26 / 391
―異世界の人々―
25話 先輩
しおりを挟む
次の日。忙しい竜崎を案じ、タマと共に食堂で昼食を摂るさくら。
そこに近づく女性が一人。
「さくらさん、で合っているかい?」
「え、は、はい!」
声がした方をむくと、そこにいたのは肌が青い女性。のはずなのだが、どこか気品のある佇まいと短く切った髪が相まって、遠目から見たらどこかの貴公子といっても信じてしまう容姿をしていた。
「相席しても構わないかい?」
「は、はい、どうぞ!」
雰囲気に気圧されるさくら。どうしよう、変なことしたかな…。記憶を高速想起させていると、食べるのに夢中だったタマがようやく気付いた。
「おや!メストさんじゃないですか!ご帰省は済んだので?」
「うん。昨日帰ってきたとこさ。弟達も元気にやってたよ」
「それはよかった!」
話を弾ませる2人を眺めていたが、彼女は困惑しているさくらに気づき、丁寧に頭を下げた。
「すまない、自己紹介をしてなかったね。僕はメスト・アレハルオ。魔族だよ」
そういうと彼女は背中のボタンを開け、片側だけ翼を出す。周りを考慮し少しだけだったが、ネリーの翼に比べてかなり大きいことがわかる。
「私もさくらさんと同じくリュウザキ先生に学園に連れてきてもらった口でね。3年前かな。ちょっと君のことを聞いて気になっちゃって」
屈託なく笑う彼女にさくらも心を許す。
「それで、ちょっと聞きたいんだけど」
ちょいちょいと耳を指され、顔を近づける。メストは周りに聞こえない声で耳打ちをしてきた。
「君もリュウザキ先生と同じ世界から来たって本当?」
さくらは思わず体を後ろに引き、身構えてしまう。
「なんでそのことを…?」
「あぁ、ごめんごめん。怖がらせる気はなかったんだ。ただ、昨晩ネリーちゃんが私に教えてくれてね。本当なのか気になっただけなんだ」
昨日の約束はどこへやら。彼女は即座に話したらしい。やはり人の口に戸は立てられないのか、とさくらが少し幻滅していると、メストは彼女を擁護した。
「大丈夫、あの子も事の重大さはわかっているから。私の境遇を知っているから話してくれたみたいでね、一応釘を刺しておいたんだけど『先輩にだけです!』と強く言ってたよ。…まあ彼女の口は確かに軽いんだけど」
後半の一言は気になるところだが、ともかくネリーもメストもこれ以上言いふらすことはしなさそうだった。
「驚かないんですか?」
「勿論驚いたとも。だけどあまり過剰に反応して君を困らせるわけにもいかないしね。それに、私にとっては恩人の肩書だし」
「?」
首を傾げるさくらの視線に気づき、軽く首を振り雑念を払うメスト。
「ううん。こっちの話。気にしないで!」
しばし歓談する。彼女が知るお勧めのお店、魔術の使い方、女子寮の生活についてなどなど。さくらにとっても目新しいことばかりで飽きることはなかった。その過程で彼女の実力はかなりのものだということも薄々感じ取れた。話は竜崎についてになる。
「やっぱりメスト先輩は竜崎さんを尊敬しているんですか?」
「尊敬、うーん。リュウザキ先生はどちらかというと英雄だからちょっと別かな。私が尊敬するのはあの方! 一度お会いしたことがあるだけなんだけど、ゴスタリアの騎士団長の―」
「さくらさん。ここにおられましたか」
今度は別の声が聞こえる。その主はゴスタリア騎士団長、バルスタイン・フォーナーだった。今回は赤と灰色の鎧を着ていない私服スタイルだったが、その凛とした佇まいは健在だった。
「―!?」
彼女の登場に一番驚いたのは他ならぬメスト。ガタッと椅子を鳴らしながら立ち上がり、うやうやしく礼をした。
「お会いできて光栄です!バルスタイン様!」
「おや?確か貴方はメストさんですね。リュウザキ先生から幾度か貴方の活躍をお聞きしましたよ」
「こ、光栄です!僕、いや私は貴方様の在り方を人生の目標とさせて頂いております!」
さきほどの気品はどこへやら。そんな彼女にバルスタインも思わず微笑んだ。
「それはこちらとしても光栄です。未だ研鑽を積む身ではありますが、貴方の目標であり続けられるよう努力を怠らぬようにいたしましょう」
「恐縮です!私はいずれゴスタリアの騎士団に入団させていただきたいと思っております!」
「え?いやでも貴方の腕ならもっと良いところに…。いえ、その時は歓迎させていただきますね」
バルスタインが差し出した手を両手で握り返すメスト。アイドルとそれに偶然会った熱狂的なファンの構図にも見えるな、とさくらは内心思ってしまった。
「ご歓談のところ申し訳ありません。少々さくらさんとお話があるのですが、よろしいですか?」
「は、はい!お引止めしてしまい申し訳ございません!」
さくらを連れ、どこかへ消えるバルスタインを見送るメスト。糸が切れたかのように椅子にへたり込んだ。
「お慕いしております…バルスタイン様…」
興奮が冷めやらぬのか、しばらく呆ける彼女。そしてぽつりと呟いた。
「来たばかりのはずなのに、もうあの方とお知り合いなんて…。異世界出身者ってすごいな…」
さくらが連れてこられたのは学園長室横応接間。中には学園長と竜崎、そしてバルスタインの従者がすでに待機していた。
「私服でお目汚し失礼いたします。修理が間に合わなかったもので…。あと姫様から私服で行けと申しつけられまして…」
「修理、というとイブリートにこっぴどくやられた?」
そんな竜崎の問いに、彼女は頷いた。
「えぇ。まずはそのお話を。ある程度事態が沈静化したのを機に、イブリート様に謝罪をしに行くという布告のもと私達は永炎の地へ向かいました。命を投げ出そうとする王をイブリート様はしっかりと止めてくださいましたが、代案が王も共に戦うといったものでして。共に来た騎士を総動員して命をとる覚悟で挑みましたが、ほとんど歯が立たず薙ぎ払われました」
その名残か、確かに彼女達には髪が焦げた形跡が垣間見える。よほどの激戦だったのだろう。
「まあそうなるよな。私だって勇者達がいなきゃ勝てないよ」
と竜崎。
「まあそうよねぇ。私の全盛期でも引き分けだったもの」
と学園長。
「竜崎先生、さくらさん。こちらはお礼です。どうかお受け取りください」
バルスタインに促され従者が机の上に置いた二つの箱には金貨や札束などぎっちり入っていた。
「いいのに…」
「受け取ってくださらないと姫様に怒られます」
「仕方ないな。じゃあこれをもらって。はい学園長」
「はい。もらうわ」
一部だけ受け取り、残りを学園長に渡す竜崎。意味が分からないさくら。バルスタインもそこに突っ込んだ。
「やはりそうしますよね、先生は。どうして全て受け取ってくださらないんですか」
「だって魔王討伐の際に生活の保障は確約してもらってるし…。どうせなら学園の皆に使ってもらったほうがいいかなって。一応単身調査扱いだから報酬として計上できるし」
私も渡すべきなのかなと迷うさくらだったが、竜崎はそれを制した。
「あ、さくらさんは渡さなくていいよ。それは国一つ救った報酬。受け取っときな」
「そんなこといわれても…。こんな大金どうすればいいんですか…?」
「どうする?学園で預かってもらう?大丈夫、お年玉を回収する親みたいなことはしないよ。というか普通に銀行に預ければいいか」
竜崎が金銭をまともに受け取らないのは織り込み済みなのか、バルスタインはほくそ笑む。
「先生はそうくると思ってました。ですのでこちらをどうぞ」
今度は一回り小さい箱が机の上に置かれる。それを開くと―
「うわ!」
思わず声をあげる竜崎。そこには大小様々の精霊石、しかも全てルビーのような赤く透明な宝珠である。
「これ貰っちゃっていいの?」
目を輝かせる竜崎。バルスタインは勿論です、と頷く。
「やった!こんな質の良い精霊石、永炎の地でも簡単に見つからないよ!ありがとうバルスタイン!」
欲しかった玩具を貰った子供のようにはしゃぐ竜崎。金銭よりそちらのほうが竜崎には嬉しいようだ。
そこに近づく女性が一人。
「さくらさん、で合っているかい?」
「え、は、はい!」
声がした方をむくと、そこにいたのは肌が青い女性。のはずなのだが、どこか気品のある佇まいと短く切った髪が相まって、遠目から見たらどこかの貴公子といっても信じてしまう容姿をしていた。
「相席しても構わないかい?」
「は、はい、どうぞ!」
雰囲気に気圧されるさくら。どうしよう、変なことしたかな…。記憶を高速想起させていると、食べるのに夢中だったタマがようやく気付いた。
「おや!メストさんじゃないですか!ご帰省は済んだので?」
「うん。昨日帰ってきたとこさ。弟達も元気にやってたよ」
「それはよかった!」
話を弾ませる2人を眺めていたが、彼女は困惑しているさくらに気づき、丁寧に頭を下げた。
「すまない、自己紹介をしてなかったね。僕はメスト・アレハルオ。魔族だよ」
そういうと彼女は背中のボタンを開け、片側だけ翼を出す。周りを考慮し少しだけだったが、ネリーの翼に比べてかなり大きいことがわかる。
「私もさくらさんと同じくリュウザキ先生に学園に連れてきてもらった口でね。3年前かな。ちょっと君のことを聞いて気になっちゃって」
屈託なく笑う彼女にさくらも心を許す。
「それで、ちょっと聞きたいんだけど」
ちょいちょいと耳を指され、顔を近づける。メストは周りに聞こえない声で耳打ちをしてきた。
「君もリュウザキ先生と同じ世界から来たって本当?」
さくらは思わず体を後ろに引き、身構えてしまう。
「なんでそのことを…?」
「あぁ、ごめんごめん。怖がらせる気はなかったんだ。ただ、昨晩ネリーちゃんが私に教えてくれてね。本当なのか気になっただけなんだ」
昨日の約束はどこへやら。彼女は即座に話したらしい。やはり人の口に戸は立てられないのか、とさくらが少し幻滅していると、メストは彼女を擁護した。
「大丈夫、あの子も事の重大さはわかっているから。私の境遇を知っているから話してくれたみたいでね、一応釘を刺しておいたんだけど『先輩にだけです!』と強く言ってたよ。…まあ彼女の口は確かに軽いんだけど」
後半の一言は気になるところだが、ともかくネリーもメストもこれ以上言いふらすことはしなさそうだった。
「驚かないんですか?」
「勿論驚いたとも。だけどあまり過剰に反応して君を困らせるわけにもいかないしね。それに、私にとっては恩人の肩書だし」
「?」
首を傾げるさくらの視線に気づき、軽く首を振り雑念を払うメスト。
「ううん。こっちの話。気にしないで!」
しばし歓談する。彼女が知るお勧めのお店、魔術の使い方、女子寮の生活についてなどなど。さくらにとっても目新しいことばかりで飽きることはなかった。その過程で彼女の実力はかなりのものだということも薄々感じ取れた。話は竜崎についてになる。
「やっぱりメスト先輩は竜崎さんを尊敬しているんですか?」
「尊敬、うーん。リュウザキ先生はどちらかというと英雄だからちょっと別かな。私が尊敬するのはあの方! 一度お会いしたことがあるだけなんだけど、ゴスタリアの騎士団長の―」
「さくらさん。ここにおられましたか」
今度は別の声が聞こえる。その主はゴスタリア騎士団長、バルスタイン・フォーナーだった。今回は赤と灰色の鎧を着ていない私服スタイルだったが、その凛とした佇まいは健在だった。
「―!?」
彼女の登場に一番驚いたのは他ならぬメスト。ガタッと椅子を鳴らしながら立ち上がり、うやうやしく礼をした。
「お会いできて光栄です!バルスタイン様!」
「おや?確か貴方はメストさんですね。リュウザキ先生から幾度か貴方の活躍をお聞きしましたよ」
「こ、光栄です!僕、いや私は貴方様の在り方を人生の目標とさせて頂いております!」
さきほどの気品はどこへやら。そんな彼女にバルスタインも思わず微笑んだ。
「それはこちらとしても光栄です。未だ研鑽を積む身ではありますが、貴方の目標であり続けられるよう努力を怠らぬようにいたしましょう」
「恐縮です!私はいずれゴスタリアの騎士団に入団させていただきたいと思っております!」
「え?いやでも貴方の腕ならもっと良いところに…。いえ、その時は歓迎させていただきますね」
バルスタインが差し出した手を両手で握り返すメスト。アイドルとそれに偶然会った熱狂的なファンの構図にも見えるな、とさくらは内心思ってしまった。
「ご歓談のところ申し訳ありません。少々さくらさんとお話があるのですが、よろしいですか?」
「は、はい!お引止めしてしまい申し訳ございません!」
さくらを連れ、どこかへ消えるバルスタインを見送るメスト。糸が切れたかのように椅子にへたり込んだ。
「お慕いしております…バルスタイン様…」
興奮が冷めやらぬのか、しばらく呆ける彼女。そしてぽつりと呟いた。
「来たばかりのはずなのに、もうあの方とお知り合いなんて…。異世界出身者ってすごいな…」
さくらが連れてこられたのは学園長室横応接間。中には学園長と竜崎、そしてバルスタインの従者がすでに待機していた。
「私服でお目汚し失礼いたします。修理が間に合わなかったもので…。あと姫様から私服で行けと申しつけられまして…」
「修理、というとイブリートにこっぴどくやられた?」
そんな竜崎の問いに、彼女は頷いた。
「えぇ。まずはそのお話を。ある程度事態が沈静化したのを機に、イブリート様に謝罪をしに行くという布告のもと私達は永炎の地へ向かいました。命を投げ出そうとする王をイブリート様はしっかりと止めてくださいましたが、代案が王も共に戦うといったものでして。共に来た騎士を総動員して命をとる覚悟で挑みましたが、ほとんど歯が立たず薙ぎ払われました」
その名残か、確かに彼女達には髪が焦げた形跡が垣間見える。よほどの激戦だったのだろう。
「まあそうなるよな。私だって勇者達がいなきゃ勝てないよ」
と竜崎。
「まあそうよねぇ。私の全盛期でも引き分けだったもの」
と学園長。
「竜崎先生、さくらさん。こちらはお礼です。どうかお受け取りください」
バルスタインに促され従者が机の上に置いた二つの箱には金貨や札束などぎっちり入っていた。
「いいのに…」
「受け取ってくださらないと姫様に怒られます」
「仕方ないな。じゃあこれをもらって。はい学園長」
「はい。もらうわ」
一部だけ受け取り、残りを学園長に渡す竜崎。意味が分からないさくら。バルスタインもそこに突っ込んだ。
「やはりそうしますよね、先生は。どうして全て受け取ってくださらないんですか」
「だって魔王討伐の際に生活の保障は確約してもらってるし…。どうせなら学園の皆に使ってもらったほうがいいかなって。一応単身調査扱いだから報酬として計上できるし」
私も渡すべきなのかなと迷うさくらだったが、竜崎はそれを制した。
「あ、さくらさんは渡さなくていいよ。それは国一つ救った報酬。受け取っときな」
「そんなこといわれても…。こんな大金どうすればいいんですか…?」
「どうする?学園で預かってもらう?大丈夫、お年玉を回収する親みたいなことはしないよ。というか普通に銀行に預ければいいか」
竜崎が金銭をまともに受け取らないのは織り込み済みなのか、バルスタインはほくそ笑む。
「先生はそうくると思ってました。ですのでこちらをどうぞ」
今度は一回り小さい箱が机の上に置かれる。それを開くと―
「うわ!」
思わず声をあげる竜崎。そこには大小様々の精霊石、しかも全てルビーのような赤く透明な宝珠である。
「これ貰っちゃっていいの?」
目を輝かせる竜崎。バルスタインは勿論です、と頷く。
「やった!こんな質の良い精霊石、永炎の地でも簡単に見つからないよ!ありがとうバルスタイン!」
欲しかった玩具を貰った子供のようにはしゃぐ竜崎。金銭よりそちらのほうが竜崎には嬉しいようだ。
0
お気に入りに追加
110
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スローライフとは何なのか? のんびり建国記
久遠 れんり
ファンタジー
突然の異世界転移。
ちょっとした事故により、もう世界の命運は、一緒に来た勇者くんに任せることにして、いきなり告白された彼女と、日本へ帰る事を少し思いながら、どこでもキャンプのできる異世界で、のんびり暮らそうと密かに心に決める。
だけどまあ、そんな事は夢の夢。
現実は、そんな考えを許してくれなかった。
三日と置かず、騒動は降ってくる。
基本は、いちゃこらファンタジーの予定。
そんな感じで、進みます。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる