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―獣人の里『モンストリア』―
247話 合流
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急ぎ教会を走り出たさくら達。外の光景に絶句してしまう。
「グルル…」
そこかしこに見受けられるのは人獣魔獣。モンストリアの兵や腕自慢の人々が戦いなんとか抑えつけているが、他の一般市民はパニック状態。
「どうしよう…」
「急いで先生達に合流しよう!」
何はともあれ、シベル達の元へ向かうのが先決である。元来た道を駆け戻ろうと足を踏み出した時だった。
「待てぇ!」
「やばっ!」
追いかけてくるは様子のおかしい獣人と信徒の一部。捕まるわけにはいかない。
「精霊よ、足止めして!」
さくらは詠唱、精霊を呼び出し簡単な妨害をしかける。それに信徒達が引っかかっている間に距離をとろうとするが…。
「絶対に逃さないぞ…!」
流石は体を強化された種族、獣人。妨害を切り抜ると一気に距離を詰めてくる。さくらはただ妨害を繰り返すしかなかった。
「まだ追ってくる…!」
何回繰り返しただろうか、いくら足止めをしても彼らは追ってきていた。走り通しで多少疲れてきたさくら達だが、追い打ちをかけるように…。
「ヴルルル!」
「嘘!キメラまで!?」
現れたのは複数の顔を持つ魔獣、キメラ。正面を塞がれてしまった。いくら6人いるとはいえ、子供だけで簡単に勝てる相手ではない。まずい、このままじゃ追いつかれてしまう。さくらがイチかバチか限界突破機構を起動しようとした時だった。
「フンッ!」
ドゴォッ
キメラが肉薄してきた何者かによりぶん殴られる。その巨体は大きくのけぞった。
「はあっ!」
フォンッ
その隙を突き、別の何者かによる一刀が振るわれる。光で出来たその剣は確かにキメラの肉体を貫いたはずだが…。
ズゥウン…
地面に倒れこんだキメラはすぅすぅと寝息を立て始めたではないか。呆然とするさくら達の耳に飛び込んできたのは聞きなれた喧嘩声だった。
「俺がやるから良いと言ったろう!」
「私が先に動いてたのに邪魔したのそっちでしょう!」
「「「「「シベル先生とマーサ先生!」」」」」
「お前ら勝手な行動をするなと言ったはずだ!」
「心配したんですよ。街中には魔獣達が現れますし…。リュウザキ先生達の元には件の暴走人獣達が大挙して現れたみたいですし…。何があったのでしょう」
怒り、そして安堵の教師2人。さくら達は事の顛末をかいつまんで説明した。
「よりにもよって『獣母信奉派』の連中か…」
「それはあの人達のことですか?」
呆れるシベルに代わり、マーサが追いかけてくる信徒達を指さす。モカは慌てて補足した。
「で、でも魔獣を引き入れたのはあの一番前を走ってくる人だけで…」
「わかった。だが先に落ち着かせる必要があるな」
さくら達を守るように一歩踏み出すシベル。だが彼よりも更に一歩先に出たのはマーサだった。
「シベル、ここは私に任せて。人の心を鎮めるのは『聖魔術』の本領だから」
「フン…確かにな。任せたぞ」
シベルが引き下がったのを確認すると、マーサは手にしていたロザリオを握り直し詠唱を始めた。
「『メサイア様よ、彼らの心に平穏を』―」
するとロザリオは光に包まれ、ライトセーバーのように刀身が現れる。彼女はそれを軽く振ると、向かってくる獣母信奉派の信徒達を見据えた。
「話して落ち着く様子ではありませんし、少々手荒く行きますよ」
そう呟くと、なんとマーサは立ち向かうように駆け出したではないか。シスター服でよくもそこまでと思えるほどの健脚っぷりである。
「うわっ!?」
流石に信徒達もビビり、足を止める。しかしマーサは止まらず…。
「平穏あれ!」
ドッ!ドッ!ドッ!
流れるような太刀筋に切られた信徒達はその場にへなへなとへたり込んだ。しかしやはり血は吹き出さず、身体に傷もついていない。光剣を仕舞ったマーサはにこりと微笑み語り掛けた。
「皆さん、気分は落ち着きましたか?」
「え…あ、はい…。なんで私あんな苛立っていたんでしたっけ…」
先程まで血走っていた信徒達の目は総じてとろんと。聖魔術にはあんな使い方もあるらしい。さくら達は思わず歓声をあげたが、シベルだけは大声で警告した。
「マーサ!後ろだ!」
「へ? むぐっ!?」
あの様子がおかしい獣人がいつの間にか立ち上がり、マーサを羽交い締めにしたのだ。
「この…!異種族の分際で…!」
「むー!むー!」
口を塞がれた彼女は思わず悶える。大変だとさくら達が駆け寄ろうとするが…。
「来たらこいつを刺すぞ!」
獣人は持っていたナイフを振りかざす。完全に人質に取られてしまった。焦るさくら達と裏腹に、シベルは大きく溜息をついた。
「マーサ…なんでお前はそう詰めが甘いんだ」
「ぷはっ…今言うこと?だいたい貴方だって結構背後疎かにしてるでしょうに」
こんな時も喧嘩しかける2人。そんな場合じゃないとさくらが止めようとした時だった。
「速度強化」
ダッ!
シベルが何かを詠唱したかと思うと、一瞬で様子のおかしい獣人に接近。ナイフを持つ手を思いっきり蹴り上げた。
「がっ…!」
ナイフは宙を舞い、獣人は痛みによって怯む。その隙を逃さずマーサが彼を背負い投げした。
「「大人しくしろ(しなさい)!」」
あっという間に組み伏せられた獣人は強制的に眠らされた。見事なコンビネーションである。見ていたさくら達はぼそりと呟いた。
「やっぱマーサ先生達って結構息合っているよね…」
「ほんと、なんで喧嘩しているんだろう…」
とりあえず離れ離れは怖いので教師2人に寄るさくら達。シベル達は丁度眠った獣人を検査していた。
「む、おい見ろマーサ。こいつの目を」
「これは…洗脳魔術ね」
「道理で聖魔術の効きが悪かったわけだ」
「もっと効果を強めるべきだったわ。でも洗脳なんて一体誰が…?」
「この子らの話からすると、十中八九この騒動の犯人だろう。解呪したいが…」
「魔獣達を片付けてから、ね」
彼らのその会話に、さくら達はハッと辺りを見やる。またも何匹かの人獣魔獣が唸りながら迫ってきていた。
「わ、私達は襲われないんじゃ…」
へたり込んでいた獣母信奉派の信徒の1人がそう呟く。しかしそれを裏切るかのように、魔獣の一匹が牙を剥いた。
「ガルルル!」
「ひぃっ!」
「危ない!」
間一髪、間に入ったさくらはラケットを振るう。魔獣は見事吹き飛ばされた。
「あ、ありがとう…」
「さっきはごめんなさい、間違えて教会に入っちゃって」
さくらを皮切りに、ネリーやクラウス達も信徒達を守るように武器を構える。と、そんな時だった。
フワッ
「!? ガルゥ!?」
突然魔獣の身体が宙に浮く。見ると、街のあちこちで同じように魔獣達が浮かんでいるではないか。驚くさくら達を余所に、その獣達はどこか遠くへと吹き飛ばされていった。
「これで全部じゃな。皆、無事かの?」
そしてふわりと降りてきたのは…。
「「「「賢者様!」」」」
「グルル…」
そこかしこに見受けられるのは人獣魔獣。モンストリアの兵や腕自慢の人々が戦いなんとか抑えつけているが、他の一般市民はパニック状態。
「どうしよう…」
「急いで先生達に合流しよう!」
何はともあれ、シベル達の元へ向かうのが先決である。元来た道を駆け戻ろうと足を踏み出した時だった。
「待てぇ!」
「やばっ!」
追いかけてくるは様子のおかしい獣人と信徒の一部。捕まるわけにはいかない。
「精霊よ、足止めして!」
さくらは詠唱、精霊を呼び出し簡単な妨害をしかける。それに信徒達が引っかかっている間に距離をとろうとするが…。
「絶対に逃さないぞ…!」
流石は体を強化された種族、獣人。妨害を切り抜ると一気に距離を詰めてくる。さくらはただ妨害を繰り返すしかなかった。
「まだ追ってくる…!」
何回繰り返しただろうか、いくら足止めをしても彼らは追ってきていた。走り通しで多少疲れてきたさくら達だが、追い打ちをかけるように…。
「ヴルルル!」
「嘘!キメラまで!?」
現れたのは複数の顔を持つ魔獣、キメラ。正面を塞がれてしまった。いくら6人いるとはいえ、子供だけで簡単に勝てる相手ではない。まずい、このままじゃ追いつかれてしまう。さくらがイチかバチか限界突破機構を起動しようとした時だった。
「フンッ!」
ドゴォッ
キメラが肉薄してきた何者かによりぶん殴られる。その巨体は大きくのけぞった。
「はあっ!」
フォンッ
その隙を突き、別の何者かによる一刀が振るわれる。光で出来たその剣は確かにキメラの肉体を貫いたはずだが…。
ズゥウン…
地面に倒れこんだキメラはすぅすぅと寝息を立て始めたではないか。呆然とするさくら達の耳に飛び込んできたのは聞きなれた喧嘩声だった。
「俺がやるから良いと言ったろう!」
「私が先に動いてたのに邪魔したのそっちでしょう!」
「「「「「シベル先生とマーサ先生!」」」」」
「お前ら勝手な行動をするなと言ったはずだ!」
「心配したんですよ。街中には魔獣達が現れますし…。リュウザキ先生達の元には件の暴走人獣達が大挙して現れたみたいですし…。何があったのでしょう」
怒り、そして安堵の教師2人。さくら達は事の顛末をかいつまんで説明した。
「よりにもよって『獣母信奉派』の連中か…」
「それはあの人達のことですか?」
呆れるシベルに代わり、マーサが追いかけてくる信徒達を指さす。モカは慌てて補足した。
「で、でも魔獣を引き入れたのはあの一番前を走ってくる人だけで…」
「わかった。だが先に落ち着かせる必要があるな」
さくら達を守るように一歩踏み出すシベル。だが彼よりも更に一歩先に出たのはマーサだった。
「シベル、ここは私に任せて。人の心を鎮めるのは『聖魔術』の本領だから」
「フン…確かにな。任せたぞ」
シベルが引き下がったのを確認すると、マーサは手にしていたロザリオを握り直し詠唱を始めた。
「『メサイア様よ、彼らの心に平穏を』―」
するとロザリオは光に包まれ、ライトセーバーのように刀身が現れる。彼女はそれを軽く振ると、向かってくる獣母信奉派の信徒達を見据えた。
「話して落ち着く様子ではありませんし、少々手荒く行きますよ」
そう呟くと、なんとマーサは立ち向かうように駆け出したではないか。シスター服でよくもそこまでと思えるほどの健脚っぷりである。
「うわっ!?」
流石に信徒達もビビり、足を止める。しかしマーサは止まらず…。
「平穏あれ!」
ドッ!ドッ!ドッ!
流れるような太刀筋に切られた信徒達はその場にへなへなとへたり込んだ。しかしやはり血は吹き出さず、身体に傷もついていない。光剣を仕舞ったマーサはにこりと微笑み語り掛けた。
「皆さん、気分は落ち着きましたか?」
「え…あ、はい…。なんで私あんな苛立っていたんでしたっけ…」
先程まで血走っていた信徒達の目は総じてとろんと。聖魔術にはあんな使い方もあるらしい。さくら達は思わず歓声をあげたが、シベルだけは大声で警告した。
「マーサ!後ろだ!」
「へ? むぐっ!?」
あの様子がおかしい獣人がいつの間にか立ち上がり、マーサを羽交い締めにしたのだ。
「この…!異種族の分際で…!」
「むー!むー!」
口を塞がれた彼女は思わず悶える。大変だとさくら達が駆け寄ろうとするが…。
「来たらこいつを刺すぞ!」
獣人は持っていたナイフを振りかざす。完全に人質に取られてしまった。焦るさくら達と裏腹に、シベルは大きく溜息をついた。
「マーサ…なんでお前はそう詰めが甘いんだ」
「ぷはっ…今言うこと?だいたい貴方だって結構背後疎かにしてるでしょうに」
こんな時も喧嘩しかける2人。そんな場合じゃないとさくらが止めようとした時だった。
「速度強化」
ダッ!
シベルが何かを詠唱したかと思うと、一瞬で様子のおかしい獣人に接近。ナイフを持つ手を思いっきり蹴り上げた。
「がっ…!」
ナイフは宙を舞い、獣人は痛みによって怯む。その隙を逃さずマーサが彼を背負い投げした。
「「大人しくしろ(しなさい)!」」
あっという間に組み伏せられた獣人は強制的に眠らされた。見事なコンビネーションである。見ていたさくら達はぼそりと呟いた。
「やっぱマーサ先生達って結構息合っているよね…」
「ほんと、なんで喧嘩しているんだろう…」
とりあえず離れ離れは怖いので教師2人に寄るさくら達。シベル達は丁度眠った獣人を検査していた。
「む、おい見ろマーサ。こいつの目を」
「これは…洗脳魔術ね」
「道理で聖魔術の効きが悪かったわけだ」
「もっと効果を強めるべきだったわ。でも洗脳なんて一体誰が…?」
「この子らの話からすると、十中八九この騒動の犯人だろう。解呪したいが…」
「魔獣達を片付けてから、ね」
彼らのその会話に、さくら達はハッと辺りを見やる。またも何匹かの人獣魔獣が唸りながら迫ってきていた。
「わ、私達は襲われないんじゃ…」
へたり込んでいた獣母信奉派の信徒の1人がそう呟く。しかしそれを裏切るかのように、魔獣の一匹が牙を剥いた。
「ガルルル!」
「ひぃっ!」
「危ない!」
間一髪、間に入ったさくらはラケットを振るう。魔獣は見事吹き飛ばされた。
「あ、ありがとう…」
「さっきはごめんなさい、間違えて教会に入っちゃって」
さくらを皮切りに、ネリーやクラウス達も信徒達を守るように武器を構える。と、そんな時だった。
フワッ
「!? ガルゥ!?」
突然魔獣の身体が宙に浮く。見ると、街のあちこちで同じように魔獣達が浮かんでいるではないか。驚くさくら達を余所に、その獣達はどこか遠くへと吹き飛ばされていった。
「これで全部じゃな。皆、無事かの?」
そしてふわりと降りてきたのは…。
「「「「賢者様!」」」」
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