『覇王アンシュラオンの異世界スレイブサーガ』 (旧名:欠番覇王の異世界スレイブサーガ)

園島義船(ぷるっと企画)

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「翠清山死闘演義」編

326話 「人間の戦い その3『人の武』」

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「我々赤鳳隊は、生半可な覚悟で戦っているわけではありません。相手が誰であれ、それが物の怪の類であっても勝つだけの準備をしています。そして何よりも【犠牲心】がある。それが最大の強みです」


 鬼鵬喘が最初に攻撃を仕掛けた時、彼のチェンソーには『魔獣特効』の特効液が付与されていた。

 こちらは人間形態になっていることもあり、あまり効果を発揮しなかったようだ。

 そもそも魔獣形態は作り物の肉体のようなので、実際に竜になった際に効果があるかも不明である。

 ラーバンサーの場合は、単純な物理および人間用の毒液だったが、こちらも特に効果なし。

 クラマの場合は、『人間特効』の特効液を付与していたが、これも駄目。

 そして、本命のソブカの『竜種特効』が予想通り効いたわけだが、貴重な薬品は無駄遣いできない事情もあり、誰もが命をかけて他の効果を試していたのだ。

 そのために鬼鵬喘は幾多の骨折と内臓破壊を受け、ラーバンサーは身体を激しく焼かれて欠損し、ファレアスティも身代わりになった際に火傷を負っている。


「たった一撃を加えるために、これだけの犠牲を?」

「あなた方の価値基準はわかりませんが、どうやら理解できないようですね。やはり魔神は人間とは異なるようです。ならば覚えておくとよいでしょう。これが人間の戦い方ですよ」


 非効率で無駄が多く、結果に見合うだけのメリットも少ない。

 が、それでも人間は戦いをやめない。やめることができない。

 戦力外で残されたサリータたちとソブカたちの違いがあるとすれば、まさにこの犠牲を乗り越える力であるといえるだろう。自分ではなく仲間を犠牲にする覚悟が必要なのだ。

 誰もが死兵になることを厭わない強靭な精神力が、彼らにはある。

 なにせソブカが掲げる旗は―――不死鳥!

 目的にかける情熱の熱量が、他とは圧倒的に異なっていた。


「薬品の出し惜しみはしません。ここで私たちの力を見せつけますよ!」

「おうっ!」


(なんという狂気と闘争心! これが今世いまよの人間! …いえ、人間とは最初からこういう生き物だったのかもしれません。だからこそ魔神は生まれたのです。人が人を捨てた先にあるものこそが魔神なのですから…)


 金竜美姫は、ソブカたちに激しい警戒心を抱く。

 ただの人間と侮っていたが、もうそんなことは言っていられない。


「よいでしょう。危険なものは、ここで滅します!」


 竜美姫が、十本の指(一本は欠けている)から細い火のレーザーを発射。

 見た目はアンシュラオンが使った空点衝に似ているが、こちらも術式だ。

 魔王技、『誘熱裂線ゆうねつれっせん』。

 指あるいは任意の部位から熱線を放射して、敵を焼き切る因子レベル5の術式である。

 因子レベル3の技に『熱火線ねっかせん』という細いレーザーを放射する技があるが、それを強化して複数放射し続ける上位版の術式だ。

 このレーザーの一つ一つに熱爆球数個分の炎を凝縮しているので、鎧を来た人間でもまともに受ければ細切れになる威力がある。

 鷹魁がいない今、ここで通常ならばラーバンサーが前に出て壁になるが、すでに彼は大ダメージを負っている。

 そこで前に出たのは、意外にも大将であるソブカだった。

 フードを被って誘熱裂線の前に身を晒し、まともに受ける。

 ソブカは武人としてそれなりの修練を積んでいるが、剣士でもあり、そこまで耐久力があるわけではない。

 こんな強力な術式を受ければ、まず間違いなく真っ二つだろう。

 だが、ソブカが着ていた法衣である『火具鳥かぐどり』が赤く輝くと、熱線を受け止めて遮断。

 レーザーが砕かれて炎の塵となって舞い散る。


「なっ…高位術式を弾いたのですか!?」

「紛い物のレプリカとはいえ、不死鳥に火は通じませんよ」

「その術式は『古代術式』! なぜ今世の人間がそのようなものを…」


 竜美姫の目が、火具鳥が展開した術式を解析。

 たとえば日本語でも平安時代と現代の言葉が若干違うように、術式にも年代によって数式や文法が異なるものだ。

 どの年代でどれだけ違うかは、ややこしい問題であるが、現代では使われていない術式を一般的に『古代術式』呼び、今は失われた旧文明の魔剣や聖剣で使われていた術式も古代術式によって作られている。

 そして、ソブカが着ている服にも、それに近しい文法が使用されており、強力な『火の術式無効化』が付与されていた。


「古いものには興味がありましてね。あなたのような『古代生物』にも興味がありますが、アンシュラオンさんに従って今は撃破を優先させてもらいましょう」


 ソブカが細剣で間合いを詰めると竜美姫が下がる。

 さすがに特効攻撃を何度も受けるのは、彼女のHPを持ってしても厳しいのだろう。

 かといって竜美姫が得意とする火の術式は弾かれてしまうため、遠距離からでは仕留めるのが難しい。

 が、ソブカは追わない。

 その代わり、回り込んでいたファレアスティが横から追撃。

 彼女の剣にも特効液が塗られているので、攻撃が当たればダメージを与えられるだろう。


「何度もやらせません! 離れなさい!」


 竜美姫は掌から衝撃波を出して迎撃。

 こちらは鬼美姫が使った物理攻撃とは違い、魔力弾を破裂させて放つ『魔力波動』という因子レベル1の魔王技だ。

 前方扇状に強い衝撃を打ちつける基本技の一つだが、魔力がSの竜美姫が使うと、出が早く使い勝手の良い強力な迎撃技になる。

 剣の間合いに入る前に、ファレアスティはあえなく吹き飛ばされ、地面に叩きつけられて身体中に打撲を負う。

 がしかし―――ガシャン!

 吹き飛ばされる前にファレアスティが空中に投げたガラス瓶が、鬼美姫に当たって砕けると、中身の液体が撒き散らされた。


「これは―――きゃあああああ!」


 竜美姫は顔を押さえながら悶える。

 指の隙間からは、ジュージューと顔の皮膚が焼け焦げているのが見えた。

 瓶の中身は、特効液の原液。

 これ自体が竜種にとっては劇薬であり、人間が硫酸を浴びたような効果を与えることができるのだ。


「ファレアスティの姉ちゃん!」

「私は…いい! 早く追撃を!」

「わかった! 俺が恨みを倍返しにしてやる!」


 ここでも赤鳳隊はやられた仲間を助けることはせず、次々と竜美姫に群がっていく。


(なぜこの者たちは、ここまでして戦うのか。理解できません)


 実際のダメージというよりは、犠牲を覚悟した人間たちの気迫によって魔神が追い詰められている。

 魔神は個として動く傾向が極めて強い。

 なぜならば、生存本能と自我を極限まで高めた結果として生まれた存在だからだ。

 だからこそ人間が群がって攻撃してくることに違和感と、ある種の恐怖心を抱くのである。


(こんなものに付き合ってはいられません。空ならば追ってはこられないでしょう)


「あっ、飛ぶなんてずるいぞ!」


 クラマを振り払った竜美姫が、翼を広げて空に逃げようとする。

 この竜の翼は、ヒポタングルと同じく術式によって浮かせているので、一気に浮上することが可能だ。

 しかし、そこはすでに『彼女』の間合い。


「隙ありでございます! 穴に失礼プリーズ祭り!」


 影から出現したファテロナが跳躍し、血恕御前で竜美姫の尻を突き刺す。


「あひっーー!! 何をするのです!」


 竜美姫は顔を赤くしながらも尻尾でファテロナを攻撃。

 が、すでに彼女は離脱を終えており、倒れているファレアスティの隣に降り立つ。


「申し訳ございません。失敗しました」

「くっ…せっかく人が囮になったのだ。そこは仕留めろ!」

「穴になら刺さると思ったのですが、竜の尻は思った以上に硬いものなのですね。勉強になりました。穴までカテーとか、中はドウナッテンノ?」

「そんな情報はいらん! 気化毒はどうなった!?」

「体力が高すぎるせいか、気化毒もあまり効果がありませんね。やはりこういう相手には、もっと単純な馬鹿力が必要なようです。では、ドロンでござる!」

「あっ、こら! 逃げるんじゃない!」

「ファテロナさんは好きにさせておきましょう。ここは赤鳳隊が削り役を請け負います」

「相変わらず計算できないやつらです」

「だからこそ切り札にもなるのです。さぁ、いきますよ! 我々の意思の強さでこじ開けます!」


 ファテロナは一度後退。

 彼女は毒が極めて強力ではあるものの、その反面、毒が効かず防御が硬い相手には不利になる傾向にある。

 その代わりに赤鳳隊が、金竜美姫に猛攻を仕掛けていった。

 もちろん相手は今まで以上の相手だ。鬼鵬喘の身体も欠損し、ラーバンサーの身体もズタボロになり、クラマも被弾して重傷を負う。

 それでも赤鳳隊は止まらない。

 まるで血を流すことが自身の役割かのごとく、特攻を仕掛け続けた。

 これには竜美姫も嫌がる。


「ルカ、もっと近寄りなさい。互いに連携を取るのです!」

「こっちは魔人が相手だ。そんな余裕が―――ぐはっ!」

「オレを相手にして、余所見ができると思わないほうがいいよ」


 竜美姫が援護を欲するが、そんな暇を与えるわけがない。

 隙を見せた瞬間には、アンシュラオンの水覇・波紋掌が鬼美姫に炸裂。

 体内に水気が入り込んで振動することで内部破壊が発生。筋肉や内臓をぐちゃぐちゃにする。

 ここで鬼美姫が初めて赤い血を吐き出した。


「へぇ、血は赤いんだね。生きた金属が本質ってわけじゃないのか」


 鬼美姫の肉体が、液体金属で出来ていることは間違いない。それによって外部からの攻撃の大半は再生が可能だ。

 ただし、魔獣の身体を構成していた液体金属と、卵の中に入っていたものは別物である。

 こちらの本体である液体金属は【血液と金属を錬成して造られて】おり、この血液こそ彼女の本質といえるものだ。


「血を…! 私に血を吐き出させたな!!」


 鬼美姫は激怒。

 今までは多少なりとも余裕があった表情をしていたが、今は魔獣の時と同じく般若の顔になっていた。


「魔人、貴様は許さん!」

「いやいや、攻撃を仕掛けてきたのはそっちじゃないか。血を流したくらいで怒らないでよ」

「この血は、私が私である証! 失った分は貴様の血で補ってくれる!」


 鬼美姫が刀を滅茶苦茶に振り回す。

 凄まじいパワーを誇っているため、剣圧だけで周囲の岩盤が削れて吹き飛ぶ威力だ。

 がしかし、アンシュラオンは涼しい顔で回避を続ける。


(これがご主人様の本来の動き…! 私とは根本が違いすぎる!)


 そのあまりの見事な回避運動に、ホロロが目を奪われる。

 敵の行動予測をするまでは彼女と同じだが、その次の瞬間から大きな違いが生まれていく。

 まずは初動の正確さと素早さが異常。

 瞬時に的確な退避場所を見い出し、迷いのない判断で動き出し、完全な身体制御によって完璧な体重移動を行い、余裕をもって刀をかわす。

 剣圧も体表に展開した無限抱擁によって相殺し、分裂した刃の軌道すら計算に加えて、一ミリの紙一重の回避を実現させる。

 そこにまぐれは一切存在しない。

 百斬ろうが、千斬ろうが、万斬ろうが、偶然当たることは絶対にありえない。


「馬鹿な! 当たらぬ!」

「魔神ってのはどうにも雑だな。身体能力は高いけど、技のキレはたいしたことはない。それじゃ魔獣と大差はないね。ただの力技だ」

「このおおおおお! くたばれ、魔人!」

「動きが粗いよ」


 アンシュラオンのカウンター。

 鬼美姫の刀を回避して腹に発剄を叩き込む。

 鬼美姫は持ち前の防御力で耐えて二刀目を繰り出すが、アンシュラオンは回避と同時に、足で発剄を繰り出してカウンターの蹴りを腕に叩き込んだ。

 アンシュラオンは内気功を非常に得意とするので、発剄の威力はアルを上回る。

 衝撃が内部で荒れ狂い、次々と鬼美姫の身体を破損させていく。


「なんだこれは!? 聞いていた話と違う! 魔人は力任せに戦う存在ではないのか!?」

「その様子だと魔人と戦うのは初めてみたいだね。まあ、オレは自分を魔人だと思っていないけどね」

「では、なんだというのだ!」

「オレは―――【武人】だ」

「くっ…!」


 アンシュラオンが発剄の態勢に入ったので、鬼美姫が大きく飛び退く。

 その逃げの姿勢そのものが、近接戦闘では勝てないことを露見してしまう。


(おかしい! 私の知っている存在とは異なる! そうだ、この魔人は…【白い】!? 魔人は『黒いはず』だ! なぜだ、なぜ!)


「なぜ貴様は白い!」

「色で人を判断するのはやめてもらえるかな? 意味なんてないよ。それと、相手はオレだけじゃない。油断していると痛い目に遭うよ」

「っ…!」


 鬼美姫の背後にアル。

 すでに技の態勢に入っており、彼も背中に発剄を叩き込む。


「ちょこまかと…!」

「悪いけど合流はさせない。アル先生、追い込むよ」

「任せるアル」


 鬼美姫が刀を振ってアルを追い払うが、アンシュラオンも常に張り付いているため簡単には逃がさない。

 アンシュラオンが強烈な一撃を見舞おうとモーションを大きく動かすと、相手もそれに反応するので、その隙にアルが背後から発剄を叩き込む。

 相手がアルを嫌がれば、今度こそアンシュラオンの発剄が炸裂。二人の流れるような連携によって確実にダメージを与えていく。


「くそっ! くそ!! こんなはずでは!」


 鬼美姫は防戦一方。

 凄まじい速度の連続攻撃によって、液体金属による修復も間に合わなくなっている。


(アル先生は師匠に動きが似ているから、とてもやりやすい。経験も豊富でこっちの意図を理解してくれることもいい感じだな)


 アルと動きを合わせるのは、これがほぼ初めてであるが、達人は達人を知るものだ。タイプが似ていることもあり、面白いくらいに攻撃が決まっていく。

 これによって魔神は完全に分断されて、すでに連携はボロボロ。完全に予定が狂ってしまっていた。


(まさか我ら二人をここまで追い詰めるとは、これが主様しゅさまが興味を持たれた相手なのですか。しかし、これは魔人の戦い方ではありません。ルカが困惑するのも当然です)


 この状況に金竜美姫も驚きを隠せない。

 彼女たち二人の戦闘力は相当高く、アンシュラオンはともかく他の人間に後れを取ることはありえないはずだった。

 今までの余裕もそこからくるものだったのだが、それが崩れてしまったのは、彼らが『人の力』で戦っているからでもある。

 ソブカの特殊な薬品や各員の犠牲心、アンシュラオンたちの武術も人間が独自に作り上げたものだ。

 そしてそれらは、かつて魔神が生まれた時代にはほとんど死に絶えていたものである。魔神が個として圧倒的な力を得た結果、こうした細かい技術が必要なくなってしまったともいえる。


(身体の弱い人間が小細工をするのは詮無きこと。それも弱者ゆえの知恵。ですが、なぜ魔人がこのようなことを…。不可解。あまりに不可解でありましょう!)


 従来の『魔人種』は、【黒い力】を使って力任せに攻撃してくる危険な存在である。技術うんぬんを超えるだけの力がある点は、魔神と同じだったのだ。

 それがなぜかアンシュラオンは非常に高度な武術を学んでおり、魔人の肉体を持ちながらも人の力を使って攻撃してくる。

 これは反則。

 熊がボクシングのフットワークで襲ってきたら、世界チャンプだって裸足で逃げ帰ってしまうだろう。


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