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「白い魔人と黒き少女の出会い」編
65話 「ガンプドルフの実力 その3『雷妖王の手』」
しおりを挟むガンプドルフの雷攻撃は、とどまることを知らずに加速していく。
唸る剣撃、爆ぜる大地、荒れ狂う大気。
バトルフィールドに設定した直径三百メートルの範囲が、瞬く間に消し飛んでいく激しい攻防だ。(サナたちは防御および隔離されているので無事)
しかし、そんな苛烈な攻撃をアンシュラオンはことごとく回避しつつ、相手の力量を測る余裕まであった。
(比較材料が少なすぎるから断定するには早いけど、これが西側の人間の標準的な強さだとすればやばいな。ファテロナさんと比べても二段階くらいは次元が違うよ。でも、領主と対談するくらいなんだから上級レベルだと思うんだよな)
ダビアの話では西大陸は先進国の集まりで、軍事力も世界トップレベルだという。そこから来たガンプドルフが強いのは当然だろう。
ただし、アンシュラオンの見立て通り、彼は『将軍』レベルの武人だ。西大陸にあっても名が知れ渡るほどの剣豪なのだ。
その攻撃が―――当たらない!
(攻撃をかわす間合いの取り方、近接戦闘の懐の深さ、攻撃に至るタイミングと適切な技の選択、優れた攻撃力とそれ以上に強固な防御力。抜群の戦闘経験値と強靭な肉体。武人の欲しいものすべてがそろっている)
ガンプドルフから見たアンシュラオンは、まさに武人の憧れそのものだ。
少年なので身長が低く、手足が短いことだけがやや不利だが、それだけ機敏に動けるので優位性は変わらない。
(しかもまだ相当な余力を残している。実力も出しきってはいないだろう。このままではこちらが消耗するだけだ。…致し方がない。この剣でも『三十秒』ならもつか)
ガンプドルフが一旦下がると、肘を上げて剣を少し掲げる構えを取った。
(何かやってくるな。まあいい。力を見せてもらおうか)
アンシュラオンは受けの構え。万全の防御態勢を取る。
多くの格闘技やスポーツでもそうだが、よほどの実力差がない限りは先に動くほうがどうしても隙を晒すことになるため、防御を固めたほうが有利となる。
相手もそれは知っているはずなので、あえてこうした間を生み出すからには、それに見合うだけのものを出してくるはずだ。
その予想は的中。
ガンプドルフの右手が激しい輝きを放つ。
彼が最後まで取っておいたものは―――
「雷剄の力、聖剣の資質―――シャクティマズ・グラズム〈雷範の結合者〉!」
ガンプドルフ専用の【魔石】が発動。
「うおおおおおおおおおおおおお!!」
戦気が一気に増幅すると同時に、右手が激しく輝く。
それは雷が超圧縮したもので、もはや人間の手と呼べる代物ではなかった。
その右手を通じて、ロングソードにも圧縮された雷がまとわりつき『雷光の剣』に変質。
(なんだ…あれは? この圧力は今までとは違うぞ。まるで何かが乗り移ったようだ)
ガンプドルフから放たれる圧力が、さらに増大。
当人が本当の力を出したというよりは、違う存在が力を上乗せした感覚だ。
これは優れた武人であるアンシュラオンだからこそわかることであり、見事に正解していた。
―――〈つれないお誘いだね、ガンプドルフ。久々に呼び出しておいて手だけなんて、あんまりじゃないか。私を退屈させるつもりなのか?〉
姿は見えないが、声だけははっきりと聴こえる。
男か女かもわからない中性的な声だが、身体の芯に響くような力強さと妖艶さがあった。
まさにエネルギーの塊が、音を通じて突き刺さるようだ。
「シャクティマ! 【雷妖王の手】を使う! 三十秒だけ力を貸してくれ!」
―――〈我慢しないで私を使えばいいのさ、ねぇ、弱い弱いガンプドルフ。また這いずっておくれよ。それを眺めるのが好きなのさ〉
「嫌でもそのうちお前の出番が来るさ! だが、今は我慢しろ! 被害は最小限に抑える!」
―――〈まあいいよ。これもまた面白そうだからね。好きなように戦ってごらん〉
「少年! 今度こそ君に届いてみせるぞ!」
ガンプドルフが超加速。
魔石を発動させる前の三倍の速度で一気に迫る。
「っ!」
アンシュラオンは思った以上の速度に反応が遅れる。
そこに闇夜を切り裂く雷光の一撃!
アンシュラオンは戦刃で迎撃するが―――切り裂く!
刃は戦刃を貫通し、ばっさりと切り裂いた。
ギリギリ刀身の回避には成功したが、雷の余剰エネルギーが迸り、アンシュラオンの身体を突き刺していく。
(攻撃力が倍増した! 光っているけど『光気』じゃないな。これは『帯気』か?)
剣にまとわりついているのは、雷の上位属性である『帯気』だった。それを高圧縮したのが光の剣の正体のようだ。
それだけならば簡単に対応できるが、全身が帯気に包まれているため攻防力が増大しており、生体磁気も増しているため身体能力も向上。剣の踏み込みも段違いだ。
ここから三十秒間、ガンプドルフは凄まじい攻撃を繰り出してきた。
剣を振るごとに夜が切り裂かれ、剣撃の軌跡が空間に残って輝き続ける。
通常の『雷気』が単純に迸るだけに対して、帯気は場にとどまる性質を持っている。
帯気の剣で斬った箇所にエネルギーが帯電し続けることで、次第にアンシュラオンが回避する場所を狭めていくのだ。
そして、少しでも触れると―――爆雷!!
機雷が爆発したように雷が周囲に迸り、破壊の限りを尽くす。
こうなると次に起こることは明白だ。
律儀にバトルフィールドの領域を守った結果、ついにその瞬間が訪れた。
逃げ道を失い、アンシュラオンの動きが―――止まる
通常ならば強引に突破すればいいのだが、凄腕の剣豪はその一瞬を逃さない。
「もらったぞ、少年! 雷よ、斬り裂け!」
そこにガンプドルフの必殺の一撃が炸裂。
剣王技、『雷王・麒戎剣』。
剣に膨大な雷気が集まり、それによって生まれる雷獣の残滓が落雷のような唸り声を上げる。
剣士因子が5かつ、雷属性を持つ者にしか使えない【奥義】である。
速度、威力ともに因子レベル6以上の上位技と比べても遜色がなく、中位技とはいえ単体での威力は最高位に匹敵する。
(これを人間相手に使うことになるとは! だが、それだけの相手だ!)
よほどの強敵、全身全霊をもって倒さねばならない相手にしか使わないと決めているもので、最後に使ったのはルシアの雪騎将に対してである。
その際、見事敵を討ち取っている。
強力な武人であっても直撃すればこの一撃には耐えられない。それだけの必殺剣であった。
ただし、技が発動するまでに多少の時間がかかるのが難点であり、そこをアンシュラオンは逃さない。
「がら空きだよ、おっさん!」
アンシュラオンは事前に命気で神経組織を保護しており、完全には感電していなかった。
この隙を狙って、がら空きの腹に貫手の一撃を打ち込む。
威力、速度、ともに相当なものであり、ガンプドルフはこれをかわせない。
だが、彼には最初からかわすつもりなどはない。
―――雷撃のカウンター
アンシュラオンが攻撃した直後、鎧が輝き出し、雷撃のカウンターを見舞う。
『雷鵺公の鎧』と呼ばれる黄金の鎧の特殊能力である。
攻撃を仕掛けてきた者に対して雷撃で反撃しつつ動きを封じ、そこに大技を叩き込む。攻撃型の短所である防御を結界術や特殊鎧に任せ、自身は常に攻撃だけを選択し続ける。
完全なる攻撃型、それがガンプドルフの戦闘スタイルであった。
(まだ動けたとは、さすがだ! だが、これでもう動けまい! 技の直後で硬直も解けていない!)
雷撃を受けたアンシュラオンは、今度こそ動きを停止。
完全にガンプドルフの間合いだ。
「うおおおおおおおおおおお!」
雷神の如き速度で、輝く剣撃がアンシュラオンに襲いかかる。
これはよけられない。かろうじて左腕を上げてガードするのが精一杯。
剣が―――左腕を切り裂いた
防御の戦気を貫通し、破壊し、砕いていく。
水気を発生させて雷撃を大地に流しているが、追いつかない。鮮血が舞い、雷撃が肉を焼いていく。
剣は骨にまで到達し―――破壊!!
デアンカ・ギースの攻撃でさえ防いでいた腕が、あっさりと折れる。
それだけガンプドルフの攻撃力が高い証拠であり、この一撃があればあの魔獣を倒せる可能性すら秘めている実力者である。
だが、ガンプドルフの眼が見開かれる。
勝利の気配を感じ取って喜びを宿してよいはずの眼が驚愕して、ただ一点を凝視していた。
(まさか…これは…)
ガンプドルフが見ていたのは―――リング
アンシュラオンの左手にはめられている生体磁気を抑制する腕輪である。
領主の娘と少年とのやり取りに気を取られていて、まったく気づかなかった。ただのアクセサリーだと思っていた。
それが―――爆散、消滅
ガンプドルフの攻撃によってダメージを負ったのもあるだろう。
しかし、これは別の理由。
その時、ぼそっと呟いた声が聴こえた。
「楽しいね。やっぱり人間と魔獣は違う。くくく、あはははは」
ぞわり、と毛が逆立ったのを感じた。
有利なはずなのに、なぜか感じる悪寒。
少年から発せられた、残忍で凶悪で純粋なまでの殺意に身体が震えたのだ。
その悪寒は人間が持つ本能の悲鳴。だから間違えることはない。
直後アンシュラオンから溢れ出る戦気が、濁流となって世界を覆い尽くす。
(なんだ、この圧倒的な戦気は!)
リングが爆散したのは、アンシュラオンが本当の戦気を解き放ったからだ。
リングの効果で半減されていてもホワイトハンターの力を持つアンシュラオンが、本来の戦気を解き放った。
それは輝く白い力。赤白い戦気が身体を覆い、強化していく。
アンシュラオンが手を伸ばす。
その手が、ガンプドルフの雷光の剣を―――破壊
そのまま掌が胸にあてがわれた瞬間、少年の赤い瞳に殺気が宿る。
「死ね」
人間を虫けらのように見つめる冷たい視線の前に、精神が凍りつきそうになる。
(まずい―――死ぬ!)
死期を感じ取ったガンプドルフは、自ら跳んだ。
交通事故にでも遭ったかのように三十メートルほど吹っ飛ぶ。だが、これはアンシュラオンの攻撃によるものではない。
自ら発した攻撃の余波をあえて受け、自分から背後に跳んだのだ。
激しい衝撃によって鎧に亀裂が入った。それは内部にまで行き渡り、吐血。
「ぐっ…ふっ……げぼっ」
自分の技をくらうのだ。それほど惨めなことはない。
だが、この判断に後悔はない。もしあのままだったら自分は死んでいただろう。
ガンプドルフは自身の折れた剣と、さきほどまで自分がいた場所を見て確信。
完全に―――消失
範囲こそ直径三メートル程度だが、その空間には何も存在しなかった。
いまだに激しい力の痕跡が残っており、空間が歪み、周囲の物質を吸収し続けている。
そこには何一つ存在することが許されない。塵一つ、空気の一つすら。
覇王技、『覇王・滅忌濠狛掌』。
戦士因子6で修得が可能な技で、圧倒的な力で効果範囲を完全に抉り取って消失させる凶悪な技である。
範囲を限定するからこそ殺傷力は高く、あらゆる対象物を圧砕し、握り潰し、壊滅させる。
これに抵抗するには単純にそれ以上の力をぶつけるしかない。だが、おそらくガンプドルフにはできなかっただろう。
剣が証拠。あのままとどまっていれば、自分がああなっていたのだ。
長年の戦いによって蓄積された戦闘経験値が、自分を救った。
(まさか現状で出せる最高の技ですら通じないとは…。しかもリングをはめたまま…【ハンデ】を背負って戦っていたというのか。こちらは『雷妖王の手』まで使ったのだぞ…ありえん強さだ!)
アンシュラオンから発せられる戦気は、今までのものとはレベルが違う。次元が違う。
正直、勝ち目というものがまるで見えない。
こちらはほぼ全力であるが、相手はまだまだ余力がある。下手をすれば半分の力も出していないだろう。
このままでは絶対に勝てないどころか、生き残ることも難しい。
そう、【現状のまま】では。
(抜くか? それしかないか?)
自身の腰にある金色の剣、【聖剣】と呼ばれる存在に手をかける。
あまり使いたくはないが、これを使えば万に一つも可能性が生まれる。これはそれだけのものだからだ。
「はははは!! あはははははははは! くくくく!! ははははははは!!」
その時、アンシュラオンが笑い出した。
それはもう楽しくてしょうがないという声で。
「いいね、楽しいよ! あんた、そこらの武人じゃ相手にならないほど強いよ。腕を折られるとは思わなかった。さっきの技、姉ちゃんの軽い蹴りくらいの威力はあるよ」
「それは…褒め言葉と捉えていいのかな?」
「最高の褒め言葉だよ。前は折られるくらいは当たり前だったけど、今じゃそうそうないからね。この痛みも懐かしいし、新しい刺激でビクビクしているよ」
アンシュラオンの左腕がビクビクしている。
それも当然、感電しているのだ。ビクビクしてもおかしくないだろう。
ただ、彼にとってはそれも新鮮な刺激に思える。
「新しい場所に来てよかった。こんなに楽しい気持ちになるなんてね」
「お役に立てて光栄だ。しかし、君は強すぎる。おそらく奥の手を使っても勝てないな」
「へえ、まだ奥の手があるの? 見てみたいな」
「そうならないことを心の底から祈っている。君も私も無事では済まないだろうからな」
「それって脅し?」
「まさか。君相手に脅しなど無意味だろう。本心だ」
ガンプドルフが聖剣に手をかける。
アンシュラオンが攻撃態勢に入れば躊躇なく抜く、という意思表示だ。
「そっか。まだ力が出せるんだ。そう、そうなんだ。人間と戦うのは楽しいなぁ」
ゾワリ、ゾワリ。
アンシュラオンの気配が変わっていく。
それと同時に身体から黒いモヤのようなものが滲み出て、戦気が黒く染まっていった。
人間を超える異様な圧力に、ガンプドルフは動けない。
「この気配は…身の毛がよだつ! 震えが止まらない! まだ力を隠していたというのか!?」
―――〈ガンプドルフ、注意するといい。ただの人間ではないよ。早く剣を抜いて『私を憑依』させるんだ。そうしないと死ぬよ〉
「だが、それではこの場が消し飛ぶぞ! 領主の娘も…」
―――〈【上位魔人】相手に生ぬるいことを言うものではないね。この都市そのものが消える前に手を打つしかない。今なら逃げることくらいはできるはずだよ。私もお前に死なれては困る。どうせ他の人間は死ぬのだ。決断は早いほうがいい〉
「………」
(【精霊王】であるシャクティマが本気で警戒している? それほどの相手なのか…。 少年、君は何者だ!?)
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