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【謎の爪痕】
27:掘り起こされるもの
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オルフ達が店に行って、それからまた10日後。彼はレルヒィと共に、二人で電車に乗って遠出した。来店したときの約束だった。
二人で、対面になって座席に座る。客足はまばらだ。
「すみません。お休みの日に、私の我が儘に付き合わせてしまって」
「いや、気にしないでくれ。俺も、一度行ってみたかった場所だから」
目的地はノインツェ飛行場。事件の日にシュペリとトキマが戦った空港だった。メルテナからは片道で半日ほどかかる。なので、滞在出来る時間もあまり無かった。
早朝にメルテナを発って空港近辺で小一時間ほど過ごし、そして今、帰りの電車に乗ったところだ。メルテナに戻る頃には、すっかり夜も更けているだろう。
「結局、見付かりませんでしたね。ロケット」
「ああ。残念だ」
ひょっとしたら、シュペリが最後、地面に墜落した衝撃でロケットを落としたのかも知れない。そんな僅かな可能性に賭けて、二人はここまで来たのだった。
項垂れるレルヒィを見て、オルフは胸が締め付けられるような思いがした。
「やっぱり、兄さんは私達の事を忘れようとしたのかも知れません。だから、ロケットもどこかに捨てたのかも」
「それだけは無い」
きっぱりと言って、オルフは首を横に振った。
「それだけは無いんだ。レルヒィさん」
「どうして、そんなにもはっきり言い切れるんですか?」
「言い切れるさ。何故なら俺は、中尉の飛行機を造った人達から、中尉がレルヒィさんのことを気に懸けていたっていう話を聞いている。そんなにしょっちゅうレルヒィさんの話をしていたわけではないようだけれど、その想いは変わっていなかったって思う」
レルヒィは無言を返してきた。信じられないのは、無理も無いことかも知れないとオルフは思う。特に、気分が落ち込んでいるときというのは。
「それに、俺も中尉がレルヒィさんの事をどれだけ大事に想っていたのかは、よく知っているんだ。白状すると、だから俺は、メルテナに来たっていうのもある」
「どういう意味ですか?」
窓の外。移りゆく景色を眺めて、オルフは頬を掻く。とても、レルヒィの顔を直視して言えそうにはない。
「俺が中尉の部下だった頃、中尉はそれこそ肌身離さずあのロケットを持ち続けていました。当時の俺は、まあ、こう言っちゃ何だが自分でも問題児だったと思う。中尉が妹に甘いのは知っていたので、やらかした後の説教逃れにレルヒィさんの事を利用させて貰ったことも多い。そういう意味では、俺もレルヒィさんに何度も助けられていた。だから、中尉が亡くなったと聞いて、写真でしか見たこと無かったけれど、俺を助けてくれたあの子は今、どうしているんだろうか。大丈夫なんだろうかって、それで気になってしまった。すみません。何か、変なことまで話してしまって」
そこまで話して、視界の端に注意を向けると。レルヒィはより深く俯いていた。
「兎に角、それぐらいに中尉はレルヒィさんの事を大事に想っていたんだ。だから、あのロケットを捨てるとか、あり得ないんだ」
それを言っても、気休めにすらならないと分かるのが、オルフには口惜しくて仕方ない。
「オルフさんは、優しいんですね」
「別に、そんな訳じゃ」
「でも、ごめんなさい。今の私には、そんな優しさは、痛いだけなんです。半端な同情とかなら、もうこれ以上は止めて下さい。私はもう、耐えられそうにないですから」
囁くように、声を押し殺しながら、レルヒィは言ってくる。
オルフは歯を食いしばり、拳を難く握った。
「ごめん。それは出来ない。俺はレルヒィさんを放ってはおけない」
「ダメですよ。そんな事を言っては。ご実家に、帰りを待っているご家族の方がいるんでしょう? オルフさんは、いつかは帰らないといけないんですから」
“帰りません”
静かに、オルフは言った。思えば、どうして彼女がこんなにも気になっていたのか? 事あるごとにシュペリに妹の惚気をねだるような真似をしてしまっていたのか? つまりは、そういう事だったのかも知れない。
視線を窓の外から戻し、オルフはレルヒィへと向き直る。彼女は膝に手を置いて、俯いたままだった。
「俺は、帰らない。レルヒィさんが俺のことを嫌いで、邪魔に思って仕方ないというのなら、諦める。でもそうじゃないなら、俺をレルヒィさんの傍にいさせて欲しい」
「それは、いつまでですか?」
「レルヒィさんが望むなら、いつまでも」
レルヒィの肩が震えた。ぽたり、ぽたりと涙が零れ、彼女の手の甲を濡らした。
「私は、オルフさんが思っているような女じゃないかもしれませんよ? ただ単に、兄さんがいなくなって。ずっと独りで生きてきて、寂しくて、心細くて。そこにオルフさんが現れたから、こうして都合よく利用して、頼って、甘えたいって思っているだけなのかも知れません」
「それでもいい。それでも、いいんだ」
俯いて嗚咽を漏らすレルヒィの肩に手を置いて、オルフは大きく頷いた。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
ルテシア駅の改札口を出ると、オルフとレルヒィは思わぬ出迎えを受けることになった。行き先は予め基地に伝えていたので、こういう真似をされることは不可能ではないが。
「何であんたが?」
「逢い引きの途中を邪魔してすまないな。だが、これは早めにお前達に伝えておいた方がいいと思った」
カイが言ってきた「逢い引き」という言葉に、二人は思わず顔を赤くする。
「うん? 何かあったか?」
「いや? 何も無い」
そう、努めて冷静にオルフは言った。なあ? と、オルフはレルヒィに同意を求めると、彼女もまた何度も頷いてくる。
「そんな反応で誤魔化せると思ったのか貴様は? まあいい。詳しくは知らないが、祝福させて貰おう」
呆れながらも、カイは愉快そうに小さく笑みを零した。
「それで? 俺達に話っていうのはなんだ?」
「ああ、いい話が一つ。悪い話が二つだ」
「勿体付けるなっての」
軽く肩を竦め、カイは上着のポケットからそれを取り出した。そして、それを見た途端、思わずオルフとレルヒィは息を飲んだ。
「捜し物のロケットが見付かった。これに、間違いないか?」
カイに手渡され、レルヒィは中身の写真を確認する。オルフも覗き込んで見る。
「間違いありません。これは、確かに兄さんのロケットです。でも、どうして?」
「そうだ。一体、どこにあったんだ?」
訊くと、カイは嘆息した。
「警察だ。ダメ元で当たってみたら、記録が残っていた」
「警察?」
カイは頷く。
「それで、ここからが悪い話になる。一つは、つまりは君達が今日一日、遠くまでそれを探しに行ったのは、完全に無駄足だったということだ。見方によっては、そうとも言い切れないのかも知れないがね」
揶揄するように笑うカイに、オルフは憮然とした表情を浮かべた。
「もう一つは?」
「ああ、こっちが本題だ。そいつを届けた。というか、託された聖職者によると、シュペリはこいつを渡してきたとき、何者かに追われていたらしい。慈悲深いことに、その聖職者は保管期限が過ぎたらそいつのところを頼るように、警察に言っていて、そのおかげでこれを回収することが出来た」
カイの言葉に、オルフとレルヒィは顔を強張らせた。つまりは、シュペリは何かの事件に巻き込まれていたという事だ。
二人で、対面になって座席に座る。客足はまばらだ。
「すみません。お休みの日に、私の我が儘に付き合わせてしまって」
「いや、気にしないでくれ。俺も、一度行ってみたかった場所だから」
目的地はノインツェ飛行場。事件の日にシュペリとトキマが戦った空港だった。メルテナからは片道で半日ほどかかる。なので、滞在出来る時間もあまり無かった。
早朝にメルテナを発って空港近辺で小一時間ほど過ごし、そして今、帰りの電車に乗ったところだ。メルテナに戻る頃には、すっかり夜も更けているだろう。
「結局、見付かりませんでしたね。ロケット」
「ああ。残念だ」
ひょっとしたら、シュペリが最後、地面に墜落した衝撃でロケットを落としたのかも知れない。そんな僅かな可能性に賭けて、二人はここまで来たのだった。
項垂れるレルヒィを見て、オルフは胸が締め付けられるような思いがした。
「やっぱり、兄さんは私達の事を忘れようとしたのかも知れません。だから、ロケットもどこかに捨てたのかも」
「それだけは無い」
きっぱりと言って、オルフは首を横に振った。
「それだけは無いんだ。レルヒィさん」
「どうして、そんなにもはっきり言い切れるんですか?」
「言い切れるさ。何故なら俺は、中尉の飛行機を造った人達から、中尉がレルヒィさんのことを気に懸けていたっていう話を聞いている。そんなにしょっちゅうレルヒィさんの話をしていたわけではないようだけれど、その想いは変わっていなかったって思う」
レルヒィは無言を返してきた。信じられないのは、無理も無いことかも知れないとオルフは思う。特に、気分が落ち込んでいるときというのは。
「それに、俺も中尉がレルヒィさんの事をどれだけ大事に想っていたのかは、よく知っているんだ。白状すると、だから俺は、メルテナに来たっていうのもある」
「どういう意味ですか?」
窓の外。移りゆく景色を眺めて、オルフは頬を掻く。とても、レルヒィの顔を直視して言えそうにはない。
「俺が中尉の部下だった頃、中尉はそれこそ肌身離さずあのロケットを持ち続けていました。当時の俺は、まあ、こう言っちゃ何だが自分でも問題児だったと思う。中尉が妹に甘いのは知っていたので、やらかした後の説教逃れにレルヒィさんの事を利用させて貰ったことも多い。そういう意味では、俺もレルヒィさんに何度も助けられていた。だから、中尉が亡くなったと聞いて、写真でしか見たこと無かったけれど、俺を助けてくれたあの子は今、どうしているんだろうか。大丈夫なんだろうかって、それで気になってしまった。すみません。何か、変なことまで話してしまって」
そこまで話して、視界の端に注意を向けると。レルヒィはより深く俯いていた。
「兎に角、それぐらいに中尉はレルヒィさんの事を大事に想っていたんだ。だから、あのロケットを捨てるとか、あり得ないんだ」
それを言っても、気休めにすらならないと分かるのが、オルフには口惜しくて仕方ない。
「オルフさんは、優しいんですね」
「別に、そんな訳じゃ」
「でも、ごめんなさい。今の私には、そんな優しさは、痛いだけなんです。半端な同情とかなら、もうこれ以上は止めて下さい。私はもう、耐えられそうにないですから」
囁くように、声を押し殺しながら、レルヒィは言ってくる。
オルフは歯を食いしばり、拳を難く握った。
「ごめん。それは出来ない。俺はレルヒィさんを放ってはおけない」
「ダメですよ。そんな事を言っては。ご実家に、帰りを待っているご家族の方がいるんでしょう? オルフさんは、いつかは帰らないといけないんですから」
“帰りません”
静かに、オルフは言った。思えば、どうして彼女がこんなにも気になっていたのか? 事あるごとにシュペリに妹の惚気をねだるような真似をしてしまっていたのか? つまりは、そういう事だったのかも知れない。
視線を窓の外から戻し、オルフはレルヒィへと向き直る。彼女は膝に手を置いて、俯いたままだった。
「俺は、帰らない。レルヒィさんが俺のことを嫌いで、邪魔に思って仕方ないというのなら、諦める。でもそうじゃないなら、俺をレルヒィさんの傍にいさせて欲しい」
「それは、いつまでですか?」
「レルヒィさんが望むなら、いつまでも」
レルヒィの肩が震えた。ぽたり、ぽたりと涙が零れ、彼女の手の甲を濡らした。
「私は、オルフさんが思っているような女じゃないかもしれませんよ? ただ単に、兄さんがいなくなって。ずっと独りで生きてきて、寂しくて、心細くて。そこにオルフさんが現れたから、こうして都合よく利用して、頼って、甘えたいって思っているだけなのかも知れません」
「それでもいい。それでも、いいんだ」
俯いて嗚咽を漏らすレルヒィの肩に手を置いて、オルフは大きく頷いた。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
ルテシア駅の改札口を出ると、オルフとレルヒィは思わぬ出迎えを受けることになった。行き先は予め基地に伝えていたので、こういう真似をされることは不可能ではないが。
「何であんたが?」
「逢い引きの途中を邪魔してすまないな。だが、これは早めにお前達に伝えておいた方がいいと思った」
カイが言ってきた「逢い引き」という言葉に、二人は思わず顔を赤くする。
「うん? 何かあったか?」
「いや? 何も無い」
そう、努めて冷静にオルフは言った。なあ? と、オルフはレルヒィに同意を求めると、彼女もまた何度も頷いてくる。
「そんな反応で誤魔化せると思ったのか貴様は? まあいい。詳しくは知らないが、祝福させて貰おう」
呆れながらも、カイは愉快そうに小さく笑みを零した。
「それで? 俺達に話っていうのはなんだ?」
「ああ、いい話が一つ。悪い話が二つだ」
「勿体付けるなっての」
軽く肩を竦め、カイは上着のポケットからそれを取り出した。そして、それを見た途端、思わずオルフとレルヒィは息を飲んだ。
「捜し物のロケットが見付かった。これに、間違いないか?」
カイに手渡され、レルヒィは中身の写真を確認する。オルフも覗き込んで見る。
「間違いありません。これは、確かに兄さんのロケットです。でも、どうして?」
「そうだ。一体、どこにあったんだ?」
訊くと、カイは嘆息した。
「警察だ。ダメ元で当たってみたら、記録が残っていた」
「警察?」
カイは頷く。
「それで、ここからが悪い話になる。一つは、つまりは君達が今日一日、遠くまでそれを探しに行ったのは、完全に無駄足だったということだ。見方によっては、そうとも言い切れないのかも知れないがね」
揶揄するように笑うカイに、オルフは憮然とした表情を浮かべた。
「もう一つは?」
「ああ、こっちが本題だ。そいつを届けた。というか、託された聖職者によると、シュペリはこいつを渡してきたとき、何者かに追われていたらしい。慈悲深いことに、その聖職者は保管期限が過ぎたらそいつのところを頼るように、警察に言っていて、そのおかげでこれを回収することが出来た」
カイの言葉に、オルフとレルヒィは顔を強張らせた。つまりは、シュペリは何かの事件に巻き込まれていたという事だ。
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