31 / 116
第二章 始動
【降臨】
しおりを挟む
【降臨】
時は深夜の子の刻、真夜中の頃、イルメニア王国、王宮の国王の寝室では国王テオドール・ファン・ベルーナが王妃、ラリッサと就寝中だった。
当然、ドアの外には近衛兵が立ち番をしている。
そんな部屋の一室の片隅が光り出した・・・ゴルフボールほどの球体は輝きと供に大きさを増してゆく・・・
「ん・・・っ、まぶしい・・」
「ひっ、なに?、あなたちょっと起きてよ!!」
先に光に気づいた王妃は恐怖におののきながらも国王を揺り起こす。
「な、なんだ、騒々しい・・・おっ・・な、なんなんだ・・・」
二人は抱き合い、部屋の隅の光が大きくまぶしくなっていく様を近衛兵を呼ぶのも忘れてあっけに捕らわれながらも見つめていた。.
光が収まってくるとそこには人影があった。
不思議と心は落ち着いており怪しさは感じずむしろ神々しささえ感じていた。
国王は直ぐに神もしくは神域の者だと悟った。
ベッドを下りて王妃と供に平伏した。
「我は亜神であり世界神、ネトナスです。」
「イルメニア国王、テオドール・ファン・ベルーナへ天啓を申し渡す。」
「今は国は乱世を兆しを見せています、こまま放置すればこの国だけで無くこの世全体が戦乱と化し、その後は魔物の世界となり最後には世界は終わりを告げるでしょう。」
「国王よ不正、腐敗を但し、国を正しき方向へ導きなさい。」
「はっ、ハハーーッ、確かに承りました、必ず仰せの通りに致します。」
国王は平伏したまま返答したが、実際問題としてどう動けば良いか分からなかったが、世界神の前でそんな事は言えない・・・
ただ、汗を流しなら平伏するので精一杯だった
王妃は平伏するのもやっとで気を失う寸前になっていた・・・
「良いでしょう、では、使徒を使わします。この者と相談して必ずや達成する事を望んでますよ。」
世界神はそう言うと、消えていった。
世界神の神威が消えてやっと頭を上げる事が出来た国王はそこに一人の青年が立っているのを見た。
白いローブをまとい、銀髪、碧眼の神威をまとった青年
「そ、そなたは・・・」
国王は立っている青年に訪ねた。.
一見、普通の貴族にも見える青年だが体から発している神威は神域の者である事がうかがえる。
「私は世界神の使徒、ルーカス・ハミルトンです。」
「亜神ではありますが、神ではありませんので、そう堅くならずに・・・あっ、王妃様、頭をお上げ下さい」
「はい、恥ずかしい格好で申し訳ありません、服をまとって宜しいでしょうか?」
「これは失礼しました、どうぞ、服を着られて下さい」
王妃は下着の上に透け透けのネグリジェを着ていた。..流石に恥ずかしかったのだろう、ソファーに掛けてあったガウンを着てからまた、床に座った。
「今日は顔見せだけのつもりです、明日、城の正門からお昼に出直しますのでその時にでも今後の話をしましょう、宜しですか?」
「はい、近衛兵にはきちんと通達を出しておきますので、お待ちしております」
「では、明日、また参ります。」
使徒はそう言い終わるとすぅっと消えていった。
「はぁ・・・・びっくりした・・・世界神から直接神託を頂けるとは思ってもみなかったわい。」
世界神と使徒が去った後、国王は崩れるように足を投げ出して座り直した・・・
「あなた・・国王様、私、まだ震えが止まりませんの・・・」
「あぁ・・凄かったな・・・」
「でも、光栄な事ですわ、今まで歴代の国王でも直接、ご神託を頂けた国王はいないのではありませんか?」
「あぁ、、そうじゃな、初めてかも知れん」
国王はそう言うと、あごを撫でながら考えていた。..
(直接の神託だけでも初めての事、さらには使徒まで使わされるとはよほどの事、今回の件、絶対に間違ってはならん、恐らく間違えば命は無いだろう)
「あなた、歴代の国王としても特に名を残す国王となれますわ、次代もその世代にも引き継がせて盤石な国作りを頑張って下さいませ」
国王と王妃はベッドに入りながら明日の事を話していた。
。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。
□■□ 翌日 □■□
王城の門番に国王陛下への謁見を申し込む
「ご予約はありますか?」
国王への謁見を申し込むと20歳ぐらいの衛兵が予約の有無を確認してきた、もう一人の衛兵はこちらの斜め後ろに回ってきた。..恐らく不審者への対応マニュアル通りの動きなんだろうと思いながらも特に慌てずに、予約をしてある事を伝えて名前を告げる。
「確認を取りますので暫くお待ち下さい。」
中にいた衛兵の中で一番若そうな衛兵が王城内に走って行くのが見えた。恐らく確認に行くのだろうが電話一本有れば楽だろうにと思う、うーん、電話を売り込むのも良いかも知れない。などと考えていると、先程、走って行った衛兵が戻ってきた。
「お待たせしました、ご案内しますので付いてきて下さい。」
衛兵に言われて後を付いて行く...暫く歩くとある一室の前に来た。
「こちらです、私はここまでしかご案内出来ません、後はご自身で入室して下さい。」
衛兵はそう告げると、足早に去って行った。
部屋をノックすると「どうぞ!」と返答があったので部屋に入るとそこは謁見のまでは無く普通の一室だった。
部屋には国王と王妃、宰相が床に平伏していた。
「ふぅ、取り敢えず、そのままじゃ話し合いにならないので、イスにおかけになって下さい。」
国王と宰相は多少は戸惑いながらもソファーの横に向かった。
ソファーには座った者のこちらを警戒と言うか煩慮 のまなざしでこちらの様子を伺っている。
(宰相:この男が陛下の言った亜神で世界神の使徒かぁ、どう見てもその辺の平民にしか見えんが・・・陛下の言う通り光の中から世界神と供に現れたというのなら間違いはないだろう。)
「取り敢えず、そう畏まられると話になりません、私は今は辺境伯の次女の従者をしておりますので、公式、非公式供に従者として対応して頂いて構いません。」
「分かった、お主がそう言うのであればあえて、礼節は無しにさせてもらおう。」
国王と宰相は改めてこちらをむき直した。
「最初に私は今後、いろんな商業活動を行っていきますが、その辺は無条件で認めてもらいたい、今後この世界の発展に寄与する事となりますので・・・ただ、勘違いして欲しくないのは直ぐにという訳では無く100年後とか長いスパンでの話になります。」
「次に、目に余る不正は正さなければなりません、まず、取りかかりはランドル家の傍若無人振りは目に余りますので取りつぶしましょう。」
「ランドル家の悪行は目に余るのはわしの耳にも届いておるが、何せ領内の事、証拠も無い事には手の打ち所が無いのです。」
金剛石での利益にものを言わせて貴族にもシンパを作りつつあるあのブタ男はさっさと潰したい、しかしこんな状況下でどうやって潰す、儂と言えど無茶振りはできんからしっぽを出すのを待っているが、なかなか知恵が回る男でしっぽはださん。
「今度、辺境伯が金剛石を献上する事になっているのはご存じでしょう、それを利用します。」
「あぁ、それは知っておる、別に金剛石で無くても良かったんだが名、まあ、成り行き状そうなってしまっただけなんじゃが...それをどう利用するんじゃ?」
「そちらでして頂く事は、殆ど有りません、こちらで全て準備しますので後は陛下に捌いて貰えれば問題はありません。その裁きの内容ですが・・・」
「クリストフ男爵は、処刑、男爵の息子達は鉱山奴隷に女性陣は私に犯罪奴隷として下げ渡して下さい。
金剛石鉱山は王家の直轄鉱山として運営はカトラス領のルーク侯爵にお任せ下さい。なお、金剛石の流通に関しては王家の専売品として王家の指定業者以外で卸を禁じて下さい。
これは、今後、金剛石の価格をある程度、維持させるためには絶対必要です。
この件の功績として辺境伯の次女アメリアを子爵に叙爵して下さい、領地はアルデンヌ領を封土して下さい。
ま、今回はこんな所です。」
金剛石鉱山を王家直轄と聞いた国王は随分と機嫌が良さそうにしている。
「大方問題は無いが、アルデンヌ領をアメリアに封土するのは難しい、領地はそんな簡単に取り上げられんぞ」
国王は金剛石鉱山の件でご機嫌だが、宰相がアルデンヌ領の事で頭を抱えている。
(無理矢理取り上げればへたすれば内乱が起きる、男爵ならまだしも公爵だからなぁ・・・まあ、王位継承権は無いとは言えかなり難しいが、使徒様はどうするつもりだ)
「アルデンヌ領のオットー公爵は男爵の最大の支援者で同罪だ...」
「事前に指示はするが基本的には金剛石を献上の時に片付けようと思っている。」
「証拠の方は既に私の部下が調査に入ってますので心配はないですよ。」
「また、必要であれば連絡します、そちらから連絡の必要がある場合はこの玉を床に投げつけて割って下さい。その場所に来ます。」
「これを割れば居場所が分かるのか?」
「そうですね、その玉を割ると私の方に位置が伝えられますので直ぐに駆けつけますよ。」
そう、告げるとその場から転移で辺境泊邸へと戻った。
陛下、金剛石鉱山を王家の直轄領にする事が出来れば予算上楽になると予想出来ますなぁ・・金剛石を専売品にするのは良く分かりませんが・・・それほど国内で需要があるのかは難しいと思いますが・・・。
♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪
2018/09/15:誤字、脱字、誤用の修正をしました。
♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪
時は深夜の子の刻、真夜中の頃、イルメニア王国、王宮の国王の寝室では国王テオドール・ファン・ベルーナが王妃、ラリッサと就寝中だった。
当然、ドアの外には近衛兵が立ち番をしている。
そんな部屋の一室の片隅が光り出した・・・ゴルフボールほどの球体は輝きと供に大きさを増してゆく・・・
「ん・・・っ、まぶしい・・」
「ひっ、なに?、あなたちょっと起きてよ!!」
先に光に気づいた王妃は恐怖におののきながらも国王を揺り起こす。
「な、なんだ、騒々しい・・・おっ・・な、なんなんだ・・・」
二人は抱き合い、部屋の隅の光が大きくまぶしくなっていく様を近衛兵を呼ぶのも忘れてあっけに捕らわれながらも見つめていた。.
光が収まってくるとそこには人影があった。
不思議と心は落ち着いており怪しさは感じずむしろ神々しささえ感じていた。
国王は直ぐに神もしくは神域の者だと悟った。
ベッドを下りて王妃と供に平伏した。
「我は亜神であり世界神、ネトナスです。」
「イルメニア国王、テオドール・ファン・ベルーナへ天啓を申し渡す。」
「今は国は乱世を兆しを見せています、こまま放置すればこの国だけで無くこの世全体が戦乱と化し、その後は魔物の世界となり最後には世界は終わりを告げるでしょう。」
「国王よ不正、腐敗を但し、国を正しき方向へ導きなさい。」
「はっ、ハハーーッ、確かに承りました、必ず仰せの通りに致します。」
国王は平伏したまま返答したが、実際問題としてどう動けば良いか分からなかったが、世界神の前でそんな事は言えない・・・
ただ、汗を流しなら平伏するので精一杯だった
王妃は平伏するのもやっとで気を失う寸前になっていた・・・
「良いでしょう、では、使徒を使わします。この者と相談して必ずや達成する事を望んでますよ。」
世界神はそう言うと、消えていった。
世界神の神威が消えてやっと頭を上げる事が出来た国王はそこに一人の青年が立っているのを見た。
白いローブをまとい、銀髪、碧眼の神威をまとった青年
「そ、そなたは・・・」
国王は立っている青年に訪ねた。.
一見、普通の貴族にも見える青年だが体から発している神威は神域の者である事がうかがえる。
「私は世界神の使徒、ルーカス・ハミルトンです。」
「亜神ではありますが、神ではありませんので、そう堅くならずに・・・あっ、王妃様、頭をお上げ下さい」
「はい、恥ずかしい格好で申し訳ありません、服をまとって宜しいでしょうか?」
「これは失礼しました、どうぞ、服を着られて下さい」
王妃は下着の上に透け透けのネグリジェを着ていた。..流石に恥ずかしかったのだろう、ソファーに掛けてあったガウンを着てからまた、床に座った。
「今日は顔見せだけのつもりです、明日、城の正門からお昼に出直しますのでその時にでも今後の話をしましょう、宜しですか?」
「はい、近衛兵にはきちんと通達を出しておきますので、お待ちしております」
「では、明日、また参ります。」
使徒はそう言い終わるとすぅっと消えていった。
「はぁ・・・・びっくりした・・・世界神から直接神託を頂けるとは思ってもみなかったわい。」
世界神と使徒が去った後、国王は崩れるように足を投げ出して座り直した・・・
「あなた・・国王様、私、まだ震えが止まりませんの・・・」
「あぁ・・凄かったな・・・」
「でも、光栄な事ですわ、今まで歴代の国王でも直接、ご神託を頂けた国王はいないのではありませんか?」
「あぁ、、そうじゃな、初めてかも知れん」
国王はそう言うと、あごを撫でながら考えていた。..
(直接の神託だけでも初めての事、さらには使徒まで使わされるとはよほどの事、今回の件、絶対に間違ってはならん、恐らく間違えば命は無いだろう)
「あなた、歴代の国王としても特に名を残す国王となれますわ、次代もその世代にも引き継がせて盤石な国作りを頑張って下さいませ」
国王と王妃はベッドに入りながら明日の事を話していた。
。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。
□■□ 翌日 □■□
王城の門番に国王陛下への謁見を申し込む
「ご予約はありますか?」
国王への謁見を申し込むと20歳ぐらいの衛兵が予約の有無を確認してきた、もう一人の衛兵はこちらの斜め後ろに回ってきた。..恐らく不審者への対応マニュアル通りの動きなんだろうと思いながらも特に慌てずに、予約をしてある事を伝えて名前を告げる。
「確認を取りますので暫くお待ち下さい。」
中にいた衛兵の中で一番若そうな衛兵が王城内に走って行くのが見えた。恐らく確認に行くのだろうが電話一本有れば楽だろうにと思う、うーん、電話を売り込むのも良いかも知れない。などと考えていると、先程、走って行った衛兵が戻ってきた。
「お待たせしました、ご案内しますので付いてきて下さい。」
衛兵に言われて後を付いて行く...暫く歩くとある一室の前に来た。
「こちらです、私はここまでしかご案内出来ません、後はご自身で入室して下さい。」
衛兵はそう告げると、足早に去って行った。
部屋をノックすると「どうぞ!」と返答があったので部屋に入るとそこは謁見のまでは無く普通の一室だった。
部屋には国王と王妃、宰相が床に平伏していた。
「ふぅ、取り敢えず、そのままじゃ話し合いにならないので、イスにおかけになって下さい。」
国王と宰相は多少は戸惑いながらもソファーの横に向かった。
ソファーには座った者のこちらを警戒と言うか煩慮 のまなざしでこちらの様子を伺っている。
(宰相:この男が陛下の言った亜神で世界神の使徒かぁ、どう見てもその辺の平民にしか見えんが・・・陛下の言う通り光の中から世界神と供に現れたというのなら間違いはないだろう。)
「取り敢えず、そう畏まられると話になりません、私は今は辺境伯の次女の従者をしておりますので、公式、非公式供に従者として対応して頂いて構いません。」
「分かった、お主がそう言うのであればあえて、礼節は無しにさせてもらおう。」
国王と宰相は改めてこちらをむき直した。
「最初に私は今後、いろんな商業活動を行っていきますが、その辺は無条件で認めてもらいたい、今後この世界の発展に寄与する事となりますので・・・ただ、勘違いして欲しくないのは直ぐにという訳では無く100年後とか長いスパンでの話になります。」
「次に、目に余る不正は正さなければなりません、まず、取りかかりはランドル家の傍若無人振りは目に余りますので取りつぶしましょう。」
「ランドル家の悪行は目に余るのはわしの耳にも届いておるが、何せ領内の事、証拠も無い事には手の打ち所が無いのです。」
金剛石での利益にものを言わせて貴族にもシンパを作りつつあるあのブタ男はさっさと潰したい、しかしこんな状況下でどうやって潰す、儂と言えど無茶振りはできんからしっぽを出すのを待っているが、なかなか知恵が回る男でしっぽはださん。
「今度、辺境伯が金剛石を献上する事になっているのはご存じでしょう、それを利用します。」
「あぁ、それは知っておる、別に金剛石で無くても良かったんだが名、まあ、成り行き状そうなってしまっただけなんじゃが...それをどう利用するんじゃ?」
「そちらでして頂く事は、殆ど有りません、こちらで全て準備しますので後は陛下に捌いて貰えれば問題はありません。その裁きの内容ですが・・・」
「クリストフ男爵は、処刑、男爵の息子達は鉱山奴隷に女性陣は私に犯罪奴隷として下げ渡して下さい。
金剛石鉱山は王家の直轄鉱山として運営はカトラス領のルーク侯爵にお任せ下さい。なお、金剛石の流通に関しては王家の専売品として王家の指定業者以外で卸を禁じて下さい。
これは、今後、金剛石の価格をある程度、維持させるためには絶対必要です。
この件の功績として辺境伯の次女アメリアを子爵に叙爵して下さい、領地はアルデンヌ領を封土して下さい。
ま、今回はこんな所です。」
金剛石鉱山を王家直轄と聞いた国王は随分と機嫌が良さそうにしている。
「大方問題は無いが、アルデンヌ領をアメリアに封土するのは難しい、領地はそんな簡単に取り上げられんぞ」
国王は金剛石鉱山の件でご機嫌だが、宰相がアルデンヌ領の事で頭を抱えている。
(無理矢理取り上げればへたすれば内乱が起きる、男爵ならまだしも公爵だからなぁ・・・まあ、王位継承権は無いとは言えかなり難しいが、使徒様はどうするつもりだ)
「アルデンヌ領のオットー公爵は男爵の最大の支援者で同罪だ...」
「事前に指示はするが基本的には金剛石を献上の時に片付けようと思っている。」
「証拠の方は既に私の部下が調査に入ってますので心配はないですよ。」
「また、必要であれば連絡します、そちらから連絡の必要がある場合はこの玉を床に投げつけて割って下さい。その場所に来ます。」
「これを割れば居場所が分かるのか?」
「そうですね、その玉を割ると私の方に位置が伝えられますので直ぐに駆けつけますよ。」
そう、告げるとその場から転移で辺境泊邸へと戻った。
陛下、金剛石鉱山を王家の直轄領にする事が出来れば予算上楽になると予想出来ますなぁ・・金剛石を専売品にするのは良く分かりませんが・・・それほど国内で需要があるのかは難しいと思いますが・・・。
♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪
2018/09/15:誤字、脱字、誤用の修正をしました。
♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪
0
お気に入りに追加
194
あなたにおすすめの小説
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
幼女と執事が異世界で
天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。
当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった!
謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!?
おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。
オレの人生はまだ始まったばかりだ!
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる