144 / 391
―ソフィアの頼み事―
143話 頼み事の真相
しおりを挟む
時は少々遡り、以前の昼食時―。
「でもなんでソフィアが?」
機動鎧を運ぶという依頼についてそう質問をする竜崎。それにはさくらも同感だった。確かにソフィアは快活少女がそのまま大人になったかのような人。自分自身でなんでもこなしそうな印象だし、事実そうなのだろう。しかし、今の彼女は工房のトップかつ勇者一行という伝説の存在。ただの村に商品を届けるといった些事なんて誰かに任せればいいのに。そんな思いを抱いていたのだ。
だが、その理由は彼女の次の言葉で明らかにされた。
「ちょっち理由があってね…その村、盗賊が棲みついているのよ。しかも沢山」
「えっ…!」
思わず驚いた声をさくらは出してしまう。それには納得の気持ちも込められていた。なら間違いなく些事とは呼べない。ソフィアはそのまま説明を続けた。
「近場を通る商人達から話を聞いてね。ほんの最近、あの鎧盗難以降からその村の様子がおかしいって。やけに食料品を買い付けるし、村人達がどこか助けを求める顔をしているし…極めつけは御尋ね者の顔を見たって人までいるの。気になったから何人かの商人達に無理を頼んで偵察がてら見に行ってもらったら…いるわいるわ大量の盗賊達。どうやら村人全員を脅してねぐらにしているみたい」
とんでもない話である。盗賊が村を襲わず居座るなんて真綿で首を絞めるようなものではないか。
「このままほっといて、村人の誰かが暴動を起こして殺し合いになったら目も当てられないじゃない?どうせだから配達ついでに倒しに行きたいのよ。でも下手に職人連中を連れて行って暴れさせると誰かが怪我するかもだし、なにより警戒されちゃう。ならば少数精鋭でぶっ飛ばした方が楽だと思って」
それが竜崎への依頼の真相らしい。なるほど、ソフィアの実力はわからないが、竜崎ならば村人を傷つけずに殲滅も可能だろう。
しかし、とさくらはソフィアに畏敬のようなものを向ける。彼女が持つ商人ネットワーク、そして何より、盗賊がいると解っているのに自ら向かおうとするその覚悟にである。勇者一行の1人というのは伊達ではないということか。
「購入依頼の手紙も妙に文字が歪んでいたし、密偵をお願いした商人曰く『機動鎧を盗んだら村を捨てよう』って盗賊達の会話があったということらしいのよ」
つまりこれは最後のチャンスとソフィアは言わんばかり。
「なるほどね。じゃあいつものってことか」
最も、竜崎の「いつもの」の意まではわかりかねるさくらだったが…。
場面は戻り、とある村の村長宅。さくらとソフィアが盗賊に囲まれているあの状況である。そう、つまりこれは想定内の出来事であったのだ。
「ところで、あんたらは機動鎧を盗んでどうする気?」
ソフィアの一応の質問に、盗賊はへっ、と吐き捨てるように答えた。
「決まっているだろ。売るんだよ。このクソ村長、安物を注文しやがって。まあでも天下のダルバ工房の機動鎧だ。元魔王軍残党にでも売りつければ暫く遊んで暮らせるぜ。心配すんなよ、外の連中が鎧を回収したら全員解放してやるから。あ、でも女子供何人か攫って売り飛ばしてやるか!」
「そ、そんな…約束が違う…!誰にも手出しはしないって…!」
村長は抗議をするが…。
「うっせえぞ!」
彼のもとに襲い来る拳。思わず目を瞑り体を縮こませる村長だが、彼にその一撃が当たることはなかった。何故なら…
ガンッ!
「~~ッ!!痛ってええ!」
「させません!」
さくらのラケットがその間に挟まれていたのだ。急いで袋ごと突き出したので神具の鏡の効果は薄く相手は多少よろけた程度だったが、それでも村長を守ることができた。
「なんだクソガキ!」
「ぶっ殺すぞ!」
猛り始める盗賊達。剣を鞘から抜くように、袋からラケットを抜き出すさくら。その様子を称賛の口笛交じりで笑っていたのはソフィアである。
「ピュゥ♪ やるわねさくらちゃん。流石は代表戦準優勝、いや優勝もいけたんだったわね。キヨトに鍛えられただけのことはあるわ~」
そんな彼女の手甲はバチバチバチと音を立てている。
「じゃ、やるわよ!」
その言葉を合図に、さくらと村長は一斉に身を低くして目を瞑る。次の瞬間―。
カッ!!
閃光が部屋を襲った。
「ぎゃあ!目が見えねえ!」
「何が…何が!?!?」
突然の光に目が潰され半狂乱となる室内。さくらは急いで詠唱を始める。呼び出すは雷精霊。あの時、公爵邸に賊が乱入してきた際、メスト先輩が鮮やかに仕留めたように…!
「雷精霊!お願い!」
一斉に散っていった5体ほどの雷精霊は即座に敵にくっつき、バチンッ!
「ぎゃあ!」
「ばあっ!」
痛みに悶え、気絶していく盗賊達。だがまだ半数の盗賊が残っている、はずだった。
「ほいさ!」
ドスゥン!
威勢の良い掛け声と共に、人が投げ飛ばされる音。さくらがそちらを見ると、残りの敵は全てソフィアが仕留め終えていた。
「お見事さくらちゃん!大分助かったわ!」
そう褒めつつ、ソフィアは腰につけていた道具入れから紐を取り出し次々と盗賊を縛っていく。あっという間に片付けられていたことにさくらが呆けていると…。
「クソがぁああ!」
なんと1人がやられた振りをして虎視眈々と狙っていたのだ。危ない―!そうさくらが声をかける暇もなく、凶刃がソフィアの背を捉えた。
「遅いわよ」
だがその一撃はするっと躱される。それどころか腕を掴まれ捻り上げられナイフを取り上げられる。
「確かあんただったわよね。さっき私をか弱いっていったの」
「ひぃ…!」
ソフィアはそのまま相手の胸ぐらをつかみ上げる。そのあまりの怒気に盗賊は怯え逃げようとするが、彼女は離さない。
「これでもキヨト達と共に死線を潜り抜けてきたのよ。弱いわけないでしょ!」
ドゴォ!
キレ気味の彼女による見事な一撃。その勢い凄まじく―。
バキィン!!
窓枠ごと盗賊を外へと吹き飛ばした。
「あっ…やっちゃったわ…」
すぐに我に返った彼女は顔に手を当て後悔している様子。
「ごめんなさい村長さん、許してね」
「い、いえいえ…」
自身を救ってくれた存在に苦言を言えるわけもなく、村長はただ首を縦に振るしかなかった。ソフィアは気まずさをかき消すように、さくらへ指示を行った。
「さ、マリアと合流しましょう。あっちも多分ドンパチ始めている頃合いだしね」
「でもなんでソフィアが?」
機動鎧を運ぶという依頼についてそう質問をする竜崎。それにはさくらも同感だった。確かにソフィアは快活少女がそのまま大人になったかのような人。自分自身でなんでもこなしそうな印象だし、事実そうなのだろう。しかし、今の彼女は工房のトップかつ勇者一行という伝説の存在。ただの村に商品を届けるといった些事なんて誰かに任せればいいのに。そんな思いを抱いていたのだ。
だが、その理由は彼女の次の言葉で明らかにされた。
「ちょっち理由があってね…その村、盗賊が棲みついているのよ。しかも沢山」
「えっ…!」
思わず驚いた声をさくらは出してしまう。それには納得の気持ちも込められていた。なら間違いなく些事とは呼べない。ソフィアはそのまま説明を続けた。
「近場を通る商人達から話を聞いてね。ほんの最近、あの鎧盗難以降からその村の様子がおかしいって。やけに食料品を買い付けるし、村人達がどこか助けを求める顔をしているし…極めつけは御尋ね者の顔を見たって人までいるの。気になったから何人かの商人達に無理を頼んで偵察がてら見に行ってもらったら…いるわいるわ大量の盗賊達。どうやら村人全員を脅してねぐらにしているみたい」
とんでもない話である。盗賊が村を襲わず居座るなんて真綿で首を絞めるようなものではないか。
「このままほっといて、村人の誰かが暴動を起こして殺し合いになったら目も当てられないじゃない?どうせだから配達ついでに倒しに行きたいのよ。でも下手に職人連中を連れて行って暴れさせると誰かが怪我するかもだし、なにより警戒されちゃう。ならば少数精鋭でぶっ飛ばした方が楽だと思って」
それが竜崎への依頼の真相らしい。なるほど、ソフィアの実力はわからないが、竜崎ならば村人を傷つけずに殲滅も可能だろう。
しかし、とさくらはソフィアに畏敬のようなものを向ける。彼女が持つ商人ネットワーク、そして何より、盗賊がいると解っているのに自ら向かおうとするその覚悟にである。勇者一行の1人というのは伊達ではないということか。
「購入依頼の手紙も妙に文字が歪んでいたし、密偵をお願いした商人曰く『機動鎧を盗んだら村を捨てよう』って盗賊達の会話があったということらしいのよ」
つまりこれは最後のチャンスとソフィアは言わんばかり。
「なるほどね。じゃあいつものってことか」
最も、竜崎の「いつもの」の意まではわかりかねるさくらだったが…。
場面は戻り、とある村の村長宅。さくらとソフィアが盗賊に囲まれているあの状況である。そう、つまりこれは想定内の出来事であったのだ。
「ところで、あんたらは機動鎧を盗んでどうする気?」
ソフィアの一応の質問に、盗賊はへっ、と吐き捨てるように答えた。
「決まっているだろ。売るんだよ。このクソ村長、安物を注文しやがって。まあでも天下のダルバ工房の機動鎧だ。元魔王軍残党にでも売りつければ暫く遊んで暮らせるぜ。心配すんなよ、外の連中が鎧を回収したら全員解放してやるから。あ、でも女子供何人か攫って売り飛ばしてやるか!」
「そ、そんな…約束が違う…!誰にも手出しはしないって…!」
村長は抗議をするが…。
「うっせえぞ!」
彼のもとに襲い来る拳。思わず目を瞑り体を縮こませる村長だが、彼にその一撃が当たることはなかった。何故なら…
ガンッ!
「~~ッ!!痛ってええ!」
「させません!」
さくらのラケットがその間に挟まれていたのだ。急いで袋ごと突き出したので神具の鏡の効果は薄く相手は多少よろけた程度だったが、それでも村長を守ることができた。
「なんだクソガキ!」
「ぶっ殺すぞ!」
猛り始める盗賊達。剣を鞘から抜くように、袋からラケットを抜き出すさくら。その様子を称賛の口笛交じりで笑っていたのはソフィアである。
「ピュゥ♪ やるわねさくらちゃん。流石は代表戦準優勝、いや優勝もいけたんだったわね。キヨトに鍛えられただけのことはあるわ~」
そんな彼女の手甲はバチバチバチと音を立てている。
「じゃ、やるわよ!」
その言葉を合図に、さくらと村長は一斉に身を低くして目を瞑る。次の瞬間―。
カッ!!
閃光が部屋を襲った。
「ぎゃあ!目が見えねえ!」
「何が…何が!?!?」
突然の光に目が潰され半狂乱となる室内。さくらは急いで詠唱を始める。呼び出すは雷精霊。あの時、公爵邸に賊が乱入してきた際、メスト先輩が鮮やかに仕留めたように…!
「雷精霊!お願い!」
一斉に散っていった5体ほどの雷精霊は即座に敵にくっつき、バチンッ!
「ぎゃあ!」
「ばあっ!」
痛みに悶え、気絶していく盗賊達。だがまだ半数の盗賊が残っている、はずだった。
「ほいさ!」
ドスゥン!
威勢の良い掛け声と共に、人が投げ飛ばされる音。さくらがそちらを見ると、残りの敵は全てソフィアが仕留め終えていた。
「お見事さくらちゃん!大分助かったわ!」
そう褒めつつ、ソフィアは腰につけていた道具入れから紐を取り出し次々と盗賊を縛っていく。あっという間に片付けられていたことにさくらが呆けていると…。
「クソがぁああ!」
なんと1人がやられた振りをして虎視眈々と狙っていたのだ。危ない―!そうさくらが声をかける暇もなく、凶刃がソフィアの背を捉えた。
「遅いわよ」
だがその一撃はするっと躱される。それどころか腕を掴まれ捻り上げられナイフを取り上げられる。
「確かあんただったわよね。さっき私をか弱いっていったの」
「ひぃ…!」
ソフィアはそのまま相手の胸ぐらをつかみ上げる。そのあまりの怒気に盗賊は怯え逃げようとするが、彼女は離さない。
「これでもキヨト達と共に死線を潜り抜けてきたのよ。弱いわけないでしょ!」
ドゴォ!
キレ気味の彼女による見事な一撃。その勢い凄まじく―。
バキィン!!
窓枠ごと盗賊を外へと吹き飛ばした。
「あっ…やっちゃったわ…」
すぐに我に返った彼女は顔に手を当て後悔している様子。
「ごめんなさい村長さん、許してね」
「い、いえいえ…」
自身を救ってくれた存在に苦言を言えるわけもなく、村長はただ首を縦に振るしかなかった。ソフィアは気まずさをかき消すように、さくらへ指示を行った。
「さ、マリアと合流しましょう。あっちも多分ドンパチ始めている頃合いだしね」
0
お気に入りに追加
110
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スローライフとは何なのか? のんびり建国記
久遠 れんり
ファンタジー
突然の異世界転移。
ちょっとした事故により、もう世界の命運は、一緒に来た勇者くんに任せることにして、いきなり告白された彼女と、日本へ帰る事を少し思いながら、どこでもキャンプのできる異世界で、のんびり暮らそうと密かに心に決める。
だけどまあ、そんな事は夢の夢。
現実は、そんな考えを許してくれなかった。
三日と置かず、騒動は降ってくる。
基本は、いちゃこらファンタジーの予定。
そんな感じで、進みます。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる