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『翠清山の激闘』編
211話 「緊急招集 その1『集まる戦力』」
しおりを挟むスザク・クジュネ、ハイザクとベルロアナを引き連れて帰還。
この一報は即座にハピ・クジュネ全体に広がり、人々の話題をかっさらっていった。
主婦の井戸端会議、職場での同僚との会話、酒場での大騒ぎ。いついかなる場所でも、この話題で持ちきりだ。
それと同時に衛星都市が魔獣によって攻撃されたことも正式に公表され、報復も宣言された。
そして、ちょうどスザクが帰還してから三日後。
誰もが大きな動きを察知して不思議な高揚感に満ちていた時だ。
―――「臨時【志願兵】募集。『一般人』で戦闘が可能な者は、海軍の事務所まで来られたし」
この一文が街中に貼り出され、人々の感情に具体的な指向性が与えられる。
「よっしゃぁーーー! やってやるぜ!!」
「必ず合格して志願兵になってやるからな!!」
これに難民と血気盛んな若者たちが食いつき、およそ五千人の応募があった。
実際に審査で合格したのは二千人弱だが、それでも初日でこれだけの数が集まるのは異例である。
初日の合否で基準がだいたい伝わったようで、応募の数も減ったが落とされる者も減っていき、一週間で計四千人の志願兵が集まった。
しかしながら本命は彼らではない。
その噂を聞きつけて、街には自然とハンターや傭兵の姿が増えていった。
北から来る者、南から船で来る者、そのルートはさまざまだが、彼ら全員がハピ・クジュネを目指してやってくる。
こうして人材がある程度集まった状況を確認すると、ついにライザックが動く。
スザク帰還より十日後。
ライザックとアンシュラオンが戦って一ヶ月弱後のことだ。
まずは都市のあらゆる組織に対し、最低でも代表者一名以上をハローワークに派遣するように命令を発した。
ハローワークからも『緊急招集』がかけられ、都市内にいる全傭兵及び全ハンターのうち、レッドハンター以上は出席を義務付ける通達がなされる。
実際に参加しなくてもいいがとりあえず話は聞きに来い、というスタンスではあるものの、基本的に自由意志を重視するハローワークにしては珍しい通知である。
「おし、てめぇら仕事だ!! 行くぞ!」
「この気配、大きな仕事の予感がするね」
「俺たちが一番乗りだ!! 急げ!」
「くくく、また殺しができるのかなぁ。楽しみだ」
単身の傭兵から何十人単位の傭兵団まで、あるいは猟師から殺し屋まで、さまざまな人種が待ってましたとばかりに、朝早くからハローワークに大挙して押し寄せる。
ハピ・クジュネ支部は広いとはいえ、現在都市内部にいる傭兵たちだけでも五千人は超える規模だ。ハンターを含めると一万人は優に超えるだろう。
さらに現在進行形で傭兵たちが都市に流入してきているので、数はもっと増えるに違いない。
一気に人口密度が上がったために、集中局の倉庫まで使って収容するほどだった。
「やれやれ、また人混みか。うんざりだな」
その中にはアンシュラオンたちもいるが、一緒にいるのはサナとマキだけだ。さすがに人が多いので他の者は家で待たせている。
そもそも条件に該当するメンバーがこの三人なのと、こんな不衛生な環境に女性陣を連れてきたくなかったのが本音だ。
あまりに人が多すぎて、痴漢どころの騒ぎではない。
「どう考えても集めすぎでしょ。ライザックの頼みとはいえ、こんな場所にいたら汗臭くてたまらないよ」
「でも、ハローワークからこんな通達があるなんて、私が知る限りは初めてよ。募集が出ることはあるけど、だいたい自分から応募しないと話も聞かせてもらえないものね」
マキも人混みにうんざりしつつ、強引に掻き分けて広いスペースを探すが、どこもかしこも傭兵やハンターだらけだ。
荷物が邪魔になるだけならばまだしも、男が多いので体臭も気になる。これはこれで地獄であろう。
その惨状に対し、ついにアンシュラオンがキレる。
「あー、もう我慢できない! お前たち、臭いんだよ! 邪魔だ! どっか行け!」
「なんだ小僧、やろうってのか!」
「息も臭い! 男は消えろ!」
「ぎゃぁああ! 流されるうううう!」
堪忍袋の緒が切れたアンシュラオンが、水気を使って周辺の傭兵たちを排除する。
これで少しは広くなったし、水気によって洗浄もできたので臭いがましになった。
ただ、それを見ていた他の傭兵も「その手があったか」と邪魔な人混みを力ずくで排除するようになり、図らずとも強い傭兵たちだけが残ることになる。
アンシュラオンだけではなく、傭兵の多くは実力主義だ。力無き者の意見など聞く必要はない。
「ふー、早く帰りたいもんだ」
「よぉ、『兄弟』じゃねえか!!」
「ん? オレ?」
突然自分を『兄弟』と呼ぶ声がしたので、驚いて後ろを向くと、筋骨隆々の体格の良い男性がいた。
「俺だよ、俺! ずっと礼を言いたくて、また会いたいと思っていたんだぜ!」
「あっ、あの時の…!」
その人物の顔には見覚えがあった。
前にデアンカ・ギースを倒した時、余った懸賞金一億円を『お大尽』として振舞った傭兵だ。
「おー、おー! 覚えていてくれたか! 嬉しいぜ!! 本当に久しぶりじゃねえか。まさかハピ・クジュネに来ていたなんてな!」
「そっちこそ、どうしてここに?」
「俺はもともとハピ・クジュネ出身なのさ。といっても、防壁から少し離れた地図にも載らないような小さな漁村だけどな。うちの傭兵団も大半がハピ・クジュネ出身だぜ」
「へー、地元の人間なんだね。じゃあ、スザクのパレードで盛り上がったでしょ?」
「残念ながら、それは見逃しちまったんだ。一昨日着いたばかりだったからな…俺も見たかったぜ! そういや、ちゃんと挨拶をしていなかったな。俺は『黒鮭傭兵団』のゲイル・メンスだ。ゲイルって呼んでくれや!」
「黒鮭? 鮭なの?」
最初に出会った際も少し気になったが、ゲイルが着ている鎧には鮭と思わしきマークが刻まれている。
龍やら馬やら動物系の紋章は見たことがあるが、魚を描いたものは珍しいので気になっていたものだ。
どうやらその問いには慣れているらしく、ゲイルは黒鮭を撫でながら胸を張る。
「俺の故郷では真っ黒な鮭が獲れるんだ。味も良くて量も獲れる村の名物品だ。今では故郷に戻ることも少なくなったが、俺のルーツはそこだからよ。忘れないようにと思って傭兵団のマークにしてみたのさ」
「いい名前だね。そういう愛郷心は、すごくいいと思う。故郷を想う力が人を強くするからね」
「おうよ、ありがとよ!」
「こっちも一応名乗っておくよ。アンシュラオンだ。よろしく」
「もちろん知ってるぜ! 英雄の名前を忘れるもんかよ!」
二人はぐっと握手を交わす。
その手からは親愛と尊敬が感じられる。どうやらしっかりと心を掴んだようだ。
「ゲイルは、なかなか強そうだね」
「そりゃ十五人の傭兵を養ってんだ。少しは腕に覚えがあるぜ」
「けっこう多いね。その人たちの腕前はどんなもん?」
「俺は数よりも質を重視している。どいつも俺と同じか、少し弱い程度だな」
「それはすごい。優秀じゃないか」
「兄弟ほどじゃねえよ。デアンカ・ギースを倒すことがどれだけすごいか、俺らにはよくわかる」
「ほとんどはラブヘイアがやったのさ」
「嘘はいけねぇな。あいつの実力は知っているぜ。たしかに強いが、到底太刀打ちできるレベルじゃねえ。そもそも普通の人間には絶対に不可能だからよ。俺の目はごまかせないぜ」
「まあ、そういうことにしておくよ」
「ははは、謙遜が過ぎると嫌味になっちまうぜ。まあ、兄弟ほどになると、本当にたいしたことはないんだろうがな。すげぇよ、まったくな! ははは!」
(ゲイルは気持ちのいい男だな。海沿い出身らしくスカッと陽気で、話していて楽しいや)
同じ傭兵でも、こうした人物ならば気にならない。
やはり人格は重要だと思い知る。
―――――――――――――――――――――――
名前 :ゲイル・メンス
レベル:38/50
HP :780/780
BP :180/180
統率:C 体力: D
知力:F 精神: E
魔力:E 攻撃: D
魅力:D 防御: D
工作:F 命中: E
隠密:E 回避: E
【覚醒値】
戦士:1/2 剣士:0/0 術士:0/0
☆総合:第八階級 上堵級 戦士
異名:黒鮭傭兵団の熟練リーダー
種族:人間
属性:水
異能:漁師の心意気、中級戦闘指揮、部隊士気上昇、チームワーク、護衛、水耐性
―――――――――――――――――――――――
(サナが倒したギャングの剣士と同レベル帯かな? でも、戦士だからHPも高いし、耐久力もありそうだ。何よりも指揮官タイプだから、そこが評価されているっぽいな)
ラブヘイアは強いが、あくまで個人の範疇だ。
一方のゲイルは単独でこれだけの力を持ちつつ、部下の傭兵を扱うことに長けている。
統率も高くスキルも複数あるので、部下に補正が付くのも魅力的である。
「ゲイルも通達を聞いてやってきたの?」
「ああ、俺たちは護衛の仕事で、しばらくグラ・ガマンに滞在していたんだが、ハピ・クジュネが志願兵を集めていると聞いてな。何か面白そうなことが始まりそうな雰囲気だから、かっ飛ばしてきたんだよ」
「グラ・ガマンって東側の交通ルートにある街だっけ? あっちは大丈夫なの? 魔獣の被害とかはない?」
「特になかったな。あそこは完全な鉱山都市で、緑がほとんどない岩山ばかりの高山地帯だ。もともと魔獣があまり生息していない地域でもあるし、たまに東から強い魔獣が流れてくる程度だぜ」
「地図で見るとハピ・クジュネの東側はずっと陸地が続いているけど、どうなっているの?」
「あそこはな、『デス・ロード〈死の旅路〉』って呼ばれているんだ。火怨山の麓に近くてヤバイ魔獣がわんさか出て、あの一帯を通る人間を片っ端から殺していくのさ。あいつらにとっちゃ人間はただの餌にすぎない。グラ・ガマン周辺に流れてくる強い魔獣すら、そこの生存競争で敗れた『雑魚』にすぎねぇって話だ」
「翠清山とは別のテリトリーなんだね。なるほど、迂闊にそっちに攻めると、他の魔獣たちとかち合う可能性があるから避けているのか。物事にはすべて理由があるもんだ。ゲイルは今回の一件について、ある程度の事情は知ってるの?」
「公式発表にあった魔獣の大群が街を襲ったってくらいだな。ただ、俺らも事前にその情報は得ていたから東ルートの仕事を選んだんだ。といっても、西ルート自体が半分封鎖されているようなもんだから、どのみち東しかないけどな」
「現場は命がけだから情報の伝達も早いよね。ゲイルの傭兵団は何級なの?」
「傭兵団としてはE級扱いだが、ハンター団としては『黒爪級』だぜ!」
「じゃあ、オレと一緒だね。この子とマキさんも同じパーティーなんだよ」
「兄弟と一緒と言われると恥ずかしいな。レベルがまったく違う…って、おいおい、なんでグラス・ギースの門番さんがいるんだ?」
「今は門番じゃないわ。彼の妻よ」
「つまぁ!? 男嫌いで有名な、あの堅物門番がか!?」
「誰が堅物よ。まあ、たしかに前はイライラしていたし、不良傭兵をぶん殴ってストレス発散してたから、そういうふうに見られても仕方ないけど…今はラブラブなのよ。ねー、アンシュラオン君?」
「まあね。今じゃすっかりハンター生活に馴染んでいるよ。妻としても最高さ」
「はぁー、なんだかすげぇことになってるな。ともあれ、何かあったら遠慮なく言ってくれ! お前の役に立ちたいからよ!」
「うん、ありがとう」
「お集まりの皆様、大変お待たせいたしました。これより午前の部、ハローワーク緊急招集説明会を始めさせていただきます」
「おっと、話が始まりそうだぜ。前のほうに行かなくていいのか?」
「どこで聞いても内容は同じさ。前は混むから、ここでいいんじゃない?」
「それもそうだな。実力のあるやつほどガツガツしないもんか」
アンシュラオンの位置はやや後ろだが、スピーカーが用意されているため声は聴こえる。
わざわざ男たちの中に飛び込むほど酔狂ではない。ここでいいだろう。
(これだけの数を集めたんだ。ライザックは本気で獲りにいくらしい。あとはどれだけこいつらをまとめ上げるかですべてが決まる。スザクたちのお手並み拝見だな)
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