『覇王アンシュラオンの異世界スレイブサーガ』 (旧名:欠番覇王の異世界スレイブサーガ)

園島義船(ぷるっと企画)

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「翠清山死闘演義」編

359話 「琴礼泉への道」

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 侵攻開始、五十三日目。

 五重防塞を出立してから三日目。

 アンシュラオンたちは、ディムレガンがいるであろう『琴礼泉きんれいせん』に向かっていた。


「あとどれくらいで到着かな?」


 先頭を歩いているアンシュラオンが、後ろにいるロクゼイに話しかける。

 この中ではアンシュラオンがもっとも索敵能力に優れているため、できるだけ先行する形になっているのだ。

 しかし、その歩みは思っていたより遅い。


「このペースだと一週間といったところか。人数も多いからな」


 ロクゼイが背後を振り返ると、ぞろぞろと百名にも及ぶ人間たちが続いている。

 その陣容を改めて書くと、アルとマキを除いた白の二十七番隊と、赤鳳隊全員とロクゼイ率いる救出部隊。

 それに加えてグランハムとの連絡要員として、第三警備商隊長のモズと、その部下の小隊が二つだ。

 当然、これだけの数がいれば移動速度も遅くなるのは仕方がない。今進んでいる道も深い森の中であり、道中は基本的に起伏が激しい地形ばかりである。

 敵を発見した場合は数が少なければ即座に排除するものの、それなりの数の群れを発見すると大きく迂回するので、それによっても速度は落ちていた。


「こんなに悠長としていていいの? 大丈夫かな?」

「主にお前の部隊に気を遣っているつもりだぞ? 婦女子がいるのに無理はできんだろう」

「ごつい顔をして意外と紳士なんだよなぁ」

「ごついは余計だ。私は娘に愛される模範的な父親であらねばならないのだ」

「まあ、配慮してくれるのはありがたいよ。おっさんたちのペースだと、小百合さんとホロロさんは少し厳しいだろうしね。あとはアイラもか」


 小百合たちは魔石を使えば強いが、それ以外はまだ常人のレベルにある。険しい道が続くと、どうしても疲労が溜まっていくのは仕方がない。

 なぜかアイラもすぐ疲れるのだが、あれは単なる修行不足である。彼女に関しては甘やかすつもりはないので、疲れていても歩かせる予定だ。


「オレが言うのもなんだけど、おっさんたちだけで先行する手もあるんじゃない?」

「焦って敵の警戒網に引っかかるほうが問題だ。戦闘しながら連中を確保するのは難しいからな。たとえ遅れても、お前と一緒のほうが成功率は各段に上がるはずだ」

「そもそも琴礼泉にいない可能性もあるんじゃない? いなかったらどうするの?」

「絶対にいるとは限らないが、あえてそれ以外の場所に移動させるとも思えん」

「その根拠は?」

「魔獣たちがディムレガンを完全に信用していないからだ。多少ながら竜の血が入っているとはいえ、長らく人間の都市にいた種族だ。そう簡単に受け入れるとは考えにくい」

「でも、武器は作らせているよね?」

「そのあたりが試金石になっているはずだ。こちらの想定では『監視付きの軟禁状態』にあると思われる」

「拘束はしていないけど琴礼泉からは出さないってことか。無難な対応ではあるけどね。だったら相手も厳重に守っている可能性があるよね」

「そうだな。だから我々のような精兵が派遣されている。一番の懸念は、魔獣たちが彼らを殺してしまうことだ。これだけは絶対に避けたい」

「なるほど、オレたちが向かっているとわかれば強硬手段に出る場合もあるか。ますます敵に見つかるのはまずいね」

「そういうことだ。お互いにとって微妙な関係にあるのがディムレガンという存在なのだ」


 魔獣にとってみれば敵側に加担されるくらいならば、いっそのこと殺してしまったほうがいいだろう。

 ロクゼイが慎重な姿勢を見せているのは、こうした最悪の事態を防ぐためである。

 また、ここではアンシュラオンは知らないふりをしているが、スパイに死なれてしまうと鉱脈の在り方がわからなくなってしまい、改めて探索する膨大な手間が生まれる。

 その意味でも、まずは彼らが無事であることのほうが大切なのである。


(オレとしても彼らは無傷で保護したい。せっかくの優秀な鍛冶師を確保したいし、炬乃未さんとの約束もあるからね。最低でも杷地火さんと火乃呼さんだけは死守かな。あとはよくわからないから、その場で対応するしかないか。ただ、琴礼泉にいなかった場合が最悪だよなぁ)


「ほんとムカつく…最悪。最低」


 アンシュラオンが今後のことを考えている時、少し離れた背後から苛立った声が聴こえた。


「ユキネさん、どうしたのですか? もしかして疲れましたか?」


 不機嫌な声を出していたのは、ユキネだった。

 そんな彼女にサリータが話しかける。


「は? 私はあなたより強いんだから、この程度で疲れるわけないでしょ。ふざけてるの?」

「そ、そうですか。それは申し訳ありません。ユキネさんは強いですからね…」

「わかっているならいちいち言わないで。ほんと最低の気分よ」

「ちょっとなんだい、さっきから雰囲気も態度も悪いね。あんたのしけた面を見ていると、こっちまで辛気臭くなるじゃないか」

「べつに見てほしいなんて頼んでいないでしょう?」

「こっちだって好きで見たくないさね。固まって移動するしかないんだ。嫌でも目に入っちまうんだよ。少しは周りに気を遣いな」


 ベ・ヴェルも苛立った様子でユキネに当たるが、実際に五重防塞を出てからずっとこの調子なので、文句の一つも言いたくはなるだろう。

 サリータも不機嫌の理由がわからず、困惑した様子である。


「ユキネさんは、常に明るいイメージでしたが…」

「そんなの演技に決まっているでしょ。お客さんに見せる愛想笑いと一緒よ。だけど、そんなふうにやっていても追いつけないってわかったのよ。だから馬鹿らしくなってやめたの。あなたも見たでしょ?」

「見たというと?」

「あー、ほんと鈍いわよね。マキさんたちの戦いのことよ」

「ああ、そのことですか。見ました。すごかったですね」

「すごかったですね、じゃないわよ。それと比べて私たちは何なの? 私なんてワンパンよ、ワンパン。てんでお話にならないじゃない」

「それはマキ先輩を庇ったからでは?」

「それもあるわ。でもね、根本的な問題で『強さの次元』が違うのよ。戦力外になったあなたたちならわかるでしょ?」

「うっ…そこを抉りますか。まだ引きずっていたのに…」

「女々しい女だねぇ。だったらあんたも戦力外ってことじゃないのかい? 自分が悪いんだから、こっちに当たらないでほしいよ」

「私は女だから女々しくていいのよ。あなたたちは悔しくないの? 戦力外よ、戦力外。楽屋にすら入れない完全な外野よ」

「そんなことはわかっているさね! いちいちしつこい女だよ!」

「それとサリータさん、私のこと『さん付け』で呼ぶでしょ? なんで? 小百合さんたちは『先輩』でしょ? その差は何?」

「なんでと言われましても、一応年上ですし」

「一応ってのが気になるけど、その段階で私たちはまだ部外者なのよ。ここの差は、この前見た通りの差よ。単純に実力で劣っているってことなの」

「マキはともかく、小百合たちは魔石を使っているんだろう? あたしたちだって使えば強くなれるんじゃないのかい?」

「断言するけど、弱い人間が道具を使っても弱いままよ」

「…喧嘩を売ってるのかい?」

「そう思うなら自覚があるってことでしょ? 小百合さんだって一般人に見えるけど『エリート』なのよ。私たちとは力の方向が違うからわかりにくいけど、生まれた時から英才教育を施されているもの。スタートラインが違うわ」


 レマールという西側諸国における先進国生まれの小百合は、子供の頃から知識や武道において高度な教育を受けている。

 たとえば昔の日本人の識字率の高さを見て、外国が危険視したといわれているが、文字の読み書きができれば指令書を作ることもできるし、当たり前のようにやっている集団行動や物事にかける集中力も、幼い頃からの教育の賜物であるといえる。

 その段階で『荒野の私生児』として生まれたユキネたちは、最初から差をつけられているわけである。

 もちろん魔石は力を与えるが、あくまで共存して力を引き出すものである以上、当人の資質も極めて重要になるのは道理だろう。


「だったらどうすればいいんだい」

「それをずっと考えているんでしょう。この差を埋めるには生半可な覚悟じゃ駄目なのよ」

「なんだい、答えが出ていないのかい。それじゃどうしようもないね」

「うるさいわね。簡単にできたら苦労はないわよ」

「あはは、ユキ姉は意外と真面目なんだよねー。努力していないように見せて、裏で一番努力するタイプなんだよー」

「アイラも笑いごとじゃないでしょ! 何の役にも立っていないじゃない! それでどう座長を説得するつもりなの!?」

「ええええええ!? とばっちりだよー!?」

「私はね、どうせなら戦功を挙げて堂々と旅立ちたいのよ。このままじゃ終われないわ…。せめて名有りの敵将を一体でも仕留めないと…」

「あたしらだってそうさね。アンシュラオンになびいただけの女傭兵で終われば、結局は笑いものになっちまう」

「…そうだな。周りからはそう見られるだろう。外聞を気にしたくはないが、それでは悔しい」

「そういうのってさ、やっぱり運じゃないのかなー」

「運? 努力ではないのか?」

「サリータさんがどんなに努力してもさ、そういうチャンスが来るかは運でしょ?」

「それはそうだが…納得しづらいな」

「せっかくアンシュラオンに出会うっていう運が巡ってきたんだから、焦らずに待つのもいいんじゃない? どうせ努力は毎日するんだし、それ以外はどうしようもないじゃん」

「ふむ…」

「アイラの言うことも間違いじゃないねぇ。狩猟で結果が出るかは半分は運さね。そうなると、どうやって底上げしていくかっていう最初の話に戻るけどね」

「難題だな。人がいきなり強くなれるわけではないからな…」


 という会話が背後から聴こえてくるので、ロクゼイがアンシュラオンに訊ねる。


「なにやら騒いでいるがよいのか?」

「いいのいいの。ああやって女性同士は仲良くなっていくんだよ。男が下手に口出ししたら、それこそ火傷じゃ済まないからね」

「たしかにな。しかし、彼女たちの言い分もわからなくはない。お前たちの力はあまりに突出している」


 ロクゼイの視線は、アンシュラオンの隣にいるサナにも向けられる。

 いまだに「あの時」のことを思い出すと身体が震えてしまうのだ。


「しょうがないよ。これも生まれ持った資質ってやつさ。おっさんだって資質があったから、そこまで強くなったんでしょ?」

「その通りだが…まあ、今は頼もしいと思っておくとしよう」

「それがいいね。で、気づいている?」

「むろんだ。あっちの男も気づいているようだぞ」

「モズか。あの人もけっこう強いね」

「傭兵にしてはやり手だな」


 アンシュラオンは前を見たまま、意識を列の一番後ろにいるモズに向ける。

 昼でも夜でも黒いゴーグルを被った比較的若い男だが、ザ・ハン警備商隊の第三商隊長を務めるだけあって実力は確かだ。

 その彼も、さきほどから背後を警戒している。


「このままだと面倒だ。さっさと確認しよう」

「ああ、そうだな」


 アンシュラオンが立ち止まると、それを察した他の者たちも止まる。

 小百合がこちらに何か言おうとした瞬間には、すでにモズが動いていた。

 彼は数人の部下と一緒に背後に走ると、茂みの中に飛び込んでいく。


「みんなはちょっと待っててね。ホロロさんは警戒をよろしく」

「かしこまりました」


 それに続いて、アンシュラオンとロクゼイもモズを追って茂みに飛び込む。

 すでにアンシュラオンは、波動円によって何が起きているかを探知していた。

 茂みを出ると、そこには三人の人影と対峙しているモズたちがいる。

 モズは双剣を構えて相手を無言で牽制しており、相手側も武器を構えていた。


「はいはい、そこまでね。こんなところで『人間同士』の殺し合いは駄目だよ。オレは利益が出ない無駄なことは嫌いなんだからさ」


 アンシュラオンが間に入ると、モズは双剣を構えながら少し引き、相手側も武器を収めてこちらを見る。


「いやー、驚かせてすんません」


 そこには『郷弓ごうきゅうのアラキタ』がいた。

 その隣には、同じくハンターの『目奪いのジュザ』の姿もある。

 アンシュラオンたちをずっと尾行していたのは、彼らであった。


「二人ともどうしたんだ? お前たちはグランハムの指揮下にいるはずじゃないのか?」

「そういう命令ですけどね、どうせ死ぬなら自分が惚れた相手と一緒に戦って死にたいもんですわ。だから抜け出しました」

「オレと一緒にいたほうが、生き残る可能性が高いからじゃないのか?」

「まあ、そういう面もあります」

「素直なやつだな。で、ジュザのほうはどうした?」

「私は目玉が欲しいのです。猿がいいですけど、『赤い目』でもかまいませんよ」

「取れるものなら好きに取ってみればいいさ。その代わり、目をはめる場所もなくなるけどな」

「ふふ、冗談です。単にこっちのほうが面白そうと思ったにすぎません。熊の目はもう手に入れましたからね。あちらに未練はありません」


 どうやら二人とも、アンシュラオンと一緒に行きたいがゆえに抜け出してきたらしい。

 たしかにいつ死ぬかもしれない戦場である。特にハンターである彼らは単独で動くことが多く、生死も自身で決める個人主義者が多い。

 混成軍にしても、あくまで目的が同じだから共闘しているが、もともとは個人と傭兵団の集まりにすぎず、一緒に行動しなければいけない決まりはないのだ。


「なるほど。それはわかった。…で、このじいさんは誰だ?」


 アラキタとジュザは、人喰い熊討伐作戦でも一緒だったのでよく知っている。

 がしかし、その隣には老人もいた。

 しかも、なぜかパンツ一丁という異次元からの使者である。


「じいさん、それはないって。何か着ようよ」

「なんじゃ? わしの一張羅に文句でもあるのか? 男は黙ってフンドシじゃろうが」

「それ、フンドシなんだね。…知りたくなかったけど」


 じじい、まさかのフンドシ一丁である。

 それ自体は悪くないが、たるんだ皮膚にフンドシとは、個人的にこの世でもっとも見たくない光景の一つである。まだマッチョでムキムキのほうが許せるレベルだ。

 若干目を逸らしつつ、話を訊いてみる。


「それで、じいさんは誰なの?」

「わしは【魔物ハンター】じゃ」

「魔物って魔獣のこと? だったら普通のハンターでいいよね?」

「いんや、違う。魔物ハンターじゃ! 魔物ハンターといったら魔物ハンターなんじゃ!」

「つば! つばが飛んでるから!! ひいいいい!」

「なんで私の後ろに隠れる」

「無理無理無理。これは無理だって!」

「私だって無理だぞ?」

「おっさんだからいいじゃん!」

「おっさんだから!?」


 謎の理由でロクゼイの後ろに退避である。

 なんとも失礼だが、この状況では誰も責められない。アンシュラオンの対応は正しい!

 最大限の警戒をして回避できる間合いを生み出しながら、再度事情聴取を開始。


「でもさ、じいさんって今までどこにいたの? ハローワークの会場にいたのは見たかもしれないけど、それから見てなかったよ」

「わしはずっと隠れておった」

「ん? なんで?」

「魔物ハンターはな、『魔』を狩るんじゃ。標的が出るまで待っておったのよ、クカカカカ!」

「笑いかた、こわっ! その包丁も怪しすぎでしょ!」


 老人はパンツ一丁ではあるものの、身体中に紐を巻き付けており、そこには大量の包丁が括り付けられている。

 正直言って、真夜中に会ったら即座に通報ものである。ホラーゲームで山に出てきそうないでたちだ。


「魔って何?」

「ぶっちゃけるとお前さんみたいなものじゃが…まあ、今はそうでもないか。砦での戦いで現れた連中のことだと思えばよいぞ」

「見てたの?」

「魔を感じる力があるからな。そもそもわしがこの作戦に参加したのも、この山に魔の気配を感じてのことよ。それを狩るのが目的じゃな」

「うーん、わかったようなわからないような。つまるところ、じいさんも一緒に行きたいってことでいい?」

「そういうことじゃな。 お前さんには魔を引き付ける磁力がある。それに期待してのことじゃよ」

「そんなこと言われても、まったく嬉しくないけどね」

「わしは魔物ハンター、自慧伊じえいじゃ。Jでもよいぞ。よろしくな」

「Qが出たりJが出たり、ハンターってのはなんとも個性的な連中ばかりだよ。おっさん、どうする? なんかついてくる気だよ」

「我々は極秘作戦中だ。同行は拒否する」


 当然ながらロクゼイは拒否するが、アラキタたちは余裕の笑みを浮かべる。


「そんなこと言われても、わいらも勝手についていくだけや。なあ?」

「そうですね。命令される筋合いはありませんし」

「わしは獲物を狩りにいくだけじゃ。勝手にやるぞい」

「貴様ら! 我々に逆らったらハピ・クジュネから報酬が出なくなるぞ!」

「べつにそんなもん、最初からどうでもいいしな。それにグラス・ギースに賭けたんや。ハピ・クジュネは関係あらへん」

「私は珍しい眼球が手に入れば問題ありません」

「わしも魔が…」

「ええい! なんだこいつらは!!!」


 とことん個人主義者の彼らは、ロクゼイの威圧にも涼しい顔だ。

 そんな三人を見て、アンシュラオンも気が変わる。


「まあ、いいじゃないか。ここまで来れば機密もくそもないしね。それに、戦力は多いほうがいいだろう? オレが面倒を見るから連れていってもいいんじゃない?」

「…ふむ。勝手に動いて警戒網に引っかかるほうが面倒か。お前たち、ついてくるのならばこちらの指揮下には入れよ」

「へいへい、じゃあ決まりってことで」

「よろしくお願いします」

「腹が減ったの。飯はあるか?」


 三人は、ごくごく当たり前に列に加わっていく。

 そういった図太さがないとハンターなどやっていられないのだろう。


(やれやれ、アル先生と離れたと思ったら、またジジイと合流か。どうにもじいさんに好かれる傾向にあるみたいだ)


 こうしてアンシュラオンたちの琴礼泉への道は続く。


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