ。
…いや、彼女にはもう一つ選択肢がある。生き延びようと思えば、彼女は竜崎と出会う前と同じように龍脈から魔力を得て、生き続けることが出来るはずである。
そう…『竜崎と出会う前と同じように』。彼女は竜崎の身に宿る呪いの管理者でもある。竜崎が死ねば、彼女はその呪いを抑え、誰も来ないであろうこの場で暮らしていくこととなる。竜崎と出会う前、かつてのエアスト村、幾千年閉じ込められた、あの暗い洞窟の中でのように。
以前、ニアロンはさくらに向けて「竜崎が死ぬとき、自らの命をかけ呪いを消滅させてやる」と言った。それが出来るか否かはさておき、彼女自身も今、選択の岐路に立たされていたのだ。『死ぬか、孤独に逆戻りか』という絶望的な二択で。
竜崎もそれを悟ったのだろう。装置を守るように立ちはだかり、ニアロンに語り掛けた。
「落ち着けニアロン。もし俺が死んだら、お前と呪いは魔神達が引き取ってくれると約束してあるだろう? 20年前と違って呪いはかなり小さくなっているし、俺の肉体は消滅するわけじゃない。残滓と龍脈を使えば賢者の爺さんが来るまで保たせるのは簡単だろう」
どうやらしっかり死後の策を決めてあるらしい。少し安堵の息を吐くさくら。しかし、ニアロンは叫んだ。
―私の事なぞどうだっていい!呪いだって構うものか!―
その場全体に響き渡るほど強い彼女の口調に、さくらはおろか竜崎すらも身体を竦ませてしまった。
と、ニアロンは顔を僅かに伏せる。そしてすぐに上げたその瞳には、涙が溜まっていた。
―清人、私はお前をこんなことで失いたくないんだ…!最愛の存在である、お前を!―
悲痛なるニアロンの一言に、さくらは胸を絞めつけられる。孤独に過ごしてきた彼女を、竜崎は救い出した。そして2人は今まで一心同体の如く過ごしてきた。まさに、病める時も、健やかなる時も。
それを今、自分の都合で引き裂こうとしているのだ。ここに来て、さくらは自らの愚行を悟った。自らのこの癇癪は、ただ皆を傷つけるだけだと。
そんな中、竜崎は続けて説得を試みていた。
「さっきも言ったろう? 預言の通りならば…」
―あんな詭弁!―
が、取り付く島もない。コリと頭を掻いた竜崎は小さく「仕方ないな…」とこぼし、ふわっと僅かに浮き上がった。
そして、ニアロンの元へとゆっくり近づくと、彼女をぎゅっと抱きしめた。
―止めろ…! くっ…!―
竜崎の胸の中で暴れるニアロン。しかし、彼は絶対に離そうとしなかった。先程さくらを包んだ時とは違いその抱きしめ方は強く、まるで愛する者を抱き止めるようであった。
「ニアロン、大丈夫だって。俺は死ぬ気なんてさらさらない。お前がいるから、お前が助けてくれるから試そうとしているんだ」
―だが、失敗したらどうする! そんなことのために命を…!―
「そんなこと、じゃない。親と会えない苦しさは俺が一番よくわかっている。あれはね、堪えるんだよ。夜ごと、耐えがたい悲しみと寂しさが襲ってくる。何も恩返しできなかったこと、悲しませていることが身体を突き刺すんだ。会えるかもしれない方法があると知ってしまったら猶更ね」
と、その言葉を聞いたニアロンの動きが止まる。彼女は知っているのだ。真横で見ていたのだ。竜崎が過去、親に会えなくて泣いたことを。それを思い出したのだろう。
「だから、さくらさんを帰してあげたい。そして、俺の親に俺が生きていることを伝えたいんだ。これから先も、この世界で元気にやっていくという事を」
ニアロンを頭を抱き寄せながら、彼はそう囁く。そして、一層強く頼み込んだ。
「頼むニアロン、最後のお願いだ。…いや、縁起悪いな。一生に一度のお願いだ。試させてくれ。事が済んだら、お前の言う事なんでも聞いてやるからさ」
―…くっ…―
小さく漏らすニアロン。さくらは見た。ニアロンの拳が固く握られ、降ろされる様子を。彼女の背後に浮かんだ魔法陣が消えていく様子を。
―わかった…。約束、違えるなよ?―
「勿論」
と、大人姿だったニアロンの姿が童女へと戻る。そして、竜崎の肩にもたれかかった。もう、彼女は何も言わなかった。
「さ。さくらさん装置に乗って。ほら、ニアロンの決意が揺るがない内に、ね。」
半ば無理やり、台座の上に押し込まれるさくら。惑いの目を浮かべる彼女に、竜崎はにこりと微笑んだ。
「手紙、頼んだよ。あ、当然だけど私が死んだとは伝えなくていいからね。死なないから。それと…もし転移に失敗してこの世界に残ったら、悪いけどまた宜しくね」
返答を聞かず、背を向けもう片方の台座に向かう竜崎。そんな彼に、さくらは手を伸ばす。
どうしよう。彼を止められるのは、これが本当に最後だ。しかし、声が出ない。それが緊張故か、未だ迷っているということなのかは判別はつかないまま、さくらは焦る。そうこうしている内に竜崎は台座に足をかけ―。
と、その時だった。
ドォンッッ!!!
何かの破壊音が空間に木霊する。竜崎は台座にかけていた足を降ろし、辺りを窺う。
ズゥンッッ…! バチィッッ…!
続けざまに聞こえてくるのは、やはり何かを壊す音。その発生源は、この空間へと続く入口から。思わず台座から降りたさくらを庇うように、竜崎は装置から、入口から距離をとる。
「さくらさん、荷物を置いてこれを」
置いてあった神具ラケットを拾ってさくらに手渡しながら、竜崎は杖を構える。ニアロンも臨戦態勢をとった。
さくらも慌てて荷物を近場の岩陰に隠し、外した精霊石を嵌めこんだその瞬間…!
ドゴォッッ!!!!
一際強い爆裂音、そして入口からボウッと漏れ出す土煙。と、その中に蠢く人影が一つ。
「誰だ!」
吼える竜崎。しかし人影は答えず、悠々と、平然と煙を抜け出る。
姿を現したのは…小汚いローブを纏った、顔の見えぬ謎の人物だった。
バチチチチと音を立て光る魔法陣を従え、ニアロンはそう言い放つ。その瞳には確固たる意志が宿っているのが垣間見えた。
―清人、さくら。この先お前達からどれだけ咎められようと、恨まれようと知った事か! 私は…私は…!―
彼女のその言葉に、さくらはハッと気づかされる。そうである、彼女は『霊体』という特殊な身体。肉体は無く、魔力で構成された幽霊のような存在の彼女は、今や竜崎の身に憑りつくことで生きながらえていると言ってもいい。
なら、竜崎が死んでしまったらどうなるか。それはつまり、彼女も死を迎えるということなのだ。
…いや、彼女にはもう一つ選択肢がある。生き延びようと思えば、彼女は竜崎と出会う前と同じように龍脈から魔力を得て、生き続けることが出来るはずである。
そう…『竜崎と出会う前と同じように』。彼女は竜崎の身に宿る呪いの管理者でもある。竜崎が死ねば、彼女はその呪いを抑え、誰も来ないであろうこの場で暮らしていくこととなる。竜崎と出会う前、かつてのエアスト村、幾千年閉じ込められた、あの暗い洞窟の中でのように。
以前、ニアロンはさくらに向けて「竜崎が死ぬとき、自らの命をかけ呪いを消滅させてやる」と言った。それが出来るか否かはさておき、彼女自身も今、選択の岐路に立たされていたのだ。『死ぬか、孤独に逆戻りか』という絶望的な二択で。
竜崎もそれを悟ったのだろう。装置を守るように立ちはだかり、ニアロンに語り掛けた。
「落ち着けニアロン。もし俺が死んだら、お前と呪いは魔神達が引き取ってくれると約束してあるだろう? 20年前と違って呪いはかなり小さくなっているし、俺の肉体は消滅するわけじゃない。残滓と龍脈を使えば賢者の爺さんが来るまで保たせるのは簡単だろう」
どうやらしっかり死後の策を決めてあるらしい。少し安堵の息を吐くさくら。しかし、ニアロンは叫んだ。
―私の事なぞどうだっていい!呪いだって構うものか!―
その場全体に響き渡るほど強い彼女の口調に、さくらはおろか竜崎すらも身体を竦ませてしまった。
と、ニアロンは顔を僅かに伏せる。そしてすぐに上げたその瞳には、涙が溜まっていた。
―清人、私はお前をこんなことで失いたくないんだ…!最愛の存在である、お前を!―
悲痛なるニアロンの一言に、さくらは胸を絞めつけられる。孤独に過ごしてきた彼女を、竜崎は救い出した。そして2人は今まで一心同体の如く過ごしてきた。まさに、病める時も、健やかなる時も。
それを今、自分の都合で引き裂こうとしているのだ。ここに来て、さくらは自らの愚行を悟った。自らのこの癇癪は、ただ皆を傷つけるだけだと。
そんな中、竜崎は続けて説得を試みていた。
「さっきも言ったろう? 預言の通りならば…」
―あんな詭弁!―
が、取り付く島もない。コリと頭を掻いた竜崎は小さく「仕方ないな…」とこぼし、ふわっと僅かに浮き上がった。
そして、ニアロンの元へとゆっくり近づくと、彼女をぎゅっと抱きしめた。
―止めろ…! くっ…!―
竜崎の胸の中で暴れるニアロン。しかし、彼は絶対に離そうとしなかった。先程さくらを包んだ時とは違いその抱きしめ方は強く、まるで愛する者を抱き止めるようであった。
「ニアロン、大丈夫だって。俺は死ぬ気なんてさらさらない。お前がいるから、お前が助けてくれるから試そうとしているんだ」
―だが、失敗したらどうする! そんなことのために命を…!―
「そんなこと、じゃない。親と会えない苦しさは俺が一番よくわかっている。あれはね、堪えるんだよ。夜ごと、耐えがたい悲しみと寂しさが襲ってくる。何も恩返しできなかったこと、悲しませていることが身体を突き刺すんだ。会えるかもしれない方法があると知ってしまったら猶更ね」
と、その言葉を聞いたニアロンの動きが止まる。彼女は知っているのだ。真横で見ていたのだ。竜崎が過去、親に会えなくて泣いたことを。それを思い出したのだろう。
「だから、さくらさんを帰してあげたい。そして、俺の親に俺が生きていることを伝えたいんだ。これから先も、この世界で元気にやっていくという事を」
ニアロンを頭を抱き寄せながら、彼はそう囁く。そして、一層強く頼み込んだ。
「頼むニアロン、最後のお願いだ。…いや、縁起悪いな。一生に一度のお願いだ。試させてくれ。事が済んだら、お前の言う事なんでも聞いてやるからさ」
―…くっ…―
小さく漏らすニアロン。さくらは見た。ニアロンの拳が固く握られ、降ろされる様子を。彼女の背後に浮かんだ魔法陣が消えていく様子を。
―わかった…。約束、違えるなよ?―
「勿論」
と、大人姿だったニアロンの姿が童女へと戻る。そして、竜崎の肩にもたれかかった。もう、彼女は何も言わなかった。
「さ。さくらさん装置に乗って。ほら、ニアロンの決意が揺るがない内に、ね。」
半ば無理やり、台座の上に押し込まれるさくら。惑いの目を浮かべる彼女に、竜崎はにこりと微笑んだ。
「手紙、頼んだよ。あ、当然だけど私が死んだとは伝えなくていいからね。死なないから。それと…もし転移に失敗してこの世界に残ったら、悪いけどまた宜しくね」
返答を聞かず、背を向けもう片方の台座に向かう竜崎。そんな彼に、さくらは手を伸ばす。
どうしよう。彼を止められるのは、これが本当に最後だ。しかし、声が出ない。それが緊張故か、未だ迷っているということなのかは判別はつかないまま、さくらは焦る。そうこうしている内に竜崎は台座に足をかけ―。
と、その時だった。
ドォンッッ!!!
何かの破壊音が空間に木霊する。竜崎は台座にかけていた足を降ろし、辺りを窺う。
ズゥンッッ…! バチィッッ…!
続けざまに聞こえてくるのは、やはり何かを壊す音。その発生源は、この空間へと続く入口から。思わず台座から降りたさくらを庇うように、竜崎は装置から、入口から距離をとる。
「さくらさん、荷物を置いてこれを」
置いてあった神具ラケットを拾ってさくらに手渡しながら、竜崎は杖を構える。ニアロンも臨戦態勢をとった。
さくらも慌てて荷物を近場の岩陰に隠し、外した精霊石を嵌めこんだその瞬間…!
ドゴォッッ!!!!
一際強い爆裂音、そして入口からボウッと漏れ出す土煙。と、その中に蠢く人影が一つ。
「誰だ!」
吼える竜崎。しかし人影は答えず、悠々と、平然と煙を抜け出る。
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