私の愛した召喚獣

Azanasi

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第四章 内政

転移者は帰還する

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【転移者は帰還する】

翌日の早朝
談話室
「明日、連れて帰る訳だけど、群馬のどの辺が良いか?、人気の多いところは駄目だぞ!」
「えっ、群馬って知ってるんですか?」

 「あぁ、ニュースで見たからな・・・」
(あぁ、そうかぁ、こっちとあっちを行ったり来たりしているって言ったから当然、ニュースを見ていた訳だ、つまり僕らが捕まった時点で分かってたって事なんだな・・・知らない振りされてたけど・・・)

 「出来れば高〇市近郊だと助かるんですが・・・」
 「分かった、その近所で転移出来そうな所を探そう。。」

 「はぁ、そうですよねぇ、行ったり来たり出来るんですよね。」
 「騒ぎになってるんですよね」

 「当初はそりゃ、大騒ぎだったぞ、今は沈静化してるけどな。」
 「ですよね。」

 「よし、じゃ、いくぞ!!」

♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*゚♪

 「ここはどこ?」
 「さあな、高〇市なのは間違いないと思うぞ!!」
「ちょっと表通りに出てみましょう。」

 懐かしい風が吹いていた。。。
 頬を撫でる風、緑のにおい、

 「あ、分かります、この道を行けば公園に出ます。」
 悠人は感極まって涙が頬を伝っていった。
 (あぁ、ほんとうに帰れたんだぁ・・・懐かしいなぁ・・・一時はもう見る事は出来ないと思ったときもあった)

 悠人はそう言うと歩く速度が速くなってきた・・・
 暫く歩くと公園に着いた・・・

 「では、2時間後でどうですか?」
 悠人が時間を提案してきた・・・
 「私もそれくらいあれば大丈夫だと思います。」

 「そんな時間で友達の所は間に合うのか?」
 「いえ、それは夕方になると思いますので、お金をお渡ししたら一旦帰って貰って、明日の朝にまた来て貰えると良いんですが・・・少し時間が掛かると思うので・・・」

 「だろうな、わかった。取り敢えず2時間後な・・」
 「はい、宜しくお願いします。」

 「愛子ちゃんの方もそれでいい?」
 「はい、私の方はお金を渡したら終わりですし・・・」

□■□ 2時間後・・・ □■□

 今、俺は警察署の取調室にいる。
 どうしてこうなった・・・いや、十分に想定出来た事態になっただけだ・・・
 二人と別れた後、1時間を過ぎた頃、愛子がやって来てお金を受け取った。
 但し受け取ったのは10万だけだ・・・罰金は見逃してやった。
 
 「有り難う御座いました。本当に帰れて嬉しかったです。」
 「有り難う御座いました。..」
 彼女は何度も礼を言うと帰って行った。
 彼女がまた、異世界に戻って来る事になるとは本人を含め誰も思ってもいなかった。
 
 それから約1時間近く経った頃、数人の捜査官に囲まれて連行された。
 無論、抵抗することは十分に可能だったが、事を荒立てても仕方ないと大人しくしたがった結果が今の状況だった。
 
 「住所、氏名、年齢は?」
 「もう、何回言ったかなぁ・・5回は言ったと思うが・・・」
 なんで、同じ事を何回も何回も聞くかなぁ。..
 
 「いい加減に他の生徒の監禁場所を吐いたらどうだ?」
 「ほかの仲間はどこにいる?」
 
 「何度も言っただろう俺はイルメニアの領主で生徒達はイスパニアに捕らわれていると、今回は逃げ出してきた5人を保護して2人を連れてきただけだ・・・・」
 
 「そんな嘘が通用すると思っているのか?」
 はぁ、やっぱりこうなるよねぇ、、、こうなるとは思ってたんだ・・・
 
 「さぁ、もう一度、最初から話してみろ・・・住所、氏名・・・」
 同じ事を何度も何度も聞くのは尋問の手法のひとつでもあった。何度も何度も繰り返し話させる事によって前回と違う部分はないか、あれがそこをつついて嘘を露見させる事が出来るし話の整合性が取れているかどうか・・・あまりに理路整然と整いすぎているのも怪しいと裏が割れ兼ねない結果と為る。
 
 「はぁ、埒があかないな、もう、疲れた俺は帰らせて貰う。うちにいる3人はイスパニアに強制送還させて貰う、どんな結果になってもお前達の所為だぞ!」
 何度も何度も同じ事を聞いてボロが出るのを待っていた県警だったがルーカスは嘘をついている訳では無かったのでボロの出ようがなかったのだが流石にいらついていてこれ以上は付き合いきれないと判断していた。
 
 「帰れないぞ、お前は密入国の疑いがある、帰るというのなら密入国で逮捕するぞ!」
 「すれば良いさ!、勝手にしろ俺は帰る」

 「席を立つと、後にいた捜査官から肩を押され座らせられる、前にいた捜査官から10時21分、密入国の疑いで逮捕すると言われ手錠を嵌められた。」
 警察としてはやっと確保した容疑者をそう易々と手放す訳には行かなかったなぜなら既に容疑者確保と報じていたからだ、なり振りは構っていられない、県警としては別件で逮捕するという手段に出た。
 
 ちょっとイラッとした俺は腕を軽く上に上げて下に振り下ろすと手錠はおちた・・・
 「おわっ、な、なんだ・・・貴様どうやったんだ・・・」
 
 「言ったろう、俺は魔法が使えると・・・何ならこの部屋の壁に大穴開けても良いんだぞ、そう言って手のひらに火球を顕現させる・・・」
 
 「うわっ、捜査官達は壮絶に驚いて、後に飛び退いた・・・・」
 「実際の所、俺の火球では壁に穴を開けるのは無理だ、せいぜい焦がすぐらいが関の山だろう、だが、捜査官を脅すには十分だった。」
 
 俺は一度認識した魔力は探知魔法で居場所を探ることが可能なので悠人の居場所を探ってマップで重ねてみると病院にいることが分かった。
 
 「じゃ、捜査官殿、俺は帰るわ、残りは帰ってこないけど全てあんたらの責任だ・・・じゃな、」
 そう言うと、悠人の居る病院へと転移した。
 
 捜査官達はその場で立ちすくんでいた・・・・容疑者が目の前から消えたのだ・・・無論、転移魔法なんて信じてはいない・・・
 
 「しゅ、主任、どうしましょう。本当に消えちゃいましたよ。オマケに手のひらに火の玉出してましたし・」
 「きっと何かの手品だ、すぐに非常線をはれ・・・・」
 まずい、不味いぞ!、容疑者を確保しながら逃げられたとなる責任問題だ・・・・
 なんとしてでも捕まえなければ・・・・
 
 「何だね、騒がしいじゃないかどうしたんだ?」
 「課長・・・容疑者に逃げられました。」
 
 「バカモーン、お前達は何をやってたんだ・・・」
 課長は机にあった日誌を掴むと係員の頭を何度も何度も叩いた。..
 
 係員は頭を庇うようにして日誌での攻撃に耐えている、当然、反撃など出来る訳も無い。
 
 「一体何やってたんだ・・・誰も監視を付けていなかったのか?」
 「い、いえ、私と主任の前で突然消えました。」
 
 「ばかか、おまえ、人が突然消えるなんてあるか?、さっき容疑者確保の発表を行ったばっかりだぞ、すぐにマスコミが来るし記者会見も始まる。どうするつもりだ・・・」
 「・・・・・」
 
 「・・・すいません、逃げられちゃいましたなんて通用すると思ってるのか?」
 (あぁ、駄目だ・・俺は来春、県警本部へ栄転するはずだったのにこれじゃ栄転どころか島流しされかねない、なんとしても捕まえて・・・いや、捕まえるだけでは駄目だ・・・残りの生徒を全て保護でもしなきゃ失点は取り返せない)
 
 「手の空いてる科員は全て集めろ、非番の奴らもすぐに招集して捜査に当たらせろ、いいな、すぐにやれ」
 「はい」
 
 所轄署には対策本部が設置されてはいたが、3ヶ月経った今、名前だけで県警本部からの人間は引き上げていて事実上、所轄の2名だけが捜査に当たっている状況だった。
 県警は容疑者確保の知らせで県警本部から急遽、捜査員が送られてくる事になっていた・・・
 
 □■□ 悠人の入院する病院 □■□
 ♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*゚♪
 
 悠人は念のために検査入院させられていた。
 
 悠人の病室に転移した・・・悠人の病室には両親がいた。。。。
 
 「あ、あんた誰だ?、どこから?、どうやって?、マスコミか?出て行ってくれ・・・警察を呼ぶぞ!!」
 「いやぁ~警察はよしてくれ、今警察から来たんだが・・・」
 
 「父さん、待って、この人がさっき話した助けてくれた領主様だよ。」
 「密入国した俺たちをほんとは殺されてもおかしくなかった所を大事に扱ってくれてこっちの世界に連れ戻してくれたんだ・・・」
 
 「領主様、警察につれて行かれたと聞きましたが、やっと解放されたんですか?」
 「嫌、もう埒があかないから勝手に転移してきた。俺を拘束するなんて不可能だからな。..」
 
 「ハハハ、そうですよねぇ、、転移魔法が使えるなら拘束なんて出来るはずも無いですから・・」
 悠人はそう言うとベッド脇の棚の引き出しから封筒を取り出して渡した・・・・
 「約束の代金です。」
 
 「ん、用意出来たんだな、はい、貯金をおろしました。」
 「そっか、分かった。」
 
 そうすると父親が封筒を差し出してきた・・・
 「これは息子を連れ帰ってきてくれたお礼と色々とお世話頂いた様なのでその経費として受け取って下さい。」
 
 俺は悠人から受け取った封筒を帰しながら・・・
 「悠人、自分の力で用意出来たのならそれでいい・・・無論、親に拗ね囓ってもいい、出所がどうであろうと自分で用意して欲しかっただけだ・・・用意出来たのなら金はいい、また貯金しておけ・・・」
 「しかし・・・」
 
 「俺に逆らうのか?」
 ほんの少しだけ威圧を掛けていった。
 
 「分かりました、有り難う御座いました。」
 
 「じーーーーー、じーーーー」
 「じーーーーー、じーーーーー、じーーーーー」
 「じーーー、じーーーー、じーーーー、じーーーー、じーーーー」
 
 先程から異様なほどの視線を感じていた・・・後にいる母親だとは分かっていたし悪意は感じていなかったので特に警戒はしていなかったが・・・
 
 「転移魔法が使えるんですよね、他の火属性や他の属性の魔法も使えるんですか?」
 「はっ、はぁ・・・・つかえますが・・・」
 悠人のお母様は目をキラキラさせて俺を見つめている。..なんか、希望に応えないと行けない雰囲気だなぁ・・・
 
 俺は手のひらに水球を出して見せた・・・・
 「室内で火球を出すのは危ないですからね、水で我慢して下さい。」
 
 「うわーーーっ、凄い、凄いわ、ねぇあなた見て魔法よ。キャーッ素敵だわ!!」
 悠人のお母さんは30代後半から40代前半ってところだろうが、10代の娘の様なはしゃぎっぷりである。
 普通は魔法を見ると驚くのが一般的だ・・・その点、父親は期待通り驚いている。まあ、これが普通の反応だ・・・しかし悠人の母親は喜んでいる・・・なんでだ?
 
 堪らなくなったのか悠人が言った。
 「母さん、恥ずかしいから止めてくれ・・・」
 
 「あら、悠人ちゃん、魔法よ、”ま・ほ・う”、初めて見るのよ、素敵じゃない・・・私、ずーーと魔女にあこがれてたの!!」
 
 悠人はうなだれている。..
 (あぁ~母さんの悪い癖が出た・・・恥ずかしい・・・)
 
 「領主様、リナ達はどうなります?」
 「あぁ、もう、面倒くさいから明日連れてくるよ、金はもう要らない、お前の気持ちは分かったからな。.」
 「そうですか、済みません、何から何までお世話になった上にこんな事になって・・・」
 「お前のせいじゃ無いさ、それに予想していた範囲だからな。..」
 
 「じゃ、お母さんのおっぱいでも貰うんだな・・」
 俺が笑いながら言うと
 「もう、何十年ももらってません・・・」
 (おい、おい、冗談だってば、そうまじめに怒るなよ・・・)
 
 「長居して警察が来ると厄介だ俺はそろそろ帰るよ。」
 「ちょっとお待ち下さい。」
 ん、悠人の父親が待ったを掛けた。..
 
 「まだ、何か?」
 「息子の恩人を誘拐犯の容疑者のままにはして置けません、残りの3人はあと数日待って貰えませんか、その間に私が疑いを晴らしておきますので・・・」
 「あっ、気にされなくて良いですよ。私はこの世界の人間ではないので・・・」
 
 「そういう訳には行かないのです、このままでは恩を仇で返すことになってしまいます、このままでは相馬家の当主として末代まで笑いものです。どうか数日の猶予を下さい。」
 どうやら悠人の家は家柄のしっかりとしているようだな、昔の貴族の家系だったのかも知れないなぁなんて考えていた・・・
 
 「わ、分かりました。では、3日後また、えっと3日後の朝、悠人の居る場所に転移して来ましょう」
 「宜しくお願いします。」
 「では、これをおいておきましょう・・」
 俺はテーブルの上にひとつの魔石を置いた。
 
 「これは何ですか?」
 「これは魔石です、魔石は魔物の体内でつくられる物で倒した魔物から取り出した物です。」
 「ただ、これは只の魔石ではなく、魔石に転移の魔法を付加させて有ります。元々、こっちでの説明用に準備してきたのもですが使う機会がありませんでしたからおいていきます。」
 「これを足下に投げつけて下さい、右側3m離れたところに転移します。使う際は転移先に物がないところを選んで下さいね。壁の中とかは転移出来ませんので・・・」
 
 「分かりました、では、あずからせて下さい。」
 (マスコミに転移を証明するのに役立つだろう・・・これを借りていれば納得する物も多いはずだ・・)
 「では、これで失礼します。」
 
 「ちょっとお待ち下さい!!」
 「はぁ?、まだ何か?」
 帰ろうとすると今度は悠人の母親に呼び止められた。
 
 「あのう私を向こうに連れて行って下さい。」
 「・・・はい?・・・」
 
 「また、3日後、此方に来られる訳ですよね。出来ればその間、わたしも向こうの世界を見て来たいんです。」
 「これは興味本位などではなく、親として子供の行った場所の検証と他の子供の保護に当たる為です、決して安易な考えではありません。」
 
 「おまえ、お前まで行かなくてもいいだろう・・・」
 父親の方は母親を止めようとしている。
 
 「あなたは悠人の事が心配じゃないんですか?」
 「心配さ、心配だがこうやって無事に帰ってきてるじゃないか、おまえが行けば今度はお前が心配だ。」
 
 「私は大丈夫です、良いですわね、あなた。」
 悠人の母親は父親に命令するかのような口調で言い切った。
 「はい・・・」
 
 「すいません、これはもう、言い出したら聞かないのでお願い出来ますか?」
 うなだれて諦めたような口ぶりで話す父親を見て、俺は奈津の顔が浮かんだ・・・何処も男は大変なんだなぁと同情してしてしまった。」
 
 「お父様も大変なんですねぇ・・・、分かりました、3日間、責任を持ってお預かりしましょう」
 
 「わっ、ほんと、私も異世界に行けるのね!!、ファイヤーアローとか使ってみたいわー」
 「ん、ごほっ・・私なんて事を・・・冗談ですから気になさらないで下さいね。」
 
 「では、やはりこれは受け取って下さい。妻の滞在費とご迷惑料と言うことで・・・」
 先程、突き返した封筒をまた、差し出してきた・・・
 
 まあ、父親の方にも家長としての面子を有るんだろうとおもって受け取る事にした。
 
 「分かりました、そこまで言われるのなら・・・お預かりします。」
 (ま、生活は裕福そうだし、問題ないかな・・・)
 
 悠人が俺に耳打ちしてきた・・・母さんはラノベが好きで読むだけではなく書いてるほどそっち系なんです。
 あぁ。。成る程、納得が行った。
 
 「まあ、お母さんが来られた方が残ってる3人も安心するでしょうから都合が良いです。」
 「では、早速行きましょうか?、あまり時間もありませんし・・・」
 
 「そうですわね、本来なら家に帰って色々準備したい所なんですが、そんな余裕はないですわね。」
 「記憶を頂ければ直接家の中へも飛べますから、一旦自宅へ戻ってそこから飛べますよ。」
 「では、お願いします。どうしたら良いですか?」
 
 「簡単ですよ、手を握ってから行きたい部屋の中を出来るだけ具体的に思い出して下さい。」
 「はい」
 
 手を差し出してきたので母親の手を握る。ちょっと恥ずかしいが、悠人の母親の方には一切の躊躇いが無いみたいだ・・・平然とぎゅって握ってきた。
 
 「はい、OKです。では、飛びます。」
 
 その場から二人はきえた・・・
 
 「おーーーっ、信じてはいたがこうやって目の前で見ると驚くなぁ・・・」
 
 「付いた場所は30畳以上はあろうかと思われるリビングだった・・」
 「すぐ、飲み物をお持ちしますね。ここでお待ち下さい。」
 そう言うと、母親は部屋を出て行った。
 
 「五分ほど待っているとメイドさんと思われる人がジュースをケーキを持ってやって来た。」
 「コーヒーも用意しておりますので、宜しかったらコーヒーでも紅茶でも好きな方をおっしゃって下さい。
 」
 「じゃ、後でコーヒーをアイスでお願い出来るかな?」
 「はい、畏まりました。」
 
 メイドはそう言って、一礼すると出て行った。
 (日本でメイドのいる家庭は少ない方だろう・・・悠人の家は裕福なんだなぁ・・と思いつつケーキを食べながら待っていた。)
 
 約一時間近く待っただろうか?、母親が現れた。...
 こ、コスプレ?、悠人のお母さんは魔女の格好をしてやって来た。..ローブまで掛けて、オイ、オイ、杖まであるぞ・・・
 マジかよ?、俺は頭が痛くなってきた・・・
 
 「では、異世界へ行きましょうか?」
 俺は力なく誘った。
 「はい、お願いします。」
 
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