31 / 391
―魔界へ―
30話 とある村①
しおりを挟む
「さくらさん、メストから離れないでね。メスト、もしもの時は―」
「はい。命に代えても守ります」
「いやそうなる前に私を置いて逃げてね?」
竜崎達は旅人を装い村に入る。村人から多少奇異の目で見られはするが、すぐに各々の作業に戻っていく。
流石魔界とあってか、ほとんどの住人は魔族。メストと同じような青肌をしている。勿論人や獣人、他魔族らしき人の姿もあった。
「とりあえず宿に泊まろうか。移動で疲れたしね」
「ようこそいらっしゃってくださいました。本日はエナリアス様へ捧げるお祭りの日です。楽しんでくださいね」
出迎えてくれた女将は笑顔で出迎えてくれる。
「お客様方は何の旅なのですか?」
よくある質問に竜崎はすっと嘘をつく。
「エナリアス様にお会いするためにここまで来ました。一日休んでから発とうと思います」
「それはそれは、私どもの村もエナリアス様を信仰しております。ですが、お会いなされるのは難しいと思いますよ」
「え、そうなんですか?」
わざとらしい竜崎。物知らぬ旅人と思われたのか女将は優しく説明してくれた。
「万水の地の境には常に滝のような大雨が降っております。もっと近い街にいらっしゃる巫女様の協力を仰げれば通れると思いますが…」
「うーん。とりあえず行けるところまで行ってみようと思います」
「それがいいですね。差し出がましいことでした、申し訳ございません。もし運が良ければ巫女様もお力を貸してくださいますよ」
村の様子を色々と聞く竜崎。飾り付け綺麗ですね、名物料理はなんですかと観光客のような質問を重ねていく。女将の心が和らいだ時を狙い、彼はあの質問を平然と聞いた。
「そういえば奥の方に薪が積まれていましたけど、かがり火でも焚くんですか?」
「えっ、は、はいそうなんです。後夜祭として…」
唐突に歯切れが悪くなる女将。何かを隠しているのはさくらにもわかった。
「へー。私達も参加しようかな」
興味を持つフリをして更に探りを入れる竜崎。と、女将の剣幕が変わった。
「いえ、駄目です! あ…。いえ、村民を労うための後夜祭なので部外者はちょっと」
自分でも語気を強めたのはわかってしまったのだろう。慌てて取り繕う女将。竜崎はそれに気づかなかったように引き下がる。
「それは残念ですね。明日もあるからお祭り楽しんだらすぐに寝よう。ね、2人とも」
そういえば道中乗り換え時に軽食をとったきりで何も食べていなかった。明るいうちから風呂にも入れ、さっぱりした3人は食事をとっていた。
「そういえばニアロンさん出てきませんね」
さくらはなんとはなしにそう話題にだしたが、竜崎は指を唇に当て静かにのマーク。
「あいつが姿を見せると一発で正体がバレちゃうからね。ここまで誰にも気づかれないのは珍しいけど」
「準備の追い込みでそれどころじゃないって感じですね」
メストの推理に竜崎は頷いた。
「それもあるけど、全員が胸になにか抱えているな」
意味深なことを呟く竜崎。そんな時だった。
「山向こうの村の元領主、アレハルオ家の嫡女、メスト・アレハルオ殿とお見受けします」
突然席横に誰かが立つ。お供を2,3人引き連れた青年だった。メストは眉1つ動かすことなく問い返した。
「貴方は?」
「これは失礼、私はこの村の領主の息子、ベルン・アルクトと申します。確か『学園』に行かれたとお聞きしておりますが、この村に何用でしょう?」
やけに高飛車な態度をとる彼。メストは淡々と答える。
「先生と共に万水の地に向かっているだけです。ここには宿泊がてら」
「ほうそれは。しかし貴方の家も近いはず、とうとう形もなく壊されましたか?」
意地悪い笑いをあげるベルンという青年。竜崎は助け船を送る。
「あまり迷惑をかけるわけにもいかないからね。こちらから遠慮させてもらったんだ」
「そうでしたか。私はてっきりそちらの村民から私刑でも受けたのかと!」
下卑たことを言うベルンをメストは表情を変えず睨む。それが効いたのか、彼はたじろぐ。だがさくらは気づいていた。彼女が机の下で拳を強く握りしめているのを。
「ところで君、ベルンくんだっけか。最近しっかり寝ている?」
竜崎は話を逸らすために、興味深そうに彼の目を見つめる。
「寝てますよ。最近は祭りの準備で寝不足気味かもしれませんね」
「そうか。ちょっと目の色がおかしくなっているからよく休んでね」
と、そこに車椅子に乗った男性が召使いに押してもらいながら店内に入ってくる。
「ベルン。祭りの準備はまだ終わってないだろう、急ぎなさい。ゴホッ」
病魔に蝕まれているのだろうか、しゃがれた声の男性は咳を抑えながら催促する。
「わかっていますよ父上。珍しい方がいらっしゃっていましたから挨拶をね」
メストは立ち上がり、ベルンの父、即ち現領主に一礼をする。
「おぉ。これはこれはメスト殿。車椅子のままで申し訳ない、御父上は息災ですか?」
「領主殿。突然の訪問で挨拶に寄れず申し訳ございません。えぇ、父は元気にやっております。今、僕は学園の生徒として来ております。どうか普通の旅人として接してください」
「それは良かった。しかし生徒としてですか」
教師役を確認しようと近寄る領主。彼は目を何度か擦り、驚いた声をあげた。
「り、リュウザキ様!貴方様がどうしてこちらに」
とうとうバレた、とバツが悪そうな顔をする竜崎。領主のその言葉を聞いたベルン達も驚きのあまり目を大きく見開き固まっている。
「エナリアス様に少し頼み事をお願いしようと来たのです。この子達は腕利きですし、良い機会ですからウルディーネと契約を結べるか試してみようと」
彼は仕方なしにまたもや適当な理由をでっちあげる。どうやら信じてくれたようだ。
「そうでしたか、メスト殿も立派になられたのですね。もし時が合えば、祖父殿を止められたのですかな…」
「戻せない過去です、領主殿。僕は全てを受け入れます」
無念の表情を浮かべる領主は、そうメストに言われハッとなる。
「要らぬなことを思い出させてしまいましたな…申し訳ございません」
深々と頭を下げる領主。頭をあげると今度は竜崎に話しかけた。
「リュウザキ様、もしよろしければ少々お知恵をお借りしたいのですが…」
その言葉の途中で、息子ベルンが遮った。
「父上、祭りの準備に向かいましょう。リュウザキ様方は宿泊なされるらしいので祭りが片付いた後でも」
有無を言わさず、息子は父親を半ば無理やり連れて行ってしまった。
「メスト、よく堪えた。辛かったね」
「いいえ、先生。祖父の罪は事実です。あのように思われるのも慣れています」
メストのただならぬ事情が垣間見え、さくらも息を詰まらせる。とても彼女の過去について聞ける雰囲気ではなく、注文したデザートが届くまで沈鬱な空気が3人を包んでいた。
「はい。命に代えても守ります」
「いやそうなる前に私を置いて逃げてね?」
竜崎達は旅人を装い村に入る。村人から多少奇異の目で見られはするが、すぐに各々の作業に戻っていく。
流石魔界とあってか、ほとんどの住人は魔族。メストと同じような青肌をしている。勿論人や獣人、他魔族らしき人の姿もあった。
「とりあえず宿に泊まろうか。移動で疲れたしね」
「ようこそいらっしゃってくださいました。本日はエナリアス様へ捧げるお祭りの日です。楽しんでくださいね」
出迎えてくれた女将は笑顔で出迎えてくれる。
「お客様方は何の旅なのですか?」
よくある質問に竜崎はすっと嘘をつく。
「エナリアス様にお会いするためにここまで来ました。一日休んでから発とうと思います」
「それはそれは、私どもの村もエナリアス様を信仰しております。ですが、お会いなされるのは難しいと思いますよ」
「え、そうなんですか?」
わざとらしい竜崎。物知らぬ旅人と思われたのか女将は優しく説明してくれた。
「万水の地の境には常に滝のような大雨が降っております。もっと近い街にいらっしゃる巫女様の協力を仰げれば通れると思いますが…」
「うーん。とりあえず行けるところまで行ってみようと思います」
「それがいいですね。差し出がましいことでした、申し訳ございません。もし運が良ければ巫女様もお力を貸してくださいますよ」
村の様子を色々と聞く竜崎。飾り付け綺麗ですね、名物料理はなんですかと観光客のような質問を重ねていく。女将の心が和らいだ時を狙い、彼はあの質問を平然と聞いた。
「そういえば奥の方に薪が積まれていましたけど、かがり火でも焚くんですか?」
「えっ、は、はいそうなんです。後夜祭として…」
唐突に歯切れが悪くなる女将。何かを隠しているのはさくらにもわかった。
「へー。私達も参加しようかな」
興味を持つフリをして更に探りを入れる竜崎。と、女将の剣幕が変わった。
「いえ、駄目です! あ…。いえ、村民を労うための後夜祭なので部外者はちょっと」
自分でも語気を強めたのはわかってしまったのだろう。慌てて取り繕う女将。竜崎はそれに気づかなかったように引き下がる。
「それは残念ですね。明日もあるからお祭り楽しんだらすぐに寝よう。ね、2人とも」
そういえば道中乗り換え時に軽食をとったきりで何も食べていなかった。明るいうちから風呂にも入れ、さっぱりした3人は食事をとっていた。
「そういえばニアロンさん出てきませんね」
さくらはなんとはなしにそう話題にだしたが、竜崎は指を唇に当て静かにのマーク。
「あいつが姿を見せると一発で正体がバレちゃうからね。ここまで誰にも気づかれないのは珍しいけど」
「準備の追い込みでそれどころじゃないって感じですね」
メストの推理に竜崎は頷いた。
「それもあるけど、全員が胸になにか抱えているな」
意味深なことを呟く竜崎。そんな時だった。
「山向こうの村の元領主、アレハルオ家の嫡女、メスト・アレハルオ殿とお見受けします」
突然席横に誰かが立つ。お供を2,3人引き連れた青年だった。メストは眉1つ動かすことなく問い返した。
「貴方は?」
「これは失礼、私はこの村の領主の息子、ベルン・アルクトと申します。確か『学園』に行かれたとお聞きしておりますが、この村に何用でしょう?」
やけに高飛車な態度をとる彼。メストは淡々と答える。
「先生と共に万水の地に向かっているだけです。ここには宿泊がてら」
「ほうそれは。しかし貴方の家も近いはず、とうとう形もなく壊されましたか?」
意地悪い笑いをあげるベルンという青年。竜崎は助け船を送る。
「あまり迷惑をかけるわけにもいかないからね。こちらから遠慮させてもらったんだ」
「そうでしたか。私はてっきりそちらの村民から私刑でも受けたのかと!」
下卑たことを言うベルンをメストは表情を変えず睨む。それが効いたのか、彼はたじろぐ。だがさくらは気づいていた。彼女が机の下で拳を強く握りしめているのを。
「ところで君、ベルンくんだっけか。最近しっかり寝ている?」
竜崎は話を逸らすために、興味深そうに彼の目を見つめる。
「寝てますよ。最近は祭りの準備で寝不足気味かもしれませんね」
「そうか。ちょっと目の色がおかしくなっているからよく休んでね」
と、そこに車椅子に乗った男性が召使いに押してもらいながら店内に入ってくる。
「ベルン。祭りの準備はまだ終わってないだろう、急ぎなさい。ゴホッ」
病魔に蝕まれているのだろうか、しゃがれた声の男性は咳を抑えながら催促する。
「わかっていますよ父上。珍しい方がいらっしゃっていましたから挨拶をね」
メストは立ち上がり、ベルンの父、即ち現領主に一礼をする。
「おぉ。これはこれはメスト殿。車椅子のままで申し訳ない、御父上は息災ですか?」
「領主殿。突然の訪問で挨拶に寄れず申し訳ございません。えぇ、父は元気にやっております。今、僕は学園の生徒として来ております。どうか普通の旅人として接してください」
「それは良かった。しかし生徒としてですか」
教師役を確認しようと近寄る領主。彼は目を何度か擦り、驚いた声をあげた。
「り、リュウザキ様!貴方様がどうしてこちらに」
とうとうバレた、とバツが悪そうな顔をする竜崎。領主のその言葉を聞いたベルン達も驚きのあまり目を大きく見開き固まっている。
「エナリアス様に少し頼み事をお願いしようと来たのです。この子達は腕利きですし、良い機会ですからウルディーネと契約を結べるか試してみようと」
彼は仕方なしにまたもや適当な理由をでっちあげる。どうやら信じてくれたようだ。
「そうでしたか、メスト殿も立派になられたのですね。もし時が合えば、祖父殿を止められたのですかな…」
「戻せない過去です、領主殿。僕は全てを受け入れます」
無念の表情を浮かべる領主は、そうメストに言われハッとなる。
「要らぬなことを思い出させてしまいましたな…申し訳ございません」
深々と頭を下げる領主。頭をあげると今度は竜崎に話しかけた。
「リュウザキ様、もしよろしければ少々お知恵をお借りしたいのですが…」
その言葉の途中で、息子ベルンが遮った。
「父上、祭りの準備に向かいましょう。リュウザキ様方は宿泊なされるらしいので祭りが片付いた後でも」
有無を言わさず、息子は父親を半ば無理やり連れて行ってしまった。
「メスト、よく堪えた。辛かったね」
「いいえ、先生。祖父の罪は事実です。あのように思われるのも慣れています」
メストのただならぬ事情が垣間見え、さくらも息を詰まらせる。とても彼女の過去について聞ける雰囲気ではなく、注文したデザートが届くまで沈鬱な空気が3人を包んでいた。
0
お気に入りに追加
110
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スローライフとは何なのか? のんびり建国記
久遠 れんり
ファンタジー
突然の異世界転移。
ちょっとした事故により、もう世界の命運は、一緒に来た勇者くんに任せることにして、いきなり告白された彼女と、日本へ帰る事を少し思いながら、どこでもキャンプのできる異世界で、のんびり暮らそうと密かに心に決める。
だけどまあ、そんな事は夢の夢。
現実は、そんな考えを許してくれなかった。
三日と置かず、騒動は降ってくる。
基本は、いちゃこらファンタジーの予定。
そんな感じで、進みます。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる