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『翠清山の激闘』編
240話 「作戦開始 その4『布陣』」
しおりを挟む夜になり、輸送船はハピ・ヤックに到着。
特に停泊する必要性もないため、そのまま過ぎ去るのだが、闇の中に数多くの灯りが見えた。
アンシュラオンもその光景を窓から眺める。
「あれは何だ?」
「ハピ・ヤックの守備隊です」
同じく窓から見ていたソブカが答える。
「何かやっているな。戦っているのか?」
その灯りは、ハピ・ヤック守備隊のクルマや松明、あるいはライトの光であった。
そして、彼らが戦っているのは『魔獣』である。
「そっちに行ったぞ! 追い込め!」
「そこだ! 仕留めろ!」
「馬鹿野郎! こんな暗い中で銃を撃つな! 味方に当たるだろう! 斧とか槍でいいんだよ!」
ただし、そこにいたのは以前ハピ・ヤックで見た警備隊ではなく、どことなく素人臭がする若者たちだった。
半数は制服を着ているが、そのまた半分は装備もまちまちだった。
それでもなんとか追い込み、無事にとどめを刺す。
「やった! 倒したぞ!」
「す、すげぇ! 俺たちだけで魔獣を倒したぞ!」
「おっしゃーー! やってやったぞおおおおお!」
彼らは初の獲物に大はしゃぎだ。
意気揚々と倒した魔獣を掲げて戻っていく。
しかしながら、ここには大きなカラクリがあった。
「相手はただの雑魚魔獣じゃないか。あんなのを倒して喜んでいるのか?」
「彼らは街の防衛のために配属されたばかりの志願兵たちです。傭兵たちに招集がかかる前に一般公募した『素人』ですよ。そして、倒した魔獣は『意図的に送り込んだもの』です。強い魔獣の場合は、ほとんど瀕死にしてから近くに置くのです」
「ハピ・クジュネがか?」
「海軍が、というべきでしょうか。志願兵たちは素人なので山には赴きませんが、ただ街で待っているだけでは達成感がありませんし、練習にはならないでしょう。ライザックの目的は、これを契機に『民兵の育成』をすることにありますからねぇ」
「今から慣らしておくってことか。あんなママゴトで満足するのを見ていると、こっちが気恥ずかしいが…」
「あれでよいのです。誰であれ初めての経験は新鮮なもの。この作戦に参加したという証が心に刻まれれば、おのずと連帯感と自信が生まれてきます」
「で、その間にオレたちが山で本物の魔獣を倒す、か。いろいろと考えるお前たちも大変だな」
「頭脳労働が仕事ですからねぇ。ところで、うちの隊員はどうですか?」
「いろいろと荒いが使い物にはなるだろうな。鷹魁もちゃんと術式武具を扱えるようだし、まだやる気はないが鬼鵬喘も悪くない。でも、一番いいのはクラマだ」
「それはよかった。私の見立てが贔屓目でないことが実証されましたね」
「今はアル先生に遊ばれているが、少しずつ対応していっている。まだまだガキでメンタルが不安定なのが弱点だが、たしかに才能はピカイチだな。お前の遠縁だったか?」
「あの子も訳ありでしてね。素性を隠して預けられていたのです。隠し子のようなものです」
「お前のか?」
「まさか。私はまだ二十六ですよ」
「その年齢ならギリギリセーフな気もするが…。ただ、あいつは妙に尖っているというか、内面に他人への強い不信感がある。そのあたりは特殊な事情によるものなんだろうが、そのうち一度叩いて軌道修正してやらないといけないかもな」
「よく見ていますね」
「オレも似た者同士だからな。気持ちがわからないわけじゃない。まあ、オレの隊も実戦経験は少ない。お互いに本番でどこまでやれるかだ。ところで、剣士のおっさんは生きているのか?」
「魔剣士殿のことですね。もちろん彼は健在ですよ」
「オレはあまりおっさんのことを知らないんだが、何者なんだ?」
「『ディスオルメン=バイジャ・オークスメントソード〈称えよ、祖を守護せし聖なる六振りの剣を〉』、通称DBDと呼ばれる西側小規模国家の軍人です。DBDには六つの軍団がありまして、その一つの【雷の艦隊】を指揮する艦隊司令官の一人です。いわゆる上級大将や元帥閣下ですね」
「思ったより高い身分だったんだな。あれ? 聖なる剣ってあるけど魔剣じゃないのか?」
「そのあたりはいろいろとあるそうです。当人たちはしっかりと『聖剣』と呼んでいますよ。魔剣は他者から見た場合の話のようです」
「あの腰にあった剣だよな。国名にもなるくらいだし、どっちにしても物騒な代物っぽいな。でも、その国名なら『DBO』が略称じゃないか?」
「最後のソードのDを使っているようです」
「ややこしいな。それならSでいいじゃないか。変なこだわりがあるんだなぁ…。で、おっさんも入植が目的だろう?」
「そのようですが、他の国家と違って自ら国土を開拓する方針のようです。そのおかげでグラス・ギースは争いに巻き込まれずに済みました。普通の侵略者ならば、都市を攻撃して奪ってしまいますからね。他の入植地はすべてそうです。そしてあなたのおかげで、その方針がより確定的なものになったのです」
「通りすがりのオレがたまたま戦ったせいで、あっちも警戒したってことだよな?」
「その通りです。東側にも危険な相手がいるとわかった以上、仮に魔が差しても強硬手段には出られなくなりましたからねぇ。助かりましたよ。あの剣豪とまともに戦える武人は、さすがにいませんからね」
「知らない間に、あのクソ領主を守ったってことか。それならそれで、その分だけ稼がせてもらわないとな」
「『第三の道』もありますよ。我々と魔剣士殿が組んで、グラス・ギースを奪ってしまう案です。どうです? 興味ありませんか?」
「とことんお前は危ないやつだな。クーデターしか楽しみがないテロリストかよ」
「お褒めの言葉として受け取っておきますよ」
と、互いに同種の存在がゆえに牽制しつつも、同属だからこそ一緒にいると話が合ってしまう二人がいた。
∞†∞†∞
翌日の夕方、ハピナ・ラッソとハピ・ヤックの中間地点に到着。
そこには数百の輸送船が集まっており、物資の搬出と簡易拠点の建造が始まっていた。ここを出発点として第一の拠点を作るのだ。
その作業は主に海軍がやるので、アンシュラオンたちは何もやることはない。
山への攻撃開始は明朝のため、その夜は見張りを残して多くの者たちは輸送船や馬車で寝泊りをしていた。
だが、遠足の前日のような独特の高揚感と緊張感が入り混じり、なかなか寝付けない者もいたようだ。
特に経験が浅い傭兵やハンターにその傾向が強く、ようやく深夜になって浅い眠りにつくといった様相であった。
そして、運命の翌日。
薄っすらと宵闇が晴れて大地が赤く染まってきた頃に、皆が寝床から出てきた。
まず視線を向けるのは、これから向かうであろう山だ。
ここからでも大きな森と、遥か遠くには巨大な山脈が広がっているのが見える。あれこそが翠清山脈である。
それ自体は普段から見えているので珍しくもないが、いざ戦うために侵入しようと思うと背筋が寒くなる。
「全員集合!!」
各隊に伝令が飛び回り、傭兵たちが集まってくる。
今回は荒野ということもあってスペースはたくさんあるのだが、気が逸ったせいか、かなり密集してしまう者たちもいた。
そこにグランハムが現れる。
「やる気があるのは頼もしいが、我々はしばらくここで待機だ。各街の防衛隊が展開するのを待ち、反対方面のスザク隊が動き出したら、こちらも『銀鈴峰』に向かって移動を開始する。待機だからといって準備は怠るなよ。これが侵攻前の最後の準備時間となる。中に入ってからは常時戦場だと思え!」
その言葉に、慌てて荷物の確認をする者、余裕の表情を浮かべる者、そもそも道具をあまり持っていない者等々、三者三様の様子が見て取れる。
アンシュラオンたちも輸送船から馬車を出して待機。自分の主を信頼しているせいか、女性陣に緊張の色はない。
向こう側ではソブカたちも何台かのクルマを用意して、進軍の準備しているようだ。
「アンシュラオン、今度こそは一緒に行かせてもらうぞ」
ロクゼイたちも、ここで合流。
彼らは乗り物は用意していないが、数人がかりで何か大きなものを運んでいた。
「それが救出艇ってやつ?」
「駆逐艇を改造したものだ。一気に下れるところではこれを使う。とはいえ乗るのは連中だけで、我々は護衛の任務があるので徒歩だがな」
「まあ、ほどほどによろしく。一応訊いておくけど、自分たちの身は自分たちで守れるよね?」
「本来ならば侮辱と捉えるところだが、お前が言うのならば素直に受け取るしかないな。問題はない。こちらのことは気にするな」
「それなら安心だ」
「兄弟! ようやく合流だな!」
「やぁ、ゲイル。そっちも元気そうで何よりだ」
「俺らも一緒に行っていいよな?」
「もちろんさ。人数は多ければ多いほどいいからね。熟練した傭兵なら大歓迎だよ」
これでアンシュラオン隊八名、ソブカ隊二十八名、ロクゼイ隊五十一名、ゲイル隊十五名の計102名がそろう。
この数だけでも傭兵団の中では大きいほうであるし、何よりも面子がかなりすごい。アンシュラオン一人だけでもA級傭兵団以上なので、討伐隊の中核メンバーともいえる布陣となる。
ただし、あくまでここにいる者たちは『ベルロアナ隊』として認識される。
「アンシュラオン様、お久しぶりでございます。ご機嫌はいかがですか?」
「ファテロナさんか。何か用?」
「私とあなた様の仲ではありませんか。もっと親しくいたしませんか?」
ファテロナが胸を押し当ててくる。
「うっ、相変わらずいい胸をしているね」
「私たちもあなた様の隊と一緒に行動してもよろしいですよね?」
「いや…それはちょっと困るよ」
「こんなに頼んでいるのにですか? ぐにぐに」
「う、うんまあ…胸はいいね。胸は最高だ!! でも、イタ嬢と一緒はちょっとなぁ…」
「そんなことをおっしゃらずに、ぜひともご一緒に」
「ファテロナさん、ちょっと距離が近いんじゃないかしら」
「うっ、マキさんのもやっぱり素敵!」
ファテロナの胸に誘惑されそうになっているアンシュラオンを、マキがぐいっと引き寄せて自分の胸に押し当てる。
「これはこれはキシィルナ様、すっかりと人妻がさまになってきたようですね」
「念願の寿退社ですもの。最高の気分よ」
「それは羨ましい。私もあやかりたいものです」
「それより、ちゃんとベルロアナ様をお守りしなさい。あなただってキャロアニーセ様には恩義があるはずよ」
「だからこそお嬢様の護衛に任命されております。それはつまり、キャロアニーセ様が私を信任したということです」
「どうにもあなたは信用できないのよね。お嬢様への扱いも杜撰だし」
「ふふふ、愛し方はそれぞれでございます。まだまだキシィルナ様はお若いですね。しかしながら、それこそ間近にいて監視なさればよろしいでしょう。一緒に動けば、あなた自身がお嬢様をお守りすることもできるはずです」
「…いいわ。一緒に行きましょう。そのほうが安心だわ」
「マキさーーーーんっ!?」
「ごめんなさい。どうしても彼女だけには任せておけないのよ。キャロアニーセ様と約束したもの」
「うーん、しょうがないな。今回だけの特別だよ?」
「よろしくお願いいたします。お望みならば夜も呼んでくださってかまいません。こんな身体でよろしければ、誠心誠意ご奉仕いたします。じゅるり」
「結構よ。そちらは間に合っているわ」
「それは残念でございます」
「いや、そっちのほうは大歓迎なんだけど…」
アンシュラオンの要望はことごとく却下され、結局ベルロアナ隊と一緒に行くことになってしまった。
これでアンシュラオン隊は、ファテロナ隊の五百を加えて約600に膨れ上がる。
(ここでイタ嬢が死んでもオレには何もメリットはない。どうせディムレガン救出の際は別行動になるんだし、それまでくらいはいいか)
一行は、グランハムから伝令が来るまで待機を続ける。
より正確には、スザクの第三海軍から伝書鳩が来るのを待っていた。
しかし、ここで最初の異変が起きる。
いくら待てども向こうからの鳩が到着しないのだ。
ハピ・ヤックとハピナ・ラッソからは来るので、鳩自体が飛んでいるのは間違いないが、グラ・ガマン方面からは一匹も来ない。
「スザク殿からの連絡はどうなっている? 遅れているのか?」
「申し訳ありません。まだ来ておりません。ハイザク様からは、すでに布陣したと連絡があったのですが…」
グランハムが連絡要員の海兵に問うが、彼らでもこればかりはどうしようもない。
それからさらに三時間以上待ったが、やはり鳩は来なかった。すでに日は完全に昇り、明け方から午前中へと時間を進めていた。
「布陣の段階でスザク隊に何かあったとは考えにくい。単純に鳩に何かあったか」
「あの山脈を越えるのだろう? さすがに無理だったのではないか?」
グランハムの隣にいる鎧を着込んだ大男、メッターボルンが霧で薄くなっている山脈を見つめる。
彼はザ・ハン警備商隊の第二商隊の隊長であり、二メートル三十センチを超える高い身長と、それ以上に大きな斧を担いでいる屈強な戦士であった。
グランハムからしても、戦友とも呼べるハングラスの幹部の一人である。
「訓練された伝書鳩ならば、高度一万メートル以上を飛ぶことが可能だと聞いている。それに、標高の低いところを迂回して飛んできてもいいはずだ」
「途中で他の魔獣に喰われたのではないか?」
「その可能性もある」
「タイミングが命の作戦で連絡が遮断されるのは痛いものだ」
「どのみち我々の管轄ではない。ハピ・クジュネ側の責任だ」
「どうする? このまま待たせると経験の浅い連中の集中力が途切れるぞ」
「スザク殿は若いが聡明な人物だ。向こう側では滞りなく進んでいると思うしかない。相手を信じて日程通りに動く。このまま遅れると夜戦になってしまうからな」
「商売の基本は相手を信じること、か。だが、我らが戦う相手は魔獣。人間の都合では動いてはくれまい」
「それも商売上の瑕疵として受け入れるしかない。不利な契約をしなければならない時もあろう。いつもと同じだ」
「了解だ。お嬢様はどうする?」
「アンシュラオンと合流したようだ。あそこが一番安全だろう。此度の先頭は我々が務める。そうでもしないと他の傭兵たちは動くまい」
「最初に格の違いを見せてやる必要があるか。それもいつものと同じだな」
「ふっ、そうだな。では、伝令を頼む。これより一時間後、我々は翠清山脈、銀鈴峰に向けて進撃する! もはや後戻りはできぬぞ!」
グランハムからの伝令が走り抜け、ついにベルロアナ率いる傭兵・ハンター混成部隊は、南の交通ルートから翠清山脈東部に向けて移動を開始した。
これより魔獣との決戦が始まるのだ。
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