『覇王アンシュラオンの異世界スレイブサーガ』 (旧名:欠番覇王の異世界スレイブサーガ)

園島義船(ぷるっと企画)

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「翠清山死闘演義」編

342話 「血路 その2『繋ぐ想いを受け取る者』」

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 サンロ隊が決死の奮闘を見せたことで、危険と判断した剣舞猿将たちは集中して潰しにかかった。

 敵の攻撃は隊長のサンロにも多数向けられる。


(やべぇ、死ぬ!)


 剣舞猿将の攻撃は通常のグラヌマを数段上回る。これはかわせない。

 死を覚悟した時、そこにいくつもの雷撃が襲いかかって妨害。

 剣舞猿将の皮膚を焼いて怯ませた隙に、カンロ隊が飛び込んできた。


「サン兄、代わるぜ!!」

「カンロ…切り開け!」

「ああ、やってやるよ! ありったけの術符を使え!! 押し返すぞ!」


 カンロ隊は間を繋ぐバランス重視の部隊でもあるが、同時に比較的魔力が高い者たちが集まっている。

 今回彼らが使う武器は、グランハムたち同様に術符である。

 民間組織の警備商隊も使っているのだから、戦闘専門の軍隊が使うのは当然のことだ。

 左腕猿将の時は使う必要がなかったが、ここぞとばかりに大量の術符が投入されて剣舞猿将たちを追い込んでいく。

 グラヌマたちは鉄製の武具を着込んでいることもあり、特に雷撃は有効であった。

 カンロも魔力珠を使いながら、高火力の雷貫惇を何度も発射していく。

 しかしながら剣舞猿将も伊達ではない。

 その体躯と体力を生かして攻撃を『我慢』したまま、カンロ隊に襲いかかる。

 剣舞猿将が中に切り込み、剣舞を踊るだけで手がつけられない。一撃で二人は斬られてしまうので、あっという間に傷だらけだ。

 カンロも持ち前のセンスを生かして攻撃をいなすが、回避で手一杯になり魔力珠を破壊されてしまう。


(こいつら、頭がいいじゃねえか。いいところを狙ってきやがる)


 どうやら猿は魔力珠を知っているようだ。

 術符についても知識があるらしく、起動と起動との間に発生する隙に乗じて接近してくる上手さがある。

 グランハムが当たり前に連続起動をやっているので錯覚しがちだが、三つ同時に放つだけでも達人芸ということを思い出さねばならない。

 カンロ自身も隊員の海兵も、そこまで術符の扱いに優れるわけではないため、どうしても間ができてしまう弱点があった。

 こうなれば兄たちと同じく乱戦しかない。

 剣舞猿一頭を相手に、こちらは十人以上が対することで、かろうじて互角の戦いに持ち込むことができる。

 だが、カンロ隊は悪くいえば攻防どちらも中途半端。

 攻撃だけでは皮膚を傷つけるのが精一杯で、防御だけでは剣撃に耐えきれない。


「目や手足を狙え! 傷つけるだけでいい!」


 カンロが魔力散弾で敵の目を攻撃。

 怯ませている間に腕に剣を突き立てる。

 が、硬い。

 完全には刺さらずに、逆にカウンターでシールドバッシュをくらってしまう。


(なんだよ…この猿たち、アホみたいに強えよ。そりゃ山に手出しするなって言われるわけだ。とんでもない化け物じゃんかよ)


 猿神は強い。強いのだ。

 この群れだけでも第二海軍と大差ない戦闘力を持っているといわれるほどだ。弱いわけがない。

 それでもカンロは、耐え忍ぶ!


(俺は何歳になっても半端者だけどよ、それでも見捨てずにここまで引っ張ってくれたんだよ。あの人がいたから俺はここまでやれた! 楽しかったんだ。初めて努力する楽しさを教えてくれたんだ!)


 強い人間が、さらに努力するのは大変だ。

 周りが弱すぎるから、ついついその環境に甘んじてしまう。

 特にハイザクは恵まれた肉体を持っているからこそ、もっと慢心してよかった。

 それが、なんたる勤勉。

 彼が鍛練や筋トレを欠かすことは一日たりともなかった。カンロは最初、それをただ見ているだけだった。努力する意味があるのかと笑っていた。

 しかし、ハイザクはさらに強くなっていく。努力の数だけ成長していく。

 その姿が眩しかった。初めて心が奮えた。


(努力を馬鹿にするな。努力を馬鹿にするな! 届く、絶対に届く! 俺は―――届く!!)


「うおおおおおおおおおお!」


 カンロの剣気が輝きを増し、さきほどまでは刺さらなかった剣が―――ブスリ!

 剣舞猿将の腕に突き立てられる。

 カンロはそのまま二本目を抜いて鎧の隙間に突き刺し、敵の攻撃をかわすと同時に三本目を足に突き立てる。

 剣舞猿将の斬撃を紙一重、とはいかないが、肉を斬られながらもギリギリで回避を続けて、剣を突き立て続ける。

 剣がなくなったら、今度はぶん殴る。

 拳が放てないほど密着したら、しがみついて術符を張り付けて起動。

 自身ごと焼きながらも、爆炎で敵に火傷を負わす。

 ただただ一生懸命にやれることをすべてやっていた。


(あの子が…あんなに必死に。全力で立ち向かっておるぅうう!!)


 ギンロの目に、うっすらと涙が浮かぶ。

 今のカンロは才能に頼りながらも、強靭な意思をもってがむしゃらに立ち向かっている。努力によって培われた筋肉は、しっかりと彼を支えてくれる。

 努力は無駄ではない。

 無駄であるはずが―――ない!!


「今だ! じいちゃん! 俺らが防いでいる間に!!」

「っ…ギンロ隊、ハイザク様を囲んで突撃じゃ!」


 三兄弟が命をかけて作ってくれた道をギンロ隊が進む。

 敵は剣舞猿将だけではなく、残ったグラヌマも襲いかかってくるため、ギンロ隊も戦わねばならない。

 齢七十五のギンロは戦闘には不向きであり、この隊自体が連絡要員や準備担当といったサポート部隊なので、三兄弟の隊と比べると数段見劣りする。

 次々と兵が倒されていき壁が薄くなっていくが、彼らも動きを止めない。

 己が将を、第二海軍の希望を無傷で届けるために突き進む。


(あと少し! あと少しよ!)


「後ろから一頭来ます!」


 そこに一頭の剣舞猿将が背後から襲いかかってきた。カンロ隊を切り抜けてやってきた猿だろう。


「我ら全員で押さえ込む! 死ぬ気で耐えよ!」


 剣舞猿将が一撃を振るうごとに三人が切り伏せられていく。

 やはりギンロ隊では勝ち目がない。

 しかし、その身を挺して壁となる。


「ハイザク様!! 行ってくだされ! あなた様のために切り開いた道です!」


 見れば、そこには『血の道』が出来ていた。

 この道を作るために何人の海兵が傷ついたのか。死んだのか。

 まさに【血路】と呼ぶに相応しい血塗られた道だ。

 そこに一人の若き英雄が突き進む。

 後ろは振り返らない。それは彼らの決意を踏みにじること。

 誰が死んでも哀しまない。それが彼らへの礼節。

 だからこそハイザクは前に向かう。


 そして、その先にいたのは―――剣舞猿将すら小さく感じるほどの巨大な猿。


 白い毛に包まれた大きな身体は筋肉の塊であり、対する者を威圧して恐怖心を植え付ける。

 その顔は剣舞猿将をさらにいかつく鋭くした相貌で、猛々しい両目に加えて、額に三つ目の『破邪眼』が存在した。

 それだけでも異質だが、何よりも両腕がでかい!

 右腕猿将と左腕猿将の両方の力を宿したかのように肥大化した両腕には、『赤と黒の二本の大剣』を携えていた。


―――――――――――――――――――――――
名前 :グラヌマーロン〈剣舞猿王将〉

レベル:125/125
HP :17550/17550
BP :2890/2890

統率:SS  体力: SS
知力:AA  精神: S
魔力:A   攻撃: AA
魅力:B   防御: B
工作:A   命中: A
隠密:C   回避: A

☆総合: 第三級 討滅級魔獣

異名:破邪猿将
種族:魔獣
属性:闇、風、鬼
異能:突然変異体、破邪眼、王将の威風、聖剣化、集団統率、眷属支配、集団行動、剣質強化、豪腕剣舞、剣の達人、気迫、風耐性、物理耐性、斬撃耐性、即死無効
―――――――――――――――――――――――


 これが破邪猿将こと『グラヌマーロン〈剣舞猿王将〉』。

 特殊な魔神には劣るものの、威風堂々とした様相は三大ボスの一角に相応しい貫禄だ。

 こんな化け物とハイザクは、一対一で向かい合う。

 相手側も一騎討ちは望むところのようで、右手の大剣を向けると挑発的な視線を向けてきた。

 ボスの面子にかけて人間に負けるわけにはいかないのだ。


「…ん」


 言葉は通じずとも意味は理解できる。

 ハイザクは迷うことなく前に出ると、矛を振る!

 破邪猿将も右手の大剣で迎撃。

 互いの攻撃が激突した瞬間、凄まじいエネルギーが得物を通じて流れていき、行き場を失って外に流出。

 大地が抉れ、木々に亀裂が入り、大気が鳴く!

 両者は、一撃、二撃、三撃と力を試すように打ち合う。

 そのたびに周囲のものが吹き飛んでいくので、両陣営の兵が援護しようにも近寄ることもできない。

 『将 対 将』の一騎討ち。

 武人の世界では、飛び抜けた強者同士が出会うと必然的に発生するものであり、避けては通れない道だ。

 破邪猿将の右腕の筋肉がぼごんと膨れ上がり、一気に解き放たれて超高速の剣撃と化す。

 スピードが上がれば威力も上がる。それを強靭な筋力で支えれば、さらに破壊力が増す。

 猿は極めて単純なパワーで人間を叩き潰そうとする。

 普通の人間はまともに受けたりはしない。必死に転げ回ってかわすだろう。

 がしかし、黒い鎧を来た青年は真正面から―――受け止める!


「―――ッ!!」


 本気で放った一撃をハイザクは矛で止めた。

 彼の両腕の筋肉も肥大化しており、パワーでは互角であることを証明する。

 これには破邪猿将も驚いたようで、二度三度と繰り出すが、そのどれもをハイザクは止めていく。

 これは―――面白い!

 破邪猿将に思わず笑みがこぼれる。

 なぜならば同じグラヌマの一族においても、破邪猿将の攻撃に耐えられる者はいないからだ。左腕猿将たちとて、本気で打ち合う前から逃げ腰になって練習相手にもならない。

 だが、なぜかこの人間は自分を怖れずに立ち向かってくる。

 それどころか、押し込む!!

 ハイザクは最初から両手を使っているので、破邪猿将の片腕での攻撃だけではパワーが足りないのだ。

 まさか人間に押される日が来ようとは、『あの日』以来ではないか。

 ここで破邪猿将は、左手の大剣での攻撃を交える。

 両手で交互に剣を振るっているのに、その速度はどんどん上昇。

 リズムに乗って身体全体を使って踊るように放たれる『豪腕剣舞』は、その攻撃力だけにとどまらず、宙に美しい軌跡を描き出す。

 右手の赤い大剣によって赤い煌めきが生まれるたびに、大気は笛のような高音を奏で、左手の黒い大剣が黒い煌めきを生むたびに、大気を強引に叩き潰すことで重低音が鳴る。

 野性的だが規律的。

 自由奔放だが情熱的。

 その剣撃と音は、見る者と聞く者に果てない衝動を与え、駆り立てる。


(あれが破邪猿将…! なんという魔獣なのだ!)


 ギンロも破邪猿将を実際に見るのは初めてだ。

 最初はただのグラヌマの最上位種かと思っていた。大きくて強いくらいの認識でしかなかった。

 が、それはもう別物。

 人間の中に粗雑で下品な者と、洗練された上品な者がいるように、完全に別次元の存在だった。

 これぞ『王将の威風』。

 敵でさえ魅了してしまう【王の器】を持つ魔獣の戦い方である。

 そのうえ『剣の達人』スキルがあるため、剣の扱いに関しても申し分ない。マスカリオン同様に突然変異体として千年以上生きている経験もあって戦闘経験値も異様に高い。

 そんな猛撃にハイザクが圧され始めた。

 見たところハイザクのパワーは、破邪猿将の両腕の七割程度。片腕ならば押し勝てるが両腕で攻撃されると負けてしまう。


(本当に勝てるのか…あんな化け物に!)


 忠臣たるギンロでさえ、ほんの一瞬だけ不安がよぎる。

 ハイザクで勝てなければ、もはや海軍で破邪猿将に勝てる者は存在しない。ライザックやスザクでさえも不可能だろう。領主のガイゾックが自ら出てきても単独では難しいはずだ。

 この魔獣は、それだけの強さなのだ。

 しかし、しかしだ!


「…んんんっ!!」

「っ!? ハイザク様が…!」


 二十年以上ハイザクと一緒にいるギンロでさえ、「…ん」以外は聴いたことがない。

 どんなに厳しい筋トレをしている時も、海の底に無呼吸で何時間も潜っていた時も、ライザックと語り合う時でさえ、彼はそれ以上の言葉は発しなかった。

 彼はいつだって優しく穏やかで、静かな海そのものであった。

 だが、海には激しく荒れ狂う時がある。だからこそ潮が流れて世界の循環を促すのだ。

 今、この海は初めて荒れようとしていた。


「…んんんんんっ!!」


 ハイザクの筋肉が収縮を始め、破邪猿将と同じタイミングで引き絞り、解き放つ!

 相手が二撃放てば、こちらも二撃放つ。

 ただし、破邪猿将が両手の剣を使っているのに対して、ハイザクは一本の矛で戦っている。それで対応するには倍のスピードで叩きつける必要がある。

 ハイザクの矛が唸りを上げて加速していく。

 破邪猿将よりも速く、鋭く、そこに全身の筋力を乗せていく。

 こうなると一撃一撃はハイザクのほうが上となり、右手の大剣を―――弾くっ!

 続いて振られた左手の大剣も、同じようにフルスイングで―――弾く!

 いつの間にか破邪猿将のリズムが、ハイザクの攻撃のリズムに変わっていった。

 そして、ついに破邪猿将の両腕を弾き飛ばし、突き出した矛先が身体に命中!

 グラヌマの中でもっとも美しく、もっとも斬撃に耐性を持つ体毛が、ざくっと斬られて赤く染まる。

 ハイザクの攻撃が敵にダメージを与えた証拠である。


(な、なんと…! これがハイザク様の本気の戦い!? 今までは手加減されておられたのか! …いや、違う。あの御方はいつでも全力だ。だからこそ魅力的なのだ。ならば、今までは『敵が弱かった』のだ)


 虎が猫と戦っても本気にはなれない。相手が傷つかないように優しく撫で、優しく噛むだろう。

 ハイザクもそれと同じ。

 周りに自分の潜在能力を生かすだけの相手がいなかった。本気で殺しに来る敵がいなかった。

 それが今、破邪猿将という強敵を前にして燃えている!!

 生まれて初めて、彼の海は熱く―――渦巻いているのだ!


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