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第四章 高校生活

★ 保健体育3

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 ■ 保健体育3
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 「...陽治くんならいいよ……さわっても……」
 「……」
 「ほら陽治くん、せっかく明華がそう言ってくれてるんだ、触らせてもらいなよ。」
 「うん、ごめん、すこしだけ...」
 そう言うと陽治は明華のオマンコに手を伸ばした。
 
 陽治も男としての本能なのか伸ばした指先を膣口へと触るか触らないぐらいに触れている。
 「陽治、そんな簡単に壊れるようなもんじゃないぞ、もっとしっかり触ってやれよ」
 『バシッ!!』
 俺は背中を盛大に叩いて応援してやった。
 
 「あっ、ひぃ~~っ。んんんっ」
 陽治の人差し指は明華の膣内に深々と入り込んでいた。
 
 「あっ、ごめん...」
 陽治は慌てて指を引き抜いた。
 引き抜いた指先には明華の愛液がたっぷりとそして少しばかりの血が絡みついていた。
 (ぼ、僕、明華さんの処女をやぶちゃった。どうしよう、和人くんが...いや、他人のせいにするのはもうやめよう。破ったのは間違いなく僕の指だ。僕が責任を取らなければ。)
 
 「……」
 「謝って済む問題じゃないけど、ほんとにごめんなさい。」
 「うん、気にしなくていいよ。むしろ破ってくれたのが陽治くんで良かったから、むしろこっちこそありがとうって言わなきゃ。」
 その言葉を聞いて陽治は思った。
 (なんていい子なんだろう。女性にとっては一生に一度のことなのに、僕を気遣ってくれているなんてなんて優しい女性なんだ。なんか胸がくるしい、キリキリするのはなんでだ。)
 
  教室は静まり返り、辺りを沈黙が支配していた。
 担任の日奈さえも、どう声を掛けようか悩んでいた。
 
 「明華、そして陽治くん、悪かったな...俺が背中を叩いたからこんなことに...
 明華、悪かったよ、悪意はなかったんだ。結果こういうことになってしまって大変、遺憾に思う。
 親御さんとの問題もあるだろう、今後の事もある、望むなら俺の特定交際者になるか?」
 無論、そんな気はサラサラなかった。そうならない自信もあった。ロリは一人入れば十分だ、うちはすでに定員オーバーだからな。
 
 「……」
 明華は返事しない。
 (あぁ、どうしよう。皆の前で処女を無くしたんだからお見合いはかなり難しくなるなるよね、ここは和人くんに責任をとってもらったほうが良いのかなぁ~
 
 陽治くんは私のことなんてなんとも思ってないだろうし、私の気持ちも知らないだろうから、こうなってから好きですなんて告白はとても出来ないよね。
 
 和人君の特定交際者になれば安泰なのかな?でも和人くんモテまくりだから私なんてどうせその中のひとりでしかないのよねぇ、あぁ、元々実ることなんてありえないとわかっていてもこうやって現実を突きつけられるとちょっとつらいわ)
 
 「和人くん?明華さんのこと好きだったの?」
 (なんだろう、なぜかムカムカする。和人くんに対してこんな気持になるなんて...なんだろう)
 
 「はぁ?明華か?そうね、嫌いじゃないよ。って話したこともないし、好きになる理由もないし、嫌いになる理由もないよ。ただ、責任の一端?いや、殆どは俺にあると思うからこういう解決策が一番かと思っただけだよ。」
 
 「そんなんじゃ駄目だ!!和人くんそれは明華さんに失礼だと思うよ。」
 「じゃ、聞くけど陽治はどうして欲しいわけ?」
 
 「和人くんは何もしなくていいよ。僕がちゃんとするから」
 おうおう、陽治くん、いつもと違ってキリッとしちゃって...何考えてるか想像はつくけど、まあ、頑張れ!!
 
 「明華さん、僕と結婚して下さい。実は前から少し気になっていました。お願いします。」
 「はい!」
 【えーっ、うそーーー!!、ずるいよ~、ずるいずるい、マンコ触らせただけで結婚だなんてずるいぞー、嘘だーーーっ...】
 
 教室からは祝福の声ではなく誹謗中傷、罵詈雑言が飛び交っている。
 
 「静かにして下さい。」
 担任の未来が静粛にするように言うが収まる気配はない...諦めてしばらく様子を見ることにしたようだ...
 明華もいつの間にか着衣を整えて陽治の横に立って何かを話している。普通であれば聞こえそうな距離にいるのだが、嫉妬の嵐が飛び交っているので二人がなにを話しているのかはわからないが、雰囲気は良いので決して悪い話ではないだろう。
 
 「静かに...し・ず・か・に・しなさーい!!」
 大音量で未来先生の言葉が響き渡ると流石に教室も静まり返った。
 
 「今村さんと長谷くんの事は二人の問題です。皆は二人をあたたかく見守ってあげて下さい。
 はい、今村さんも服は着たようだし席に戻っていいわよ。授業中のことなので、後で先生にも話を聞かせてね」
 
 「はい♪♬♪」
 明華は来るときとは違ってスキップしながら自席に戻っていった。(スキップするほどの距離はないのだが気分的にね)
 
 俺たちも自分の席に戻ってきていた。
 「和人くん、さっきはごめんね、そしてありがとう」
 「ん、何だよ、何のことだ?謝られるような覚えはないけど……」
 
 「うん、明華さんから聞いたんだ、僕を奮い立たせるためにああ言ったって事なんだろう?ありがとう」
 「やめてけれ、こわいわ」
 
 「和人くん僕は明華さんに責任を取るよ。それに明華さんの事は、もしかすると好きなのかもしれないんだ。和人くんが明華さんを交際者にするって言った時に、胸が苦しくて渡したくないって思ったから。でも僕は和人くんみたいに全然凄くないし、こんなんだから、もし、和人くんが明華さんの事好きならそのほうが明華さんも幸せかなって思ったんだけど、やっぱり嫌だった。」
 
 「それで良いと思うけど、いきなり結婚はないんじゃないか。とりあえあず、特定交際者にしてから婚約、そして結婚と進んでいけば良いんじゃないかな?」
 「うん、さっきちょっとだけ明華と話したけど、多分そうなると思う。また、後でよく話し合ってみるよ。また、相談に乗ってもらっていいかな?」
 
 「おう、任しとけ!!」
 まあ、こいつの性格からして結果はこうなると思ってたけれども、こうもハマると思わなかったな、ちょっと出来すぎか...
 
 「えっと、長谷くんと今村さんは今後の事で色々と話し合う必要があるでしょうから、今日の残りの授業は受けなくていいです。図書室で自習して下校時間になったらそのまま帰っていいですよ。
 さあ、他の人達は授業を続けますよ。」
 
 二人は顔を見合わせながらなにか納得したように教室を出ていった。
 
 「さぁ、授業を続けますよ。次は男性性器ですね。」
 未来先生はそう言うと最初に持ち込んだ男性性器の模型を教壇の上にどんと置いた。
 
 「最初に説明したように男性性器の模型です。サイズ的には現在の18歳の平均的なサイズとなっています。長さが通常時は5.1cmで勃起時5.6cm、太さは通常時1.2cmで勃起時1.6cmです。」
 
 「では、皆さんに幸運にも一般、性交渉の機会が訪れたところから説明します。
 まず、シャワーを浴びて下さい。
 そして女性の方から服を脱いで下さい。これは危険なものなどを持っていない事を証明する意味もあります。
 次に男性の脱衣を手伝う必要があるかどうかを尋ねて、必要があればお手伝いをして、必要が無いようであれば男性から見える位置で待機します。
 
 「良いですかぁ、ここまでは非常に大事なことなので、よく聞いてしっかりとメモするように...
 テストに出ますからね。」
 「此処から先は男性の指示があればそれに従って下さい。殆どの場合は指示は出ません。
 男性は脱衣を済ませるとベッドに仰向けに寝ますので、ここからは女性が主導で行為に及びます。
 殆どの場合、そのままでは性交が可能な状態ではないので、みなさんが性交可能な状態まで勃起させる必要があります。」
 
 「どうするかというと口淫にて男性性器を刺激することにより男性器の勃起を促します。これを一般的にはフェラチオまたは単にフェラと称する場合が多いです。
 
 十分に勃起するのを確認したら自分の膣の濡れ具合を確認します。この時によく確認しておかないと自分だけでなく男性側にも痛みが伴いますのでしっかりと確認するようにして下さい。
 もし、濡れ具合が足らないと判断した場合は、ローションなどを用いましょう。」
 
 「はい、皆さん。ここまでは良いですか?」
 「はい、先生、口淫で男性器を刺激って言われますが、具体的にはどうするのですか?」
 
 「はい、そうですね。舐めたり咥えたりって事なんですが、一言で舐めるといっても色んなやり方があります。今回はベーシックな一つの例を紹介します。
 
 まず、陰茎の根本から下の尿道に沿って舌を這わせます。亀頭の所まで来たらこの部分、裏筋と言う部分を刺激して亀頭の外周に沿って舌を這わせたり、陰茎全体を口に含んで前後に動かします。
 この際に注意するのが決して陰茎に歯を当てないってことです、敏感な部分なので歯が当たるととても痛いので気をつけましょう。
 
 性交可能な状態になるまでパターンを変えながら繰り返していきます。
 この様に勃起してきたら(模型から出ているチューブに息を吹き込んで模型のちんぽは勃起してきた。)
 このような状態になったらいよいよ性交可能になります。」
 
 「皆さん、ここまで良いですかぁ?ここからは本番で時間との戦いになります。
 うかうかしていると男性器はすぐに萎んでしまいますよ、そうなるとまた、口淫からやり直しです。やり直しできればまだいい方で、男性から中止を言い渡される事もありますので手早く的確に射精に持ち込む必要があります。」
 
 「次に進む前にここまでで質問はありませんか?」
 
 「はい!!」
 手を上げたのは委員長の香月 由希恵だった。
 
 
 
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