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第一章 始まり

入院中1

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 ■ 入院中1
 
 ▼ 病室
───────────────────────────────
 
 目が覚めると昨日と同じ天井だった。
 
 横向きで寝てたので起きた時に見たのは窓から見える中庭の景色だったんだけどね。
 A3Ωについては昨日説明を受けたけど、そんなこと言われても自分の染色体の事なんて知らないって...でも、これはこれで今後使えると思うと笑いが込み上げてくる。
 
 ふぅ、気を取り直して取り合えず、ステータスをチェック
 HPが20000増えていたのに対してSPは1000しか増えていなかった。
 
 折角なので上げるだけ挙げてみる...まあ、実際問題魔王と戦う訳ではないし、特に問題はないだろう。
 
 List View
 
 レベル:120

 氏名:夏目 和人 (Ex_立花 義孝)
 種別:人類?
 称号:性の伝道師
 MP :1,000,000Pt   LvUpで増加、もしくは8Hの睡眠で回復
 HP :   880,000Pt    +1000~+10,000/Day
 SP :       2,7000Pt   +1000/Day
 年齢:16歳
 身長:178cm
 体重:60kg
  繁殖力 
 ランク:A+++ (童貞 元経験者)
 
 スキル
 知力向上 Lv10   (高速演算、並行処理を含む)
 身体強化  Lv8↑ ↓ 
 格闘術  Lv8 ↑ ↓   総合格闘術へと統合された
 鑑定   Lv10 ↑ ↓  完全解析へ統合
 完全回復術 Lv9 ↑ ↓  完全回復術へ統合され他者の回復も可能
 アイテムボックス Lv ∞ (無制限/時間経過無し)
 
 ユニークスキル
 経験値:100倍
 全言語理解
 転移魔法++ Lv8  ↑ ↓(1/10)  ゲート搾精
  (空間転送、空間操作{アトラクト}を含む)
 ★転移サービスガチャ券:3回分
 
 後はSPがたまるまではどうしようもないな...サービスガチャっていわゆるガチャなのかタップして見る。。。
 ガチャを引きますか? Yes No
 
 取り敢えず Yes をタップして見る。
 ピンポーン:限界突破を取得しました。
 
 ふーん、スキルを貰えるのか?、何が出るのかわからないのなら今のうちに引いて置いた方が良いだろうね、よし続けて行こう...
 2回目、ピンポンパンポーン:エリアサーチを取得しました、完全解析へと統合しますか? Yes No
  うん、統合したほうが便利だろうね。
  
 よし、次!!
  ピンポーン:ティマーとスキルガチャ券1回を取得しました。
   (取得限界:対象が術者より弱い事、同一の世界に限る)
  ふーん、じゃ、異世界のドラゴンとかは呼べないって事なんだな。
  
  良し鷹とかを呼んでみるか、鷹よこい!。。。
  「。。。。。。」
  無意味に恥ずかしかった。これで来るならティマーじゃなくて召喚術だな...
  
  ということは取り敢えず捕まえるか何かしないといけない訳だ...
 鷹なんて高くて買えないよな...文鳥なら買えるか...鳩ならその辺にいるよなぁ・・・
 この辺は退院後の課題だな。
 
 おっとぉ、後1回引けるんだったな。引いてみるか。。ポチ!
 ピンポーン:インターネット接続を取得しました。
 
 あれ、これははずれだわ、恐らくこの時代ならどこでもネットは繋がるだろうし。。
 まあ、おまけだからいいか...
 
 そうそう、昨日、管理局の部長さんで表示されたXYXに付いて調べてみると驚いた。
 最初の二文字は俺と性交した場合生まれてくる新生児の性別でXの場合は俺と同じ様に修復されている遺伝子情報を持つらしくNの文字が付いた場合は現状の遺伝子のまま生まれて来るらしく次の数字は有効期限の時間を現してその次の数字は確率らしい。
 ///と言うときは妊娠しないらしく---と並んだ場合は不妊症を示すと...XYX-&&&の場合は新生児に以上出る可能性が高い事を示す。
 
 いやはや、こんな事もする前に分かっているとはそら恐ろしいものがあるな、これは相手だけでなく同じ相手でもその時によって変わるのかは観察が必要だな。
 
 そんな事を考えていると母親がやって来た。
 
 「おはよう~ナギ君、気分はどう?、どっか悪い所はない?
 スマフォとIDカードを持って来たよ。IDとスマフォは紐づけしてあるからどちらでも買い物でも引き出しでも出来るよ。」
 
 「おはよう、ありがとう母さん、助かるよ。体は健康そのものだから心配いらないよ。」
 「ほ、本当に大丈夫なの?」
 
 「あぁ、神に誓って大丈夫だよ。」
 
 「うん、それならいいんだけど...心配だったよ。」
 
 「母さん、昨日、母さんが帰った後で人口管理局の人が来たよ、俺を鉱山送りにした人は死刑だって...」
 
 「うん、知ってる、母さんの所にも夜に来て話をしたよ、何でもナギ君は今回の事、公開しないのに同意したって言うのはほんとなの?」
 「うん、ほんとだよ、今はそれでいいと思う、騒いでも事態は悪い方向にしか転がらないとおもう、誰も得をしないよ。」
 
 「うーん、ナギ君ならそう言うか持っては思ってたけど、相変わらず達観してるわねぇ、我が子ながら悟り過ぎだと思うわ、ナギ君...」
 
 「そう言えば、もし公開したら俺の身柄は世界なんちゃら機構ってとこに取られるって言ってたけど、それは本当かなぁ?」
 
 「うん、正直言うと可能性は高いよ、以前、A+が出た時に特に失態もなかったのにかなり揉めたからねぇ、今回は向こうの大義名分があるから拒否は世界相手に戦争をする覚悟が必要になる可能性が高いかな...」
 
 「はは、世界大戦って...冗談じゃないんだよね、いやいや、もう、非公開で十分だよ、犯人は死刑だそうだし、ちょっと重すぎて可哀想な気もするけど...」
 
 「冗談じゃないわよ、まあ、今回の事は母さんも非公開で泣く泣く涙を飲んだけど、犯人の死刑は当然じゃない、違法行為をやって殺しかけたんだから、3,4回は死刑にしたいぐらいよ。」
 
 母さん、一度、死んだらもう、死ねないよ。どうやって3回殺すのさ、蘇生の魔法なんて持ってないし.....
 
 「母さん、確か犯人には娘がいるんだよね、財産没収の上に鉱山送りになるって聞いたけど、それ何とかならないかなぁ。。。」
 
 「うん、うん、娘も死刑にしないと納得できないわよね。いいわ最終的な回答はナギ君と話し合ってから決めますって言ってるから娘の死刑を条件にしましょうか?
 あぁ、でも、鉱山の方が死ぬよりつらいと思うけどなぁ....ナギ君が望むら良いわよ。」
 うへっ、そっちかよ。うーん、母さんも根深いんだなぁ...
 
 「母さん、反対だよ、娘には罪はないと思うんだ。だから出来れば無罪、じゃくても軽い刑罰で鉱山は勘弁してあげられないかなぁ。。。」
 
 「な、ナギ君、なんて事いってるの?、ナギ君は文字通り死にそうな辛い思いをして過ごしてきたんでしょ、事故も2度目だし、犯人の娘がそれを自分の身で味会うのは当然の事でしょ。減軽なんてとんでもないわ。」
 
 な、ナギ君ってなんて優しい子なの、優しすぎだよナギ君...
 確かに娘は今回加担していないかもしれないでも、罪を犯してきた人の利益を授受してきているの、だから当然罪を償う必要もあるのに...
 
 「わかった、この件はまた話すことにしてとりあえずは非公開でOKって事で良いね。」
 「それは母さんも渋々賛成かな...本音を言えば仕方ないって感じかな?」
 
 母さんとしては納得しがたいが俺が世界有生殖者管理機構へ送られるのは容認できないので仕方なく納得していると感じだが、今回はそれでいい、貸しを作ったほうが絶対に良いはずだ。
 
 「そうそう、犯人から没収した財産は一部の不動産以外は全て現金に変えてもらえるそうよ。ナギ君の口座に振り込前るようにしておいたからその時が来たら確認しておいてね。
 
 ちょっとぉ~まったぁ~普通そう言うお金が保護者の親が取るもんでしょ。
 「かあさん、そんなのは母さんが取るんじゃないの?」
 「あれ、それはあなたが辛い思いをした賠償金の訳なよ、母さんが取る訳ないじゃない...」
 
 さいですか...
 
 「ナギ君、母さんもっと話していたいけどお仕事があるから夕方また来るね。」
 「うん、わざわざ忙しい朝に来てくれてありがとう、母さんのおかげで今日は朝から退屈しなくて済みそうだよ。本当にありがとう。
 忙しい時は来なくても後で電話でも良いからね、無理しないでよ。」
 
 「大丈夫よ、母さん強いから、じゃ行ってくるね。」
 「行ってらっしゃーい」
 
 母が出て行くと同時に朝食が運ばれてきた。
 「えぇーーーっ、何じゃこりゃ...」
 テーブルに乗せられたのは全粥とリンゴとバナナをすりつぶしたものを牛乳で伸ばしたものだった。
 
 「ゲロゲロ、これ食べろって言うの?」
 食欲一気に失せてしまった。
 はぁ、こんなもの食えるかーーーっってひっくり返したいのをかろうじて抑えた。
 
 「昏睡状態が続いていたので少なくても今日一日は辛抱してください、あと、段々と通常食に戻していきましょうね。」
 
 担当の看護師はにこりと笑う。
 俺はその笑顔に殺意をおぼえて鑑定を発動してみた。
 
 名前:岩永 遥
 種別:人族
 職業:看護師
 性別:女
 身長:162cm
 体重: 45kg
 状態: 健康
 B : 88cm AD Eカップ
 W : 58cm
 H : 86cm 巨尻
 趣味:オナニスト
 受精案内:XXX
 経験数:0人
 性欲指数:81Ft
 性癖:少しMよりのN

 うわっ、趣味のオナニストってなんだよ。
 うん、うん、あれが趣味とはずいぶんと拗らせちゃってますねぇ、しかしみんなスタイルがいいよなぁ~たった100年でブスは自然淘汰されたって事なんだろうか、いやいや、街にはいっぱい溢れたりして...ここは男性用の病棟だから美人を置いてるって可能性も高いしね。
 
 朝食は仕方ないので無理やり流し込んで終わらせた。
 看護師の遥が朝食の後片付けをして部屋を出る瞬間、先ほどHelpで調べておいた移動魔法のアトラクトを試して見る事にした。
 
 遥の巨尻をしっかりと見つめながらイメージして『アトラクト』と唱えると俺の左手の中には確かな物の感触が残った。
 
 遥は何か感じたのか、両手は朝食でふさがっているので2,3どくねらせた後、病室を出て行った。
 手のひらを開いて見るとサテン地のライトブルーのショーツがあった。
 ほかほかである、ほかほかは正義だ...アイテムボックスのテストも兼ねてアイテムボックスへとしまう。アイテムリストと念じると一覧が表示される。
 
 生取ショーツ 岩永遥 ライトブルー 装着時間3h
 
 うーん、3時間って事は朝から着替えて来たって事だなぁ。。。これを本尊にしようか?、なんてしょうもない事考えてないで昨日来た管理局の部長を呼び出すことにして、RAINEを入れた。


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