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―没落貴族令嬢の過去―
280話 没落貴族令嬢の救世主①
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今より20年前。魔王が人界側に宣戦布告をし引き起こした戦争、その終結直後へと時は戻る。
広い魔界のとある辺境。『魔神』とも呼ばれる高位精霊が一柱、水の精霊エナリアスが棲む『万水の地』から少し離れた地区。その一帯は魔王に与する小さな貴族、アレハルオ家の支配下であった。
当時のアレハルオ家の主の名は『マリウス・アレハルオ』。先代以前の誰よりも魔王に傾倒していた彼は、自らに反する者達を始めとした領民達を強制的に徴兵、『捧げ物』として次々と魔王軍へと差し出していた。
だが、そんなマリウスも戦争のさ中で命を落とした。貴族の通例として、アレハルオ家の跡取りはその家督を…継ぐことはなかった。いや、継ぐことは許されなかったのだ。
更に時を戻そう。戦争が起きる前の話である。
マリウス・アレハルオは戦争以前既に老爺と呼ぶに相応しい年齢。跡継ぎとして息子が、そしてその嫁もいた。しかし、マリウスが家督を譲ることはなかった。
その理由はただ一つ。その息子達がマリウスの行いに反対していたからである。
魔王至上主義だったマリウスは普段から圧政を敷き、民を困らせていた。必要以上の税をとり、領主としてなすべきことはほとんどしない始末。中には近くの小さな村々に夜逃げする一家もおり、その数も少なくはなかった。
そして、件の徴兵。ここに至るまで幾度も行いを改めさせようとしてきたマリウスの息子と嫁は、これ以上は許されぬと直談判を行った。
だが、結果は惨憺たるものだった。
「もうお前達には家督を渡さん…!渡すものか!地下に幽閉してやる。次代のアレハルオの子を孕むまで外には出さんぞ!」
マリウスによる、事実上の継承権没収。加えて屋敷の地下に閉じ込められてしまった。そんな彼らに残されたのは、マリウスにとっての孫…息子当人とは別の継承者を産むことのみであった。
しかし、そんなことをすればどうなるか。わからない息子夫婦ではなかった。
自らの子は間違いなく利用され、忌むべき圧政を継ぐことは目に見えていた。それを案じた息子夫婦はただただ幽閉生活を耐えた。マリウスによる罵声や仕置きをいくら食らおうとも、彼らは跡継ぎを作ろうとはしなかった。
上手く隠されていたのだろう。マリウスの息子夫婦が幽閉されていたということは、領民達が知る由もなかった。いや、知っていても気にする余地すらなかった。それほどまでに彼らは困窮していたのだ。
そして時は流れ、戦争終結直後。徴兵された者達はほとんど戻ってこず、アレハルオ家の領地にいた僅かな魔王軍兵は新代魔王を恐れどこかへと散り散りになって消えた。
既にマリウスが死に、虚ろとなっていたアレハルオ家の束縛。領下の人々は好機と捉え、反旗を翻した。マリウスの邸宅を襲ったのだ。
愛する者を奪われた苦しみ、私財を盗られた怒り、圧政に対する復讐…。溜まりに溜まっていた鬱憤により暴徒と化した領民達は手に持てるだけの武器を持ち、荒らしに荒らし回った。
綺麗に刈り揃えられていた薔薇園は蹂躙され、建物は半壊。反抗する召使達は殺され、中にあった調度品もほとんどが盗み出された。もはやマリウスの屋敷は廃墟同然、貴族の屋敷の面影は何一つ残ることは無かった。
と、そこで領民達はようやく思い出した。マリウスには確か跡取りがいたはずだということに。
いくら壁や花瓶を破壊しつくしても消えようもない、アレハルオ家に対する恨み。それはマリウスを止めきれなかった息子夫婦にも責任があると決めつけた領民達は彼らを探しまわった。
そして…見つけた。屋敷の地下、閉じ込められていた息子夫婦を。身体はやつれ、ただ死を待つかのような顔をした彼らを。
息子夫婦が纏っている、人が着るべきものではない襤褸切れ。日があたらなくともわかる汚れた室内。そして、至る所に転がるマリウスによる不当な暴力の跡…。
暴徒と化していた領民達も、彼らの姿を見てしまえば絶句するほかなかった。
恩情か、同情か。息子夫婦の命が奪われることはなかった。しかし、残念ながらそれで領民達の怒りが収まるわけはない。弱る彼らを脅し、強制的に貴族の名を捨てさせたのだ。
息子夫婦もそれを承諾。屋敷に溜められていた財産も、僅かな量を残し没収。アレハルオ家はその時を以て完全に没落した。
他に行く当てなぞない息子夫婦はたった2人で廃墟同然と化した屋敷に住むこととなった。領民達から見張られ、召使は一人もおらず、豪奢な服や家具は一切ない。日々の食べ物確保にすら困るほどの生活が始まった。
それは領民達が課した息子夫婦への罰の様なもの…と言えば聞こえが良いが、そんなものではない。
領民達は触れたくなかったのだ。彼ら息子夫婦もまた、マリウス・アレハルオの被害者だということに。怒りのやりどころがなかったのだ。あわよくばリンチしようとしていた彼らがあれだけ弱っているとは。
だから、せめて晒し者として放置する。領民達の思いはそんなとこであった。
だが、息子夫婦はその生活を受け入れていた。父の蛮行を止めきれなかったのは自分達の責任だというのは正しい。いつ以来かの日の下での暮らし、それが許されただけでも有難い。心までも弱った彼らはそう考えてしまっていた。
勿論、新魔王達からの救いの手というものはあった。しかし、彼らは魔界人界双方の修復復興に常に追われていた。
優先順位は当然破壊が酷いエリアが主。ほとんど被害がない魔神のお膝元付近はかなり後回しにされていた。アレハルオ家の領地もその後回し側に属していた。
どういうことかというと、派遣された新魔王軍の兵が事情を聞きに来ただけだったのだ。それでも、状況をしっかりと伝えられれば息子夫婦も人並みの生活を送れたのかもしれない。
しかし、自らも困窮していた領民達がそれを良しとするわけがなかった。彼らは自らの境遇、それこそマリウス存命時の圧政のみを兵に語り、現在のアレハルオ家の状況は『合意の上である』としか説明しなかった。
息子夫婦もまた、領民達の圧ゆえにただ解決済みとしか兵に伝えなかった。…派遣された兵も質が悪かったのだろう。詳しく調べもせず、『既に和解済み』と報告書に記載してしまったのだ。
それが幾度も繰り返され、救援の手は完全に摘み取られてしまった。魔王から回ってきた援助金もそのほとんどは領民達が使い、息子夫婦には全く渡されなかった。
そして時は流れ戦争終結から3年後、領下が活気を取り戻し始めた頃。息子夫婦は第一子となるメスト・アレハルオを産んだ…いや、産んでしまったのだ。
広い魔界のとある辺境。『魔神』とも呼ばれる高位精霊が一柱、水の精霊エナリアスが棲む『万水の地』から少し離れた地区。その一帯は魔王に与する小さな貴族、アレハルオ家の支配下であった。
当時のアレハルオ家の主の名は『マリウス・アレハルオ』。先代以前の誰よりも魔王に傾倒していた彼は、自らに反する者達を始めとした領民達を強制的に徴兵、『捧げ物』として次々と魔王軍へと差し出していた。
だが、そんなマリウスも戦争のさ中で命を落とした。貴族の通例として、アレハルオ家の跡取りはその家督を…継ぐことはなかった。いや、継ぐことは許されなかったのだ。
更に時を戻そう。戦争が起きる前の話である。
マリウス・アレハルオは戦争以前既に老爺と呼ぶに相応しい年齢。跡継ぎとして息子が、そしてその嫁もいた。しかし、マリウスが家督を譲ることはなかった。
その理由はただ一つ。その息子達がマリウスの行いに反対していたからである。
魔王至上主義だったマリウスは普段から圧政を敷き、民を困らせていた。必要以上の税をとり、領主としてなすべきことはほとんどしない始末。中には近くの小さな村々に夜逃げする一家もおり、その数も少なくはなかった。
そして、件の徴兵。ここに至るまで幾度も行いを改めさせようとしてきたマリウスの息子と嫁は、これ以上は許されぬと直談判を行った。
だが、結果は惨憺たるものだった。
「もうお前達には家督を渡さん…!渡すものか!地下に幽閉してやる。次代のアレハルオの子を孕むまで外には出さんぞ!」
マリウスによる、事実上の継承権没収。加えて屋敷の地下に閉じ込められてしまった。そんな彼らに残されたのは、マリウスにとっての孫…息子当人とは別の継承者を産むことのみであった。
しかし、そんなことをすればどうなるか。わからない息子夫婦ではなかった。
自らの子は間違いなく利用され、忌むべき圧政を継ぐことは目に見えていた。それを案じた息子夫婦はただただ幽閉生活を耐えた。マリウスによる罵声や仕置きをいくら食らおうとも、彼らは跡継ぎを作ろうとはしなかった。
上手く隠されていたのだろう。マリウスの息子夫婦が幽閉されていたということは、領民達が知る由もなかった。いや、知っていても気にする余地すらなかった。それほどまでに彼らは困窮していたのだ。
そして時は流れ、戦争終結直後。徴兵された者達はほとんど戻ってこず、アレハルオ家の領地にいた僅かな魔王軍兵は新代魔王を恐れどこかへと散り散りになって消えた。
既にマリウスが死に、虚ろとなっていたアレハルオ家の束縛。領下の人々は好機と捉え、反旗を翻した。マリウスの邸宅を襲ったのだ。
愛する者を奪われた苦しみ、私財を盗られた怒り、圧政に対する復讐…。溜まりに溜まっていた鬱憤により暴徒と化した領民達は手に持てるだけの武器を持ち、荒らしに荒らし回った。
綺麗に刈り揃えられていた薔薇園は蹂躙され、建物は半壊。反抗する召使達は殺され、中にあった調度品もほとんどが盗み出された。もはやマリウスの屋敷は廃墟同然、貴族の屋敷の面影は何一つ残ることは無かった。
と、そこで領民達はようやく思い出した。マリウスには確か跡取りがいたはずだということに。
いくら壁や花瓶を破壊しつくしても消えようもない、アレハルオ家に対する恨み。それはマリウスを止めきれなかった息子夫婦にも責任があると決めつけた領民達は彼らを探しまわった。
そして…見つけた。屋敷の地下、閉じ込められていた息子夫婦を。身体はやつれ、ただ死を待つかのような顔をした彼らを。
息子夫婦が纏っている、人が着るべきものではない襤褸切れ。日があたらなくともわかる汚れた室内。そして、至る所に転がるマリウスによる不当な暴力の跡…。
暴徒と化していた領民達も、彼らの姿を見てしまえば絶句するほかなかった。
恩情か、同情か。息子夫婦の命が奪われることはなかった。しかし、残念ながらそれで領民達の怒りが収まるわけはない。弱る彼らを脅し、強制的に貴族の名を捨てさせたのだ。
息子夫婦もそれを承諾。屋敷に溜められていた財産も、僅かな量を残し没収。アレハルオ家はその時を以て完全に没落した。
他に行く当てなぞない息子夫婦はたった2人で廃墟同然と化した屋敷に住むこととなった。領民達から見張られ、召使は一人もおらず、豪奢な服や家具は一切ない。日々の食べ物確保にすら困るほどの生活が始まった。
それは領民達が課した息子夫婦への罰の様なもの…と言えば聞こえが良いが、そんなものではない。
領民達は触れたくなかったのだ。彼ら息子夫婦もまた、マリウス・アレハルオの被害者だということに。怒りのやりどころがなかったのだ。あわよくばリンチしようとしていた彼らがあれだけ弱っているとは。
だから、せめて晒し者として放置する。領民達の思いはそんなとこであった。
だが、息子夫婦はその生活を受け入れていた。父の蛮行を止めきれなかったのは自分達の責任だというのは正しい。いつ以来かの日の下での暮らし、それが許されただけでも有難い。心までも弱った彼らはそう考えてしまっていた。
勿論、新魔王達からの救いの手というものはあった。しかし、彼らは魔界人界双方の修復復興に常に追われていた。
優先順位は当然破壊が酷いエリアが主。ほとんど被害がない魔神のお膝元付近はかなり後回しにされていた。アレハルオ家の領地もその後回し側に属していた。
どういうことかというと、派遣された新魔王軍の兵が事情を聞きに来ただけだったのだ。それでも、状況をしっかりと伝えられれば息子夫婦も人並みの生活を送れたのかもしれない。
しかし、自らも困窮していた領民達がそれを良しとするわけがなかった。彼らは自らの境遇、それこそマリウス存命時の圧政のみを兵に語り、現在のアレハルオ家の状況は『合意の上である』としか説明しなかった。
息子夫婦もまた、領民達の圧ゆえにただ解決済みとしか兵に伝えなかった。…派遣された兵も質が悪かったのだろう。詳しく調べもせず、『既に和解済み』と報告書に記載してしまったのだ。
それが幾度も繰り返され、救援の手は完全に摘み取られてしまった。魔王から回ってきた援助金もそのほとんどは領民達が使い、息子夫婦には全く渡されなかった。
そして時は流れ戦争終結から3年後、領下が活気を取り戻し始めた頃。息子夫婦は第一子となるメスト・アレハルオを産んだ…いや、産んでしまったのだ。
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