『覇王アンシュラオンの異世界スレイブサーガ』 (旧名:欠番覇王の異世界スレイブサーガ)

園島義船(ぷるっと企画)

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「翠清山死闘演義」編

363話 「琴礼泉の生活 その4『烽螺と炸加』」

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 火乃呼がダイナミックな鍛冶をやっている一方、人間用の武器の工場では若手の鍛冶師たちが静かに仕事をしていた。

 人間用が簡単というわけではないが、魔獣用の武具は素材勝負になるので無駄にはできず、微妙な調整も必要で若手には難しいという判断からだ。

 あまり魔獣に質の悪いものを出してしまうと、心証が悪くなることも考慮されてのことである。

 そして人間用の武具工場には、およそ十二人のディムレガンがいた。

 そのうちの一人が壮年の男性で、もう一人は里火子と同年代くらいの女性。それ以外はすべて十代から二十代前半の青年であった。

 壮年の二人は夫婦で工場の責任者も担当しているので、青年たちが剣や斧を打つたびに検分のために男性のもとに持ってくる。(その後に杷地火が最終チェックをする)


「まあ、まだまだ粗いところがあるが、ひとまずはいいだろう。もっと数をこなして経験を積むんだぞ」

「はい! がんばります!」


 鍛冶も他の物事と同じく、才能、丁寧、努力の順で質が良くなる。

 火乃呼のような天才は、自由に打っているだけでも良いものが打てるが、平凡な才能しかない者たちは、ひたすら真面目に努力を続けることで成長していく。

 当然ながら資質の高い人材の数は少なく、才能のある杷地火にしても丁寧な仕事を幼少期から百年以上続けたことで、ようやくあのレベルにまで至ることができる。

 それと同じく、ここにいる若い鍛冶師たちに課された修練は、ひたすら数をこなすことだった。

 よく一万時間の法則が取り沙汰されるが、実際にそれくらいの修練は当たり前にこなすべきだ。

 毎日十二時間を最低十年繰り返し、ようやく半人前。なんとなくわかってくるレベルに至る。その先にいくためには、さらに何十年もかけて熟練した感覚を養う必要があるのだ。

 それでも道は終わらず死ぬまで続き、世代を重ねるごとに全体の技術も上がっていく。受け継ぐことで技術が継承されるからだ。

 ディムレガン自体は何千年も前に生まれた種ではあるが、アズ・アクスとして集まったのは、グラス・タウンが出来た千年以上前である。

 それを考えると最低千年の伝統がある老舗といえる。蓄えられた技術も相当なものだろう。


「それにしても貯まったな」


 弟子たちが打った大量の武具を見つめながら、壮年の男性が隣の妻に呟く。

 広い工場の半分が武具の置き場になっており、そこだけ見ればゴミ山と勘違いしそうなほど雑多に積み上げられていた。

 量が多すぎて、もはや置き方にこだわる余裕もないのだ。


「そうですねぇ。外の倉庫にもたくさんありますし、こんなにたくさん、どうするんでしょう」

「一度打ったものは、溶かしても武具には使えないからな…」


 一般人やそれと大差ないレベルの鍛冶師が打ったものならば、一度作ったものを溶かして再利用することは可能だ。

 しかし、世界で一つしかない鍛気を持っている一人前の鍛冶師や、特殊な熱や炎を扱うディムレガンが打ったものは、二度と武具に再利用することはできない。

 強引にやってやれなくはないが、まともな武器にならないのだ。誰かが打ったものを他の鍛冶師が扱うことが難しいのは、これが最大の理由である。

 唯一魔石は取り外しと再利用が可能なので、やるとすれば芯を一から打ち直して、そこに魔石を移植するといった方法がある。今のところは、これが最適解であろう。

 そして、ここにはすでに『二万点以上の武具』が格納されている。

 鎧や盾、多少質の悪い失敗作(それでも人間の鍛冶師より上)を含めると、四万点に近い武具が存在していた。

 鉱物に関しては、もとから琴礼泉にあるものと猿たちに要求して持ってこさせるものがあるが、彼らがどこから鉱物を持ってくるのかは謎のままである。


「おばさん、これお願いしまっす!」


 そこに十代後半くらいの青年がやってきた。

 焦げ茶色に少し赤を混ぜた蘇芳すおう色の髪の毛を肩まで伸ばし、ピアスを付けている少しちゃらちゃらした男だ。

 ディムレガンだからといって髪型に決まりはないが、いかにも最近の若者といった雰囲気である。

 ただし、人懐っこい笑顔を浮かべているので印象は悪くない。大学デビューした近所の悪ガキ、といえばわかりやすいだろうか。


「はいはい、今度は上手く出来たかしら」

「なかなかいい出来じゃないかと思うんだよね! どうかな!」


 青年が持ってきたのは『服』で、いわゆるインナーシャツの部類である。

 女性はその服をじっと見つめると、火を取り出して炙っていくが、服が燃えることはなかった。

 それからナイフで何度も切ったり刺したりしても、やはり服が傷つくことはない。


「うんうん。ほつれもほとんどないし、糸の質も上がってきたわね。はい、合格ね」

「おっし! やったぜ!」

烽螺ほうらちゃんは筋がいいからねぇ。作るたびに上手くなるから、おばちゃんも見ていて楽しいわ」

「だよなー! 自分でもそう思うよ!」

「烽螺、ピアスは外せ。引っかかったら耳が千切れるぞ」


 はしゃぐ烽螺の耳に視線を向けながら、男性が注意する。


「えー、いいじゃんべつに」

「まったく、最近の若いやつらときたら怖さを知らない」

「まあまあ、烽螺ちゃんは貴重な『金属熱糸』の能力者なんですから。作るものも武器ではありませんし、大丈夫ですよ」

「おばちゃんの言う通りさ! 俺は貴重なんだぜ!」

「貴重なのはわかるがな…まだまだ里火子さんと比べたら貧弱な糸だ。お前は男なんだから何倍も修練しないと追いつけないぞ」

「わかってるって。だから毎日がんばっているんだろう? 将来有望な俺にじゃんじゃん期待してくれよな!」

「やれやれ、こいつはやる気だけはあるからな」


 烽螺の能力は、里火子と同系統の『金属熱糸』である。

 まだまだ未熟さが目立つために、能力も完全に同じというわけではないが、現在ディムレガンでこの力を持っているのは里火子と彼のみだ。

 男性のディムレガンでこの能力を発現することは珍しく、さらに稀少性が高い存在といえるだろう。

 おそらくは女が産まれにくくなった現状に『血が危機感を抱き』、男でもよいから能力が発現したものと思われる。(その分だけ出力が減ったようだが)


「あの…お願いします」


 そこにまた一人の青年がやってきた。

 年齢は烽螺と同じか少し下程度。

 やや小柄な好青年ではあるが、自信がなさそうな様子が表情からも伝わってくるので、全体的に薄暗い印象を受ける。

 彼はプレートアーマーを持ってくると、おずおずと男性に手渡した。


「うーむ…」

「……っ」

「ふむ…」

「っ……」


 壮年の男性の検分が続く中、青年はいちいち相手に反応して顔色をうかがっている。


「造りが甘いな。もう一度叩き直しだ」

「…そう…ですか。はい、わかりました…」


 結果、不合格。

 青年はかわいそうなくらい落ち込み、鎧を持って下がっていった。

 それを見た烽螺が男性に訊ねる。


「なんだよ、今のは駄目なのかよ? ぱっと見は悪くなさそうじゃん」

「見過ごせるものとそうでないものがある。今のは重さのわりに防御力が低く、造りにもムラがある。鍛気が弱いから素材に張りを出せんのだ。炸加さくかは腕は悪くないんだが、どうにも勢いがない」

「張りねぇ。俺のはどうなの?」

「張りは張りでも、烽螺ちゃんのは優しい張りね。着心地の良さを考えて縫っている感じがするわ」

「まあね。ざらざらしたら嫌だろ? ちゃんと裏地に使う金属糸は配分を変えてるんだよなー」

「ふふ、そうね。炸加ちゃんに足りないのは、そういうところかしらね」

「若いから技術が未熟なのは仕方ないが…もっと気持ちを出してほしいもんだな」


 男性は、工場全体の活気のなさを見てため息をつく。

 炸加だけではなく、他の鍛冶師にも意欲というものが薄れているのだ。それが作品にも如実に表れている。


「最近は若手があまり育っていない。アズ・アクスの質も年々落ちている」

「火乃呼さんがいるだろう?」

「あれは特別だ。逆に天才すぎて一般受けしない。売上の大半は普通の客だからな。我々のような凡庸な鍛冶師が下支えしなければ、いくら火乃呼といっても打ち続けることはできんよ」

「経営ってのは面倒くさそうだな。どこかにスポンサーとかはいないのかよ?」

「以前はハピ・クジュネ自体がスポンサーではあったが…彼らの言い分だけに従っていれば、こちらの質がまた落ちてしまう。簡単なものではないさ」

「こっちの言い分を全部受け入れてくれて、金だけを気前よく出してくれるスポンサーか。そんなのいないよな…。かといって猿じゃあな。金属は持ってきてくれるけど、こんな場所にいたら俺らまで猿になっちまうよ。娯楽がまったくないのはつらすぎるって」

「最近の若いもんは街に慣れすぎているからな。たるんどるぞ」

「おっちゃんだって、酒場がないのはつらいって、ぼやいていたじゃんか」

「そりゃまあ…な。酒場独特の雰囲気があるからなぁ」

「半裸の踊り子が好きなんだよな。えーと、何だっけ? なんとかパブだっけ? ストリップ?」

「ちょっ、おま! 何言って!!」

「あらあら、私に黙ってそんなことをしているなんて、いけない人ですね。はい、ジュウウ」

「あつううううううーーーい!」


 女性が、武具用の焼印を足に押し当てる。

 その行動に一切の躊躇がないのが怖ろしい。改めてディムレガンは女性のほうが強いと思い知るものだ。

 熱には耐性があるのですぐに立ち直った男性が、真面目な顔つきになる。


「お前たちの不安もわかるし、そのあたりは杷地火が考えているはずだ。我々はハピ・クジュネと完全に対立するために山に来たわけではない。少し距離を置く必要があっただけだ」

「やっぱり魔獣との戦争の話は本当なのか?」

「だろうな。あのフクロウの話だから話半分に聞いたほうがいいだろうが、猿神の緊迫した様子からしても間違いない」

「山にいる間に戦争が起きるって、俺たち運が悪すぎじゃね?」

「ふむ…たしかにタイミングが良すぎるな」

「なにその思わせぶりな言い方? 何か知ってるの?」

「あの時、杷地火が俺たちを山に連れてきた。どうして山だったのかと思ってな」

「山のほうが資源があるからだろう?」

「その通りではあるが、他の都市でもよかった。俺たちのような鍛冶師はどこに行ってもやっていける。そこの街の鍛冶師と揉める場合もあるが、それでもこれだけのプロの集団ならば受け入れたい都市も多いだろう」

「…言われてみるとそうだな。というか、他の都市でいいじゃんな。南部の都市はもっと発展しているんだろう?」

「そうだな。ただし陸路が危険な以上、船がないと向こうには行けん。ハピ・クジュネとしては我々を南には行かせたくないだろうから、船は出してはくれんさ」

「じゃあ結局、ここしかなかったってことか。グラス・ギースに行っても寂れてるしさ。あそこはマフィアで利権ががんじがらめって話も聞いたし、なまじ取り込まれると逃げ出せないのはここと同じだよな」

「うむ…。まあ、こんな場所にいると、いろいろと考えすぎてしまうのかもしれんな。この人間用の武器とて、単にお前たちの修行のためと考えればすっきりする。元手がかかっているわけじゃないから、利益は丸々こちらのものであることも大きい」

「とはいえ、さすがに少し飽きてきたよ。俺はちょっくら休憩してくるわ」

「ああ、気をつけろよ」

「村の外には出られないんだから、気をつけるもなにもないさ」


 そう言って烽螺は外に出ていった。

 ちょうど昼時ということもあり、それを見た他の若者たちも彼に続いていく。

 彼らのような若者には、娯楽がない村の生活は退屈なのだろう。



 烽螺が昼食を取り、適当にぶらぶらしていた時だ。

 村の北西側の一画で、見知った顔を見つける。


「よぉ、炸加じゃないか。何してんだよ」

「っ…ほ、烽螺…。びっくりした」

「お前な、短い付き合いじゃないんだから、そんなにびびるなよ。幼馴染だろうが」

「…だって、急に来たから」

「べつに約束していたわけじゃない。誰だって急に来るだろう」

「それはそう…だけど」

「相変わらず辛気臭いツラしやがって。お前もここの生活に飽きたのか?」

「僕は…どこに行っても同じだから」

「なんだそりゃ。悟りでも開いたのかよ?」

「そうじゃないけど……あっ、もう来ちゃった」


 炸加が森のほうを振り向いたので烽螺も見ると、そこには三匹の子猿がいた。

 大きさはチユチュ程度だが、明らかに種としての雰囲気が異なる。


「ん? あれは…猿神の子供? なんでこんなところに…」

「ちょっと待ってて」


 炸加は手に持っていた籠から木の実を取り出して、子猿たちに見せる。

 すると子猿たちは少しだけ警戒しながら村の中に入り、炸加の手から木の実を受け取って食べ始めた。

 ちなみにグラヌマの主食は木の実や果物であり、たまに肉を食べるといった草食寄りの雑食である。

 ただし人間の肉は食べず、チユチュといった猿型の魔獣の肉を食べる。これは他の猿を支配するための儀式的行為ともいわれているので、基本は木の実を好むと思っておけばよいだろうか。


「今日は剣も持ってきたよ。どうかな?」

「キキッ!」


 子猿たちは人間用の剣を手に取って遊び始める。

 まだまだ小さいので、これでも十分間に合うのだ。

 その光景を見た烽螺は、少し驚いた表情を浮かべた。


「すごいな、お前。いつグラヌマの子供と仲良くなったんだ」

「最初の頃、馴染めなくて…ここに座っていた時に子猿が見に来てたんだ。それで木の実をあげたら懐いちゃって。今日は烽螺がいたから少し警戒してたけど…」

「ふーん、グラヌマって大人になるといかつくなるけど、こうしてみると普通の猿だな。よし、ちょっくら剣で遊んでやるか。ほらほら、ガキども。かかってこい」

「あっ…駄目だよ」

「何がだ? グラヌマっていってもガキだろう? こんなのたいしたこと―――」

「キキッー!」

「こらお前ら! 三匹同時は卑怯だろう!?」


 侮った烽螺に、まさかの集団リンチが発生。

 あっという間にボコボコにされてしまい、大地にひれ伏す。

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