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―はじまり―
5話 入学手続き
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「私、ここに入学するんですか!?」
驚きを隠せないさくら。
「正確には、帰る方法が見つかるまでの仮在籍、かな」
「異世界にきてまで学校かー…」
つい溜息がでてしまう。せっかく夏休みに入ったというのに…
「講義には出てもらわなくても構わない。要は生活資金や調査同行の大義名分が欲しいだけなんだ。無理にとは言わないけど、入ってくれたほうがこちらとしても嬉しいんだが…」
「むー…入りますけど…」
渋々了承する。授業に出なくても良いならば憂いは消える。竜崎はホッとする
「よかった。入学の際には学園長に御目通りする必要があるんだ。少し付き合ってほしい」
頷くさくらに対して、ナディは心配そうに聞く。
「先生、調査同行許可あり、ということは…」
「うん、特待生扱いをお願いしようかと」
「大丈夫でしょうか…」
不安げな表情をするナディに一抹の不安を覚えるさくらだったが、竜崎に促され、医務室を出る。
一行はお大事に、と手を振る保健医に見送られ、学園長室に向かう。
「ここが学園長室だ」
どんな人だろうか、怖い人だと嫌だな…と思うさくらだったが、それを聞く前に竜崎は扉をノックする。
「学園長、失礼します。竜崎です。推薦入学予定の子をお連れしました。」
「はいはい、どうぞ」
しわがれた女性の声。扉を開けて入ると、中に座っていたのは優しげな老婆だった。竜崎は一礼をする。さくらも慌てて続く。
「先日は失礼いたしました。改めて報告書を持ってまいりました。ご確認ください」
「先日…?あぁ、講義離脱の件ね。わかりました。ではこちらからも一つ。王宮から先程の火柱についての説明を求める文書が届きました。私の署名はしておきましたので、残りを書いて送っておいてください」
「見られていましたか…。学園長もどこからか見ていたのですか?」
「えぇ、もちろん。あんな大事、見ていない人のほうが少なかったでしょう。私は遠くから他先生方と一緒に見ていましたよ。イブリートの姿、久しぶりに見せていただきました」
「恐縮です。こちらの文書は責任をもって回答を送らせていただきます。では、本題に。こちらの方、雪谷さくらさんが推薦の子です」
老婆は老眼鏡をつけ、にこやかにさくらに話しかける。
「さくらさん。変わった名前をしていらっしゃるのね。遠方の島国出身かしら。何人かうちにも入学しているわよね」
思わず竜崎の顔を見るさくら。だが竜崎は首を振り、付け加える。
「彼女は、私と同じ異世界からの転移者です。私の言葉が通じました」
「あらま!ほんとに!?」
信じられないといった顔をする学園長。
「予言関係なしにいらっしゃったという事?もう王宮に連絡はしたの?」
「いえ、しておりません。する必要がないと考えました。ただ、彼女がこの世界に馴れ次第、『賢者』様には話を通そうかと」
「あら、そうなの…そうね、変に政治に絡ませちゃうよりそのほうがいいわ。ということは…」
「えぇ、特待生扱いでお願いしたいのですが…」
「わかりました。では試験を。さくらさん、こちらに来てくださいな」
手招きをする学園長。おそるおそる近づく。
「学園長…さくらさんはこちらにきたばかりなんです。試験は無しにしてほしいのですが…」
「えぇ、えぇ、わかっていますとも。ただ、試験をしないで特待生というのは他の子に示しがつきません。手出しは無用ですよ。ニアロンさんも」
そう言われ、こっそり手助けをしようと薄く出てきたニアロンは舌打ちをする。
なにをさせられるのだろう、と老婆の前に立たされたさくらはドキドキしていると。
「はい!どちらの手に飴ちゃんが入っているでしょうか?」
急に目の前に突き出されたしわしわの両拳。どうすればいいのかどぎまぎしていると、片方が小さく震え始める。思わず老婆の顔を見やると、笑顔で見守っていた。
「…こっちで」
指をさし、拳が開かれる。見事、中には飴が入っていた。
「はい、正解!合格です。学園へようこそ。この飴ちゃんあげる」
「はぁ…驚かせないでください、学園長」
「試験をしていないとばれたら他の子に妬まれるかもしれないでしょう。それならば試験をしたという事実があればそんな心配は解決するわ。内容なんて、それこそ秘密にすればいいのよ」
と、どこに隠し持っていたのかもう一つの飴玉を竜崎に投げ渡す学園長。
「とはいえこんな姑息な手段はいつかバレるでしょう。今のうちに何か覚えさせといてあげて。そうね、一番楽なのは専用の武具とか。それなら誰も疑いはしないでしょう」
「はい、承知しました。ところで彼女の部屋ですが、身寄りがいない現状、慣れるまで私の近くに住まわせたいのですが…」
老婆は少し考え、答える。
「来たばかりで女子寮に入ってもらうのも酷でしょう。先程の一言、聞き取れませんでしたし、話すのはまだ苦手?やっぱり。では教師寮の先生の横の部屋を仮住まいにしてあげてください」
「わかりました。日が出ている間に諸々の手続きを済ませておきたいのでこれで失礼させていただきます」
「はい、わかりました。さくらさん。また今度お話聞かせてね。今日は疲れているでしょうし、ゆっくり休んでね」
一礼をして学園長室を後にする。外で待機していたナディ達が駆け寄る。
「先生、どうでしたか?」
「あぁ、入学は認められたよ。特待生で通ったから援助も受けられる」
「良かった…」
「それで泊まる場所なんだが、教師寮に許可をもらった」
それを聞き、ナディは立候補するように手を挙げる。
「なら、私も一緒にいます!うら若い女の子が独りぼっちなのはダメだと思います」
「いやニアロンとタマに一緒にいてもらおうと思ったんだが…まあ多いに越したことはないか。お願いするよ、ナディ」
すると、昼食時からずっとナディに抱えられていたタマが力なく訴える。
「ご主人…お肉まだですかぁ」
「ごめんタマ、もう少しだけ待ってくれ、王宮当ての手紙を送りたいんだ」
竜崎に何かを頼まれたナディ(とタマ)と一旦別れ、竜崎とさくらは伝書鳥待機所に来ていた。
「あれ、あの鳥って」
羽を休めている何十匹の鳥たちの中にさくらはとある大きな鳥を見つけた。今日の朝までいた村、そこで色々と世話を焼いてくれたクレアが送り出したあの鳥だ。
「あぁ、クレアの村長用伝書鳥か。長距離を急いで飛ぶから長時間の休息が必要なんだ。丁度いい、帰り際に到着報告の手紙でも持って行ってもらおうか。」
「えっ!クレアさん村長だったんですか?」
思わぬ一言に驚くさくら。竜崎はこともなげに訂正をする。
「正確には村長の奥さんだけどね。先代村長の娘だから影響力はかなり大きい人だよ。さくらさんも何か書く?」
紙を手渡す竜崎、思わず受け取ってしまったが、肝心なことを忘れていた。
「私こっちの世界の文字かけないです…」
「クレアは平仮名なら読めるから大丈夫だよ。でもなるべく簡潔に書いてあげて」
「わかりました。あれ、そういえばなんでクレアさん私達の言葉話せるし読めるんですか?」
「あぁ、それは私が教えたからだよ。あと、君にかけた言語魔術の実験台にもなってもらったんだ。私も同じ村に転移してきてね、その際色々と世話を焼いてくれたのがクレアだったんだよ。私にとっても彼女は恩人なんだ」
しみじみと語る竜崎。さくらはその偶然にシンパシーを感じる。
「じゃあ私は他の手紙を書いてくるから、その間に書いといてね」
そう言い、離れた受付所に向かう竜崎。さくらは近場の机に向かい、内容を考える。
「…何書こう」
どうしても単純な言葉になってしまう。これじゃあ感謝が伝わらないかな…と考えあぐねていると、2羽の鳥が飛んでいった。1羽は鷹のように格好いい鳥で、もう1羽は真っ白な梟のような鳥だった。
「書き終わった?」
自分の要件は終わったらしく、彼女の元に戻ってくる竜崎。
「なんて書けば良いのかわからなくなっちゃって…」
「そんな気負いしなくても良いよ。お世話になりました、とかで。今度会いに行く時にこちらの言葉で存分にお礼を言えばいいんだから」
「そう、ですね。」
そう言われ、気が楽になったさくらは感謝の一言と御守りへのお礼を書き、封をする。
それぞれ書き上げた手紙を鳥に任せる。と、竜崎は羽毛を撫でながら労う。
「手紙ありがとうね。今回のは急ぎじゃないからゆっくり帰っていいよ」
鳥は了承したように一声鳴き、大きな翼を羽ばたかせ飛んでいった。それを見送り、思い出したようにさくらは竜崎に問う。
「そういえばさっき、鳥が2羽飛んでいったんですけどあれって」
「うん。私の手紙。一つはさっきのイブリートの件で王宮から、もう一つは『学院』にいる『賢者』宛て」
「賢者?」
「そう。予定が合うならば明日の夕方あたりに会えるんだけど。一緒に来てもらっていい?さくらさんを紹介したいんだ」
「どんな方なんですか?」
「なに、優しいお爺ちゃんだよ。さて、やること終わったし、ナディと合流して城下町に行こうか。」
驚きを隠せないさくら。
「正確には、帰る方法が見つかるまでの仮在籍、かな」
「異世界にきてまで学校かー…」
つい溜息がでてしまう。せっかく夏休みに入ったというのに…
「講義には出てもらわなくても構わない。要は生活資金や調査同行の大義名分が欲しいだけなんだ。無理にとは言わないけど、入ってくれたほうがこちらとしても嬉しいんだが…」
「むー…入りますけど…」
渋々了承する。授業に出なくても良いならば憂いは消える。竜崎はホッとする
「よかった。入学の際には学園長に御目通りする必要があるんだ。少し付き合ってほしい」
頷くさくらに対して、ナディは心配そうに聞く。
「先生、調査同行許可あり、ということは…」
「うん、特待生扱いをお願いしようかと」
「大丈夫でしょうか…」
不安げな表情をするナディに一抹の不安を覚えるさくらだったが、竜崎に促され、医務室を出る。
一行はお大事に、と手を振る保健医に見送られ、学園長室に向かう。
「ここが学園長室だ」
どんな人だろうか、怖い人だと嫌だな…と思うさくらだったが、それを聞く前に竜崎は扉をノックする。
「学園長、失礼します。竜崎です。推薦入学予定の子をお連れしました。」
「はいはい、どうぞ」
しわがれた女性の声。扉を開けて入ると、中に座っていたのは優しげな老婆だった。竜崎は一礼をする。さくらも慌てて続く。
「先日は失礼いたしました。改めて報告書を持ってまいりました。ご確認ください」
「先日…?あぁ、講義離脱の件ね。わかりました。ではこちらからも一つ。王宮から先程の火柱についての説明を求める文書が届きました。私の署名はしておきましたので、残りを書いて送っておいてください」
「見られていましたか…。学園長もどこからか見ていたのですか?」
「えぇ、もちろん。あんな大事、見ていない人のほうが少なかったでしょう。私は遠くから他先生方と一緒に見ていましたよ。イブリートの姿、久しぶりに見せていただきました」
「恐縮です。こちらの文書は責任をもって回答を送らせていただきます。では、本題に。こちらの方、雪谷さくらさんが推薦の子です」
老婆は老眼鏡をつけ、にこやかにさくらに話しかける。
「さくらさん。変わった名前をしていらっしゃるのね。遠方の島国出身かしら。何人かうちにも入学しているわよね」
思わず竜崎の顔を見るさくら。だが竜崎は首を振り、付け加える。
「彼女は、私と同じ異世界からの転移者です。私の言葉が通じました」
「あらま!ほんとに!?」
信じられないといった顔をする学園長。
「予言関係なしにいらっしゃったという事?もう王宮に連絡はしたの?」
「いえ、しておりません。する必要がないと考えました。ただ、彼女がこの世界に馴れ次第、『賢者』様には話を通そうかと」
「あら、そうなの…そうね、変に政治に絡ませちゃうよりそのほうがいいわ。ということは…」
「えぇ、特待生扱いでお願いしたいのですが…」
「わかりました。では試験を。さくらさん、こちらに来てくださいな」
手招きをする学園長。おそるおそる近づく。
「学園長…さくらさんはこちらにきたばかりなんです。試験は無しにしてほしいのですが…」
「えぇ、えぇ、わかっていますとも。ただ、試験をしないで特待生というのは他の子に示しがつきません。手出しは無用ですよ。ニアロンさんも」
そう言われ、こっそり手助けをしようと薄く出てきたニアロンは舌打ちをする。
なにをさせられるのだろう、と老婆の前に立たされたさくらはドキドキしていると。
「はい!どちらの手に飴ちゃんが入っているでしょうか?」
急に目の前に突き出されたしわしわの両拳。どうすればいいのかどぎまぎしていると、片方が小さく震え始める。思わず老婆の顔を見やると、笑顔で見守っていた。
「…こっちで」
指をさし、拳が開かれる。見事、中には飴が入っていた。
「はい、正解!合格です。学園へようこそ。この飴ちゃんあげる」
「はぁ…驚かせないでください、学園長」
「試験をしていないとばれたら他の子に妬まれるかもしれないでしょう。それならば試験をしたという事実があればそんな心配は解決するわ。内容なんて、それこそ秘密にすればいいのよ」
と、どこに隠し持っていたのかもう一つの飴玉を竜崎に投げ渡す学園長。
「とはいえこんな姑息な手段はいつかバレるでしょう。今のうちに何か覚えさせといてあげて。そうね、一番楽なのは専用の武具とか。それなら誰も疑いはしないでしょう」
「はい、承知しました。ところで彼女の部屋ですが、身寄りがいない現状、慣れるまで私の近くに住まわせたいのですが…」
老婆は少し考え、答える。
「来たばかりで女子寮に入ってもらうのも酷でしょう。先程の一言、聞き取れませんでしたし、話すのはまだ苦手?やっぱり。では教師寮の先生の横の部屋を仮住まいにしてあげてください」
「わかりました。日が出ている間に諸々の手続きを済ませておきたいのでこれで失礼させていただきます」
「はい、わかりました。さくらさん。また今度お話聞かせてね。今日は疲れているでしょうし、ゆっくり休んでね」
一礼をして学園長室を後にする。外で待機していたナディ達が駆け寄る。
「先生、どうでしたか?」
「あぁ、入学は認められたよ。特待生で通ったから援助も受けられる」
「良かった…」
「それで泊まる場所なんだが、教師寮に許可をもらった」
それを聞き、ナディは立候補するように手を挙げる。
「なら、私も一緒にいます!うら若い女の子が独りぼっちなのはダメだと思います」
「いやニアロンとタマに一緒にいてもらおうと思ったんだが…まあ多いに越したことはないか。お願いするよ、ナディ」
すると、昼食時からずっとナディに抱えられていたタマが力なく訴える。
「ご主人…お肉まだですかぁ」
「ごめんタマ、もう少しだけ待ってくれ、王宮当ての手紙を送りたいんだ」
竜崎に何かを頼まれたナディ(とタマ)と一旦別れ、竜崎とさくらは伝書鳥待機所に来ていた。
「あれ、あの鳥って」
羽を休めている何十匹の鳥たちの中にさくらはとある大きな鳥を見つけた。今日の朝までいた村、そこで色々と世話を焼いてくれたクレアが送り出したあの鳥だ。
「あぁ、クレアの村長用伝書鳥か。長距離を急いで飛ぶから長時間の休息が必要なんだ。丁度いい、帰り際に到着報告の手紙でも持って行ってもらおうか。」
「えっ!クレアさん村長だったんですか?」
思わぬ一言に驚くさくら。竜崎はこともなげに訂正をする。
「正確には村長の奥さんだけどね。先代村長の娘だから影響力はかなり大きい人だよ。さくらさんも何か書く?」
紙を手渡す竜崎、思わず受け取ってしまったが、肝心なことを忘れていた。
「私こっちの世界の文字かけないです…」
「クレアは平仮名なら読めるから大丈夫だよ。でもなるべく簡潔に書いてあげて」
「わかりました。あれ、そういえばなんでクレアさん私達の言葉話せるし読めるんですか?」
「あぁ、それは私が教えたからだよ。あと、君にかけた言語魔術の実験台にもなってもらったんだ。私も同じ村に転移してきてね、その際色々と世話を焼いてくれたのがクレアだったんだよ。私にとっても彼女は恩人なんだ」
しみじみと語る竜崎。さくらはその偶然にシンパシーを感じる。
「じゃあ私は他の手紙を書いてくるから、その間に書いといてね」
そう言い、離れた受付所に向かう竜崎。さくらは近場の机に向かい、内容を考える。
「…何書こう」
どうしても単純な言葉になってしまう。これじゃあ感謝が伝わらないかな…と考えあぐねていると、2羽の鳥が飛んでいった。1羽は鷹のように格好いい鳥で、もう1羽は真っ白な梟のような鳥だった。
「書き終わった?」
自分の要件は終わったらしく、彼女の元に戻ってくる竜崎。
「なんて書けば良いのかわからなくなっちゃって…」
「そんな気負いしなくても良いよ。お世話になりました、とかで。今度会いに行く時にこちらの言葉で存分にお礼を言えばいいんだから」
「そう、ですね。」
そう言われ、気が楽になったさくらは感謝の一言と御守りへのお礼を書き、封をする。
それぞれ書き上げた手紙を鳥に任せる。と、竜崎は羽毛を撫でながら労う。
「手紙ありがとうね。今回のは急ぎじゃないからゆっくり帰っていいよ」
鳥は了承したように一声鳴き、大きな翼を羽ばたかせ飛んでいった。それを見送り、思い出したようにさくらは竜崎に問う。
「そういえばさっき、鳥が2羽飛んでいったんですけどあれって」
「うん。私の手紙。一つはさっきのイブリートの件で王宮から、もう一つは『学院』にいる『賢者』宛て」
「賢者?」
「そう。予定が合うならば明日の夕方あたりに会えるんだけど。一緒に来てもらっていい?さくらさんを紹介したいんだ」
「どんな方なんですか?」
「なに、優しいお爺ちゃんだよ。さて、やること終わったし、ナディと合流して城下町に行こうか。」
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