29 / 391
―魔界へ―
28話 妙な手紙
しおりを挟む
さくらが召喚術について教わっている頃、竜崎は王に謁見していた。
「竜崎清人、馳せ参じました」
膝をつき、敬意を示す竜崎。椅子に腰かけた王は彼を労う。
「うむ、楽にしてくれ。急な呼び出しですまないの」
当代アリシャバージル国王は御年80歳。未だ現役である。20年前に起きた戦いの際も彼が王であり、竜崎にとっても馴染み深い存在である。
「いえ、御命とあればいつでも。何か緊急の問題でも起きたのでしょうか?」
彼がそう思うのも無理はない。先程の手紙には呼び出しの命しか書いておらず、謁見の間には近辺守護の騎士すら置かれていない。控えているのは賢者、ミルスパール・ソールバルグだけだった。
王は手招きを行い、竜崎を近くに呼び寄せる。一体どんな命が下るのか、緊張が彼を包む。
王は声を潜める。しかし、その声はどこかワクワクしていた。まるで内緒話をする子供のように。
「リュウザキよ。ゴスタリアの一件について儂に教えてくれないかの。賢者からあらましは聞いたが気になっての。やはり当事者から聞くのに限る。勿論秘密にするぞ」
なるほど、それが目的か。隣国の珍事とあって王も気になっていたのだろう。竜崎は少し安心した。
「はい、ではゴスタリア騎士団長から聞きましたお話も併せて…」
「―なるほどのう。そういうことだったか。サラマンドを作り出すとは流石だの」
一連の話を聞き、王は褒めたたえる。竜崎は丁寧に頭を下げた。
「恐縮です。しかしさくらさんがいなければ成し遂げられなかったでしょう」
「ふむ、お主と同じ世界からやってきた少女がそこまで活躍するとは。報告を受けた際は驚いたの。予言者の奴も混乱しておったわい。元気でやっておるか?」
「えぇ、先程も召喚術を教わりたいと自ら申し出ました。実力もある聡明な子ですよ」
「そうかそうか、もうこちらの世界に慣れてくれたようでなによりじゃ。しかし、さくらちゃんといったか?まさか一枚噛んでいるとはの。そうと知ってれば直接聞きたかったのぅ」
残念がる王。本当は連れてきたかった竜崎も苦笑い。
「それはまた次の機会に。今度は大手を振って連れて来ましょう」
「さて、ここまでは世間話じゃ。秘密のな」
パンと手を打ち、声の大きさを戻す王。先程までの楽し気な声から一変、一国の主としての威厳を取り戻した。
「本題に移ろう。先程、このような手紙が届いた。魔界のとある村からなのだが、少々妙での」
竜崎は渡された手紙を見てみる。一件普通の報告書だが、村長の名前に加え『学園卒業生』とわざわざ記載して2人の名前が署名されていた。その名前には見覚えがある。
「確かに彼らは学園の卒業生、私の教え子達です」
内容は「精霊伝令の件、特段の反応なし」というもの。妙なのはそこである。普通は依頼主である竜崎に向け手紙が送られるはず。だが、何故か竜崎本人ではなく、無関係な王宮に届いている。
「何か嫌な予感がしますね」
「儂もそう思っての、わざわざ来てもらったんじゃ。調査に出向くならば特急竜を出す許可をやろう」
「ありがとうございます。直ぐに発たせていただきます」
「なんならさくらちゃんを連れて行っても構わんぞ」
茶化す王。しかし竜崎は冷静に対応する。
「危険度は不明ですし、今回は見送りましょう」
一礼し、部屋を出ようとする竜崎。それを王が呼び止めた。
「リュウザキ。もし元の世界に戻る方法が見つかったら帰ってしまうのか?」
寂し気に問う王。竜崎は数瞬沈黙を挟み、向き直り答えた。
「いえ。私はこちらの世界に残るつもりです」
王宮を後にする。すると、ニアロンが呆れたように体から出てきた。
―さくらを連れていってやればいいだろう―
「何があるかわからないから駄目だ」
―異常事態なら魔王の奴が報告なり救援要請なりしてくるだろう。そこまで大事ではないはず、なら何かあっても守りきれるだろう?―
説得するニアロン。だが竜崎は頑なに拒否する。
「彼女に危険な目に合わせたくない」
―いや?既に合ってるぞ。何せ昨日牛並みの魔猪に襲われたんだからな―
その言葉を聞き、竜崎は驚いた表情となる。
「その話聞いてないぞ?」
―言ったらお前、気に病むだろう―
ぐっと黙り込む竜崎。そう言われてしまえば返す言葉もない。
そんな事を話しながら、竜崎はとある菓子店に入る。メルティーソンへのお礼の菓子を包んでもらっている間、なんとはなしに飲食スペースのほうを見やると、そこには見慣れた子達がいた。
「おいひい~!」
ケーキを口に頬張り満面の笑みを浮かべるのはネリー。机の上には様々な菓子が幾つも並んでいる。一緒にいるモカとアイナも彼女ほどがっつきはしていないが、それぞれ舌鼓を打っていた。
―楽しそうだな―
「邪魔しちゃ悪いな。お礼を届けて早く調査に向かう用意しよう」
そんな時、カランカランと扉を開ける音が。誰かが店内に入ってきたようだ。
「あ、竜崎さん」
「リュウザキ先生もご休憩ですか?」
入ってきたのはさくらとメスト。聞くと、先日の魔猪討伐の報酬代わりに皆にケーキを奢っているらしい。さくらを連れてきたのはそれが理由という事。
―相変わらず律儀だなメストは―
「本当は報酬をそのまま渡したかったんですけど皆受け取ってくれなくて…。代わりにおやつを奢ることで話が纏まったんです」
―そうだ。メスト、お前の家はこの村の近くじゃなかったか?―
ニアロンは思いついたように、先程王から渡された手紙を彼女へ渡す。メストは差出住所を確認し、頷く。
「はい、近くとはいっても山1つ挟みますが」
―何か最近おかしな話を聞いたか?―
「いえ、特にこれといっては…。あ、そういえば水の高位精霊である『エナリアス』を崇める祭りがそろそろありますね」
―そういえば『万水の地』の近くか。一応水着持っていくべきだな―
ポンと肩を叩かれ、竜崎は渋い顔をする。
「お前泳ぐ気満々なのか…」
首をかしげるさくらとメストに、竜崎は先程までの話をする。それを聞いたメストは随伴に立候補した。
「なら、私も連れて行ってもらえませんか? ある程度の土地勘もありますのでお力になれるはずです。家族の目と鼻の先でのことなら見過ごせません」
「それは心強い。お願いするよ」
竜崎はその申し出を有難く受け入れた。と、おずおずと手を挙げる者が。
「私も行ってみたいです」
さくらである。魔界というところに興味はあったのだ。
「うーん。危険かもしれないから…」
やはり了承しかねる竜崎。呆れ果てたニアロンは彼の肩に肘をつきながら耳を引っ張る。
―連れて行ってやれ。さくらの度胸はもう一人前だぞ?お前だけ怖がってどうする―
メストもここぞとばかりに助勢する。
「あの村は確か良い人ばかりですし、さくらさんが行っても問題ないと。それに、怖がってばかりでは前には進めないと教えてくださったのは先生ですよ?」
さんざ責められ、竜崎は観念するしかなかった。
「わかったよ…。それじゃあ準備をしてね。夜には出立するよ」
「竜崎清人、馳せ参じました」
膝をつき、敬意を示す竜崎。椅子に腰かけた王は彼を労う。
「うむ、楽にしてくれ。急な呼び出しですまないの」
当代アリシャバージル国王は御年80歳。未だ現役である。20年前に起きた戦いの際も彼が王であり、竜崎にとっても馴染み深い存在である。
「いえ、御命とあればいつでも。何か緊急の問題でも起きたのでしょうか?」
彼がそう思うのも無理はない。先程の手紙には呼び出しの命しか書いておらず、謁見の間には近辺守護の騎士すら置かれていない。控えているのは賢者、ミルスパール・ソールバルグだけだった。
王は手招きを行い、竜崎を近くに呼び寄せる。一体どんな命が下るのか、緊張が彼を包む。
王は声を潜める。しかし、その声はどこかワクワクしていた。まるで内緒話をする子供のように。
「リュウザキよ。ゴスタリアの一件について儂に教えてくれないかの。賢者からあらましは聞いたが気になっての。やはり当事者から聞くのに限る。勿論秘密にするぞ」
なるほど、それが目的か。隣国の珍事とあって王も気になっていたのだろう。竜崎は少し安心した。
「はい、ではゴスタリア騎士団長から聞きましたお話も併せて…」
「―なるほどのう。そういうことだったか。サラマンドを作り出すとは流石だの」
一連の話を聞き、王は褒めたたえる。竜崎は丁寧に頭を下げた。
「恐縮です。しかしさくらさんがいなければ成し遂げられなかったでしょう」
「ふむ、お主と同じ世界からやってきた少女がそこまで活躍するとは。報告を受けた際は驚いたの。予言者の奴も混乱しておったわい。元気でやっておるか?」
「えぇ、先程も召喚術を教わりたいと自ら申し出ました。実力もある聡明な子ですよ」
「そうかそうか、もうこちらの世界に慣れてくれたようでなによりじゃ。しかし、さくらちゃんといったか?まさか一枚噛んでいるとはの。そうと知ってれば直接聞きたかったのぅ」
残念がる王。本当は連れてきたかった竜崎も苦笑い。
「それはまた次の機会に。今度は大手を振って連れて来ましょう」
「さて、ここまでは世間話じゃ。秘密のな」
パンと手を打ち、声の大きさを戻す王。先程までの楽し気な声から一変、一国の主としての威厳を取り戻した。
「本題に移ろう。先程、このような手紙が届いた。魔界のとある村からなのだが、少々妙での」
竜崎は渡された手紙を見てみる。一件普通の報告書だが、村長の名前に加え『学園卒業生』とわざわざ記載して2人の名前が署名されていた。その名前には見覚えがある。
「確かに彼らは学園の卒業生、私の教え子達です」
内容は「精霊伝令の件、特段の反応なし」というもの。妙なのはそこである。普通は依頼主である竜崎に向け手紙が送られるはず。だが、何故か竜崎本人ではなく、無関係な王宮に届いている。
「何か嫌な予感がしますね」
「儂もそう思っての、わざわざ来てもらったんじゃ。調査に出向くならば特急竜を出す許可をやろう」
「ありがとうございます。直ぐに発たせていただきます」
「なんならさくらちゃんを連れて行っても構わんぞ」
茶化す王。しかし竜崎は冷静に対応する。
「危険度は不明ですし、今回は見送りましょう」
一礼し、部屋を出ようとする竜崎。それを王が呼び止めた。
「リュウザキ。もし元の世界に戻る方法が見つかったら帰ってしまうのか?」
寂し気に問う王。竜崎は数瞬沈黙を挟み、向き直り答えた。
「いえ。私はこちらの世界に残るつもりです」
王宮を後にする。すると、ニアロンが呆れたように体から出てきた。
―さくらを連れていってやればいいだろう―
「何があるかわからないから駄目だ」
―異常事態なら魔王の奴が報告なり救援要請なりしてくるだろう。そこまで大事ではないはず、なら何かあっても守りきれるだろう?―
説得するニアロン。だが竜崎は頑なに拒否する。
「彼女に危険な目に合わせたくない」
―いや?既に合ってるぞ。何せ昨日牛並みの魔猪に襲われたんだからな―
その言葉を聞き、竜崎は驚いた表情となる。
「その話聞いてないぞ?」
―言ったらお前、気に病むだろう―
ぐっと黙り込む竜崎。そう言われてしまえば返す言葉もない。
そんな事を話しながら、竜崎はとある菓子店に入る。メルティーソンへのお礼の菓子を包んでもらっている間、なんとはなしに飲食スペースのほうを見やると、そこには見慣れた子達がいた。
「おいひい~!」
ケーキを口に頬張り満面の笑みを浮かべるのはネリー。机の上には様々な菓子が幾つも並んでいる。一緒にいるモカとアイナも彼女ほどがっつきはしていないが、それぞれ舌鼓を打っていた。
―楽しそうだな―
「邪魔しちゃ悪いな。お礼を届けて早く調査に向かう用意しよう」
そんな時、カランカランと扉を開ける音が。誰かが店内に入ってきたようだ。
「あ、竜崎さん」
「リュウザキ先生もご休憩ですか?」
入ってきたのはさくらとメスト。聞くと、先日の魔猪討伐の報酬代わりに皆にケーキを奢っているらしい。さくらを連れてきたのはそれが理由という事。
―相変わらず律儀だなメストは―
「本当は報酬をそのまま渡したかったんですけど皆受け取ってくれなくて…。代わりにおやつを奢ることで話が纏まったんです」
―そうだ。メスト、お前の家はこの村の近くじゃなかったか?―
ニアロンは思いついたように、先程王から渡された手紙を彼女へ渡す。メストは差出住所を確認し、頷く。
「はい、近くとはいっても山1つ挟みますが」
―何か最近おかしな話を聞いたか?―
「いえ、特にこれといっては…。あ、そういえば水の高位精霊である『エナリアス』を崇める祭りがそろそろありますね」
―そういえば『万水の地』の近くか。一応水着持っていくべきだな―
ポンと肩を叩かれ、竜崎は渋い顔をする。
「お前泳ぐ気満々なのか…」
首をかしげるさくらとメストに、竜崎は先程までの話をする。それを聞いたメストは随伴に立候補した。
「なら、私も連れて行ってもらえませんか? ある程度の土地勘もありますのでお力になれるはずです。家族の目と鼻の先でのことなら見過ごせません」
「それは心強い。お願いするよ」
竜崎はその申し出を有難く受け入れた。と、おずおずと手を挙げる者が。
「私も行ってみたいです」
さくらである。魔界というところに興味はあったのだ。
「うーん。危険かもしれないから…」
やはり了承しかねる竜崎。呆れ果てたニアロンは彼の肩に肘をつきながら耳を引っ張る。
―連れて行ってやれ。さくらの度胸はもう一人前だぞ?お前だけ怖がってどうする―
メストもここぞとばかりに助勢する。
「あの村は確か良い人ばかりですし、さくらさんが行っても問題ないと。それに、怖がってばかりでは前には進めないと教えてくださったのは先生ですよ?」
さんざ責められ、竜崎は観念するしかなかった。
「わかったよ…。それじゃあ準備をしてね。夜には出立するよ」
0
お気に入りに追加
110
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

スローライフとは何なのか? のんびり建国記
久遠 れんり
ファンタジー
突然の異世界転移。
ちょっとした事故により、もう世界の命運は、一緒に来た勇者くんに任せることにして、いきなり告白された彼女と、日本へ帰る事を少し思いながら、どこでもキャンプのできる異世界で、のんびり暮らそうと密かに心に決める。
だけどまあ、そんな事は夢の夢。
現実は、そんな考えを許してくれなかった。
三日と置かず、騒動は降ってくる。
基本は、いちゃこらファンタジーの予定。
そんな感じで、進みます。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる